ズワイガニとタラバガニって違いはあるの?
ズワイガニとタラバガニの違い
見た目はどちらも、THE蟹ですが、実はタラバガニとズワイガニは全く違う種類だったのです。今回は、意外と知られていないタラバガニの秘密や、生態、そしてタラバガニとズワイガニの違いを紹介したいと思います。足の和や、毛ガニなの?という部分にも注目してご覧いただければ、より面白いと思います。
ズワイガニの生態
ズワイガニは、200m~以上の深海に生息しており、日本海側に多く分布しています(山口県よりも北側の日本海)
実は、ズワイガニは深海に生息しているため、細かい生態などはわかっていないこともあるとのこと。雄と雌で、生息する場所が違ったり、雄と雌で、サイズが違ったりします。
ズワイガニの名前の由来
脱皮する季節は春で、また脱皮した殻を自分で食べる習性を持っています。ズワイガニの名前の由来は、足が細い枝のようで、細い枝を指す古語の言葉~楚(すわえ)が、なまって呼ばれたものと言われえています。津和井蟹と漢字で表記されます。
冬の代名詞ズワイガニ
やはり、ズワイガニは冬の食材ということで、とても人気が高い蟹です。
火を通すととても赤くなる様は、冬が来たなと思わせるほどで、基本的に鍋や、焼き、蒸し蟹が最もポピュラーですが、新鮮な状態のズワイガニだと、刺身として食べたり、また寿司のネタとしても重宝されているほどです。
ズワイガニの足は左右に5本ずつの計10本で、甲羅が小さく、つるつるとした触り心地です、身の味は、とても甘みがあり、火を通すことで、濃厚な味わいを見せてくれます、そのため、しゃぶしゃぶでいただくのもおすすめです。
蟹味噌は最高!
なによりも一番の見せ所は、蟹味噌がとても濃厚でおいしい味わいというところでしょう、蟹味噌は味付けをしなくても濃厚なのですが、パスタに加えたり、鍋に入れたり、炊き込みご飯にしたりと様々な楽しみ方があります。
タラバガニの生態
タラバガニは知らていないことが多いです。タラバガニ属ですが、タラバガニ属とは生物学上ではヤドカリなのです。
普段皆さんが食べているタラバガニは、ヤドカリなのです。え?ヤドカリを食べていたの?と思われるかもしれませんが、ちゃんと食べられる食用ということで問題はありません。 名前の由来は、魚のタラの生息地に生息していることが多いため、タラの場所の蟹、タラバガニと呼ばれています。
生物学上との学術名として、本来はヤドカリなので名前が改められるかと思われていたのですが、蟹として有名になってしまっていたので、結果的に蟹のまま、ということになりました。
タラバガニの特徴や味
味はとてもたんぱくですが、身の量が多いため、とても食べ応えがあり美味しい蟹です。
毛ガニ、ズワイガニ、タラバガニとして日本では三大蟹で有名です、タラバガニは、刺身でいただくことも可能ですが、火を通さないと、身の繊維がとても硬いので、うまみも薄いのが特徴です。基本的に火を通す、焼きガニや、塩ゆで、蒸し蟹、鍋で食べられることが多いです。
タラバガニの蟹味噌は、ズワイガニや毛ガニと違って、油や水分がとても多く、臭みもあるため、食用とされていません。また、足は、左右4本ずつの計8本で、甲羅が大きいのと、とげとげしい突起が目立ちます。
やっぱり値段は高い?
ズワイガニとタラバガニ値段は?
