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【2021】錆止め・錆落としに使える便利な錆転換剤!その特徴と使い方をご紹介!

鉄板などが朽ちてしまう原因の赤錆。反対に黒錆は錆の侵食から守ってくれます。錆落とし代わりに錆転換剤を塗装すれば、赤錆を黒錆に変え、錆止めとして効果を発揮するんですよ。スプレー製や塗料の上から塗装できるタイプもあります。錆転換剤の特徴や使い方を解説していきます。
更新: 2022年1月17日
gauyorim
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錆について

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鉄板などの鉄は時間がたつと錆てきますよね。雨に当たっても構わず外へ出しっぱなしにしていると、すぐに赤茶色の錆でおおわれてしまいます。この錆は赤錆といって、鉄を風化させるものです。

赤錆はデコボコしているので、酸素や水分が中に入り込みやすくなっています。そのため鉄の表面だけでなく奥まで酸化し、鉄全体が錆て朽(く)ち果てます。外に放置されている鉄を見ると、赤錆におかされているのが確認できますよ。

黒錆について

錆の種類は赤錆だけではありません。黒錆という錆もあるんです。黒錆は、鉄板などの鉄へ高い温度の熱を加えると発生します。黒錆の特徴としては、赤錆に反して表面がなめらか。

それに鉄へ密着しているので、水分や酸素を鉄に触れさせず酸化を防ぎます。このことから黒錆は錆止めとして利用されています。鉄板を錆から守りたい人にとって黒錆は、正義の錆ですね。

錆転換剤について

大切な愛車などの鉄板に赤錆がついてしまったら、錆落としもいいですが錆転換剤の利用も検討してみてください。錆転換剤は、赤錆を黒錆に転換する(変える)錆止め塗料です。

錆が転換するためには条件があります。錆転換剤に空気と水が合わさることで、錆転換の反応が始まるのです。使い方は後から詳しく説明しますが、とっても簡単!スプレータイプなど種類は様々あり、中でも有名なのはサビキラーです。

錆へダイレクトに効く錆転換剤

Holts(ホルツ) ラストコート MH150

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錆転換剤は赤錆に塗装することで、黒錆へ変えます。軽くこすって簡単にはがれる浮き錆に関しては錆落とししないといけませんが、種類によっては錆落としをせずに上からそのまま塗装できるので楽チン。

錆転換剤を使うタイミングはありません。錆を見つけた場合、塗料タイプなら錆の上から塗装し、スプレータイプは錆へシューっと吹きかけるだけです。錆具合によっては上から2回塗装して効果を高められます。

錆転換剤の仕組み

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錆転換剤の仕組みを分かりやすく説明します。まず赤錆は、鉄板など鉄の表面に付きます。その上から水を加えた錆転換剤を塗装すると、錆の転換反応が始まり赤錆が黒錆に変わります。

黒錆に変わるとその部分は錆の侵食が進まなくなり、錆止めの効果が得られるようなるんです。そして顔料など含まれているものによって表面が保護されます。さらに色の塗料を上から塗装することもできますよ。

錆転換剤は錆落としが必要?

錆落としは大変ですよね。上項でも少し触れましたが、サビキラーなどの錆転換剤は錆落としをせずに使えます。ですが浮き錆という簡単に落ちる錆については、錆落としをしないといけません。

他の錆止め塗料は、錆落としの作業が必要になりますので注意してください。錆落としをしっかりやらないと、錆止め塗料をぬったとしてもまた赤錆が発生してしまうのです。それでは錆止めとしての意味がなくなります。


ケレンについて

鉄板などへ塗装をほどこす際、その対象物は先に下地としての準備をする必要があります。錆や汚れをなくしてキレイにしたり、塗料のノリを良くするために表面を粗(あら)くする、などの作業です。

この準備のことをケレンといいます。ケレンには塗装対象物をどの程度キレイにするかのレベルがあって、よりキレイになるレベルほど手間とコストがかかります。

錆転換剤のケレンレベル

錆止め塗料を塗装する場合は、ケレンのレベルは高くなります。先に塗られていた塗料を完全に落としたり、錆を全て取り除くなどの作業が当てはまります。範囲にもよりますが、この作業をおこなうには時間がかかって大変!

それに道具が必要となるため、費用もかさんでしまいます。サビキラーなどの錆転換剤の塗装なら、浮き錆や汚れを取るぐらいの低いケレンレベルで済ますことができるんですよ。

錆転換剤とコスト問題

鉄板であるトタン屋根や鉄素材を使った小屋など、ずっと屋外に出ている鉄は、しだいに赤錆が発生してきます。仕方ないからとそのままにしておいて、赤錆におおわれ朽ちてから全てを取り替えるとなれば、多額の費用というコストがかかってしまいます。

材料をそろえて取り替え作業を自分でおこなえば、費用はいくらかおさえられます。ですが費やす時間と手間ははかり知れません。

錆転換剤はコストカットできる

錆びたトタンや小屋の鉄素材など、自分で取り替え作業をおこなうにしても、材料だけで大きなコストになります。業者に依頼すればコストはもちろん跳ね上がりますよね。しかも周期的に張り替えを繰り返すことになるでしょう。

錆転換剤を使うことで、この手間や時間、コストをカットすることができます。赤錆を見つけたら塗装すればいいだけ。赤錆の発生と広がりを防げる上、鉄を長持ちさせてくれるんです。

水性の錆転換剤がおすすめ

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錆止め塗料など錆に対しての塗料は、油性のものが多くあります。油性の主なデメリットをいくつかご紹介します。赤錆はデコボコしていると説明した通りですが、油性だとこのデコボコの奥まで入り込むことができません。

