自転車の鍵を紛失したら
まずは考えよう
当然の話ですが、鍵を紛失しても、焦ってすぐに自転車の鍵を壊すようなマネはしないでください。鍵を紛失した人が、ひとまずやっておくべき事柄が幾つかあるからです。鍵をなくしたら納得いくまで十分に試してみてから、様々な自転車の鍵の壊し方に移行するかどうか、考えてみてください。
なくしたら身近やバッグの中など2度3度と鍵探し
自転車の鍵をなくしたら、まずは自分の身近なバッグや衣類に入っていないか、チェックしてみてください。バッグでありがちですが、1度だけ探したからもう紛失したと思い込んでいても、実は2度3度と同じバッグを探してみると、見つかることがあります。そうしたら自転車の鍵を壊すまでもありません。
鍵を紛失したかも知れない場所に立ち戻ってみる
自転車の鍵をなくしたら、なくしたと思い当たる場所に立ち戻ってみてください。駐輪場、会社の部屋、自宅のリビングなどです。10分前まで鍵は手にあったのに、その後紛失したならば、直近の10分間に答えがあります。行動を思い出して、立ち寄った場所をつぶさに調べていくことが、壊す前に大切です。
紛失が確実なら
鍵の壊し方と交換を検討
鍵をなくしたら、もう破壊神となって鍵の壊し方を実践し、交換するよりありません。紛失後の壊す方法はいくつかありますが、大きく分ければ自転車店にお願いするか、自分で壊すかの2つの方法があります。時間的な余裕も関係してくることですが、今の自分に適切な壊し方を検討してください。
時間があるなら自転車店に紛失の鍵交換をお願い
鍵紛失後、自転車店に鍵の破壊と交換をお願いする方法の場合、自分で自転車を持ち上げて自転車店に行くことが必要です。車や台車で運ぶことも考えられます。ただこれは時間的に余裕がある場合や、自転車店がすぐ近くにある場合に限られます。行動範囲に何件の自転車店があるか、頭に入っていますか?
自転車の出張修理に壊し方実行をお願いする方法
自転車ショップに鍵を壊してもらったり、交換をお願いするのならば、出張修理を頼む方法もあります。紛失の後に即日対応してくれるお店もあるし、重たい自転車を運ぶリスクも避けられます。ただしお店によってはすぐ対応は無理なこともあるので、時間的に余裕がある時の方法として、覚えておいてください。
時間がないならすぐ紛失の鍵の壊し方を実行
鍵をなくしたらちょうど出勤や通学の時で、時間がないこともありますよね。そんな時は鍵紛失の自転車以外の移動方法を探すか、すぐに鍵の壊し方を実行すべき時です。ただ問題なのは、壊すことを決めても自分にそれが実現できるかどうかです。そのためには、必要な道具が全て揃っていることも重要になってきます。
自転車の鍵の壊し方
必要な道具
普段からニッパー、ドライバー、ペンチなどの工具は自宅に用意してあって、使い慣れていますか。工具があるなら、自転車の鍵を壊すことは可能な場合が多々あります。しかし簡単に使いこなせる工具もあれば、ちょっと難しい工具までも存在しています。紛失したら一通りの道具については、十分把握しておいてください。
ワイヤーロックの鍵を壊すための道具はなにか
自転車のワイヤーロックは、1本のワイヤーで出来たもの、針金が収束しているタイプもあります。ダイヤルが付属していることもあり、鍵を紛失すると解錠ができません。ワイヤーの形状や太さによっては、市販されているワイヤー切断可能なニッパーを使うことで、比較的に簡単に壊すことができます。
チェーンの鍵を壊すための道具もチェック
自転車の鍵には、金属の頑丈なチェーン鍵使っているかたもいます。紛失後のチェーンの壊し方でも、ニッパー、チェーンカッターと呼ばれるものが必要です。それにペンチも用意していなければ、外すことは難しくなります。物によってはチェーンはかなり太く頑丈であり、それだけ開け方には力を必要とします。
リングロックの鍵を壊すための道具は意外性あり
自転車のママチャリと呼ばれる自転車には、リングロックという鍵が付属しているのが通常です。このタイプで鍵を紛失した場合、ペンチやニッパー、それにドライバーを使って壊せますが、日常で使っている傘を利用した意外な開け方も存在しています。これは確実に覚えておきたいことです。
安全な鍵の壊し方
ケガに注意