今回は、ズワイガニとタラバガニの値段を見比べてみました。ただ、ズワイガニは身の量がさほど多くないですが、とても身が甘く美味しいです。
反対にタラバガニは量が多く、とても食べ応えがありますので、購入する際は値段で比べるのと合わせて、どれくらいの量になるのか、分量を考えるといいですね。
ズワイガニ値段
ズワイガニの値段をお調べしました。結果はこちら:ボイル冷凍1.5kg(3尾入り)で6800円ほどです。ズワイガニ1kg(2尾)で4800円。どちらもボイルした後に冷凍したものです、届いてから解凍して食べるものですね。
大体1kgあたり4000~5000円ほどが目安です。ズワイガニは大きさが小さいので、量で稼ぐタイプですね。
他にもズワイガニとタラバガニと足をセットで売っていたり、ズワイガニの甲羅を蟹味噌入りで販売していたりします。1kgあたり4000~5000ほどだと、冬に家族で食べる時におすすめですね。こういった分量ですと、正月用にもおすすめです。
タラバガニ値段
ズワイガニとの大きさの違いがタラバガニと比較すると値段に反映しているようです、タラバガニはだいたい1.5kg(1尾)16800円ほどです。1尾の大きさがとても大きいのですが、量でズワイガニと比べると大体1万円ほどの差があります。
こちらもボイル冷凍してあるものです。ほかにも足のボイル冷凍1kgで8800円ほどでした。
足ですが、1kgでもズワイガニの1.5kgよりも値段が高いですね。また、生タラバガニの足が2kgで16000円ほどで販売されていました。結論から言うと、タラバガニのほうがズワイガニよりも値段が高めですね、二倍以上の差がありました。
毛ガニも調べてみたところ、1kg(2尾入り)ほどで8200円ほどで販売していました、ズワイガニとタラバガニ、毛ガニを値段順で表すと、ズワイガニが一番安く、毛ガニがズワイガニとタラバガニの中間、タラバガニが一番高額、というような感じです。
ズワイガニのおいしい食べ方
焼きが美味しい
やはり、ズワイガニを美味しく食べるには焼くことがおすすめです。本来ズワイガニは甘みが強いですが、火を通すことでより強く甘みを感じることができ、とても美味しいです。
なにより、焼きガニをしながら、蟹味噌を楽しむことができるのがうれしいポイントです。
ズワイガニのさばき方
ズワイガニを焼くときは、ズワイガニの甲羅を外し、足を取る必要があります。まず、ズワイガニを仰向けにさせてから、ふんどしと呼ばれる部分に切り込みを入れると、足が外れるようになります、そこから足を外し、甲羅と足を分けることができます。
蟹をさばく時に注意なのですが、ズワイガニだけでなく、蟹にはエラと呼ばれる部分があります、これは食べられないので取り除きましょう。細かい部分などは動画を乗せますので、確認してみてください。
ズワイガニとくれば、カニ味噌が最高!
ズワイガニの蟹味噌はとても濃厚です、蟹味噌を甲羅ごとまとめて焼いてしまうことで、甲羅の上でぐつぐつ煮立ちます、その蟹味噌の中にズワイガニの身をつけてたべるのがとてもおすすめです、お酒にもよく合います。
また、ズワイガニの身を茹でてから取り出し、蟹味噌と一緒に炒めて、クリームや塩コショウ、コンソメで味付けをし、パスタを入れるととても美味しいズワイガニのおいしいクリームパスタが出来ます、とても美味しいのでおすすめです。
タラバガニの美味しい食べ方
タラバガニは塩ゆでが美味しい!
タラバガニは塩ゆでがとてもおすすめです。身がとてもたんぱくなのですが、タラバガニは火を通すことでとても食べやすくなります。ポン酢でいただくのが美味しい食べ方です。
また、新鮮な状態のタラバガニを食べる機会があれば、お刺身にして食べるのもおすすめです、とても噛み応えがあります。
タラバガニも焼きガニも最高!
タラバガニは蟹味噌を食べることができませんが、それでも焼くことで、タラバガニの甘さを引き出し、身もボリューム感があるため、とても美味しい焼きガニになります。
タラバガニはサイズが大きいので、さばくときに少し手間取ってしまいます、タラバガニは足も長く大きいので、焼くときは注意が必要ですね。
タラバガニは色んな楽しみがある
タラバガニは、焼き、茹でだけでなく様々な料理が楽しめます、酒蒸しにしても美味しいですし、甲羅や足で出しを取って味噌汁したり、鍋に入れたりするのも美味しいのでおすすめです。
ズワイガニとタラバガニ総まとめ!
ズワイガニもタラバガニも美味しい
ズワイガニとタラバガニの違いは生物上の違いから全く別の種類だったりと、タラバガニの名前が変更されないことなど、いろいろと面白い事実が満載です。生態系以外にもズワイガニとタラバガニの値段に差があったり、味にも違いがあります。
それぞれの特徴を見比べていただければ、選ぶ時の役に立つと思います、ズワイガニとタラバガニのどちらを買うか迷った時は参考にしていただければと思います。
ズワイガニ1Kg(2尾)で4800円