コスパ抜群!カシータスMGL
カシータスMGLは、シマノから発売されているベイトリールです。このカシータスMGLの凄いところは、この価格帯では考えられないスペックであると言うことです。NEW マグナムライトスプールというシステムも搭載されています。そのスペックは上位機種にも搭載されているシステムもあり、コストパフォーマンスは抜群です。
カシータスMGLの素晴らしいブレーキ
まず、カシータスMGLの評価すべき素晴らしいポイントの一つ目は、どんな人で扱いやすいベイトリールであると言うことです。飛距離を伸ばしたい場合、バックラッシュとの戦いになります。バックラッシュを防ぐためには、ブレーキを使用するのですが、その反面飛距離は削られます。このせめぎ合いが悩ましい所ですが、カシータスMGLは性能のいいブレーキシステムで飛距離をかせぐことができます。
そのブレーキシステムが、NEW SVS∞(インフィニティ)というシステムです。このブレーキはどんな場面でも使えるブレーキで、その上調整も出来ます。自分の使い勝手に応じて使い分けるといいでしょう。
カシータスMGLのスペック
本体スペック
ギア比 6.3(ノーマル) 7.2(HGシリーズ) 最大ドラグ力 4.5㎏ 重さ 190g スプール寸法 径 34mm 幅 22mm ナイロン糸巻量 12ポンド/120m 14ポンド/100m 16ポンド/85m 最大巻上長 一回転 67m(ノーマル) 77m(HGシリーズ) ハンドル長 42mm ベアリング数 S A-RB 2個 ボール2個 ローラー1個
カシータスMGL搭載システム
NEWマグナムライトスプール
シマノの技術の、NEW マグナムライトスプールというものがあります。これは、ベイトリールでキャスティングする際の、飛距離に関する技術です。ベイトリールのスプールを軽量化して飛距離を伸ばすのですが、NEWマグナムライトスプールでは、その軽量化を更に進めてたものです。
その軽量化は、スプールの側面まで穴を開けることを技術的に可能にしたシマノの素晴らしいシステムです。これによりメーカーホームページでも、約10%の慣性モーメントのダウンと、約20%の飛距離アップしたと掲載されています。この飛距離のアップは、もっと釣れるために大事な要素になってくるでしょう。
S3Dスプール
S3Dスプールは、キャスティングの際に邪魔になってくるスプールの振動を抑えるためのシマノの技術です。キャスティングの際の振動は、飛距離やコントロールの精度にもかかわってくるものです。その振動を抑えて、狙いたいポイントにキャスティング出来るようになります。これでバスのいるポイントへキャスティングして、釣れる可能性を高めてくれるシステムです。
NEW SVS∞(インフィニティ)
NEW SVS∞(インフィニティ)は、遠心プレーキシステムでダイアルの調整で、様々なシーンに使えるものになっています。バックラッシュは、ベイトリールの天敵です。その心配を、この遠心ブレーキは減らしてくれて、攻めたキャスティングを可能にしてくれます。シマノのベイトリールのシステムの中でも、かなり重要なシステムですね。
S A-RB
シマノのベアリングで、A-RBというものがあります。このベアリングは、錆にとても強いものです。錆に強いということは、ベアリングの不調でベイトリールがダメになるという事が減ってくれるので、リール自体の寿命も延びます。S A-RBは、A-RBに塩による塩分再結晶化を減らし塩ガミも減らしたものです。
スーパーフリースプール
スーパーフリースプールは、スプールのベアリングを二つのみにすることで抵抗をなくし、ロングキャストを可能にしたシステムです。その効果は、カシータスMGLの飛距離に関係していて、極限まで抵抗を減らすことでスプールが回転しやすくなり飛距離が伸びます。ロングキャストをしたい方は、ぜひ一度試してみていただきたいです。
海水対応
このカシータスMGLは、ソルトゲームにも対応しており、シーバスも狙うことができます。これを可能にしているのは、S A-RBのベアリングのおかげです。ですが、海水で使用した後はしっかり水洗いをすることは必須です。
