検索アイコン
Twitter
Facebook
LINE

チューリップの育て方!球根の植え方、時期、保存方法のコツとは?

春の代名詞ともいえるチューリップ、その可愛らしくまあるいフォルムで歌にも歌われ、だれもが知っているチューリップですが、チューリップの(球根の植え方)・(球根を植える時期)・(品種)・(種類)・(球根の保存方法)・(増やし方)など詳しくお伝えしたいと思います。
2020年8月27日
yyjjkmd

チューリップの育て方!

チューリップ!

“チューリップ”と言えばオランダが原産と思われる方が多いかと思いますが、チューリップは、トルコのアナトリア地方が原産とされています。トルコからオランダには16世紀くらいに伝わりました。ユリ科チューリップ属の球根植物です。球根は外側が茶色く、うすい皮で覆われており、玉ねぎなどと同じ有皮鱗茎です。和名は、花の香りがウコンの様な臭いがするので“鬱金香”(うこんこう)と言います。


様々な色や種類が存在

花は、花弁の先端が丸い物や尖った物、フリルのようになっている物などがあり、一重咲き、八重咲きなど様々な咲き方をし、色も赤・白・黄・オレンジ・緑・紫など色々ありますが、残念ながらまだ青いチューリップはありません。チューリップの球根には、世界各国で8000以上の品種があると言われています。

早生種のチューリップ

早生種(わせしゅ)とは通常の品種より早くに作品種の事で、”一重早咲き系”のチューリップと”八重早咲き系”の2種類がチューリップにあります。

《一重咲き系チューリップ》


背丈は低く形がきれいで頑丈な花です。花の色は各色鮮明で、花弁は6枚、自然に開花する時期は早いです。

《八重咲き系》

早生一重の突然変異で出来た八重咲きのチューリップです。花の大きさが、全開すると直径8~10㎝にもなります。


中生種のチューリップ

中生種(なかてしゅ)はその名の通り通常通りの季節に最もメジャーな品種の事”トライアンフ系”・”ダーウィンハイブリッド系”の種類 があります。

《トライアンフ系》

早咲一重と遅咲き一重とをかけ合わせた種類です。縁取りが綺麗で、花の色も沢山あります。大きな特徴は茎が丈夫な所です。

出典: https://item.rakuten.co.jp/ivy-believe-happiness/kyuukon-309/

《ダーウィンハイブリット系》

主として”ダーウィン”と”フォステリアナ”をかけ合わせた種類で、蕾が小さいうちから円錐形のような形をしており、ダーウィンの良い所に、フォステリアナの特色(早咲き・大輪・鮮明な花色)を取り入れている花です。

出典: https://item.rakuten.co.jp/ivy-believe-happiness/kyuukon-103/

晩生種のチューリップ

最後の晩生種(おくてしゅ)は通常よりも遅めの季節に作品種のもの。”一重遅咲き系”・”八重遅咲き系”・”ユリ咲き系”・”フリンジ咲き系”・”ビリディフローラ系”・”パーロット系” ・”レンブラント系”などの種類があります。

《一重遅咲き系》

茎が長く黒に一番近いチューリップと言われており、円筒形または卵型の花が多く、黒紫色が美しくとても魅力的な花です。

出典: http://www.tba.or.jp/products/detail.php?product_id=1373

《八重遅咲き系》

花の形が八重咲きの”シャクヤク”に似ています。”ダーウィン”や”コッテージ”から突然変異して出来た晩生八重咲き種です。最近花の色が紫と白の上下二段に分かれた”アイスクリーム“という花びらの重ねの多い品種が注目を集めています。

出典: https://item.rakuten.co.jp/saijo-ryokka/pt029/

《ユリ咲き系》

長く尖った花びらの先が、ゆりの花のように外側に反り返って咲く一重のチューリップです。

出典: http://www.tba.or.jp/products/detail.php?product_id=215

《フリンジ咲き系》

花びらの縁がギザギザのフリンジになっていて、比較的新しい品種です。

出典: http://www.tba.or.jp/products/detail.php?product_id=342

《ビリディフローラ系》

この品種は葉緑素が模様を作っていて、”グリーンチューリップ”とも呼ばれています。花弁の中央に緑色の部分が現れるのが特徴です。

《パーロット系》

花弁が不規則に波打ち、ねじれたような咲き方をします。パーロット(オウム)の羽毛のように花びらの縁がねじれて巻きあがっています。

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%80%90Bulb%E3%80%91Tulip-Blue-Parrot-%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88%EF%BC%885%E7%90%83X10%E8%A2%8B%EF%BC%89-5%E7%90%83%C3%9710%E8%A2%8B%E3%83%BB30%EF%BC%85OFF/dp/B011CZJT0S

《レンブラント系》

変則的なチューリップの種類です。斑が入った花で、白や黄色の花に赤などの縞や斑が入っていて、その縞模様が目を引く品種です。

球根の植え方、時期、保存方法のコツとは?