また、油性の成分にはシンナー類が含まれていますのでニオイが気になりますし、火がついて火事になる危険性を持ちます。それから塗装後、乾くのに時間がかかります。

水性の錆転換剤のメリット

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サビキラーなど水性の錆転換剤であれば、油性のデメリットを解消できますよ。このデメリットの反対の作用が水性のメリットです。水性は赤錆のデコボコ奥まで染み込み、錆を閉じ込めます。

ニオイや火事の心配がないので、特に注意するようなことはなく使用可能。保管に気を使う必要もありません。塗装後の乾きが早いのも特徴です。水性、油性ともに、開封後の使用期限がありますので確認しておきましょう。


すぐに使える水性の錆転換剤

BAN-ZI サビキラー プロ 1KG

出典:楽天
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油性塗料の場合、塗装する部分が乾いていないと塗れません。雨上がりや水洗いした後は当然のこと、湿気が多くて湿っている時も塗装は控えた方がよくなります。ですがサビキラーなど水性の錆転換剤なら、雑巾などで水分を取ってしまえばすぐに塗装できます。

油性塗料だと、季節や時間帯によってなかなか作業をおこなえませんが、水性はいつでもOK。乾燥しているタイミングを待たなくてもいいのです。

水性の錆転換剤は上塗りできる

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本来は、水性塗料の上から油性塗料を塗ることはできません。下の水性塗料がはがれたり、縮れてしまうためです。ですがサビキラーに関しては、水性塗料にも関わらず、塗装した上から油性塗料を塗ることができます。

水性塗料でも大丈夫。なのでどんな塗料でも上から塗れます。上塗りできるということは、自由に色をつけられるんです!ただし上塗りは、サビキラーがしっかり乾いてからでないといけません。

便利な錆転換剤を選ぶ

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多くの錆転換剤は、赤錆のついているところにしか塗ってはいけない仕様になっているので、注意が必要です。赤錆が全体に広がっているなら気にせず塗れます。でも普通は一部分や片面だけが錆びているという状態のため、塗装が難しかったりします。

そこで赤錆のついていないところへ塗装しても大丈夫、という仕様ならどうでしょうか。塗装は簡単でラクになりますよね。そういった錆転換剤もあります。

どこへでも塗れる錆転換剤

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赤錆以外のところへ塗れる錆転換剤なら、スプレータイプでも安心。スプレーだとひと吹きで広範囲に広がってしまうたうめです。さらに亜鉛メッキに不向きな錆転換剤が多くあります。

それだとトタンなどに使えませんので、亜鉛メッキでも問題のない錆転換剤を選びましょう。また、どこへでも塗れる錆転換剤は、赤錆のないところへ塗った場合に錆止めの働きをしてくれます。

錆転換剤を使うための道具

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錆転換剤を使う前に用意するものがあります。最初にそろえておけば、今後はいつでも使うことができます。消耗品はいくつかストックしておくといいですね。まず言うまでもなく錆転換剤。そして錆転換剤を塗るための道具が必要になります。

水性の錆転換剤なら水性用のハケ、ローラー、そして錆転換剤を移す入れ物、軍手など手を守るための手袋があればOK。スプレータイプなら手袋だけで大丈夫ですよ。

必要に応じてそろえるアイテム

スプレータイプの場合をのぞいて、上記が基本的な道具になります。あとは塗装対象物によって、必要に応じてそろえてください。マスキングテープやシート、雑巾、ヤスリかサンドペーパーまたは金属タワシなど。これらはスプレータイプであっても用意しておきましょう。それぞれの用途は下項目で説明します。

錆転換剤の使い方


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錆転換剤を使うにあたっての道具やアイテムがそろったら、錆転換剤を使用していきましょう。サビキラーなど水性の錆転換剤の使い方を説明します。種類によって使用方法が異なりますので、先によく確認しておいてくださいね。

ケレンをする

最初に塗装対象物をケレンしておきます。簡単に取れる浮き錆をサンドペーパーやヤスリで取り除いてください。すでに塗料で塗装されていて、その塗装面の下が錆びている場合があります。

金属タワシで塗料をはがしておけば、その錆へ錆転換剤をダイレクトに当てられます。汚れなどは水洗いして雑巾で拭けば大丈夫です。塗装しない部分に錆転換剤が付かないよう、マスキングテープや養生シートで保護します。

錆転換剤の準備

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塗るタイプの錆転換剤は成分が下にたまっているので、よーく混ぜてください。そして使う分だけを別の入れ物へ移し、水でうすめます。水の量は各錆転換剤の適量にしたがいましょう。

重ね塗りできる種類なら、1回目は半々ぐらいの割合までうすめると、錆へ染み込みやすくなりますよ。2回目は適量の水でうすめた錆転換剤を塗れば効果的です。準備ができたら、ハケやローラーなどで塗装してください。

注意点

重ね塗りする場合、先に塗った塗料がしっかりと乾いてから上塗りするようにしてください。重ね塗りで必要になる乾燥は、錆転換剤だけでなく油性の塗料も必要です。

油性塗料を上塗りするなら、錆転換剤は十分に乾かさないといけません。それと錆がなくキレイな表面へは、錆転換剤に限らず塗料のノリが良くありません。ヤスリなどで粗さを出してから塗装します。これもケレンになりますよ。

まとめ

錆転換剤という錆止めとして便利な塗料を詳しく解説してきました。金属を腐食させる赤錆から、錆止めの効果がある黒錆へと変えてくれます。

錆転換剤を使えば錆の発生を防げるため、鉄の素材が錆びて朽ちるたびに新しいものへ変更する、という大きなコストをカットできます。種類によってはとっても簡単に使用可能です。鉄素材が長持ちするようケアしてあげてくださいね。