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そら豆に栄養はある?意外と知らない凄い栄養!健康にはそら豆が大切!?

日本ではそんなに馴染みのないそら豆ですが、海外では主食と肩を並べるほどメジャーな食べ物です。そんなそら豆の栄養とおすすめの食べ方をまとめました。日本の食卓ではあまり食卓に並ぶことのないですが栄養価の高いそら豆を知ってもらえれば嬉しいです。
2020年8月27日
高橋元輝
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はじめに

あなたはそら豆をどれくらい食べるでしょうか。おそらく毎日食べる人はいないと思います。それどころか、一年に一回食べるかどうか、もっと言えば、一生のうちに食べるかどうかだと思います。 しかし、それはとてももったいないことなのです。そら豆はとても栄養価が高く、健康にはとてもいいのです。今回はそんなそら豆の魅力を紹介していきます。

そら豆について

そら豆は「空豆」や「蚕豆」と漢字で書くことがあります。なぜかというと、そら豆のさやが空に向かって伸びるという事や、蚕の作る繭に似ているためということが由来だそうです。

そら豆の歴史

そら豆は原産地はわかりませんが、エジプトあたりではかなり昔から栽培されていたようです。それから徐々に東の国へと伝わってきて、のちに日本で栽培されるようになりました。 また、そら豆は中東ではよく食べられていて、日本では身近ではないですが、そら豆の食べ過ぎによる中毒症状の症例も見られています。それほど他国ではそら豆はよく食べられているということになります。

海外ではポピュラーな食べ物

日本ではそれほど食卓で目にしませんが、エジプトなどでは朝食の材料に欠かせない食材であったり、中国ではかなり生産量が多いです。また、豆板醤の材料や中東のファラフェルという料理の材料になったりと海外ではポピュラーな食べ物です。

そら豆の種類

そら豆は、早生そら豆と一寸そら豆の二種類があります。以前はこの二種類の両方とも作られていましたが、最近では一寸そら豆が多く作られています。

そら豆美味しく食べられる季節

そら豆の旬は4~6月です。他の野菜でもそうですが、野菜や果物は旬の季節になると、栄養価も高くなり、美味しさも増します。特にそら豆はこの季節は皮ごと食べることもできるので、食物繊維もたくさん取ることができます。

そら豆の栄養

そら豆はとても栄養価の高い食材です。豆なので良質なたんぱく質があることはもちろんですが、それに加えて、ビタミンB1・B2、カリウム、鉄や銅など、あらゆる栄養素をバランスよく含んでいます。

そら豆の栄養は大豆の代用品にもなる


そら豆はその栄養価の高さから、大豆アレルギーを回避するための代用食品に用いられることもあります。例えば、大豆はしょうゆや豆腐、おからや納豆などなどたくさんの食材に使われていますが、これらを食べることができない大豆アレルギーの方のためにそら豆を代用食品に使っています。

そら豆に含まれる栄養と効能

ビタミン類の効能

ビタミンB1は消化液の分泌を促してくれますし、ビタミンB2は粘膜を作ってくれます。また、血行を良くしたり、新陳代謝を促すナイアシンなどがそら豆には多く含まれています。また、ビタミンB1は疲労回復にも効果的なので疲れている時には積極的に食べていきましょう。

カリウムの効能

カリウムには塩分を排泄してくれます。そのため、高血圧の人にはカリウムはいい効能です。普段塩分を多く摂ってしまう方にはいいかもしれません。

ミネラルの効能

鉄分や銅、マグネシウムなどのミネラルは、血圧を調整してくれたり、貧血の予防、イライラを解消してくれる効能があります。また、骨の成分でもあります。

植物性タンパク質の効能

タンパク質は体のエネルギーを形成してくれる効能があります。また、動物性のタンパク質とはカロリーが異なるので、健康的にダイエットをしたいという方はそら豆のような植物性タンパク質が多い食材を多く摂って、その効能を実感しましょう。

食物繊維の効能

そら豆には食物繊維も多く含まれています。食物繊維はお通じを良くしてくれて、肌を健康に保ってくれます。この食物繊維は特にそら豆の皮に多く含まれているので、そら豆を食べる際は皮ごと調理する食べ方がおすすめです。

そら豆の高い栄養価は妊婦にもおすすめ

妊婦さんにとって重要なことは「太り過ぎないように食事をする」ことです。食事を摂りすぎると、妊婦さん特有の高血圧や糖尿病になってしまう可能性が高くなってしまうので、太りにくく、かつ栄養価が高い食材が好ましいのです。そのため、妊婦にはそら豆が適しています。


妊婦におすすめの栄養価

そら豆に含まれている、亜鉛と葉酸は特に妊婦の体には大切です。医師も葉酸と亜鉛の二つは積極的に摂取するように言うくらい大切なのです。その大切な成分がそら豆には豊富に含まれています。 葉酸は妊婦初期は1日に400㎍、中期から後期は1日に480㎍の摂取を推奨されているのですが、そら豆は茹でると100gあたり葉酸を120㎍摂取することができるのです。そら豆を1日に100g食べれば1日の4/1の葉酸を摂取することができるのです。 また、亜鉛はそら豆を100g食べることで1日に必要な亜鉛の約1/3を摂ることができます。

