シモリ玉とは
シモリ玉を、最初、釣り具屋さんで見たとき、何に必要か!?と首をかしげてました。玉ばかりたくさんあって、ウキでもないし錘でもないし何に使うのか・・・?調べていくと、ウキ釣りを行う上で、必須の小道具なんです。
道具箱には、予備をいくつか入れておく必要があります。役目として、①ウキを装着する際、「ストッパー(固定)」の役割を果たすことや②シモリ玉自体が「ウキの役割」を果たすこと等で使用します。
シモリ玉は、ウキ釣りには、必須のアイテムなのです。次章より使い方を解説していきます。
形として、写真のような、「丸型」のものもあれば、「ダイヤ型」、「半円型」があります。色については、「赤」、「黄色」もあれば、「オレンジ」、「緑」などカラフルです。夜になると光る「蛍光色」が主流です。人間の目からすると、「オレンジ」が一番見やすいと思います(個人差はあると思いますが)。
シモリ玉 ウキのストッパーの役割と使い方
しもり玉をつける箇所
「ウキ」と「ウキ止め」の間に入れる玉が「シモリ玉」です。役割として「ウキ」が「ウキ止め」を抜けてしまわないように、間に「玉」をいれてストッパー(固定)の役割を果たします。
玉の大きさは、竿のガイド径より大きい玉を使用します。「付け方」の順番として、道糸から、①「ウキ止め」、②「シモリ玉」、③「ウキスイベル」(ウキサルカン)、④「サルカン」の順番で道糸を通していく流れとなります。
④の前に「からまん棒」を装着する場合もあります。
ウキ下のシモリ玉
ウキ止めとしての「シモリ玉」と、ウキ下にも、「シモリ玉」を使用する場合があります。必ず必要ではないのですが、ウキの下に「シモリ玉」をつけることにより、「ウキ」が「サルカン」に直接あたらない、衝撃防止となり、ウキ下につけると更に良い仕掛けとなります。
シモリ玉の付け方(通し方)
シモリ玉の「付け方」としてラインを通す穴が、上の穴と下の穴で大きさが違う場合があります。最初に通す上になるほうが、「細い穴」、下になるほうが「大きな穴」にしてください。
ウキ止めに接触する上側は、ウキ止めでストップできるように細い穴が必要となります。
夜などは、小さくて確認が難しいですが、上下逆にするとストッパーの役割を果たすことができなくなりますので、注意にて装着してください。
シモリ玉の使い方 動画 おすすめ
おすすめの動画です。上記で説明した付け方(使い方)である「全体像」や「通し型」を見ると、簡単な「仕掛け」ですぐに覚えることができます。
しかし、釣りをする現地で、最初に実践すると、なかなか思ったとおりにいかず難しいと感じる場合があります。釣り場により、天候(雨、風)や、時間帯(夜間などの暗い時間)により状況も変化します。
一度、釣り場に行く前に練習のつもりで実践してみることをおすすめします。
シモリ玉 シモリウキとしてウキの役割と使い方
シモリウキの仕掛けは、渓流釣りや川のフナ釣り、ハゼ釣りなどに使用します。
シモリ玉の種類(大きさ、形)について
大きさについて
シモリ玉は、の大きさは、主として「SS」、「S」、「M」、「L」のサイズで販売されています。サイズの違いは、使用する仕掛けの糸(ライン)の“太さ”により、適合サイズが、かわります。
メーカーにより、多少の違いはありますが、「SS」が0.8~2号、「S」が2号~4号、「M」が3号~5号、LLが5号~7号となります。また、玉自体が、“ウキの穴径より大きな”玉にする必要があります。
ウキが「ウキ止め」で止まらなくなってしまうからです。購入の際は、パッケージの裏などに適合の「糸の太さ」が記載してあるのでご確認ください。
竿のガイド径より大きい物を
また、シモリ玉の大きさの選び方として、竿のガイド径より大きい物を選ぶことが重要です。竿のガイド径より、小さいものを選ぶと、シモリ玉が竿のガイドに入り込んでしまいます。
入り込んでしまうと、投げ込む際のライントラブルが発生してしまうため、ガイドの中には、シモリ玉が入らないようにするため、ガイド径より大きな物を選ぶ必要があります。
形について
形は、使用するウキにより適合がかわります。棒ウキの場合は、「丸型」、円すいウキの場合は「半円型」が適してます
「釣研」さんの「半円シモリ」について
「釣研」さんの「半円シモリ」玉は、ラインを切らずに着脱ができるよう割り溝を設けてあり、玉が半分に割れることにより後付が可能となります。通常のシモリ玉と比較すると、コスト高ですが、「じあい」時など素早く仕掛けを作りなおしたい時等に、活躍できます。
色について
夜は蛍光色のようが魚へのアピール度がひろがると思います。色自体には、大きな差を感じたことがなく、好みの色を使用してよいと思います。
数種類の大きさのシモリ玉を持つのがよい
釣りをする際、数種類のシモリ玉を道具箱に常備しておくことをおすすめします。根がかりによる紛失に対する予備や、一度使用してみたが、大きさの不具合が発生する等、釣りをする場所や状況により適合するシモリ玉もかわってきます。
安価なものですので、3種類程、道具箱に常備しておくことをおすすめします。
シモリ玉の他の活用方法
シモリ玉は、「ストッパー(固定)」の役割と「シモリウキ」の役割を果たす以外にも、いろんな活用があります。一部を紹介します。シモリ玉は、消耗品でもありますが、常に釣り道具箱に予備を入れておくことをおすすめします。
竿の先端ガイドの接触防止
ウキ釣りではなく、投げ竿等で、天秤仕掛けにて釣りを行う、「ぶっこみ釣り」をする際、そのまま巻き上げると、天秤が先端ガイドに接触してしまいます。ガイドの接触・傷防止のために、シモリ玉を間にいれることで、接触を防止し先端ガイドを守ります。
ハリスを浮かせるため
投げ釣りの際、天秤の下につけるハリスを、しもり玉により浮かせることにより、エサのアピール力をアップさせます。根がかり防止にもつながります。
フロート付の仕掛け(市販品)
スズキやセイゴなどのぶっこり仕掛け針セットには、「フロート玉」付の仕掛けセットが販売されています。フロートがなくても、釣りはできますが、「針とフロートセット」が、たくさん市販で販売されており、釣果があがる可能性が高いのだと思います。
シモリ玉のまとめ
シモリ玉は、ウキ釣りをする際に、密接に係る必需品ということが、お分かりいただけたでしょうか?役割として、「ウキ止め糸」と「ウキ」の間に入って、ウキを止めるストッパー(固定)の役割で一番多く活用されています。
ウキ釣りには、なくてはならない必須のパーツとなります。小さい玉なので、コロコロと紛失してしまったりする可能性もあります。
釣りの常備品にするのがおすすめ
寒い冬や風の強い時は、なかなか手につかず、道糸に通すのに時間を要する時があります。また、シモリ玉は、消耗品でもあり必需品でもあるので、「常備品」として道具箱に数種類の複数個を用意して頂くことをおすすめします。
また、釣り人によっては、最後にご紹介させて頂いた通り、ウキ止め以外の活用方法もあります。
釣りに行く上で必須アイテムであることを理解頂き、より釣果があがるアイテムとして活用頂くことを願ってます。
シモリ玉の「付け方」は、5㎝~6㎝間隔でセットします。