17 ホリデー磯 1.5号 450
シマノ リール 16 ナスキー 2500
SANNA(サンナー) ニューワンタッチウキ止め糸 中 060033
メジナ釣りの醍醐味
メジナはよく引く魚(動画)
メジナ釣りは面白い!と人気の釣りです。ウキが水中に消えていき、明らかにメジナが引いている!そう思い竿をあおると、竿と糸を伝わって感じるグン、グンッという手応えを感じられる、釣り人にとっては非常に楽しい釣りですね。狙い方によっては下記の動画のようなビッグサイズも狙えますよ!
あらゆる釣り場、季節に釣れる
メジナは海であれば港、地磯など、アクセスしやすい場所で狙えます。地域も幅広く、本州や四国、九州ならばたいていの沿岸で狙うことができる身近なターゲットです。 メジナは時期を問わず1年中釣れるのも魅力です。
遠征すれば大物も!
また、メジナは離島や沖堤防、磯場では大物が狙えるのも魅力のひとつ! 一般に40cmを超えればなかなかの大物メジナで、50cm以上ともなれば、夢のサイズです!日本全国、大物を狙っている方がたくさんいらっしゃいます。
ルアーでは難しい?
筆者自身は、小型のルアー(メタルジグ)で小さなメジナが釣れたことがありますが、それはごく稀なようです。基本的にはルアーより、餌釣りで行う対象魚といえます。
メジナって美味しいの?(動画)
メジナを食べることに関してピンとこない方も多いのではないでしょうか。 ところがこれが美味しい魚なのです!特に寒グレと呼ばれる冬の時期のメジナは絶品。刺身をはじめとし、塩焼きなど様々な調理方法にも向いているのです!
夏のメジナを食べる際は注意
ただし夏の時期のメジナは磯臭く、食味は落ちてしまいます。メジナの身は暑いと痛みやすいですので注意しましょう。鮮度を保ったまま持ち帰るために、クーラーに保冷剤や氷をたっぷり備えておきましょう。
美味しい外道も釣れる?
しかしアジやカワハギなど、美味しい魚が釣れる可能性がありますので、夏でもトライする価値があります。高級魚として、市場価値が高い魚釣れると、たとえ狙っていなくても喜びたくなりますよ!
メジナの生態
メジナはどこに住んでいる?
メジナは本州~九州の沿岸に生息しています。特に潮の通りがよく、水深のある岩礁帯、海草が茂る磯場に年中住み着いていることがほとんどです。逆に砂浜や、淡水と海水が混じる河口付近にはメジナがあまりいません。
口太グレと尾長グレ(動画)
動画で説明されていますが、主に釣りの対象となるメジナには口太グレ(メジナ)と尾長グレです。一見するとよく似ていますが、尾長の方が文字通り尾が長く切れ込みが急です。 ちなみに釣った際、特に引くのは尾長の方です。
メジナの呼び名
正式名はメジナですが、関西以西だとグレ、さらに九州まで行くとクロと呼び名を変えることが知られています。 そして手のひらサイズの小さなものは『木っ葉グレ』とも呼ばれています。愛嬌のある呼び名ですね。
餌はオキアミ!(動画)
メジナ釣りではオキアミという、冷凍のエビが餌の主流となります。ところが、実際にはゴカイやイソメといった虫エサでも釣れますし、冬の時期に海草を束ねたものを針に付けても釣れる場合もあるそうです。
メジナ釣りの道具
メジナは時期を問わずフカセ釣りが人気!
メジナの最もポピュラーな釣り方となります。具体的にはオキアミを餌にしたウキ釣りです。なぜ「フカセ」と言うかといいますと、語源は「浮かせ」からきています。メジナを餌のある層まで浮かせる釣り方ですね。
フカセ釣りに必要なもの一覧
基本の道具をご紹介します。 ・竿 ・リール ・糸(道糸とハリスの2種類) ・ウキ ・ウキ止めやヨリモドシ ・針 ・餌 初めての方は数が多くて何が何やらかもしれませんね。順を追って解説していきます。
竿は磯竿と呼ばれるものを
17 ホリデー磯 1.5号 450
メジナ釣りの竿は『磯竿』を使用します。磯竿を用いる理由はメジナの強い引きに対し、クッションの役目を果たし柔らかく曲がるものが適切だからです。また、釣り場は足場の高い堤防や磯となりますので、長さも必要となります。
磯竿の長さは?