カシータスMGLは飛距離がスゴイ
カシータスMGLが評価されている、最大の魅力の一つはその飛距離です。これを可能にしているのがMGLが表す通りにNEW マグナムライトスプールです。このNEW マグナムライトスプールは、メタニウムMGLにも搭載されているシステムで、その飛距離は折り紙付きです。しかし、それ以外にも飛距離アップに役立っているシステムがあります。
それはスーパーフリースプールです。ロングキャストの最大の敵は摩擦です。その摩擦を起こすベアリングとの接点を最小限の2点に抑えることで、スプールの回転を邪魔することなくルアーは飛んで行ってくれます。これはシマノ独自のシステムのため、他社にはまねのできないベイトリールのシステムです。
飛距離は20%もアップ:interrobang:︎
マグナムライトスプールのお陰で、カシータスMGLの飛距離は約20%もアップしたという事ですが、これが釣りにどのような影響を与えるのか?それは、それは、最大飛距離だけではなく、同じポイントを狙い際にも、少ない力で狙えるという事です。従来のリールでは100%の力でキャスティングしなければならないポイントに、カシータスMGLならば約85%ほどの力で届く訳です。これは、キャスティングの精度も上がってる一石二鳥ですね。
上位機種メタニウムMGLとは何が違うの?
カシータスMGLは、上位機種にも搭載されているシステムがたくさん使われています。では、カシータスMGLと上位機種メタニウムMGLの違いはなんなのでしょうか?ズバリ、それはボディの材質にあります。カシータスMGLのボディは樹脂製で、上位機種のメタニウムMGLはHAGANEボディという金属製です。
ボディの違いで何が変わるのか?
ボディの違いは、精度がどれだけ長く狂わないかに関わってきます。樹脂ボディだと、どうしてもボディにネジれが出てきて、ギアの噛み合わせやスプールの軸受けなどかずれてしまいます。このギアの噛み合わせが悪くなると、巻く力がうまく伝わらなかったり、飛距離が出ないのです。
一方HAGANEボディは、剛性を高めたボディでネジれに強く、正確なギアの噛み合わせを保つことができます。そこが、上位機種とカシータスMGLの大きな違いですね。この違いは大きいのですが、価格帯もかなり違ってきますので、お財布と相談して購入を決めてみて下さいね。
それでも飛距離は上位機種譲り
カシータスMGLのボディは樹脂製なので、ダメなのかなと思う方もいるかも知れません。しかし、そうではありません。あくまでもHAGANEボディを持ったメタニウムMGLと比べたら、少し劣るだけで、それ単体で見たら剛性も問題のないレベルです。特に飛距離は、この価格帯では考えられないコストパフォーマンスなので、使ってみる価値は十分にあります。
カシータスMGLのインプレ
カシータスMGLのインプレをした方の動画がYouTubeに上がっています。インプレの中でも、投げ心地の良さなどが褒められています。重いルアーでも、しっかり投げる事が出来ているので、ハードベイトでの使用も出来ているようです。
NEWマグナムライトスプールのインプレ
カシータスMGLの要とも言えるシステムの、NEWマグナムライトスプール。こちらのインプレ動画も、シマノ公式でYouTubeに上がっていました。ハードベイトでの飛距離は、体感できるほど違いがあるようです。
NEW SVS∞のインプレ
このカシータスMGLで、搭載されているもう一つの要がNEW SVS∞です。NEW SVS∞についても、シマノが公式でYouTubeにインプレ動画をあげていました。ダイヤルの調整のみで、ブレーキの効きが変わることやそれだけではない事を説明してくれています。
まとめ
ここまでカシータスMGLについてご紹介してきました。様々な評価がある中で、コストパフォーマンスの高さは脱帽ものでした。初めてベイトリールの購入をを考えている方や、買い替えを考えている方にオススメのベイトリールです。是非一度、試してみてはいかがでしょうか?この記事が、あなたの釣りライフに少しでも役立ては幸いです。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。