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【初心者でも簡単】枝豆の育て方講座!美味しく、元気に栽培するためのコツをご紹介!

枝豆の育て方について知っていますか?枝豆は、夏の時期になると定番の野菜ですよね。育て方を工夫すれば、夏の間長い期間で新鮮な枝豆を楽しむことができますよ。そんな、枝豆の育て方や収穫方法など詳しくご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
更新: 2021年6月17日
naru
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枝豆を栽培する前に「枝豆の特徴」

枝豆とは

枝豆を栽培する前に、枝豆の特徴について知っておきましょう。枝豆とは、マメ科の植物です。未熟な状態で収穫する豆のことを枝豆、枯れてから収穫する豆のことを大豆といいます。どちらも同じ枝豆の苗から作られています。どの品種の苗でも枝豆・大豆が収穫できます。ちなみに、枝豆は野菜類に分類され、大豆は豆類に分類されます。枝豆のさやの表面には産毛がついています。約3粒ほど豆が入っています。

枝豆の栄養素

枝豆は、たんぱく質とビタミンAがたくさん入っています。アミノ酸と糖分のバランスが非常によく、「畑の肉」ともいわれています。甘みもあり、食べやすいため子どもから大人まで幅広い年代に愛されています。ビールのおつまみやちょっとしたおやつに最適ですね。

枝豆の花

枝豆は開花時期になると、葉の付け根にかわいらしい花を咲かせます。開花時期は、6月~8月頃です。植え付け時期によって変わってきます。品種によって色は異なりますが、ピンクや白があります。花が終わると、さやを付けますよ。可愛い花なので、花も楽しんでみてくださいね。

枝豆の育て方に大切な栽培時期を知ろう

枝豆の栽培時期や栽培計画を知っておきましょう。この栽培計画は、夏に収穫する育て方を基準として立てています。まず、4月頃に種を発芽させて、植え付けを行います。そうすると、7月中旬ごろに収穫を行うことができます。また、秋に収穫を行いたい場合は、7月に植え付けを行ってくださいね。地域の温度や品種によって異なる場合があるので、育て方の基準として「こんな感じか!」という程度で知っておいてください。

栽培におすすめの品種

枝豆の品種は約200種ほどあります。品種によって種まき時期や収穫時期も変わってくるので、収穫時期が短いものと早いものを植え付けると長い期間枝豆を楽しめますよ。枝豆の育てやすい品種やおすすめの品種についてご紹介します。

奥原早生(ふつう)


この品種の枝豆は、生育がとても速いのが特徴です。種まきから収穫まで、約70日ほどしかかかりません。草丈は60cmほどとやや低めです。枝豆がたくさん実ってくれるので家庭菜園初心者におすすめの品種です。中間地での種まき時期は5月初旬からになります。

おつな姫(茶豆風味)

種まきから約80日ほどで収穫を行えます。茶豆ならではの雨宮うまみが楽しめますよ。全体にまんべんなくつきますよ。中間地での種まき時期は4月上旬からです。

湯あがり娘(茶豆風味)

種まきから85日ほどで収穫を行えます。甘みやうまみをたくさん感じることができる品種です。中間地の種まき時期は5月上旬です。 紹介した品種は、家庭菜園初心者におすすめの品種です。茶豆風味のものは、コクのある不快味わいを楽しむことができます。家庭菜園でチャレンジしてみてくださいね。他にもたくさんの品種がありますが、初心者が選ぶべき枝豆は、栽培期間が80日前後の極早生種、早生種のものを選んでください。

枝豆をプランターで栽培するコツ

肥料・追肥が少なめの育て方を意識しよう

枝豆を家庭菜園で育てる場合のコツは、「肥料・追肥を少なくしておく」ということです。マメ科の植物に関しては基本的に肥料・追肥は控えめな育て方を行います。理由は、根についている「根粒菌」というもので窒素肥料を自分でおぎなっています。そのため、肥料や追肥はほとんど必要ないといってもいいでしょう。肥料を与えすぎてしまうと、葉ばかりが茂って実がつかなくなってしまうので注意しておきましょう。

栽培ポイント「連作障害に気を付けよう」

枝豆を同じ土で育てていると、「ダイズシストセンチュウ」が発生しやすくなります。一度発生してしまうと、枯れてしまう原因になってしまいます。連作障害にならない育て方をするためには、同じ場所での栽培は行わないことが大切です。面倒でも、植え付けの時は土の入れ替えを行ってあげましょう。

枝豆の育て方1「種まき・苗植え」

種まき方法

種から育てるために、種まき方法をご紹介します。種まきは、4月~5月の間に行います。種を育苗ポットにまいて発芽させていきます。種まきの1日前に、一晩種を水につけておくと発芽しやすくなります。 用意するポットは、直径9cmの3号ポットがおすすめです。ポットの中に赤玉土や種まき用の土を入れたら、深さ1cmまで4粒ほどの種を押し込みます。押し込んだら軽く土をかぶせて、たっぷりの水を与えてください。3週間ほどで発芽します。発芽してから、本葉が4枚になったタイミングで間引きを行ってください。枝豆は、発芽後鳥に食べられてしまう可能性があるので、不織布をかけたり鳥が入ってこない場所で管理してくださいね。

苗の植え方

種まきを行い種を発芽させたものか、購入した苗の植え方をご紹介します。用意するプランターは、65cmのプランターがおすすめです。約4株ほど植え付けることができます。株同士の間隔は、20cmほど開けるようにしてください。苗より少し大きめの穴を掘り、苗入れて植え付けていきます。枝豆の苗は傷つきやすいので、丁寧に扱いましょう。プランターの底には、ネットと鉢底石を忘れずに入れておきましょう。枝豆は寒さに弱いので、暖かな環境作りを行ってあげてくださいね。


