KURE シリコンスプレー
グリーンエース シリコンスプレー 420ml
AZ滑るブルー シリコンスプレー70 AZ721
KURE(呉工業) 5-56
アサヒペン PCW-1000
万能なシリコンスプレーを徹底解説!
一家に一本!シリコンスプレー!
みなさんはシリコンスプレーと呼ばれるものをご存知でしょうか?簡単にご説明しますと、「シリコンによりいかなるものも滑りやすくするスプレー」です。しかし効果はそれだけではなく、身の回りのさまざまなものに使うことができるのです。今回は、そんなシリコンスプレーの用途と選び方に迫ります!
購入はホームセンターで!
シリコンスプレーは、ホームセンターに足を運べば必ず手に入ります。先ほど申し上げたように、非常に安い上に使い方も簡単です。滑りの弱まった家具や道具にシュッと吹くだけで、お手軽メンテナンスできます。モノ持ちがよくなるのでお財布にも優しい!
シリコンスプレーとは?
シリコンスプレーの主な成分
シリコンスプレーは「シリコンオイル」で満たされており、シリコンスプレーを塗布することにより、対象物にコーティングができます。シリコンのコーティングが、対象物にさまざまな効果をもたらし、代表的なものとして、防水・撥水・潤滑効果が期待できます。
シリコンスプレーの効果
先ほどご紹介した"シリコンのコーティング"によって、以下の効果が見込めます。 ・潤滑性 ・撥水性 ・防水性 ・光沢効果 以上のような効果が現れるため、家具や工具の他、自動車などにも高い効果を発揮します。
シリコンスプレーの種類
さまざまなシリコンスプレーが販売されていますが、実のところ大きな違いはなく、それぞれの用途に特化していると考えて頂いて構いません。
種類はたくさんあるのですが、シリコンスプレーを大きく分けると、次の通りに分類することができます。
シリコンスプレー -無溶剤タイプ-
"無溶剤タイプ"と呼ばれるシリコンスプレーは、石油系溶剤を含まないスプレーとなっており、万能スプレーとして販売されているものの多くは無溶剤です。素材を問わず使えるシリコンスプレーで、防水・撥水効果をシリコンのコーティングにより付加します。
シリコンスプレー -石油系溶剤タイプ-
無溶剤タイプとは異なり、こちらは液状性が高く、木材や紙素材に使用できません。溶剤が加わることによって、高い浸透性を実現しており、狭い隙間にも浸透します。こういったスプレーは、それらの対象に特化したものであるため、万能シリコンスプレーよりも高い効果が期待できます。
シリコンスプレーの用途
ここまでで紹介した以外にも、シリコンスプレーにはたくさんの用途があり、さまざまな素材に使用できます。どの素材に使うかによって、さまざまな効果が見つかりますので、どんどんシリコンスプレーの可能性を探っていきましょう!
滑りをよくするだけではない
滑りをよくする以外にも、シリコンスプレーの防水・撥水効果が非常に便利です。身の回りの道具に防水・撥水効果を持たせたい時などには、シリコンスプレーを吹くと防水・撥水効果が期待できます。シリコンのコーティングが、防水スプレーの効果の代用になりますので、モノ持ちがよくなりおすすめです!
滑らせたいものに使おう!
基本的に「滑りが必要なもの」に、シリコンスプレーは高い効果を発揮し、何かが引っかかって滑りが悪いモノや、錆びて動きが悪いものには、何にでも使うことができます。前述の防水・撥水効果と潤滑性を併せることで、カッパや傘などの防水用具にも使えてしまいます。水を面白いほど滑るので、見ていて楽しいです!
さまざまな使い方をご紹介!
次の項目からは、シリコンスプレーの注意点と、使いたい素材別に分類して、使い方をご紹介します。用途によって、若干やり方や効果が変わりますので、しっかりと覚えて実践しましょう!
使う前の注意点
便利なスプレーだからと言っても、取り扱いには注意が必要です。特にシリコンスプレーは燃えやすいので、火気の近くでの使用は厳禁です。基本的にスプレー缶は、火気付近での使用は危険なので、その他の時にも注意が必要です。今回はそれ以外にも守って頂きたい注意点があるので、必ず覚えて下さい。
何にでも使わない
万能なシリコンスプレーだからと言っても、どんな素材にも使えるという訳ではありません。
今回ご紹介するシリコンスプレーの用途の中に、車の外装用にも使えるという例がありますが、本来の用途であるワックスや防水・撥水グッズには劣るため、お気に入りの自動車やバイクに使う時には注意が必要です。あくまで代用になるため、使う前に少し注意してご使用ください。
直接吸わないこと!
