パキポディウムとは?小ぶりで可愛いその種類と育て方を解説!

パキポディウムとは?小ぶりで可愛いその種類と育て方を解説!

パキポディウムはユニークな形をした植物です。ずんぐりむっくりした茎など種類によって姿は様々。小型のパキポディウムが観葉植物として人気があります。必要な用土から種まきに適した時期、水やりや与える肥料などの育て方、植え替えと挿し木のやり方を解説していきます。

記事の目次

  1. 1.パキポディウムについて
  2. 2.パキポディウムの特徴
  3. 3.パキポディウムの種類:3選
  4. 4.パキポディウムが適した環境
  5. 5.パキポディウムの種まき
  6. 6.パキポディウムの植え付けと用土
  7. 7.パキポディウムの育て方
  8. 8.パキポディウムの挿し木
  9. 9.パキポディウムの病害虫
  10. 10.パキポディウムのまとめ

パキポディウムについて

かわいい名前と姿のパキポディウム。種類によっては、多肉状の太い茎にトゲが生えているのでサボテンの仲間と思われがちですが、違います。トゲは成長とともに減っていきます。姿は様々で、ずんぐりとした小型の種類は面白味とかわいらしさがあって、観葉植物として親しまれています。原産地ではパキポディウムが願いを叶えてくれるという伝説があるんですよ。

基本情報

学名は呼び名と同じ「Pachypodium(パキポディウム)」。キョウチクトウ科のパキポディウム属です。樹高は10cm〜100cmほどまで成長します。原産地はマダガスカルで南アフリカに分布しており、おおよそ20種類が存在します。

名前の由来

「Pachypodium(パキポディウム)」という名前の由来は「太い足」より。ギリシャ語の「pachys(パキス)」が太い、「podos(ポドス)」が足という意味になり、この二つの単語を合わせた名前です。面白い和名もあって「亜阿相界(ああそうかい)」といいます。亜細亜(アジア)と阿弗利加(アフリカ)の境界にマダガスカルが位置していることから、サボテン研究をおこなう小説家の龍胆寺雄氏が名付けました。

パキポディウムの特徴

パキポディウムの特徴でもある太い茎は、中がスポンジのようになっています。なのでここに水分をいっぱいためておけるんです。外から見るとユニークな姿をしていますが、保水のためという実用性の高い構造になっているんですね。太い木の幹のようになったり、土の中に埋まってしまうなど、茎の太り方は色々とあるので、自分好みのかわいいと思えるパキポディウムがきっと見つかります。

花と葉っぱについて

面白い姿をした株ではありますが、咲かせるお花はキレイなんですよ。白色、ピンク色、黄色などの鮮やかな花色をしています。開花の時期は春〜初夏になります。このギャップに愛おしさが増えてしまうかも。葉っぱの特徴は、細長い、楕円(だえん)だったりと、パキポディウムの種類で異なります。葉っぱの形が気に入っていても、残念ながらすぐに落ちてしまうことがほとんどです。

パキポディウムの種類:3選

パキポディウムの種類は多くあります。中でも有名な3種類を簡単にご紹介します。他にも観葉植物や園芸用として適した種類がありますから探してみてください。それぞれ見た目の特徴や大きさ、育て方などに違いがあるので、好みと自分に合った育て方ができる種類を選びましょう。パキポディウムの育て方を覚えたら、いくつかの種類を育ててみるのもいいですね。魅力的な姿にハマってしまうかもしれませんよ。

パキポディウムの種類.3-1

まずは「P.densiflorum(デンシフロラム)」。「P.」はパキポディウムのことになります。こちらは中でもポピュラーな種類です。育てやすいのがポイント。黄色くてキレイなお花が咲きます。

パキポディウムの種類.3-2

「P.brevicaule(ブレウィカウレ)」は「恵比寿笑い」という園芸名で有名な種類です。ずんぐりと太った茎は、ショウガを思い起こします。親しみのある姿で人気も高いですが、暑さに弱いため育て方の難易度は高くなります。

パキポディウムの種類.3-3

「P.geayi(ジェエイ)」は、「亜阿相界(ああそうかい)」の園芸名を持ちます。そう、パキポディウムの和名と同名なんですよ。それぐらい有名な種類ということです。原産地であるマダカスカルの固有種になります。

パキポディウムが適した環境

原産地が熱帯なだけあって、パキポディウムは暑さに強く、寒さには弱い植物です。成長する時期は春〜秋。この時期には日当たりと風通しのよい屋外に置くのが適しています。日陰でも成長するのですが、茎が太りません。ずんぐりとした特徴的な姿に育て上げるなら、日光に当てることが必要です。日陰から日なたへ移す場合には、急な変化にたえられないため少しずつ移動させてあげましょう。

冬越し

冬は成長をお休みする時期になります。屋外の寒さには負けてしまうので、室内で育てるようにします。寒さへの耐性(たいせい)がつけば、気温が5度程度まで下がっても大丈夫です。でも耐性の見極めが難しいため、10度以上の気温がある場所へ置いた方がいいですね。休眠以外で葉っぱが落ちるようなら、寒さにやられています。暖かいところへ移動させてください。

パキポディウムの種まき

パキポディウムは種まきで増やすことができますよ。ただ、種は出回っていないので、自分で育てたパキポディウムから採取するか、ゆずってもらうしかありません。種の発芽には鮮度が重要になります。古い種だとダメになってしまうことが多く、新しい種なら発芽率がグンと上がります。種類によっても発芽のしやすさは異なってきます。種まきは、発芽しやすい種類で新鮮な種を使いましょう。