枝豆の育て方2「土作り・肥料」

枝豆を栽培する土作り

枝豆を栽培する土作りについてご紹介します。土質については、水はけと水持ちが良ければ問題ありません。プランターの場合は、野菜専用培養土を使用すると手軽に始めることができますよ。ただし、連作障害にならないように毎年土は変えてあげてください。 畑の場合、2週間前から土作りを行います。苦土石灰を150g畑に入れてよく耕し、1週間寝かせます。1週間たったら、堆肥を1kgのほかに化成肥料などを入れてよく耕しておきましょう。その1週間後に、植え付けを行うことができます。

枝豆の育て方に大切な肥料・追肥の与え方

肥料についてご紹介します。肥料は、土作りのときに混ぜ込んでおきます。ゆっくり効く緩効性化成肥料を使用してください。ゆっくり効くものを使用しておくことによって、追肥をたくさん与えなくても構いません。 追肥は、花が咲き始めたころに行います。1週間に3回のペースで液体肥料を与えましょう。水やりの代わりに追肥として液体肥料を与えると実がたくさんつきますよ。開花時期は、種まきから50日前後が目安です。

枝豆の育て方3「水やり」

枝豆の水やりのついて説明します。他の植物同様、土の表面が乾いたら水やりを行います。このとき、プランターの底から水が出てくるまで水を与えてくださいね。花が咲き、実がついたころに乾燥してしまうと葉や実が落ちてしまうので乾燥しないようにしてください。

水やりの失敗例

開花初期の水不足は、収穫量を減らしてしまう原因になります。乾燥しないように注意してください。開花時期は、ちょうど夏になります。乾燥しやすいじきですので、こまめに水やりを行ってください。水やりは、土の中が蒸れてしまわないように朝の涼しい時間帯か夕方に行いましょう。また、種まきのあとに水やりを行いすぎると種が腐ってしまい、発芽しなくなってしまう可能性があります。土の表面が乾くまで水やりは行わない、を徹底してくださいね。

枝豆の育て方4「土寄せ・支柱立て」

枝豆を上手に栽培する土寄せ方法

枝豆は、「土寄せ」という植え方を行って水はけや根張りをよくしてあげる必要があります。1回目の土寄せは、本葉が出てき始めたころに行います。子葉が隠れる程度株元に土をかけてあげましょう。2回目は、3本葉が出たころに行います。初めの本葉が隠れる程度土をかけてあげてください。

枝豆を上手に栽培する支柱の立て方

枝豆に支柱を立ててあげることで、風を受けても倒れにくくなります。苗の植え付け後に、枝豆の草丈が30cmほどに成長したら横に1mほどの支柱を立ててあげましょう。ひもで軽く結んであげてくださいね。

枝豆の育て方5「収穫時期と方法」


「枝豆がおいしく食べられるのは3日」という言葉を聞いたことがありませんか?枝豆はおいしく食べられる期間や収穫期間がとても短いです。種まきから100日を目安に収穫を行います。早めの収穫を行ってあげてくださいね。収穫のタイミングは、さやを軽く押したとき豆が飛び出すようであれば収穫します。遅れてしまうと実が固くなってしまうので注意しておきましょう。ハサミを使用してさやを一つずつ切り取ってもいいですし、豪快に根っこごと引き抜いても問題ありません。一度たくさん収穫しておいて、冷凍保存すれば長持ちしますよ。

枝豆の育て方6「害虫・病気対策」

害虫:カメムシ

枝豆の害虫対策についてご紹介します。枝豆が最も被害にあいやすい害虫は、カメムシです。花がつきはじめる時期からカメムシを見かけるようになります。実が小さいうちに養分を吸い取られてしまうので、実が大きくならない原因になってしまいます。見つけたら駆除していくか、野菜用薬剤を使用したり、支柱とネットを使用してカメムシが枝豆につかないようにしてあげましょう。最近では手軽に使用できる防虫ネットも販売されています。害虫対策を行うためにも準備しておきましょう。

病気:モザイク病

枝豆は、丈夫な野菜なのでほとんど病気にかかりません。まれにかかるのがモザイク病です。モザイク病はアブラムシなどの害虫対策をしておけばかかりません。予防として、農薬を使用しておけば安心です。土寄せなど、植え方を工夫することによって予防できる病気もあります。農薬を使用しないように、水はけや風通しを意識した植え方を行ってみてくださいね。

初心者でも簡単!枝豆を栽培しよう

初心者でも簡単に栽培できる枝豆についてご紹介してきました。枝豆の苗を購入して植え付けるのもいいですが、種を購入して自分で発芽させて植え付けた枝豆はとてもおいしく感じると思います。プランターで簡単に栽培することができるので、ベランダ栽培もおこなえますよ。育て方や植え方も簡単で、日頃のお手入れもほとんどありません。時期になれば、枝豆の花を楽しんだり収穫をたのしむこともできますよね!

植え方を工夫して長く楽しもう

植え方を工夫すればたくさん収穫することもできます。収穫時期のずれたものを植えたり、植える時期をずらせば夏の間長く楽しめますよ。例えば、5月上旬に早生種を植え付けます。5月中旬には中早生種を植えます。最後に下旬以中生種を植え付けます。すると、7月中旬~8月の終わりまで連続して枝豆を収穫することができます。このような植え方をすれば、枝豆を長く楽しめますよね!植え方の工夫次第で、楽しみ方もいろいろです。プランターでの枝豆栽培、興味がある方はぜひ、チャレンジしてみてください。