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とうもろこしの栽培方法と育て方のコツ!特徴や時期、収穫までを解説!

とうもろこは、プランターで栽培できることを知っていますか?実は初心者の家庭菜園向けの育て方が簡単な野菜です。甘くておいしいとうもろこしはお子様のおやつにも最適です。そんなとうもろこしの育て方や栽培のコツ、植え方や収穫方法まで詳しくご紹介します。
2020年8月27日
naru
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とうもろこしの特徴

「とうもろこしは栽培が難しい」と思っていませんか?実はとても丈夫な野菜で、環境条件さえ整っていればプランターでも鉢植えでも育てることができます。種からの栽培も簡単で、初心者向けの野菜です。とうもろこしは野菜に分類されているイネ科の植物です。草丈は約200cmほどまで育ちます。寒さには弱いですが、暑さにはとても強いです。夏の野菜として有名です。

とうもろこしの栽培ポイント

栽培ポイント1「土は深めに耕そう!」

とうもろこしは根を下にまっすぐ伸ばします。そのため、土を深めに耕して肥料はほかの野菜に施すより深い位置に施しておきましょう。そして、とうもろこしの植え方のポイントとして重要なのが「土寄せ」です。とうもろこしが成長して地上部の節から枝根が出始めたら土寄せを行ってください。しっかりと土寄せを行うことで吸水率が上がりますよ。

栽培ポイント2「栽培に大切な温度管理」

とうもろこしが好きな栽培環境は、日当たりが良くて風通しのいい場所です。とうもろこしの生育温度は20℃~30℃になっています。生育初期と後期では、温度の差があるほうがよく育ちますよ。

栽培ポイント3「支柱は必ず必要」

プランターやコンテナなどで栽培を行う場合は、必ず支柱を立ててあげましょう。支柱を立てることは、とうもろこしの育て方で、とても大切です。もし、支柱を立てずに育ててしまい、風で株が折れてしまうとそこで栽培は終わりになります。支柱の立て方は後程ご紹介します。支柱がなければ倒れてしまうので、注意してくださいね。

栽培しやすい品種

とうもろこしは種からでも苗からでも簡単に育てることができます。市販の種を購入して育てる場合は、植え付け時期をしっかり守ってくださいね。とうもろこしの初心者でも育てやすい品種は、「おひさまコーン」「ハニーバンダム」「ピーターコーン」「みわくのコーン」がおすすめです。とうもろこしはどの品種でも発芽しやすく、植え方や育て方も簡単です。なので、自分の好きな品種を育ててみてくださいね。

とうもろこしの苗の選び方

とうもろこしの苗の選び方についてご紹介します。苗を購入する場合は、本葉が3枚以上生えているもので、茎が太くて緑が濃い苗を選んでください。苗が育ちすぎていると、植え付けるときに傷みやすくなってしまうので本葉3枚程度の苗がちょうどいいです。ポットに2本苗が植え付けられているものは、間引きを行ってくださいね。

とうもろこしの育て方1「土作り」

とうもろこしの栽培に適したプランターサイズ

とうもろこしをプランターで栽培を行う場合のおすすめのサイズをご紹介します。とうもろこしの栽培におすすめのプランターサイズは、深型の大型サイズである60cm以上のものです。とうもろこしは根を下に伸ばしていくので朝方のプランターは向いていません。浅いプランターやコンテナは使用しないでくださいね。

とうもろこしの栽培に適した土作り

とうもろこしの栽培におすすめの土をご紹介します。簡単なのは、市販されている培養土を使用します。手軽に準備できますよ。自分で配合を行う場合は、赤玉土(小粒)7:腐葉土2:バーミキュライト1の割合がおすすめです。ここに、石灰と化成肥料を混ぜこんでおきましょう。土作りは、植え付けの2週間前にしておいてくださいね。プランターの縁から2cm下まで土を入れておいてください。


とうもろこしの育て方2「種まき方法」

とうもろこしの種まきは、直接土に種まきを行う方法とポットに種まきを行って発芽させて苗を作る方法があります。この二つの種まき方法についてご紹介します。

直接土に種まきを行う方法

ポットは使用せず種まきを行う方法をご紹介します。とうもろこしを植え付けるために準備したプランターに株間20cmになるように穴をあけていきます。1か所に3粒ほどまくようにしてください。発芽するまで土が乾燥してしまわないように水やりを行います。わらやマルチで乾燥を防ぐのもおすすめです。 種まき後の種は、鳩などの鳥がとうもろこしの種を食べてしまう可能性があります。そのため、鳩の被害にあわないように、防鳥ネットなどをかぶせてで被害にあわないようにしておきましょう。