自転車の鍵をどこかに紛失した後、実際に鍵の壊し方、開け方を実行する前には、ぜひしておきたい安全対策があります。もしこれを怠ったままで壊し方に移行すると、目も当てられないような怪我をしてしまいかねません。なにしろ危険な工具を使う作業なわけですから。怪我したくない人ならば、できるだけ用意してみてください。
最低限で軍手は用意しておきたい
何をするにも使える安全アイテムといえば、軍手が一番です。自転車の鍵紛失後、壊す開け方をする時にも、最低限軍手があったら怪我の確率を低減できます。自宅に軍手はありますか?コンビニなどでも手軽に買うことができます。さらに安全性の高い金属繊維を使った防刃手袋などあると、なお良いです。
軍手がなければ手にタオル等巻きつけて対応
自転車の鍵紛失の後に作業をするとき、軍手が身近にないこともあります。その場合にはタオルを使うことも考えてみてください。ニッパーやペンチなどを使う時、手指に巻きつけたり、工具に巻きつけたりすることによって、怪我の防止にはかなり威力を発揮します。タオルならどこでも手に入れやすいこともあるはずです。
体に壊した物が飛んでこないよう注意
もう一つ気をつけたいのは、ペンチやニッパーを使って自転車の鍵を切断したときに、破片が自分の体に飛んでくることです。これによって紛失のみならず、顔や手を怪我する憂き目を味わう可能性は、ないとは言い切れません。
だからこその軍手やタオルなのですが、半袖の場合には長袖を着たり、顔の場合はマスクを付けたりとできる安全対策があります。
ワイヤーロックの鍵の壊し方
細いなら難易度低い
では鍵を紛失した後、ワイヤーロックを壊す開け方から見ていきましょう。自転車のワイヤーロックの場合には、ワイヤー自体が壊しやすい構造になっているので、細いタイプであるほど難易度的には序の口程度と考えられます。壊す時には手元にニッパーなど、必要な道具が必ず揃っていることが条件になっています。
ニッパーでワイヤーを切断していく壊し方
自転車のワイヤーロックは、細いものほど、ニッパーの性能が高いほど、切断がしやすいです。鍵の紛失後、お手元にあるワイヤーの太さ、ニッパーの能力を確認してください。
大型なワイヤーカッター、ケーブルカッターなら、一気にバチッと切断することも可能です。もし小型サイズでも、針金が収束しているワイヤーなら、少しづつ切断を繰り返してワイヤーを壊すことができます。
鉄ノコを使った壊し方も考えてみたい
鍵の紛失後、ちょっと太めなワイヤーで、手元にニッパーが無いと言うなら、鉄ノコがあれば可能になります。鉄ノコは鉄を切断する専用のノコギリなので、木工用よりも刃の強度が高くなっています。ギコギコと何度も引くことで、自転車のワイヤーも少しづつ切断できるでしょう。
チェーンの鍵の壊し方
ニッパーを使う
チェーンで出来ている鍵のタイプは、若干ワイヤーよりも頑丈なことが多いです。そのためニッパーの種類によっては、切断が難しいこともあります。性能の良いニッパーやペンチを用意してあるなら、自転車の鍵の紛失後に壊す開け方を優位に進められますが、自宅に用意してあるでしょうか。
チェーンの自転車鍵を壊せるニッパーを入手
自宅にボルトカッターなど大型のニッパーがあるなら、それを使って鍵を紛失したチェーンを壊すことができます。
自転車のチェーンの場合は一個に集中して切断をしますが、外すためには、1つの輪っかの2か所を切断する必要があります。その時にはチェーンが動いてしまうと切断しにくいので、ペンチで固定するなどしながら行ってください。
グラインダーを使った素早い壊し方
電動工具のグラインダーとは、回転力で硬いものを削ったり、切断ができる道具です。工事関係の人が使っているのを見たことがあるでしょう。
自転車の鍵を紛失した後、太いチェーン鍵を壊す開け方では、グラインダーがあれば簡単です。ただしこれを自宅に所有していること、使えることが条件になります。ワイヤーの方でも、グラインダーが使えるはずです。
リングロックの鍵の壊し方
傘を使う方法など
自転車のリングロックの鍵を紛失後、工具で壊す開け方もあります。しかしリングロックを壊さず、傘の部品で開ける意外な方法も存在します。比較的に簡単に難易度も低くなっているし、両方のやり方を覚えておくことで、臨機応変に対応できるようになっておきたいですね。
100円コンビニ傘を使った鍵紛失の対策とは