当然なのですが、シリコンスプレーは人体に有害なので、吸引は危険です。意図的に直接吸引することはないと思うのですが、シリコンスプレーを誤って吸引したり、密閉度の高い室内でのシリコンスプレーの使用は注意が必要です。必ず換気扇を使用、または窓を開けて使用してください。
地面に吹かないこと!
地面に用いることも、場合によってはあるのですが、原則的にシリコンスプレーを地面へ塗布するのは控えましょう。シリコンスプレーの効果から、地面に塗布するとコーティング上で滑って転ぶことがあります。滑りやすい靴などで油断して歩くと、高確率でバランスを崩すので本当に危険です。
逆に滑るのを逆手にとって、シリコンスプレーを遊びにも使えるのですが、子供が遊ぶ時などは保護者の方が目を離さないように!
家具に使う時
引き戸の使い方
引き戸の滑りが悪くて困るといったことがあるのではないかと思います。こういう場合でも、シリコンスプレーが大活躍で、対象がどんな素材だろうと"戸のレール"に一吹きでOKです!
引き出しの使い方
大小問わずどんな引き出しでも、シリコンスプレーで滑りをよくできます。引き出しへの使い方は、少々面倒かもしれませんが、引き出しを一度すべて出してしまい、引き出しと本体が接する部分に、シリコンスプレーを吹くことで元通り、いいえ、それ以上に滑ります!
カーテンの使い方
カーテンの動きが悪いということも多いのではないでしょうか?そんなときも、カーテンのレールにシリコンスプレーを吹けば、以前通りに動きます。可能性は低いですが、カーテンにシリコンスプレーが付くとシミになりますので、できれば外す方が安心です。
自動車への使い方
外装の艶出し・撥水加工に
先に注意してほしいのが、ガラスまたはポリマーコーティングがされている車へのシリコンスプレーの使用は控えましょう。また、ワックス以上の艶出し効果は期待せず、早く安く綺麗にしたい方におすすめします。
使い方は、シリコンスプレーを闇雲に塗布するのではなく、ウエスを用いてボディに塗り広げて下さい。シリコンスプレーを塗布するだけだとムラになるので、丁寧に塗り広げて下さい!また、フロントガラスにも使用できるようですが、光沢感が好みでない方は、目立ちにくい部分でシリコンスプレーを試してみるのが好ましいです。
タイヤの汚れ防止・艶出しに
自動車のタイヤにも使うことができるのですが、注意が必要です。石油系溶剤の入っているシリコンスプレーは、ゴムを傷つけますので、使用する時は必ず「無溶剤」タイプのシリコンスプレーを選びましょう。
さて、タイヤの汚れ防止と記述しましたが、あくまで「見た目だけ」の効果になっており、タイヤの側部のツヤ出しと汚れ防止に使えます。つまり、タイヤ全体ではなく側面をツヤツヤにして、なおかつ汚れにくくなるということです。またシリコンスプレーを塗布する前には、タイヤを一度綺麗にしてから乾いた状態で吹きましょう。
バイクへの使い方
バイクも自動車と同じように、ツヤ出しや汚れの防止に使えます。バイクのパーツにも、泥が付いたり錆の危険に晒されていますので、シリコンスプレーを用いることで、バイクの寿命を伸ばせます。
ツヤ出しや防水・撥水加工に
注意して頂きたいのが、シリコンスプレーは高熱に弱く、温度が上がる部位に塗布すると、すぐに効果が失われてしまいます。ですので、使用する部位はサスペンションやカウルなどが好ましいと思います。
バイクも自動車同様に、ウエス(布)を用いて塗り広げましょう。シリコンスプレーを塗布するだけでしたら、ムラになりやすいので、必ずシリコンスプレーで吹いた後は、ウエスで塗り広げて馴染ませましょう。
自転車への使い方
自転車のメンテナンスにも、シリコンスプレーは大活躍です、チェーンの錆を防止したり、滑りを高めることができますので、自転車を愛用する方には是非ともおすすめしたいです。
チェーンに使う時
すぐさま効果が必要ないのでしたら、チェーンにシリコンスプレーを塗布して放置しておくだけで、チェーンの錆のリスクが回避できるだけでなく、滑りがよくなります。定期的なメンテナンスで、シリコンスプレーを吹くだけで、走り心地が変わりますのでおすすめです。
フレームに使う時
フレームの撥水や光沢出しにも高い効果を発揮しますので、ウエスを用いて塗り広げるだけで、ピカピカのフレームになります。お気に入りの自転車でしたら、是非ともチェーンのメンテナンスと併せて行うのが好ましいです。
錆への使い方
錆取りはできない
錆びた部分の潤滑にシリコンスプレーを使えますが、錆取りには使えません。金属の錆止めや、錆びた部分の滑りをよくすることに役立ちます。
即効性を求めるなら?
