はじめに
いくつになっても勉強はするものだ、と考える・実感している方はたくさんいらっしゃると思います、しかし勉強部屋のレイアウトとなったら、どうでしょうか。限られた時間で勉強をより効果のあるものにするための理想のレイアウトというものが多数あります。
その中(そして自身の体験)から私が経験した・聞いたレイアウトの極意(要はおすすめ)を紹介したいと思います。コツをつかめばすぐに理想の部屋を作れますので、参考にしてください。
勉強部屋にはレイアウトが大事なのか?
そもそも、勉強部屋に良いレイアウトを与える必要があるのでしょうか。勉強部屋においてどのようなことが大事なのか、それらの理由を紹介したいと思います。
自分にあったレイアウトが重要かつ理想的
勉強部屋のレイアウトが自分好みであったり実際に勉強しやすい・集中できるという配置に既になっているのならそれが理想です。世間でおすすめと言われているような家具の配置や色具合、インテリアデザインでなくても、その空間で勉強する時に自分が集中して取り組める、それが理想の勉強部屋です。
集中すれば学習内容の理解も深まります、時間を効率的に使うためにも勉強部屋のレイアウトにこだわる必要はあると言えるでしょう。
自分に合うレイアウトを探す方法
インテリアや家具の配置など、バリエーションはいくらでも作れるのでその中から自分に合った勉強しやすい理想のものを選択するのは難しいです。しかし1から全て考えていたら時間がいくらあっても足りません。
そのため、筆者のように勉強部屋おすすめのレイアウトを紹介する記事を執筆する人が現れるのです。全員の5-8割にあたる人々に効果がある、つまりは巷で勧められるレイアウトのコツを知れば、それを試すことでどのコツが自分の理想に当たるのか実際に分かるからです。
勉強部屋レイアウト1:机を窓際に置く
日差しが入って気分が明るくなる
勉強机を窓際に配置するレイアウト方法があります。この配置のメリットの1つは日差し(自然の明り)が入ることで部屋の中でも明るいところで勉強できるからです。
日光が入ってくる環境で勉強すると自然を感じることができ、リラックスできます。リラックスすれば変な緊張感が無くなるので集中できるのです、理想の部屋と言えるでしょう。夜は明りが漏れないようにカーテンを閉めることをお勧めします(プライバシー保護の観点からも)。
景色を見て目を休めることも
集中できるにこしたことはありませんが、必ず疲労が溜まります。勉強して疲労が溜まったら、窓を開けて外の景色を見ながら休憩しましょう。遠くの建物を見ることで眼力トレーニング(視力維持・回復の意味で)にもなりそうです。目が休まればもう一度集中できるようになり、勉強しやすいコンディションを維持できます。
勉強をしていると必ず内容を理解できない時があります。わからないで終わらせずに考えるのは大事ですが、永遠に考え続けることは不可能です。そんな時に外の景色を眺めながら休憩して、リフレッシュしてから勉強を再開するのも、勉強のコツではないでしょうか。それをできるレイアウトやインテリアにもこだわるのも有効かと思います。
勉強部屋のレイアウト:机の前にはある程度の空間を確保する
目の前の壁は圧迫感しか出さない
机の前にある程度の空間が確保されているように机を配置しましょう。これはかなり大事な要素だと思います、現に筆者自身も昔、勉強机を壁に密着させていました。寒さや目の前にある壁が放つ圧迫感が恐ろしく、一時期からその机で勉強しても集中できる環境ではなくなったことがあります。勉強しやすい環境を考えることは非常に大切です。
それが数年続いたある日、部屋の大掃除と同時に勉強机の位置を変えて前に空間ができるようにしたら、気持ちが高揚して勉強(ないしは仕事)が今までより捗るようになりました。
荷物や暖房機器も置ける
こうして机の前にできた空間を利用せずに何を利用するのか、ということで私はその空間に本棚を置いたり、ストーブを置いたりしています。
もちろん冬場しかストーブ(セラミックヒーター)を置くことはありませんが、自分の足を暖かい環境に置きながら勉強ができ、冬場の生産性が非常に高まりました。受験生・大学生・大人、特に冷え性の方は冬場は辛いので、暖かい環境を作る工夫として机を壁につけないようにしてみてください。
勉強部屋レイアウト:ドアに向かい合うように机を配置する
誰が入ってきたんですか
勉強部屋の勉強机を部屋の扉に向かうように配置するレイアウトもおすすめです。これが意外と効果ありで、その理由は誰が部屋に入ってくる・きたのか勉強中にすぐにわかるからです。
もしノックをされたりだれか入ってきた時(そもそもノックするのがマナーですが)に背中を向けていたら、振り返って対応する必要があります。その都度その都度振り返っていたら、時間が勿体ないですし、集中力も必要以上に切れてしまいます。
見上げたら誰かわかる
それに対して、扉を向いているような勉強机の配置をするといろいろと開けてきます。ノックされてもそのまま返事して顔を上げれば誰が入ってくるのか分かります。入ってきても振り返ることなく、座ったまま会話をすることも可能ですので、その都度振り返るよりも効率的です。
扉を開けて開放的にもできる
その時の気分に合わせて扉を開けておけば、気分も開放的になります。扉を閉めて一人で集中できる環境にいたい時や、扉を開けておいて扉の向こうの景色を見ながら仕事したいときなど、フレキシブルな環境に大変身です。