傘を使う方法をご存知な人は、どれほど存在するでしょうか。傘を閉じる時支柱の下部に、全体を固定するスイッチが付いているのはご存知ですよね。傘の支柱を折り曲げ、切断して傘のスイッチの部品を取り外すと、自転車の鍵と似たような形になっているのです。これを使えば鍵紛失のリングロックは簡単に外せます。
傘のスイッチの外し方は動画で覚えておきたい
傘のスイッチ部分を取り外す方法は、文章だけだと理解が難しいですが、動画を見ることで覚えやすくなります。いったん動画を見ればすぐ覚えられる方法なので、是非ご覧いただきたいです。しかしこの傘のスイッチ部分を鍵とする方法ですが、1つを何度も使うことができません。リングロックの交換は必須でしょう。
ニッパーやドライバーでリングロックを壊す方法
自転車のリングロック部分を壊す方法としては、マイナスドライバーで鍵部分をこじ開ける方法があります。鍵を紛失したリングロックの鍵挿入部分にドライバーを入れてこじ開け、ドライバーでロックを解除することができます。
また、ロックの金属をそのままニッパーで切断する方法もあります。この場合はいずれも先端が細いドライバーやニッパーが必要です。
必要な対処
無事に鍵を壊すことができた後
もし無事に自転車の鍵を壊すことができて、移動が可能になったとしても、その後には必要な対処をしなければいけません。学校の修学旅行の時、「自宅に帰るまでが修学旅行です」と子どもの頃から先生に言われてきたのと同じことです。鍵を紛失した後に壊したなら、すべきことの要点をご紹介します。
壊した自転車の鍵の後片付けは安全対策上で必須
自転車の鍵を紛失後、切断したりして壊したら、あとに残るのは鍵の残骸です。これを路上などに放置しておくと、誰かが怪我をしてしまうかもしれません。面倒くさがりな人は、ごみをそのまま放って行ってしまいがちですが、ゴミ箱に入れたり持ち帰るだけで良いのです。工具も含めて全て片付けておきたいですね。
壊し方を実践しても紛失した鍵交換が大切になる
鍵を壊して走れるようになった自転車ですが、鍵を紛失したまま乗り続けていると、完全に無料で盗難され放題です。だから新しい鍵を購入して取り付けたり、自転車店で取り付けてもらうことが必要です。安い鍵でもあったほうが、ずっと安全性が向上しますので、できるだけ早い段階で鍵を付けてみてください。
鍵が壊せない時の対処は
自力でできないとき
鍵紛失の後、自力での破壊にチャレンジしたけど失敗した・・・これは誰にでも起こることです。失敗は成功の元といいますし、それほど気にしないでも良いことです。むしろ鍵を壊すというチャレンジ精神を発揮した自分を、褒めてしまってください。失敗したら次の方法に移れば良いので、そのあたりも見ていきましょう。
自転車移動を諦めたり人に借りたりで対応したい
自転車がないならいつもと行動が異なりますが、それを前向きに考えてください。近場なら歩く、走ることもできたら健康的です。たまにはバスや電車に乗ってみるのも良いです。誰かに頼んで送ってもらう、鍵の紛失していない、壊れていない自転車を人に借りることもできます。色んな移動法を試してみたら新鮮かもしれません。
自転車シェアが近くにあるかもしれない
都会でも地方都市でも、近年に増えてきたのが自転車シェアリングのサービスです。鍵が紛失したり壊れた時も、近くの自転車シェアを探してみてはどうでしょうか。電動アシスト自転車が用意されていて、同じシェア施設ならば別のステーションに返却しても大丈夫という仕組みです。
やっぱり鍵をなくしたらプロの自転車屋に任せよう
知人友人に頼んでもいいですが、やっぱり自転車のことだから、鍵を紛失した後には、その道のプロフェッショナルに頼むことが確実です。お金はかかりますが、確実で安全な鍵の交換が叶います。自分の失敗は、一気に帳消しにしてくれることになります。近くの自転車店まで運んだり、出張修理を依頼してみてください。
鍵を紛失しない工夫
自転車の鍵をなくしたら、大変なことになるのは誰もが理解しています。しかしどんなにしっかり者でも、物を紛失することから逃れることはできません。
壊し方を覚えてニッパーやペンチやドライバーなど、必要な道具を一式揃えておくことも必要ですが、なくさないことが一番ではないでしょうか。スペアキーを作ったり、壁掛けキーホルダーなどを使って、いつも鍵を置く場所を決めておくことも効果的です。