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今すぐ車をデッドニングしたい!DIYで行う正しいやり方とその効果を解説!

今すぐ車をデッドニングしたい方へ、DIYで行う時に不安なデッドニングの効果から、デッドニングの正しい方法、デッドニングに使う道具、材料、掛かる費用と材料の購入場所に加えて、デッドニングのポイントや注意点までをご説明します。
更新: 2021年3月11日
河合宗汰
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目次

デッドニングとは?

デッドニングとは、車のドアに取り付けられているスピーカーの音を良くするための作業のことで、ドアの振動を抑える処理や、スピーカーの気密性を高めるなどの処理を施すのが一般的です。

車に内蔵されているスピーカーは一般的にドアへ取り付けられていますが、ドアはとても振動しやすい鉄板で作られているため、人間の敏感な耳ではスピーカーの細かな振動と鉄板が共振し、雑音として聞こえてしまうのです。

そこで、デッドニングを行うことにより、ドアの振動を抑えて雑音を減らしたり、スピーカー周辺の機密性を高くするなどで、音の質を上げることが出来ます。

デッドニングの効果

デットニングの効果は、車の種類によっても変わってきますし、スピーカーの位置や種類であったり、DIYの場合はデッドニングの施工の仕方によっても変わってきます。

人によって音の感じ方も様々あるため、確実にどんな人でもどんな車でも音が良くなると言ったものではありませんし、元々の音質が良い場合はデッドニング後との差を感じないかも知れません。

ですが、やはり安い車のドアスピーカーは気密性も低く、雑音も多いため、オーディオにこだわる人であれば雑音を抑えることで車内のオーディオの質が上がるといった効果は期待できます。

デッドニングはするべきか

出典: http://www.autobacs.com/static_html/spg/otobacs/topic3.html

デッドニングをDIYで考えている時はやはり、車内のオーディオ環境をより良いものにしたいと考えているか、今の音に満足していないが、カー専門店などに高いお金を払ってまでしてもらうのかを悩んでいる時です。

車内のオーディオ環境を考えた時に、車内には様々な雑音があることを考えなくてはなりません、車内には車の振動による雑音、エンジンの音、タイヤと道路のこすれる音、車が風を切る時の音は誰しもが経験したことのあるものです。

また、音に敏感な人はスピーカーから音楽を流した時にスピーカーから、砂嵐のようなビリビリする音に気付く方も居ます。そのような様々な雑音がなくなるだけでも、デッドニングをしたいと考える人が多く居ることも納得出来るものです。


デッドニングの正しい方法

デッドニングの方法は一般的に、まずドアの内張りを外し、内側にあるビニールを外すところから始まります。ビニールにはブチルゴムと呼ばれる接着剤の役割になるものが付いていますので、ブチルゴムをへらなどで丁寧に外し、制振シートを取り付けるのが基本的なやり方となります。

制振シートはインナーパネル(ドアの室内側)用制振シートとアウターパネル(ドアの車外側)用制振シートと分かれているため、間違わないように注意を払って行います。

デッドニングで邪魔なビニールは再利用

出典: https://www.instagram.com/p/BXfm1WMD8WY/?tagged=%E3%83%87%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0

デッドニングをDIYでする時に、ドアの内張りを剥がすと必ず出てくるのが、ブチルゴムで付けられたビニールです。

デッドニングのやり方ではこのビニールを取り除き、気密性を高めるための制振材や防音材、吸音材を取り付ける作業となりますが、制振材などは全ての穴をカバー出来るわけではありませんので、作業後に小さな隙間が出来てしまいかえって気密性が低くなってしまったという場合もあります。

この時に活躍するのがもともと内張りに張ってあったビニールです。元から取り付けられていたものですから費用は掛かりませんし、その車にあった大きさですから、合わないこともないですので、とてもおすすめです。

スピーカーには音の逃げ道が必要

デッドニングにより音の質を良くするために、気密性を確保し、振動を抑えることが必要だと書きましたが、スピーカーに防音材を多く付けすぎてしまうことで、音がこもってしまい、かえって音質の低下を招いてしまうこともあります。

