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水苔(ミズゴケ)の使い方&戻し方!植え込みで必要な知識とコツをご紹介!

水苔の事はご存知でしょうか?水苔とはガーデニングなどを行うときに、鉢に一緒に植えることで鉢の水もちを良くする事ができる植物です。今回はそんな水苔の使い方をお教えしましょう。どのような水苔の使い方で植物がキレイに見えるか楽しみですね。
2020年8月27日
おわっシー
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水苔とは、使い方とその種類は?

最近ガーデニングなどで用いられている水苔とはどんなものなのか、調べてみました。 いわゆる苔なのですが、北半球の熱帯から亜寒帯にする分布するコケ類の一種で 世界中には何と150種類 日本にも50種類ほどが自生していると言われています。

水苔の特徴と使い方は?

水苔とはその名の通り湿地や沼地などの、水辺の家に密集して生えていて 苔と葉っぱの区別がある独特の構造をしています。 茎が分岐して舌のような葉を密生していて、その葉には吸水力の強い透明細胞があって、内部にたくさんの水を蓄えることができる植物です。

水苔を使うその長所とは?

水苔の特徴はまず 1、保水力が他の植物に比べて大変優れている 2、通気性に優れていることとと、植え込む硬さで保水力が調整できる 3、硬く植えると乾燥しやすく、柔らかく植えた場合は乾きにくい 4、安全度が高い植え込みに最適の植物の種類です 5、乾燥させた水苔の戻し方や、育て方も簡単である

水苔の短所とは?

水苔には次のような欠点がありますので使い方に注意しましょう。 1、腐敗しやすいため、1年~2年で植え替える必要がある。 2、植え替え作業に時間を要する 3、極端に乾燥すると吸水しにくくなる

観葉植物などに使う水苔の種類は?

水苔とは、多くは北半球の熱帯から寒帯に幅広く分布するコケ類です。約150種が確認されており、日本で自生しているのは50種ほど。

水苔は特に北海道に多く自生していて、特に釧路湿原や尾瀬沼などに多くの種類が見られますが、これらは国が管理する国定公園のため、採取は法律で禁止されています。 そのため、日本では海外から輸入された乾燥した水苔を多く使います。

①日本にある水苔のホソバミズゴケ

体調は細長く15 CM ほどになります黄緑色から緑色で赤くはならない種類です。 茎は立ち上がり、所々から横に出る枝と茎に沿って下垂する枝を数本出していおり、茎の葉は舌形で先端がギザギザになっています。ホソバミズゴケの分類はミズゴケ科のミズゴケ属になり、北海道から九州まで広く分布していて、北半球に生息しています。

②日本にある水苔 ヒメミズゴケ

植物体は比較的小型でホソバミズゴケより繊細な水苔の種類で 色は薄い緑色で茎につく葉は下の形をしており先端部は細かく裂けていて帯状に広がっています。ミズゴケ類の朔は球形で上部に蓋があり配偶体の義足で持ち上げられています。ヒメミズゴケは世界中に分布しており、日本では北海道と本州に分布します。

③日本にある水苔 オオミズゴケ


茎の長さは10 CM 以上で頂端付近に多くの枝が集まっており、枝葉は鱗状に付き白緑色の柔らかいコケで乾燥するとさらに白くなります。 湿地の苔ですが雨が多い屋久島では林の中にも生育をしています。分布は北海道から九州まで広い範囲に分布しており世界中で生息が見られます

水苔の種の分類は顕微鏡が必要?

以上が代表的な日本に生息しているミズゴケなのですが、水苔の種まで分類するには基本的に顕微鏡による観察が必要なほどで、見ただけでは分類の仕方が困難な植物なのです。 地球上にある草花や樹木と比べてもコケ類は小さく、注意して観察しないと見落としがちですが、そんな小さなコケ類が使い方次第で、私たちの目を楽しませてくれているのです。  

水苔の使い方(水苔をどう使う?)

水苔は乾燥状態から20倍の重量の水を吸収するので超吸収スポンジのような性質があります。 そのため湿地性の植物の植え込みには最適なため、蘭などの植え込み材料として好んで使われていますが、栽培ができないため水苔の自然保護が叫ばれている今日です。

水苔で苔玉を作る?

