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ダッチオーブンとは?キャンプの幅が広がる万能鍋の魅力をご紹介!

ダッチオーブンで作る料理はキャンプやBBQのメイン料理花形です。今回はキャンプだけでなく日常でも料理の幅が広がるダッチオーブンおすすめの商品や使い方、簡単な調理方法をご紹介していきます。調理方法は蓋をして火にかけるだけでわくわくする様な料理ができます。
更新: 2021年12月28日
outdoordogs
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ダッチオーブンとは

ダッチオーブンとは蓋のついた重量のある鋳鉄鍋のこと、つまりは鉄でできた持ち手と蓋のついた鍋のことです。ダッチオーブンは焚き火の中にお鍋のまま入れることも可能です。今回はこのダッチオーブンの魅力についてお伝えしていきます。

何でも作ることができる魔法の鍋

材料を入れて蓋をして、火にかけたり、火の中に入れて蓋の上にも炭を置き上下から加熱すると、次に蓋を開ける時には様々な料理ができてしまう魅力的なお鍋は、前菜、パン、スープ、メイン料理からデザートまで幅広い料理を作ることが可能です。

ダッチオーブンの歴史

キャンプやBBQで大活躍のダッチオーブンですが、ダッチオーブンの歴史について簡単にご紹介していきます。

西部開拓時代とダッチオーブン

ダッチオーブンの歴史というと西部開拓時代にカウボーイが荒野でダッチオーブンを使って料理を行うイメージや海外の日常の生活の中で暖炉の中にお鍋を丸ごと入れて調理するイメージを思い浮かべる人がいるかもしれませんが、もともとはビーンポッドと呼ばれるヨーロッパで使われていたお豆の用な形のお鍋がダッチオーブンの起源といわれています。

ビーンポッド(のちのダッチオーブン)の広まり

ビーンポッドはオランダの移住者によって植民地時代の1600年代頃にアメリカの開拓地に鍋が持ち込まれていたとされていますが、詳細な時期についてはわかっていません。さらにはのちのフロンティア・西部開拓時代にはビーンポッドと呼ばれる鍋は改良されてダッチオーブンへと進化していきます。

ビーンポットの改良と進化

植民地時代のアメリカにはオランダ人が多く移住しており、アメリカに渡ったオランダ人がヨーロッパで普及している鉄製品の鍋、ビーンポッドの販売を広めていました。一般の家庭では暖炉等で料理を作っていたので、暖炉にそのままビーンポットを入れて薪や炭を調節し、調理を行っていました。そういった調理方法に対応できるように、工夫を重ねてダッチオーブンは進化していきました。

ダッチオーブンの語源

ダッチオーブンという名前はオランダ人のオーブン鍋というところから、ダッチという人が発明した、オランダによる鋳造技術を使用したから、と語源については諸説あるといわれていますが、はっきりとした語源の理由はわかっていないとされています。

ダッチオーブンの特徴

ダッチオーブンのメリット

ダッチオーブンの特徴は一言でいうと、使い方は簡単で料理の幅が広がるということです。焼く、煮る、蒸す、揚げる、炒める、燻す、保温させる、など様々な使い方ができます。下からの火と蓋の上に置いた炭の熱で上下からオーブンの様な加熱ができ、素材が鉄の鍋は高温の調理ができるので揚げ物もカラッと仕上げることができます。最近ではIH対応のダッチオーブンも登場しているので、より料理の幅が広がります。

ダッチオーブンのデメリット

ダッチオーブンでのメリットは、とにかく重量があり重いこと、大きな鉄のお鍋は片付けが不便であること、素材が鉄なので使い方でサビが出やすいこと、しばらく使わないとお鍋が酸化して臭くなりやすい等があります。また製品の品質を維持するには使用前と後に食用油を塗ったり、シーズニングを行う必要があります。また卓上のカセットコンロでのダッチオーブンの利用は条件によっては鍋が高温になってしまうと卓上コンロが爆発する可能性があるのでこういったコンロでの使い方はできません。

キャンプの充実におすすめ

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キャンプの食事でダッチオーブン料理がでてきたら、みんなテンションが上がってしまうでしょう!ここがダッチオーブンの魅力で、より楽しいキャンプになること間違いありません。さらには炭や薪を使って調理している姿はとてもかっこよく見えます。