これを防ぐために、ドアに吸音材をつけることや、あえて気密性を減らすことで音による振動を逃がす仕組みを工夫することも必要です。

場合によっては穴を空けることもありますが、後で注意点として書くように気密性の低下は車内への水の侵入にも繋がるので、DIYで不安な方は店頭で相談をしてみるのも一つの手です。

デッドニングに使う道具・材料、費用


デッドニングをDIYで行う時に、何を揃えたら良いのかが全く分からなず、やり方も分からないような場合は、ドアチューニングのキットを購入することをおすすめします。

ドアチューニングのキットにはオーディオ環境を整えるための制振材、防音材、吸音材、ブチルゴム用へらなど、DIYでデッドニングを行う時に必要となる道具、材料をセットで購入することが出来ます。

気になる費用についてですが、一般的なカー専門店などでデッドニングの依頼をするとドア1枚に5000円~20000円ほどの費用が掛かり、それがドア4枚となると費用も4倍になります。

DIYでキットを購入する場合はやり方次第ではありますが、大体ドア4枚で15000円くらいまで費用を抑えることも可能です。

デッドニング初心者を助けるキット

出典: https://www.autobacs.com/shop/g/g4961310125110

デッドニングをDIYで初めて行う場合は、へらなどの小物も揃っていない状況だと思います。そのような状態から、店頭に行き、制振材、防音材、吸音材、へらなどの小物…と見ていくと大変な手間と労力を必要としてしまいます。

そこでおすすめなのが、ドアチューニングキットやデッドニングキットと呼ばれる、いまあげたような材料を最低限一通り揃えてくれているセットになります。 費用は13000円~26000円くらいまでとピンきりですが、初心者にはおすすめなキットです。

デッドニングの材料の購入場所

デッドニングの材料は、基本的にはカー専門店で、ご自身でお持ちの車種やオーディオに合ったものを手にとり比較することとなります。

店頭であれば不安な点をすぐに店員さんへ尋ねることも出来ますし、理想のオーディオ環境を伝えることでデッドニングに詳しい店員さんであればおすすめの方法やコツ、商品などの相談にも乗ってくれます。

もし店頭で何を見て良いのかも分からない場合は、一通りの材料が揃っているドアチューニングキットをインターネット通販で購入するのも一つの手です。

デッドニングのポイント・注意点


デッドニングをDIYで行う時に心配となるのは、どのような失敗があるのかという点です。やはり愛車に傷を付けたくはありませんし、万が一失敗してしまった場合にスピーカーから音が出ない、音質が前よりも悪くなってしまった、気密性が低くなってしまった、などの問題も起こってしまいます。

デッドニングをDIYで行う時に陥りがちな失敗、気をつけるべきポイントをご紹介します。

デッドニングが長持ちしない原因

せっかくDIYでデッドニングをしたにも関わらず、あまり音が変わっていない、あるいは、デッドニングで設置した制振シートが機能していないとか、剥がれてしまう、などの症状が起きることがあります。

これは制振シートがきちんと圧着出来ていないことや、一部分が浮いてしまっていることが原因として考えられます。制振シートは振動を抑えるためのシートなので、ドアとシートの間に隙間が出来ないようにへらなどを使い、ぴったりと圧着させることがポイントです。

また、どうしてもドアの部品により制振シートに隙間が出来てしまう場合は、カッターなどで上手く切り込みを入れるなどして圧着させるのがポイントです。

デッドニング後の確認

デッドニングを行った後に重要となるのは、やはりきちんと施工できているのか、という点です。音質が良くなっているかどうかは人によって感じ方に差がありますので、自分自身で満足に感じているのであれば完成です。

ですが、デッドニング後に必ずやるべきことは、水圧のテストです。

方法は簡単で、窓に向かってホースなどで水を大量に掛けるだけですが、ここで車内に水が入ってしまうようでは、スピーカーの気密性はもちろん、普段の運転にも支障をきたしますので、隙間なく張れているか、ブチルゴムを追加で貼るなどして対応をします。