4.5~5.4mほどのものがよいでしょう。長いほど扱いにくくなりますが、海面との距離が比較的近めな防波堤では4.5m、海面までが遠目な磯では、5m以上が必要充分な長さといえます。
磯竿には号数がある
そしてもうひとつ、竿には強度を表す号数が定められています。メーカーによって微妙にズレがありますが、メジナ釣りですとおよそ1.5号以上の竿を使用することになります。
リールは2500番クラスを
シマノ リール 16 ナスキー 2500
長い糸を蓄え、巻き取るためのリールは、中型のスピニングリールが扱いやすいのではないでしょうか。こちらにも番数があり、2500番が扱い安いでしょう。メジナの他にも、ルアー釣りなどあらゆる釣りの際に使用できますよ。
リールの番手にご注意
ただし2506や、2500Sといったいわゆる浅溝のリールはやめておいたほうが無難です。なぜならこちらのリールは糸の巻き量が少なく、メジナ釣りには足りなくなるからです。
ベイトリールは不向き
また、スピニングの他にベイトキャスティングやスピンキャスト(クローズドフェイス)といった種類のリールもありますが、これらもトラブルが多くメジナ釣りには向いていません。
糸(ライン)には道糸とハリスの2種類を使う
メジナ釣りの糸には、道糸とハリス、2種類の糸を用意します。針に近い方の糸がハリスで、道糸より細くする必要があります。これはハリスを切られても、道糸や仕掛けが残るための措置なのです。
糸の号数は?
道糸はナイロン素材2号~3号、ハリスはフロロカーボン素材の1.5号~2号程度で問題ないでしょう。道糸に比べ、ハリスは細くしてください。ハリスと針がすでに結んであるものが、手軽でオススメです。
ナイロンとフロロカーボンって何?
メジナ釣りには、しなやかな道糸と強度をもった細いハリスが不可欠です。ナイロンはしなやかで扱いやすく安価。道糸にうってつけです。フロロカーボンは固くて丈夫で、岩礁帯を釣るメジナにハリスとして有効です。
糸の結び方はユニノットがグッド!
糸はどうやって結ぶの?と思われるかもしれませんが、釣り糸は決まった結び方でないとあっさり切れたりほどけたりします。上記のユニノットを練習してみてください。 また、仕掛けを軽くするために道糸とハリスを結ぶ場合も多いですが、最初のうちは極小のヨリモドシを使用したほうがよいでしょう。上手く結べるようになるまで、何度も修正を繰り返してみてください。
メジナ釣りの小物類は意外と重要!
いろいろあるよ、小物類
フカセ釣りにはウキが必須です。また、それを適切に扱うためにその他の小物も必要になります。こちらも順を追ってご説明していきますね。
ウキはフカセ釣り用のものがある
メジナのいる場所へ仕掛けを届け、アタリをとるためのウキ。メジナ釣りにはフカセ釣り専用の円錐ウキを用います。こういったウキにはオモリが内蔵されていて、ウキ単体でよく飛ぶように出来ています。
ウキ止めは必須!
SANNA(サンナー) ニューワンタッチウキ止め糸 中 060033
釣法によっては使用しない方もいらっしゃるのですが、これらのパーツがあるとメジナ釣りがしやすくなります。ウキ止めは、仕掛けが指定の位置で留まるようにするものです。
ウキストッパー(からまん棒)とヨリモドシ
また、ウキの下にはウキストッパー、もしくはヨリモドシを装着すると便利です。
メジナ釣りの針はグレ6号から
メジナ用の針もいろいろな種類があります。一般的にはグレ針の6号前後がよいでしょう。狙う魚が大きいほど、号数も大きくなりますが6号であれば平均的なサイズのメジナに対応します。
その他、あると便利なメジナ釣りのグッズ
メジナ釣りの餌はオキアミ!
付け餌とコマセ(動画)
さて、最も大事な餌についてご説明します! 針に付ける餌『付け餌』はオキアミをまっすぐになるよう尾の方から刺します。オキアミの尻尾は、ハサミで切り取るのがよいでしょう(下記の動画参照)。
コマセでメジナを寄せる
メジナを寄せるために、ヒシャクで撒く餌です。これは、オキアミをまとめてブロックにしたもの+粉末の集魚剤と海水を混ぜ込んで使います。オキアミも冷凍した状態で販売されていますが、解凍して使いましょう。
メジナ釣りの道具を揃えたら、前日の準備は?
情報を集めて、まずは人気ポイントから!
新聞やネットの釣り情報など、昨今では様々な情報を簡単に得ることができます。まずは比較的安全な防波堤、港を探してみてはいかがでしょうか。 釣果の欄に『メジナ、30~40cm、5~10尾』などと書いてあれば、有望なスポットといえます。他にも天気の確認など、準備は万全に!
オキアミは前日に解凍しておく
オキアミは冷凍のものが、付け餌のパックと、コマセ用のブロックがありますね。ブロックの方は、前日には外に出しておくなどして解凍しておきましょう。釣り場について、半解凍くらいになっているのがベストです。
あらかじめ仕掛けを作っておく
ウキストッパーやヨリモドシまでの仕掛けを、ご自宅であらかじめ作っておくことをオススメします。現場ですと、風があったりするとなかなか上手くいきません。ただし、針+ハリスは危険ですので、現場で結ぶ方がよいでしょう。
メジナ釣り当日!釣り場で最初にすることは?
まずはコマセを作ろう!