ポットに種まきを行う方法

ポットに種まきを行う方法をご紹介します。ポットの大きさは約9cmのものを使用しましょう。ポット1つにつきとうもろこしの種を2粒まきます。種の発芽をよくするために一晩水につけておくことをおすすめします。ポットまきだけでなく、直接種まきを行う場合でも種を一晩水についておくと発芽率がありますよ。土に指の第一関節ほどの穴をあけて種を植え付けていきます。種まきをしたら軽く土をかけておきましょう。ポットの場合も土が乾燥してしまわないように発芽するまで水やりを行ってくださいね。

とうもろこしの育て方3「間引き方法」

種まきを行って発芽した後、苗の大きさが15cmほどに成長し本葉5枚ほどに成長したら、間引きを行っていきます。ポットに植え付けている間に、発芽後間引きを行っても問題ありません。育ちのいい苗を1本だけ残してほかの苗はすべて取り除いていきます。苗の間引きは、手で抜いてしまうと株の根が残ってしまう原因になってしまうので、やめておきましょう。間引きは、はさみを使って行います。茎部分を切らないように、はさみを土の中に入れていきます。根の部分から切り取るように間引きを行ってくださいね。

とうもろこしの育て方4「苗の植え方」

とうもろこしを栽培する苗の植え方

とうもろこしを種から育てた場合、種まきから1週間ほどで発芽します。発芽後、本葉が3枚ほどになったら植え付け時期です。苗の植え方についてご紹介します。まず、プランターの土に根鉢より一回り大きな穴を掘ります。植え方のポイントは、根鉢を崩さないように丁寧に植え付けていきます。プランターへの植え方は、株間を20cmあけるようにしてください。苗に枯れた葉がついていた場合は、取り除いておきましょう。

とうもろこしの育て方で大切な土寄せ方法

とうもろこしの吸水率を上げてあげるために土寄せを行ってあげる必要があります。1回目の土寄せのタイミングは、草丈50cm、本葉5枚の頃です。1回目の追肥と同じタイミングで行っても問題ありません。追肥を施したら株元にしっかりと土寄せを行ってください。2回目の土寄せは雌穂が出てきたタイミングです。2回目の追肥と同じタイミングです。受粉に備えて成長している大切な時期です。土寄せはとうもろこしの育て方でとても大切な植え方です。しっかり育ってくれるように土寄せを行ってあげてくださいね。

とうもろこしの育て方5「水やり方法」

とうもろこしは乾燥に弱い植物です。そのため、水やりは忘れずに行ってあげましょう。土の表面が乾いたら水やりを行います。花が咲いている時期と成熟時期になると水切れが起こりやすくなります。この時期に水切れが起こると実がきれいにできなくなってしまいます。乾燥しすぎないように十分注意しておきましょう。水やりを行う場合は、回数を増やすのではなく一度の水やりの水の量を増やしてくださいね。

とうもろこしの育て方6「肥料と追肥の与え方」

肥料の与え方


とうもろこしの植え付け前には、肥料をしっかり土に混ぜ込んでおきましょう。種まきを行う土にも混ぜておいてくださいね。肥料や追肥には、「ぼかし肥」や「マイガーデンベジフル」のようなバランスの取れた肥料がおすすめです。窒素成分の多い肥料を使用すると害虫が発生しやすくなるので注意してください。

追肥の与え方

プランター栽培の場合は、肥料・追肥は大切です。肥料切れを起こしてしまうと育ちが悪くなりますよ。プランターで栽培を行う場合は、追肥を2回与えます。1回目は本葉が6枚になったとき、2回目は雌穂が出てきた時です。1株に対して化成肥料を10g与えていきます。プランターの淵に沿って追肥をまいたら土に軽く混ぜこんでいきましょう。とうもろこしの育て方でとても大切な肥料・追肥です。追肥を忘れずに行ってくださいね。

とうもろこしの育て方7「支柱立て方法」

とうもろこしは、プランター栽培の場合風で倒れてしまわないように支柱を立ててあげる必要があります。台風などの突風がくると根元から倒れてしまう原因になってしまうので、支柱を立てていても心配な場合は室内へ取り込んであげてくださいね。支柱は、1回目の追肥と同じタイミングで行います。1回目の追肥を与える時期は、とうもろこしの成長が旺盛になる時期なので、支柱を忘れないでくださいね。

とうもろこしの育て方8「わき芽はとらないで!」

とうもろこしは、根元からわき芽がどんどん生えてきます。実は、とうもろこしのわき芽はとる必要がありません。このわき芽によって株が倒れにくくなりますよ。光合成も行ってくれるので、実の太りもよくなります。なので、わき芽は取り除かずにそのまま伸ばしていきましょう。また、とうもろこしは葉が茂ってきます。この葉もとくに整えたりしなくても問題ありません。手間がかからないですよね。

