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【スカルパ】ドラゴの気になる評価・サイズ感などのレビューまとめ!

最近、話題になることが多いボルダリングなどのクライミングですが、シューズのスカルパとドラゴに関して知っている人はそんなにいないと思います。実はボルダリングのシューズはとても奥が深いのです。今回はそんな奥が深いシューズのスカルパ、ドラゴについて紹介いたします。
2020年8月27日
高橋元輝
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この記事で紹介しているアイテム

スカルパとは

シューズのスカルパ

スカルパとはイタリア北部で誕生したシューズ専門の製造会社です。この地方一帯は世界でトップクラスの靴製造業者が集まる地方としても有名で、その地帯の中でスカルパ社は堂々と「靴」を意味するスカルパという言葉を社名にして靴の製造を生業としていきました。

スカルパ社のシューズの特徴

スカルパ社のシューズは、デザインの美しさもさることながら、とても頑丈で長持ちで何度でも修理に耐えることもでき、愛着の沸く製品です。またこれらのシューズは時として、コストや効率を優先させない所から生み出されます。その品質の高さで、少しずつイタリアの登山靴市場で大きなシェアを得ていくこととなりました。

クライミングのスカルパ

スカルパの歩み

1938年、スカルパ社はイタリアの北部で創業しました。それから約40年後、1970年代にスカルパは日本に進出し、クライミングシューズの生産も始まりました。この頃のスカルパ社は会社としても黄金期で高品質なクライミングシューズが開発されていたそうです。また、スカルパ社の黄金期と同時に世界的に登山隆盛期だったため、黄金期と隆盛期が合わさっていたため、スカルパ社としてもこの年がターニングポイントだったのだと思います。

そして世界の登山家に愛される企業へ

1980年代、スカルパ社は規模を拡大し、クライミングだけでなく、アウトドアや山岳スキーまで規模を拡大しました。そして1986年、史上二人目の8000m登頂を果たした、イェジ・ククチカの足を支えたのがスカルパ社のシューズであり、スカルパ社のシューズが世界の一流登山家に愛されることとなりました。

スカルパのドラゴ


ドラゴとは

ドラゴはスカルパ社の商品で、スカルパ社の新時代を期待させるクライミングやボルダリングのシューズです。このドラゴというクライミングシューズは現代のクライミングシーンを映し出したモデルでもあります。高性能でありながら、適度な履きやすさも兼ね備えている商品です。 ドラゴはフューリアという商品の全部を大胆に撤去し、トゥーラバーを延長しているためフックが抜群に良く、クライマーから評価が高いです。

クライミングシューズとしてのドラゴの魅力

ドラゴの魅力①:グリップ力

ドラゴはクライミングの際に重要なグリップ力に優れています。強傾斜でのグリップ力はスカルパ社の商品の中でも群を抜いていて、グリップ力が必要な場面で真価を発揮してくれます。例えば、ロープクライミングで長時間使う時や、岩なら、石灰岩やチャートなどグリップ力がより必要ですので、そういった岩質などで使うと良いようです。

ドラゴの魅力その②:トゥ

ドラゴはトゥがとても優秀です。トゥとは直訳ではつま先の事です。シューズの先端の事ですね。この先端のトゥがドラゴはとても優秀なのです。何が優秀なのかというとクライミングやボルダリングの際に、岩をトゥで引っ掛けることが多々あるのですが、この引っ掛かりがドラゴのトゥはとても優れているのです。

ドラゴの魅力その③:ヒール

ヒールはトゥとは逆に足のかかとの方です。こちらもトゥと同じくドラゴはとても優秀で、ヒールのフックを向上させました。ヒールもトゥと同じく強傾斜でのボルダリングやフッキング多様のクライミングなどに心強いです。 また、このドラゴのような形のヒールカップは弱点とされていますが、このドラゴはより剛性の強いヒールカップになっています。そのため、細かい所や鋭角な所でのヒール負けも解消されています。トゥと同じくヒールもかなりのハイクオリティに仕上がっています。

ドラゴの魅力その④:細部までこだわった作り

ドラゴは足裏にもかなりこだわって作られています。フューリアにも取り入れられているテンションシステムをドラゴにも取り入れており、踏み込むときにヒールから足先へ効率よく力が伝わる作りになっています。そして、足裏もフューリアと同様にホールドの形に合わせた足さばきを可能にするためにシャンクは省略させています。さらに、足の指先の縫い目を上下に避けることで、繊細な足の感覚を実現することに成功しました。