観葉植物栽培で、最近のブームなのでしょうか、かっては水苔は蘭を植えるために使う、そんなイメージが強かったんですが最近では水はけと水持がよくて、しかも使いやすいということで、様々な場面に水苔の使い方がされているのを見ることがあります。 しかも水苔は室内での育て方が簡単にできるため、水苔の良さを生かした苔玉というものがブームになっています。そのようにして作られた、苔玉に様々な植物の植え込みを行って目を楽しませてくれます。

水苔の戻し方は?

日本での水苔の主な自生地は国立公園などが多いため採取が禁止されているため、生の水苔は手に入りくいのが実態です。そのため生水苔の代わりに使うのが乾燥した水苔で、乾燥したものから水で戻す必要があります。 その水苔の使い方や、乾燥したものの戻し方や、栽培について解説します。

乾燥水苔の戻し方と栽培方法?

水苔を戻すのは乾燥させたものを水につけて戻すのが一番簡単な使い方です。 ただここでの注意点は戻した水を絞ってしまうと、中に入っている肥料成分まで出してしまいますので 、戻し方や使い方は注意が必要となります。

水苔の戻し方の注意点

注意点は次のようなポイントに気をつけましょう。 1、水苔を使う分だけ、取り出してビニール袋に入れます 2、水苔250 G に対し1 L の水が目安ですがお湯を少しビニール袋に入れておきます 3、ビニール袋の口をしっかりと閉めて暖かい場所に一晩置いておきます 4、翌日状態を確認してからビニールが出しますが、この時に水がしたたり落ちることなく、そして握ると少ししたたり落ちる程度にまで戻すことはできたら OK です。

水苔の育て方と使い方

水苔を育てたり管理栽培するためには、水が大切なポイントであるため、常に水が流れているところがおすすめですが一般の家庭ではできません。 そのために常に水が綺麗な状態を作ることが大切で、その為には、次のような方法を取ると水を綺麗に保つことができます。 1、水苔を植えた容器より一回り大きな容器を用意する 2、水苔を植えた容器をその中に入れ、水が外の容器と触れるようにする 3、外側の容器に常に綺麗な水があるように注意しておく(水がもれないようにしておく)

水苔を長持ちさせる方法とは?

水苔は苔類の中の一つの種類であるため、直射日光を好みません、そして、日光が全く当たらない暗い場所でも水苔は育ちません。 どういうところで栽培するのがいいかと言うと、明るい光が午前中だけあたるとうな、半分日陰が多い場所が水苔を育てるおすすめの場所ということになります。


水苔の保管は温度に注意!

水苔の育て方では、温度も水苔には影響します。つまり水苔は寒すぎても暑すぎてもよくありません。 冬場の寒い時は屋内で管理し、夏場は涼しい場所に置いて管理する育て方をおすすめです。

水苔にカビが生えた時の処理と使い方は?

蘭などの観葉植物の栽培によく使われる水苔は実は傷みやすい植物で、そのままにしておくとカビが生えてしまします。 そして1年から2年に一度は鉢の植え替えをしないと、水もちや水はけが悪くなりますので栽培には注意が必要で、定期的な植え替えをしてカビを避けることをおすすめします。

水苔にカビが?慌てないで対処しましょう!

水苔栽培は不慣れな場合、水やりを早く行ったりすると水苔が湿った状態が続くため、水苔にカビが生えてくることがよく見受けられます。 ただ蘭などの栽培にはカビがつきもので特別対応しないという方が多くいます。植物への影響が出ていないようであれば、水やりの時に洗い流すか、手で取り除いてしまうのはが一番簡単な対処方法です。

素焼きツボにカビが移った場合の水苔の使い方?

なお素焼き鉢で水苔を育てていると、水分が鉢に吸収されますそのため素焼き鉢の表面にカビが生えてしまうこともあります。 このような場合には植え替える時に素焼き鉢は丸洗いを行い、表面に生えたカビはブラシなどで綺麗にする育て方をおすすめします。

水苔を特徴を生かす、苔玉とは?

水苔は蘭などの観葉植物の栽培に用いるもの、そんなイメージが強かったのですが最近では水はけがよく、また水持ちは良いという事や使いやすいということで、様々な場面で水苔が見られます。しかも水苔は室内での育て方も簡単なため、水苔の良さを生かした苔玉というものがブームになっています。

観葉植物を育てる苔玉の作り方?

