人類未踏峰の山がある
エベレスト攻略から半世紀以上
人類が世界最高峰の山であるエベレストの攻略に成功してから半世紀以上も経ちます。エベレストは今では、登山ルートも確立されて、少なくない登山家が登頂ができるようになりました。
人類未踏峰の山を紹介
世界最高峰のエベレストの登頂を果たしたとはいえ、世界には人類が登頂に成功していない山が存在します。これだけ科学や技術が進歩した時代においても、その頂きに立った人間がいない山があります。世界の人類未踏峰の山を紹介します。
人類未踏峰の理由に迫る
山の危険性と宗教的理由
人類未踏峰の山には、未踏峰の理由があります。その理由は大きく2つに分けられ、山そのものの危険性と宗教的な理由がその最たるものです。人類未踏峰の2つの理由をそれぞれ紹介します。
未踏峰の理由1:山そのものの危険性
未踏峰の理由として山そのもの危険性があります。厳しい自然との闘い、登山ルートの未確立、山自体の登山が困難な形などがその理由です。未踏峰の山は登山に失敗した場合は命も失いかねません。このような困難が未踏峰の理由のひとつです。
未踏峰の理由2:宗教的な理由
人類未踏峰の山のいくつかは宗教的な理由が大きいです。宗教的に神聖的な山として崇められている場合も多く、入山許可が下りないということもあります。登山が盛んな日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、山を信仰に関わるレベルでまで神聖に捉えるという文化が海外にはあります。
世界の未踏峰の山1:マチャプチャレ
世界で最も美しいと評される山
マチャプチャレはネパールのアンナプルナ山系に属する山で、標高は6993メートルです。非常に美しい山容が特徴的です。壮大な自然とも相まり、世界で最も美しい山とも評されます。アルプス山脈のマッターホルンに形が似ていることからネパールのマッターホルンとも言われています。
登山許可が下りない
マチャプチャレが未踏峰の山の理由として、登山許可があります。マチャプチャレは神聖な山として崇められており、ネパール政府から登山許可が下りないという状態です。
山頂手前50メートルまで登る
そんなマチャプチャレですが、過去に山頂手前50メートルまで登ったという記録が残されています。1957年にイギリス人のJ・ロバーツによる記録です。彼は登山する上で山頂まで登らないという約束を交わしており、その約束を守ったためと言われています。
世界の未踏峰の山2:ガンケルプンスム
世界の最標高未踏峰の山
ガンケルプンスム(ガンカー・プンスム)は、ブータンと中国のチベット自治区の国境にガンケルプンスムはあります。人類未踏峰の山の中で最大の標高を誇ります。ガンケルプンスムの標高は日本最大の標高の富士山の約2倍の7570メートルになります。
2つの登山ルート
ガンケルプンスムも現在登山することが非常に困難な山です。ルートはブータンからのルートと中国チベットからのルートの2つがありますが、ブータンからのルートは登山許可が下りずに、中国チベットのルートも国境がはっきりとはわかりにくい地域であるため、許可が降りないという現状です。
過去の挑戦は全て失敗
過去はブータンからの登山許可が降りたこともあり、1980年代に日本を含むいくつかの登山隊がガンケルプンスムに挑戦しました。しかし、7000メートルよりも手前で下山を余儀なくされたようです。標高が高いことに加えて登山の非常に難しい山であるようです。
世界の未踏峰の山3:梅里雪山
6000メートルを超える山々が連なる
海里雪山(メイリーシュエシャン)は雲南省デチェン蔵族自治州にあります。太子13峰とも呼ばれ、6000メートルを超える山々が約30キロメートルも連なっています。これらの連なる山が全て未踏峰になります。最大の標高は6740メートルになります。
厳しい気候が攻略を困難に
梅里雪山もチベット仏教の聖地であるため登山家を嫌う傾向がありますが、それでも過去には幾人もの登山家が梅里雪山に挑戦しました。しかしその全てが失敗に終わっています。モンスーンによる厳しい気候が攻略をさらに困難なものにしているようです。
過去に日中合同の登山隊が遭難
梅里雪山では1991年に日中合同の17人の登山家が遭難するという事件もおきています。日中合計で42名が登山に挑戦し、その内17名の登山家が遭難しました。遺体は7年以上も経ち、発見されはじめましたが、未だに見つかっていない遺体もあります。