ドラゴのサイズ

スカルパのドラゴを選ぶときのサイズは自分の足をよく見て、足にフィットするサイズを選びましょう。スカルパはヒールがおさまりがとてもいいです。ヒールのおさまりがいいということは歩くうえでとても重要ですのでドラゴはとても安定していると言えます。そのため、どんな足にもフィットするサイズが多いですが、フィットしないこともあるので、自分の足をよく見てサイズを選びましょう。 また、スカルパのサイズ表はEU表記となっているため、0.5cmよりももっと細かく刻まれているため、実際に履いてみて自分のしっくりくるサイズを選ぶようにしましょう。

ドラゴのターンイン

ターンインとはシューズのつま先が親指の方へカーブしていることを言います。このターンインは親指に力が入れやすくなりますので、インサイドエッジが使いやすくなります。逆にターンインだと小指の方には力が伝わらないので、アウトサイドエッジが苦手で使いにくい部分もあります。そのため、初心者の方はターンインのドラゴよりもフラットなものからシューズを試した方がいいかもしれません。慣れてきて経験をつんだらターンインのあるドラゴを使ってみたらいいと思います。上級者になったらターンインを使いこなして様々な所を登り、ドラゴのターンインの良さを実感しましょう。

ボルダリングでのドラゴの魅力

最近、テレビや雑誌などでボルダリングが取り上げられることが多くなってきました。そのため、ボルダリングに興味を持つ人も多いのではないでしょうか。 このドラゴはクライミングに適しているのでもちろん、ボルダリングにも最適です。実際にボルダリングの男性選手が使っているシューズで人気がとても高いようです。理由は先程書いたように、ヒールとトゥが優れていて、フックが引っ掛かりやすくなっているからです。今度もしボルダリングでもドラゴを使用した選手が偉業を達成したら、ボルダリングのシューズはドラゴというような現象が起こるのでしょうか。

ボルダリングでのスメア

スメアとは

スメアとはスメアリングの事で、ボルダリングでのフットワークの基本となる動きの1つです。しかし、基本的と言っても上級者でもできている人は少なく、少し難しい動きです。 例えば、ボルダリングをやっていて、フットホールドが欲しいのにない場合、そんなときに、スメアの動きができれば、フットホールドがなくても足場を作ることができ、さらに体を安定させることができるのです。

スメアの役割2つ


スメアの役割には「体を安定させる」「仮の足場を作る」の二つがあります。例えば、横移動をするときに、重心が壁から離れてしまいがちですが、その時に、スメアをすることによって、体を安定させられます。また、難しい課題になると、片足だけホールドに乗っていないということはよくあることです。その時に仮の足場を作ることによって、動きがスムーズにできるようになるのです。

スメアの基本的な動き

基本的には、スメアはボルダリングにホールドなどがついてない壁に足を乗せる時の置き方で、靴底をしっかりと押し付けるように足を置くことを言います。できるだけ靴底で押し付けるように乗らないと、つま先だけではずり落ちてしまいます。壁を押すように力を入れましょう。 ボルダリングでは中級・上級になると、この足の位置まで決められた課題がほとんどです。そのため、スメアを使うことも多くなってくるのです。その時に、スメアができていると、バランスがとりやすく、次の動きもスムーズにできるのです。中級者だとまだこのスメアができていない人が多いので、できるだけ早いうちからできるようにしておきましょう。

スメアにはスカルパのドラゴが最適

スメアにはスカルパのドラゴを使う人が多いです。その理由は足裏です。スカルパのドラゴは足裏の感覚にも優れていて、踏み込むときにヒールから指先へ効率よく力を伝達してくれます。そのため、スメアにはスカルパのドラゴを使用するクライマーが多いのです。

スカルパ ドラゴ

出典:Amazon
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スカルパのドラゴについて まとめ

スカルパ社のドラゴについて理解できたでしょうか。特徴としては、スカルパ社特有のデザインの美しさとシューズの頑丈さに加え、ドラゴはグリップ力やトゥ、ヒールがとても優れているということが特徴です。また、ボルダリングでのスメアをするときに使いやすく、ボルダリング上級者などに使用者が多いということも特徴の1つだと思います。デザインも性能も両方が良いということですね。 最近、ボルダリングが日本でも少し注目されてきているように思います。テレビや雑誌などで取り扱われることも多々あります。最近、ボルダリングやクライミングに興味がある人はぜひ、スカルパのドラゴを手に取ってみてくださいね。