そら豆のおすすめの食べ方

そら豆を食べるとなると、基本的には皮を向いて塩ゆでにするという食べ方が一般的かと思いますが、それだと、お酒のつまみくらいにしかならないと思います。そのため、もっとそら豆を美味しく、かつ栄養価も効能も失わずに食べられるおすすめの食べ方を紹介していきます。

栄養たっぷり!そら豆のおすすめの食べ方1:焼そら豆

焼そら豆はその名の通り、そら豆を皮ごと焼いてそのまま食べる料理です。簡単にできますし、皮ごと食べるため、食物繊維も取ることができ、そら豆のほくほく感も味わえるので、美味しさと栄養価を両方味わえる食べ方なのでおすすめです。

栄養たっぷり!そら豆のおすすめの食べ方2:そら豆ご飯

そら豆ご飯はご飯に酒や昆布、塩などを加えてから炊き、蒸気が出てきたら皮を向いたそら豆を入れてご飯を炊き上げる食べ方です。この食べ方ならご飯に足りないビタミン類の栄養をそら豆で補うことができるので、こちらも焼そら豆と同様、美味しく栄養価も高い料理になります。

栄養たっぷり!そら豆のおすすめの食べ方3:そら豆の冷静スープ

茹でたそら豆を生クリームや牛乳と一緒にミキサーにかけ、コンソメを入れて、温めたら冷蔵庫で冷やして完成です。この食べ方はそら豆のコクを味わうことができる食べ方で、栄養をしっかりと摂ることができ、カロリーも低いのでダイエットをしたい方にはおすすめです。

栄養たっぷり!そら豆のおすすめの食べ方4:そら豆の皮ごと揚げ物

そら豆を皮ごと揚げるだけでお酒のおつまみにぴったりの食べ方になります。皮を捨てていた人も後悔するくらい美味しいお酒のおつまみになります。

栄養たっぷり!そら豆のおすすめの食べ方5:そら豆のお茶

そら豆を皮ごと煎ることで、そら豆はお茶としても飲むことができます。お茶にすることで、胃腸を良くしてくれるので、食べ物が食べられない時などにお茶にすると栄養価をしっかりと摂れる食べ方になります。


栄養たっぷり!そら豆のおすすめの食べ方6:ワタを食べる

そら豆の皮の中にはワタというものがあり、このワタは一時的に栄養を貯蔵しているため甘みが強いです。このワタも食べることができます。調理方法としては皮ごと焼いて食べるのが一番のおすすめです。

そら豆でダイエットはできない

そら豆は栄養も豊富で野菜のため低カロリーです。しかし、だからと言ってそら豆を食べてダイエットはできません。なぜかというと、そら豆は豆の中でも糖質が高い食べ物だからです。そら豆はダイエットのために食べるのではなく健康のために、美味しくいただきましょう。

そら豆の食べ過ぎによる健康被害

そら豆は栄養価も高く、皮ごと食べることもできて残すところもなくすべて食べられる美味しい食材ですが、食べ過ぎると、健康に悪い被害も出てきます。

そら豆中毒

そら豆に含まれる毒成分によって引き起こされる中毒です。症状は発熱や黄疸、溶血性貧血によって最悪の場合は死亡してしまうこともあり得ます。

海外での症例

そら豆中毒は地中海やエジプトなどの北アフリカ、中国などの中央アジアに良く見られる中毒症状です。理由としては二つあり、1つは遺伝子的なもの。2つ目はそら豆の食べ過ぎが中毒症状に関係していると言われています。 海外ではエジプトや中国など発症が多く見られる地域はそら豆は主食とまではいきませんが、それに近いくらいの消費量でよく食べられています。そのため、中毒症状が出やすくなってしまいます。また、地中海地方の出自の男性にある遺伝子による遺伝病でもあるようです。 そのため、日本にはあまりこの中毒は関係ないかもしれません。

日本では症例は少ない

そら豆中毒なんて始めて聞くと思います。それもそのはずでそら豆中毒は日本では症例は少ないのです。なぜなら日本はそら豆を主食としていないからです。日常でもあまり食べることはないですよね。だから中毒になることはほとんどありません。

そら豆のまとめ

これまでそら豆の栄養やおすすめ料理を紹介してきました。そら豆は栄養がとても豊富で料理方法も様々で茹でたり、焼いたり、揚げたりと様々な調理方法があり、どれも美味しく食べられます。また、旬のそら豆は皮も柔らかいため、皮ごと食べることができ、さらに栄養価が高く食べることができます。 海外ではポピュラーなこの食材ですが、日本ではまだそれほど目にする機会はありませんが、食材としてはとてもいいので日本でも色々な場面で使われ目にする機会が増えると思います。