ポイント

・〔土の質〕肥料を混ぜた水はけの良い土に植える・同じ土で育てないこと。 ・〔気温〕高温には弱いですので、涼しい場所で管理して下さい。 ・〔球根の植え方〕浅く植えすぎると根が下に伸びていく力で球根が持ち上げられて、土の上に顔を出してしまう場合があるので球根をあまり浅く植えないようにして下さい。

チューリップのより良い球根を選ぶ

良い花を咲かせるためには、質の良い球根を選ぶことが必須です。まずは、チューリップの球根は9月くらいから園芸店で販売されますので、販売店で手に取って球根の重さを比べて、重い球根を選んで下さい。大きくて重い球根は内容が充実していて良い球根と言えるからです。また球根の外側の上皮に艶があり汚れや傷のない物を選んで下さい。

球根から育てるのがおすすめ

チューリップは種から育てる事も可能ですが、販売店で販売されているような球根になるまでには数年かかりますので、球根から育てることをおすすめします。

チューリップの球根を栽培するための用土

球根は、有機質が豊富な肥料を混ぜた水はけの良い土を好みます。赤玉土(小粒)7:腐葉土2:川砂1の割合がベストです。または、販売されている”球根の土”でも大丈夫です。

球根の土 5L 【ガーデニング】

チューリップの球根の植え方

球根を植え付ける時期は?

前回掘り上げて保存しておいた球根や、販売店で販売されていた球根を植え付ける時期は、冬の寒さが厳しくなる前の10月~11月上旬が最適です。これより遅い時期になり寒さが増すと、根が充分に張れず生育に支障をきたします。

球根の植え付け方 地植えの植え方

日当たりが良くて水はけの良い土壌をよく耕し柔らかくして植えて下さい。球根を植え付ける前に球根の殺菌剤(オーソサイド・ベンレート)に15分くらいつけて殺菌してから植えて下さい。球根の皮がはがれるようでしたら植える前にはがして下さい。

球根同士の間隔を開けるのがコツ

球根を植える深さは球根3つ分くらいの深さで球根と球根の間は10㎝位あけて下さい。球根の間隔を詰めると花が咲いた時にはとても美しいのですが、栄養が充分に得られずにしっかりと育たなくなりますので、少し離すのがベストです。球根を掘った穴の中に並べその上から土で球根を覆い、たっぷり水やりをして下さい。

殺菌剤

オーソサイド水和剤 50g(種子や球根の消毒)・ベンレート水和剤 0.5g×10(花・野菜・果樹のカビ性の病気に)は、値段700円前後で園芸店で販売されています。

球根の植え付け方 植木鉢での栽培

植木鉢に植える場合の植え方は、鉢の底に石を敷き、その上に土(赤玉土(小粒)7:腐葉土2:川砂1)を入れ地植えと同じく保存しておいた球根を消毒してから植えます。鉢は5号鉢以上の植木鉢を用意して下さい。球根1個分の間隔をあけて深さは球根3個分の深さに植えて、土を被せてたっぷり水やりをして下さい。球根には丸く膨らんだ面とへこんだ面があります、鉢植えの場合は、球根の向きをそろえてへこんだ部分を外側にして植えると、花が咲いた時にバランス良くきれいにそろいます。

チューリップの日常の手入れ

管理場所・植え付ける場所

チューリップの花の栽培には冬の時期の低温が必要ですが、冬に乾燥させると充分な水分が得られずに、花の元となる芽が枯れてしまいます。植木鉢で栽培の場合は、鉢を温度が低く湿度の高い場所に置いて管理して下さい。しかし、鉢植えの場合は庭植えよりも土が乾燥しやすいので、こまめに土の乾き具合をチェックして下さい。球根は寒さには強いのでベランダに置いて育てることも可能ですが、冬のベランダはとても乾燥するので、ベランダで栽培する場合はより注意が必要です。

球根を冷蔵庫で保管

チューリップの球根を園芸店などで販売されるのは秋で、植え付けも秋です。その場合花は春に咲きますが、チューリップの球根は温度変化に敏感なのです。その温度で季節を感じ発芽しますので、一時球根を冷蔵庫に保存して冬が来たと思わせてから土に植え付けると、春になる前に季節をずらせてチューリップの花を咲かせることが出来るかもしれません、

水やり

チューリップは乾燥にはとても弱いです。チューリップを栽培するためには、水やりのタイミングが重要なポイントの一つとなります。土を乾かしすぎないように水やりをすることが重要です。植え付けた球根が芽を出すまでの間土の中では、球根が根を伸ばし、根を張り巡らせていますので、冬でも土が乾いていたら水やりをしっかりとして下さい。しかし、まだ湿っているのにもかかわらず水やりをし、水を与え過ぎると球根が腐ってしまいますので、土が乾燥していることを良く確認して水やりをして下さい。