ちなみに、錆びて動かなくなった部分には、後述の「5-56」が強力で、即効性の高い5-56でしたら、即座に錆びた部分に浸透して動かせるようになります。ちなみに即効性に関しては弱いシリコンスプレーですが、持続性はあるので使い分けができると便利です。
木材への使い方
家具と同様の使い方に
木材には、ツヤ出しや防水に使えるため、家具同様に使えます。また、木材にシミができてしまう石油系溶剤使用のシリコンスプレーではなく、無溶剤タイプを選びましょう。
DIYに強い
コーティングによって、撥水効果やツヤ出し効果が高いので、DIYの木工素材にはもってこいです。ニスの上からでも、コーティングは発生するので併用可能です!
その他の使い方
ワックスとして利用
コーティングにより光沢が出るので、ワックスとしての効果が非常に高いです。またコーティングによって、耐水性もプラスされますので便利です。革製品の光沢撥水にも使えるので、ウエスを使って塗ってみると美しく仕上がります。
アサヒペン PCW-1000
前述の通り、地面に吹くのは危険なので、フロアワックスには適していません。フロア全体にシリコンスプレーを吹こうものなら、コーティングによってローションを撒いたような滑りになります!
ファスナーにも使える
動きが悪くなった服のファスナーにも、シリコンスプレーが役立ちます。動きにくくなった時に、一吹きするだけで全く違います。ここでも注意が必要なのが、"無溶剤"タイプを選びましょう。さもなくば、服に使ったときにシミになってしまいます。
シリコンスプレーの選び方
シリコンスプレーの選び方に悩む方もいらっしゃいますが、用途や素材を思い浮かべれば、どれを買えばいいかが見つかります。次の項目からは、ここで選び方を学んだ上で、商品を見て頂けると幸いです。また、選び方が分かってもどれでもいい!という方には、まず外れのない"万能シリコンスプレー"をおすすめします!
おすすめシリコンスプレー
いかにシリコンスプレーが便利だと分かって頂けたところで、いよいよ購入してみましょう!選び方の基準としては、家具や道具などの幅広い用途に使いたい方は"万能タイプ"、ボルトなどの細かい隙間に浸透させて使いたい方には"溶剤タイプ"をおすすめします。
次からは、一押しのシリコンスプレーと、選び方の助けになる情報をご紹介したいと思います!
KUREシリコンスプレ-
KURE シリコンスプレー
こちらのシリコンスプレーのポイントは、やはり"コストパフォーマンス"です。容量も比較的多く効果も高いです。選び方が分からなくて、試しに購入して引き戸に使用したい、とりあえず家に置いておきたい人にもおすすめできます。
GS シリコンスプレー
グリーンエース シリコンスプレー 420ml
KUREシリコンスプレーとGSシリコンスプレーを比べて、どちらが便利であるかを決めるのは難しく、感覚的には「とりあえず買えば間違いない」という感覚で購入して頂いて結構です。しかし、こちらのタイプは少量でも効果が高く、比較的範囲の狭い場所などにも高い効果が期待できますので、ちょっとずつ使いたい方にはおすすめです!
AZ 滑るブルー シリコンスプレー
AZ滑るブルー シリコンスプレー70 AZ721
こちらは金属(ボルトや錆)に高い効果を発揮し、通常のシリコンスプレーでは浸透できない隙間まで入り込み滑りをよくします。ハサミや農具などのメンテナンスやボルトの潤滑性を高めるのにとても役立ちます。素材への浸透性が高いので、即効性も高いのが嬉しいです!特に目的がはっきりとしている方にはおすすめです!
シリコンスプレーに似た製品「5-56」
「5-56」ってなに?
KURE(呉工業) 5-56
「5-56」はシリコンスプレーの類似製品ですが、効果が似ていると言えど、大きな違いがあるため、シリコンスプレーと併せて持っていると便利です。先ほどの「呉(KURE)」から発売されているスプレーなので、信頼度は高いです。
「5-56」の効果は?
5-56は、シリコンスプレーよりも高い即効性・浸透性があり、瞬時に潤滑性などが必要な場合に高い効果を発揮します。また、シリコンスプレーの方が持続性と防水性が高く、防水性が欲しい方はシリコンスプレーを手に入れましょう。
両方使うのが便利
万能で便利なシリコンスプレーですが、何にでも使える訳ではありません。ですので、もしも防錆効果などを求める場合は、迷いなく5-56を買っても問題ありません。おすすめとしては、両方とも安いので両方買いがお得です!
まとめ
シリコンスプレーがお家にあると、便利なこと間違いなしです!今回は、シリコンスプレーの用途と選び方を併せてご紹介しましたが、家の道具や家具の滑りが悪いなと思えば、スプレーを一吹きすれば以前のようなキレを取り戻せます!シリコンスプレー一本でコストを節約できますので、是非ともおすすめです!