苔玉を作ってお部屋のインテリアを飾る、そんな苔玉の作り方にもいろんな方法がありますが、初心者にもわかりやすい苔玉の作り方は、苔玉を水苔だけで作る場合は根の周りの土を落とし、戻した水苔を巻きつけていくやり方です。

苔玉は吊るす、壁に飾って楽しむ?

水苔は不思議な植物ですね、そしてその唯一絶対の特徴はなんといっても保水力です。 しかも自分の重さの20倍もの水を蓄えることができる植物です。 そんな性質を活かして、苔玉にして吊るして楽しむことができる、おすすめです。

夏には吊るして涼を楽しむ!

昔から日本に伝わる夏の過ごし方に、庭先に苔玉を釣り下げて涼を感じる方法があります。 いわゆる、昔から伝わるシノブが代表格でしょう、私たちも先人の知恵にあやかりましょう。

インテリアとして壁に飾る方法!

最近ではこの可愛らしい見た目もあり、インテリアとしても人気を集めています。部屋の中に自然を持ち込むことが出来るのはいいですね、しかも保水力が抜群なので、霧吹きすることで保つことが出来るのです。 お部屋をグリーンで飾って楽しむことをおすすめします。

水苔と多肉植物でリースとして飾る!


水苔を使えば、水やりがあまり必要でない多肉植物などを合体させて使う楽しみもあります。というのも、水苔はあまり水がいらない植物で、同様に多肉植物も水が少なくても生きられます。 この2つの植物を組み合わすことで、例えばリース作りなどが可能になりますのでチャレンジするのもおすすめです。

水苔の植え込みのコツと使い方は?

水苔を使った胡蝶蘭の植え替え方法は次の3つがおすすめです。 1、まず古くなった水苔は全て取り外してから、胡蝶蘭に黒く変色した根はハサミで切り取ります。 2、次に胡蝶蘭の根の周りに、水で十分に戻した水苔を、多いくらいの量を用いて巻きつけます。 3、次に今巻いた胡蝶蘭を鉢の中に入れて行きますが、鉢がかなりキツくなるくらい押し込んでいきます。 最後に水苔をしっかりと指で押さえ込んで終わりですが、この時に胡蝶蘭の根が折れてしまわないように注意してください。

観葉植物の胡蝶蘭には水苔が最適なわけ?

胡蝶蘭の栽培の時に水苔を使うのをご存知ですか ?他の花の時はあまり見かけませんが、なぜ胡蝶蘭に水苔を使うのでしょう。その理由は胡蝶蘭の元々の生息地、実は東アジア一帯でそこの熱帯雨林の中で咲いていた花です。そして胡蝶蘭は土の中に生えるのではなくして木の上に生えているのです。 そのため観葉植物で育てる場合にももともと胡蝶蘭が生えていたのと同じような環境にしてあげることで胡蝶蘭の生育を助けているのです。

胡蝶蘭の育った環境に沿うように!

胡蝶蘭の上手に育てるには胡蝶蘭が生えていた環境と同じような環境を作ってあげることが上手に胡蝶蘭を栽培する秘訣です。 反対に胡蝶蘭の環境と違った、土の中に植えてしまうと根が腐って栽培はうまくできません。

胡蝶蘭への水苔の使い方!

胡蝶蘭の植え替え時期に最適な植え込み素材はバークと 水苔の組み合わせです。 その植え込み素材としてバークを使いますが、理由は、木の皮からできているバークを使うと、水はけがよいため胡蝶蘭には大変いいのです。根っこが腐りやすい胡蝶蘭にとっては大変相性が良いと言われていて、同様に水苔も育て方も楽なのと、水はけも水持ちも良い植え込み素材なため、よく組み合わせて使われます。

水苔が100均でも買えるの?

観葉植物栽培に欠かすことができなくなってきている乾燥水コケですが、ご近所にある100均などでも最近は販売されています。 この機会に、購入され水苔の戻し方などを参考にチャレンジされてみるのはいかがでしょうか!

まとめ

いかがですか、観葉植物栽培に必要な水苔と水苔の栽培、そして使い方はお分かり頂けたと思います。 これを機に水苔を使った苔玉をインテリアに飾って、お部屋のイメージチェンジなどはいかがですか?