実生のメリット

実生(みしょう)とは、自分で種まきをして育てた植物のこと。一から自分で育てるため、成長過程をすべて見ることができます。より一層パキポディウムがかわいく思えるようになりますよ。種まきした地域の環境下で発芽するので、その地域の気候に適応して成長します。出回っている株とは違う姿に成長しますが、実生株の姿として楽しめます。原産地に近い環境にすることで、本来の特徴を引き出すことも可能です。

種まき方法

種まきの時期は6月〜7月になります。育苗ポットかトレーの区分けに1粒ずつまいてください。水切れさせないことがポイント。別の容器に水を入れて、そこへ種まきした容器をひたします。ラップに穴を開けてフタとしてかぶせます。発芽後1週間ほどたったら、水から出してください。直射日光には当てないように30%ぐらいの遮光をしつつ、冬までは外で育てます。雨に当てても大丈夫です。なお、水は多めに与えましょう。

パキポディウムの植え付けと用土

自分で種まきして育てた苗の場合は、水やりをした際に株がグラつかないぐらいになったら、鉢への植え替え時期です。購入する苗はツヤのあるものがいいですよ。水はけのよい用土を使います。赤玉土小粒3割、鹿沼土(かぬまつち)小粒3割、軽石小粒2割、腐葉土(ふようど)2割の配合用土がおすすめ。他の用土なら、川砂6割、腐葉土4割か、多肉植物やサボテン向けの用土でも大丈夫です。

パキポディウムの育て方

パキポディウムを鉢へ植え替えたら、適切な育て方をおこなっていきます。水やり、肥料を与える、植え替えが、基本的な管理内容です。それぞれ正しいやり方でないと、せっかく管理をしても枯らしてしまうことになります。難しくないので、先に確認しておきましょう。それと種を採取しないなら、花がらは見つけしだい摘むようにしてください。枯れている葉っぱも取り除きます。

水やり

パキポディウムの太い茎の中はスポンジ状になっていて、水分をためると説明した通りです。この特徴があるので水やりは控えめにします。春と夏の成長する時期には、用土がしっかりと乾いた後に水やりするようにしてください。水やりしずぎると根っこがくさって枯れてしまいますよ。秋には水やりを減らします。そして冬、休眠してからは水やりの必要がなくなります。春になったら少しずつ与えてください。

肥料

肥料は成長期の春〜秋の間にほどこします。ゆっくりと効果のあらわれる緩効性化成肥料(かんこうせいかせいひりょう)か、うすめた液体肥料を月に1度だけ与えれば大丈夫です。肥料の与えすぎも悪影響が出ますので、たくさんあげたい気持ちをおさえて控えましょう。苗が小さい頃は、有機物の割合が多い用土にして、肥料と水やりをちょっと多めにすることで成長を早められます。

植え替え

2年ぐらいで株の成長に対し、鉢の大きさが合わなくなってきます。そのままだと根っこが詰まって枯れてしまいます。なので2年に1回を目安に植え替えをしてください。3月〜5月が植え替えに適した時期です。根っこについている用土を3分の1ぐらい取り除き、ひとまわり大きな鉢へ植え替えます。この際に緩効性化成肥料を与えるのがいいですね。トゲがあるなら手袋をするなどしてガードします。

パキポディウムの挿し木

パキポディウムは挿し木でも増やすことができます。ですが挿し木の難易度は高め。ただ増やしたいからという理由で挿し木をしない方がいいでしょう。増やすなら種を採取して育てた方がリスクもありません。茎をカットして挿し木にしますが切り口はキズになり、そこからくさってしまうことが注意点になります。なので挿し木に限らず、むやみにキズをつけないようにしてください。

挿し木のやり方

挿し木は茎がくさり始めた時に、仕立て直しとしておこないます。挿し木に適した時期は春になります。くさっていない部分で茎をカットし、切った断面を日陰で乾かしてください。土へ挿し木をして乾かし気味に育てます。しばらくそのまま管理していれば、根っこが出てきますよ。元の株はカットしたところのワキから葉っぱが生えてきますが、あまりいい姿にはなりません。

パキポディウムの病害虫

パキポディウムも育てていると病気や害虫の被害を受けてしまいます。でも予防をふまえた上で管理していれば、防げることもあります。病気は「軟腐病(なんぷびょう)」を発症してしまいやすいです。過湿な環境で育てていたり、キズから病原菌が入ることによって発症します。湿度とキズに気をつけてください。もし発症した場合は、くさった部分をカットし乾燥させる対処方法になりますが、回復は難しいです。

害虫

害虫はまず「アブラムシ」が発生しがちです。発見したらすべて取り除かないといけません。ガムテープなど接着面が外側になるよう輪っかにして、ペタペタとくっつけるようにすると簡単に取れますよ。他の害虫は「カイガラムシ」です。幼虫の頃には殺虫剤が効くので、散布してすべてやっつけてください。成虫になると殺虫剤は効かないため、ブラシでこすって駆除します。

パキポディウムのまとめ

特徴的な太った茎の姿がかわいらしいパキポディウム。種類や増やし方、育て方などを解説してきました。おしゃれな観葉植物もいいですが、パキポディウムのようにユニークなタイプも置けば空間が和みますよ。その姿だけでなくキレイなお花も楽しめます。種まきで増やすことができるから、ぜひチャレンジしてくださいね。小型の種類ならプレゼントにもおすすめです。原産地での伝説を信じて、願い事もしてみましょう!

gauyorim
ライター

gauyorim

簡単に始められるDIYでも素敵な仕上がりを目指すなら、基本的な方法やさまざまなアイデアを知る必要があります。そういった情報はこだわるほど重要になるものです。ベテランでもためになる記事を、初心者の方にもわかりやすく執筆しています。今後のDIYに活かしていただけたら嬉しいです!


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