釣りをする場所を決めたら、まずはバッカンに解凍したブロックのオキアミと集魚剤を入れます。そして水汲みバケツで海水を適量混ぜ込みます。海水は少しずつ混ぜ、撒いたときに塊があまり散らばらない程度の具合が基本です。作り終わったら、少しばかり撒いてメジナを寄せておきましょう。
仕掛けを作り、竿を伸ばす
竿を伸ばす前に、竿のガイドに糸を通しましょう。このとき、リールのベイルアームを起こしてから糸を出さないと、巻き取れなくなるので注意です。そのあとにウキ止め、ウキ、ウキストッパー、ヨリモドシ、ハリス+針を順番に付ければOK!
あとは竿を伸ばし、前述のように餌を刺して準備完了です!(上記の動画参照)
メジナ釣りのポイント
潮目を狙おう
海には常に流れがあります。その流れもひとつではなく、複雑に流れているのです。海でのポイント選びの基本は、潮目を狙うこと。海面を見ると、水の色が違って見えたり、泡が線状に溜まっている場所が見つかると思います。そこがポイントです。
コマセや仕掛けは潮の上流に投げて流す
コマセや仕掛けは潮の上流側に投げ込み、狙いたい水深に餌が届く頃に潮目に差しかかる…というのが基本になってきます。そして、できれば足元のポイントから探っていってみてください。
メジナ釣りは意外と忙しい
釣れないときに試すことは?
凪いだ波の音を聞きながら、そよ風を感じのんびり…というのが釣りのイメージかもしれません。しかし!狙った魚がなかなか釣れないこともあります。そんなときに修正していただきたいのが、次の3つの事柄です。
1、仕掛けとは違う場所にコマセを入れる
これは餌取り(本命でない小型の魚)が多いときによく行うテクニックです。あえて沖に撒き餌を撃って、仕掛けは足元に落とす。またはその逆。これで餌取りの大部分を回避することが可能です。大型のメジナほど、餌取りに遅れて餌を食べるものですから。
コマセを撃つ→仕掛け投入→狙いの修正
餌取りを回避できたら、仕掛けを落とす位置をどんどん修正していってみてください。魚釣りは、わからないうちは狙って修正しての繰り返しになります。根気強く、かついろいろなことを試してみましょう。
2、仕掛けの長さを修正する
ウキから針までの長さを「ウキ下」と呼びます。これはウキ止めで固定した位置にウキが留まるので、ウキ止めをずらしてみてください。要は餌を漂わせる水深を、どんどん修正してみるということですね。メジナは基本中層を狙いますが、どの水深が釣れるのかは日替わりということを頭にいれておいたほうがいいでしょう。
3、思い切って場所を移動する
どんな釣りでも言えるのですが、魚の釣れる場所も日替わりです。ですので、ひとつの場所に固執せず、ある程度やり切ったと感じたら移動するのも手です。時には休憩として、観光や買い物などするのもよいかと思います。
メジナ釣りで気をつけたいこと
ライフジャケットを着用しよう
釣りをする際には必ずライフジャケット(救命胴衣)を身につけ、安全に気をつけましょう。毎年、海や川での釣り人が何人も亡くなっています。楽しいはずの家族サービスが、思わぬ惨事になってしまう…そういったことは避けたいですよね。ベスト型が小物を持ち歩けて便利です。
また、ベストのポケットには針やルアーなどをむき出しのまま仕舞わないようお願いします。針先が出ていてはとても危険で、指などに刺さってしまうと病院に頼らざるを得なくなります。
ライフジャケットの股ヒモは絶対に通そう
そして股ヒモは必ず通しましょう。ダサイ、めんどくさいと言わずに、これを通して止めておかないと、落水してもベストがすっぽ抜けて機能しません。ベストはお子様用のものもありますので、ご家族の方は必ず身に付けさせてあげてくださいね。
荒天時は釣りをしない勇気も!
暴風だったり波が高いようなときは、引き上げる勇気も必要です。台風や冬の時期は、海は荒れ気味になります。そんな日は竿も振りづらく、無理に釣りを続行しても釣れない場合が多いですから。安全で楽しいことが第一ですので、安全に気を配って、仲間やご家族とも相談してみてください。
駐車違反やゴミのポイ捨ては釣り禁止につながる
港で漁師さんが仕事をするスロープなどに車を止めたり、立ち入り禁止場所に侵入したりといったことがあるとトラブルになります。最悪、その場所そのものが釣り禁止となる事例もたくさんあるのです。ゴミも散らかしてしまうと同様になることがあります。
ゴミ袋があると便利
スーパーの買い物袋でよいですからゴミ袋を持っていくといいでしょう。釣り糸や餌のパッケージなどを散らかさずに済み、ちょっとしたことで不要なトラブルを回避することができるのです。
最後に
いかがでしたか?最初にコツをつかむまでややこしいかもしれませんが、一度メジナの引きを味わうとまた行きたくなるでしょう。 時期を限定しない奥の深い釣りですので、ぜひ味わってみてください。
こんな青い海と空で釣りをしたら気持ちいいですよ