肥料

チューリップの肥料は植え付ける時に土の中にゆっくり効く暖効性肥料を混ぜ込んでおいて、芽が出てきたら液体肥料を10日に1回くらいの割合で与えて下さい。花が咲き終わって花を摘花した後も、球根を回復させるためや球根を大きくするために、水で薄めた液体肥料を2週間に1回程度与えて下さい。

チューリップの球根の増やし方

球根の増やし方としては、花が枯れる前に切り取って下さい。早く花を摘み取るほど栄養分が残ります。花を切り取っても、葉と花茎は球根に栄養を蓄えるために大切な部分なので、枯れて葉が黄色の状態になるまで待って、球根を掘り上げましょう。球根に傷がつかないように掘り上げて、土を落とし目の粗いネットに入れて、翌年植え付けるまで雨の当たらない風通しの良い日陰で保存します。

保存する場合に花の品種やそれぞれの花の色別に分けてネットに入れておくと、次回植える場合に色を揃えたり寄せ植えにする場合にも便利です。 切り取った花は、生け花にして楽しめます。花が長く綺麗に長持ちする為に、なるべく毎日水を変えて下さい。

球根の増やし方

増やし方①:植えっぱなしにしない 増やし方②:花が終わったら葉と茎を残して花を摘み取る 増やし方③:花を摘み終わった後も適度に栄養を与える 増やし方④:プランターの場合はかなりの深さのある物を選んで下さい 増やし方⑤:球根を十分に育てるためにある程度間隔をあけて植えておく

チューリップがかかりやすい病気

チューリップの病虫害を防ぐには良く状態を観察し、病虫害を早期発見して早急に対処することが一番です。チューリップがかかる病気としては、“褐色斑点病”や“アブラムシによるウイルス病“が挙げられますが、この病虫害は発生してからではなく予防する方が簡単に対処できます。

病気が見つかったら早めの対処を

花びらや葯(雄しべの先の花粉の入った袋)が葉や茎の上に落ちると、そこから病原菌が増殖しますので、こまめに花摘みをし、落ちた物も丁寧に拾って下さい。また発病しないうちから予防に薬剤散布をするのもおすすめです。もし病斑が出た場合は発病した葉や株ごと抜き取って、周囲全体に薬剤散布して下さい。

チューリップの球根は食べられる?

オランダではチューリップを食用として用いる料理がありますが、食べるのに適するのは専用の品種です。この球根は糖度が極めて高くでんぷん質に富んでいるため,オランダでは主に製菓材料や料理用として栽培されています。日本でも近年生産されていますが、くれぐれも食用に適するのは、専用の品種ですので、一般の園芸品種を食さないで下さい。一般の園芸品種の球根は灰汁が強く”ツリピン“という毒性物質が含まれており、食べると嘔吐や心臓に悪影響を引き起こします。

チューリップの花言葉

チューリップの花言葉は、“思いやり”ですが、色別にも花言葉があります。 《赤》:愛の告白・真実の愛 《白》:失われた愛 《黄》::望みのない恋・名声 《ピンク》:愛の芽生え・誠実な愛 《紫》:不滅の愛 《オレンジ》:照れ屋 《黒》:私を忘れて下さい 《斑入り》:疑惑の愛 など花言葉は色々ありますが、誰かにプレゼントする場合は、色には気を付けて贈って下さい。

チューリップ寄せ植え

チューリップは花の色や花の形が沢山あり、とても春らしく華やかな寄せ植えが出来ます。チューリップの花のみを植えても十分素敵なのですが、様々な春の花を組み合わせることによって、より春らしい華やかなお庭を作ることが出来ます。

チューリップごとの背の高さを利用してみよう

例えば“ムスカリ”、チューリップと同じ春咲きの球根植物で、ムスカリの濃い紫色がチューリップの根元を引き締めてくれます。鉢植え、地植えどちらにも良く似合います。手前に背の低いムスカリを、チューリップを奥に置いて奥行きを出して栽培するのがおすすめです。

その他の春の花では、”スイートアリッサム”(草丈が低く小花を沢山咲かせます)、”金魚草”(金魚に似たような花を咲かせる多年草)、”パンジー”・”ビオラ”(寄せ植えの定番で、パステルカラーなどあらゆる色がそろっています)、”プリムラ”・”ジュリアン”(草丈がチューリップを引き立ててくれます)他にもたくさん春の花がありますので、ご自分でお気に入りの寄せ植えを作ってみて下さい。

まとめ

冬の寒さに耐えて春に可愛らしく華やかな花を咲かせるチューリップ、開花期間が短い花かもしれませんが、開花期間が短いからこそより美しく春を感じさせるのかもしれません。冬の低温、水はけの良い土、球根の植え方などにこだわれば意外と簡単に育てることが出来ます。様々な春色をみせてくれるチューリップを寄せ植えにして春のお庭を作って楽しんでみて下さい。