動物を部屋で飼っている方は、ぜひ扉を開けて勉強してみてください、愛犬が走ってきた時には疲れが吹き飛びます、最高の癒しでもあり集中できる要因となるでしょう。
社長気分
会社の社長の机は扉に向かうように配置されていることが多いです。社長になった気分で勉強をしていると、気分が良くなって勉強が捗る、というのは私の経験です。
社長だけでなく、学校の校長先生や、会社の受付窓口なども、よくよく考えてみるとできるだけ扉に向かい合うような配置を心がけている印象を受けます。訪れた相手・お客さんに対してもこちらの方が好印象与えるのに理想的なのかもしれません。
勉強部屋レイアウト:机の上には必要な物だけ置く
机上をすっきりさせる
勉強部屋のレイアウトで勉強意欲が出てきたところで、勉強机の上には必要な物のみ置くのが良い勉強部屋を作るコツの1つです。
勉強部屋全体のレイアウトが良い方向性を持ったにもかかわらず、勉強する机の上が散らかっていたら生産性を高めることができません。そうならないように、又はもしそうなっているのなら、収納インテリアを部屋に配置して整理整頓を徹底してみましょう。
収納インテリアでレイアウトのコツをつかもう
机の上の荷物を片付けると同時にインテリアも楽しんでしまいましょう。どのような部屋でも理想は「自分にとって良い場所であること」です。
好きな色や形、材料などにこだわって収納グッズを揃える良い機会です、自分の好きな色や形などを一度思い返して、インテリアショップなどに足を運んでみましょう。そして、勉強しやすい自分のオリジナルのレイアウトを見つけてください。
勉強部屋レイアウト:部屋全体を片付ける
見栄えよい整頓
配置を変えると同時に部屋全体を一度片づける時間を設けましょう。レイアウトを変更する時、小さなものから大きなものまで、インテリア製品や備品などを一度動かす必要がでてきます。小分けにして何度も片づけをするよりも一度でまとめて掃除するのが時間や手間を考えると理想的です、もちろん定期的な掃除を習慣づけることも理想ですが。
掃除もする
物を動かしたりすると、床に溜まった埃などのゴミに気が付きやすいです。片づけをする際はそのような掃除・清掃活動も行いましょう。部屋全体の環境が良好になります。片づけをしないときでも、埃は自然と出てきますので定期的に掃除を行ってください。足元観られますよ。
勉強部屋レイアウト:椅子にこだわる
高さ調整できる椅子
高さ調整のできる椅子を使うのも集中できる勉強部屋を生み出すコツの1つです。勉強する時、つまり椅子に座って机の上で何か作業を行うとき、座った時の腕の位置や目の位置が机の高さと椅子の高さで決められます。
そのため机の高さに合っていない椅子に座って勉強すると、教科書に目が近すぎる、腕の位置が低くなって勉強に支障がでる、などの可能性があるのです。そこで、高さ調節のできる椅子があれば、自分に合った高さに調節して勉強することができます、まさに理想の椅子です。
クッション性も大事
座った時にクッション性がある椅子を選択すると良いかもしれません。固い椅子だと臀部が圧迫されますので疲れます。そもそもそんな長時間椅子に座っているのは健康によくないので定期的に立ち上がって休憩しましょう。
クッション性のある椅子を勉強時に使えば臀部へのストレスを軽減してくれます。椅子にもこだわって勉強しやすい理想の部屋を作りましょう。
リクライニング機能が付いた椅子
リクライニングチェアを購入して勉強に使うのもアリです(もちろん高さの合うことが必須条件ですが)。勉強中に疲労が溜まって休憩したいときにそのままリクライニングチェアで休憩することができます。
そうすれば長時間の休憩を取らずに短期的な球形で終えることができるので、忙しくて勉強を追い込んでしたいときには理想的です。そのかわり、座りっぱなしは体に毒ですから定期的に立ち上がって屈伸しましょう。
勉強部屋レイアウト:部屋に好きなものを飾る・置く
心に安らぎを与える
勉強部屋に自分の好きな物を飾ったり置いたりするのも理想です。勉強していて少し集中が切れたときなどに自分が大事にしているものが見えると、心が安らぎます。心が安らいでコンディションが戻れば、もう少し頑張ろう、と勉強の継続に貢献してくれます。
部屋全体が居心地よいものとなる
部屋全体が居心地よい空間となれば、その空間は最高の私的空間へとなります。勉強だけでなく友人を招待することもできますし、例えば趣味が読書だったら落ち着いて読書に没頭できます。
勉強だけでなく生活全体の質を高めるためにも部屋作りは大事なのです。自分の好きなようにレイアウトを作れる部屋を持っていることに感謝しつつ、理想の部屋作りを行いましょう。
まとめ
勉強部屋のレイアウトが勉強の生産性をいかに高めるてくれるのかを紹介してきました。誰にとっても快適な理想の勉強部屋というものを定義することは難しいです、なぜなら人それぞれ異なるおしゃれ、感性や習慣、嗜好を持っているからです。
いかに自分を動機づけできる部屋作りを考えて実行し、改善するのか、理想の部屋作りを通じて学べることはたくさんあります。勉強の悩みがある方や資格試験の勉強が捗らない方、気分転換・掃除がてらに部屋のレイアウトを変更してみてはいかがでしょうか。