とうもろこしの育て方9「人工授粉」

とうもろこしは、風によって花粉が飛び受粉を行います。ですが、プランターの場合は人工授粉してあげたほうが確実です。人工授粉の方法についてご紹介します。まず、雄花を切り取ります。花のちょうど下あたりを切ってくださいね。そして、その雄花を雌穂につけていきます。雌穂の見た目は黄緑色の透き通ったひげのようなものです。よくって花粉をつけてくださいね。とうもろこしの実は、1株から3個ほど育ちます。その中から一番大きく育ちそうな実を一つだけ残してあとは取り除いてしまいます。この未成熟な実は「ヤングコーン」として食べることができますよ。

植え方を間違えると交雑します

とうもろこしは、受精した花粉の性質が実になる性質があります。この現象のことを「キセニア現象」といいます。例えば、白い品種のとうもろこしのそばで黄色いとうもろこしの品種を育てます。この二つが受粉した場合、白い品種を育てていたはずなのに黄色いとうもろこしができます。なので、違う品種のとうもろこしを育てる場合は植え方を工夫してあげましょう。とうもろこしの花粉が飛ぶ範囲内(200m)では違う種類のとうもろこしは植え付けないようにしてくださいね。どうしても違う品種を近くに植え付ける場合は、種まきの時期をずらしたりして開花時期がずれるように植え方の工夫を行ってくださいね。

とうもろこしの育て方10「収穫方法」

とうもろこしの収穫時期は、人工授粉後約30日程度です。収穫時期になったら、先端にある絹糸が茶色くなります。少しだけめくると実が入っているのか確認できますよ。とうもろこしの品種によって育て方の違いや収穫時期のずれがあります。購入した品種の栽培目安を確認しておきましょう。皮をめくったとき、粒に丸みができ手入れば収穫の目安です。収穫時期が早すぎても遅すぎてもおいしくなくなってしまうので、見極めが大切ですよ。収穫方法は、手でもぎ取ります。収穫の時間帯は早朝がおすすめです。

収穫の注意点

とうもろこしは、収穫のタイミングを逃してしまうと糖分が少なくなります。収穫が早かった場合は、実のつまりが悪く色も白色です。収穫時期を逃してしまうとおいしくないので注意してくださいね。また、収穫後は糖分がどんどんなくなっていくのですぐにゆでることをおすすめします。


収穫後の保存方法

収穫後は栄養素がどんどんなくなっていくので、早めに調理して食べてしまいましょう。保存方法は、塩ゆでしてラップで包み冷蔵庫で保存します。3日ほど保存可能です。冷凍保存したい場合は、硬めに塩ゆでしてから包丁で実を取り除いていきます。ジップロックなどの密封袋にいれて冷凍保存しましょう。冷凍保存したとうもろこしは、炒め物など料理にプラスしてもおいしいですよ。

とうもろこしの害虫対策

栽培中発生しやすい病気

とうもろこしは、ごま葉枯病や黒穂病、斑点病にかかりやすいです。ですが、被害にあう確率は低いので、対策を行う必要はありません。すこし意識して観察しておく程度にしておきましょう。

栽培中発生しやすい害虫

とうもろこしの栽培中、発生しやすい害虫を紹介します。発生しやすい害虫は、アワノメイガ、イネヨトウ、アブラムシなどです。これらの害虫は、みつけたらすぐに駆除していきましょう。とくに、アワノメイガやイネヨトウは幼虫のうちに駆除してくださいね。被害にあった株は取り除くことをおすすめします。

おいしいとうもろこしをプランターで栽培しよう!

育て方が簡単!

これまでとうもろこしの育て方についてご紹介してきました。とうもろこしは育て方が難しそう、というイメージがありませんか?実は家庭菜園向きの野菜で育て方が簡単とは驚きです。発芽させたり、植え付けを行ったりといった手間以外は本当に手間のかからない野菜です。比較的育て方は簡単ですが、自信がない人はまずはおすすめの品種から育ててみてくださいね。ご紹介した品種は初心者でも発芽しやすいですよ。

世界三大穀物!

とうもろこしは、米や麦に並ぶ世界三大穀物になっています。野菜の中ではカロリーも高めで、エネルギー補給源になりますよ。ビタミンやカリウムなどの栄養素も豊富に含んでいます。粒には黄色以外にも赤や青っぽい色のものなどもあります。夏のお子様のおやつにも最適ですよね。甘くておいしい、育て方も簡単なとうもろこしを栽培してみませんか?栽培キットも販売されているので、ぜひ育ててみてくださいね。