ダッチオーブンの種類

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ダッチオーブンはクラッシックなタイプのもの、足がついたものから、家庭用のガスコンロやIHで使えるものまで幅広いサイズや種類があります。

ダッチオーブンの使い方(お手入れ)

鉄鍋は素材が鉄なので錆やすいというデメリットがあるので使用後やしばらく使わなかった場合はシーズニング(慣らし)等のメンテナンスをする必要があります。製品によっては初めて使う前に錆び止め塗装を落としてシーズニングを行わなければならないものもあります。

シーズニングとは

シーズニングとは錆びない様に植物油を塗って火にかけて油をしみ込ませて焼き付けることで酸化皮膜を作って錆びない様に手入れをすることをいいます。金属ブラシを使うとこの皮膜が取れてしまうので気をつけましょう。(金属ブラシが使える素材のダッチオーブンもあります。)油のにおいが気になる場合はくず野菜を炒めます。

シーズニングの方法

初めてダッチオーブンを使う時のシーズニングの方法をご紹介します。1洗剤とスポンジで錆び止めワックスやシリコンを落とす。2水分を飛ばして表面に植物性油を薄く塗る、3煙が出るまで火にかけ焼き切りこれを繰り返す。4蓋も鍋もくず野菜を炒めて臭いを取る、4油を塗って乾かす。この作業が必要です。鍋が熱い状態で水をかけて冷やすとヒートショックが起こり鍋が割れるので気をつけて下さい。

LODGE社のダッチオーブンお手入れ方法

LODGE社の公式HPにて公開されているお手入れ方法をご紹介します。1水とブラシで洗う(金属のブラシはNG)必要であれば軽く洗剤とスポンジやスクレーパーで汚れを落とす、2水気をしっかり拭いて乾かす、3食用油を薄く塗ってシーズニング(慣らし作業)を行う。この3つの手順が基本的にダッチオーブンには必要となります。

コールマン社のダッチオーブンお手入れ方法

コールマンのダッチオーブンはシーズニングが不要なのですぐに使えます。1調理後のダッチオーブンに水を張って火にかけて沸騰させる、2オーブンの温度が下がったら金属製以外のたわしで汚れを落とす、3もう一度オーブンを火にかけて乾かし温かいうちにオリーブ油などの植物性油を全体に薄く塗って完全に冷ます。4蓋の表を上にして新聞製をかぶせ鍋を裏返しに重ねてケースに収納します。

ダッチオーブンでできる魅力的な料理達

ここからは簡単でキャンプで食べたくなる様なダッチオーブン料理をご紹介していきます。

ローストビーフ

<レシピ>1牛のもも肉に塩こしょうとニンニクで下味をつける、2火にかけたダッチオーブンの底上げ網の上に下味をつけたお肉と皮付きの玉ねぎをのせ、蓋をして炭をのせて30分程火にかける(蓋の周りにまんべんなく炭をのせる)、3蓋を開け温度計で肉の中心温度が60度くらいになればOK、4 15分ほど肉を冷まして玉ねぎの皮をむき肉を切って盛りつける。市販の物やお好みで作ったソースをかけて完成です。

焼きリンゴ

<レシピ>1リンゴの芯をナイフでくり抜きます、2くり抜いた穴にバターとグラニュー糖とシナモンスティックを入れる、3シェラカップの上にリンゴを入れて蓋をします(掃除を楽にするため)、4火にかけ蓋の上に炭を置いてしばらく放置して完成です。材料の少ない素材を生かしたレシピです。

ミートローフ

家庭用のグリルコンロでの調理方法です。<レシピ>1玉ねぎしめじをみじん切りにし、肉、パン粉、たまごをまぜる、2豚バラ肉をしき、その上にまぜた肉をのせる、3ゆでたまご、スティック状にカットした野菜を挟んで肉で包む、4ダッチオーブンにイいれて加熱するだけで完成です。(キャンプの場合は蓋の上にも炭を置く)


ポトフ

<レシピ>1にんじんジャガイモ、ブロックベーコンを切ります、2ベーコンをダッチオーブンで炒めたら玉ねぎ、にんじん、ジャガイモ、水1000cc、ローリエ、ブイヨンを入れる、3蓋の上にも炭をのせ40分から50分火にかけて煮る、4塩こしょうで味を整えて完成です。

エビとアサリのシーフードパエリア

<レシピ>1みじん切りにした玉ねぎを炒めてから鶏肉を炒めて生のお米をダッチオーブンに入れてお米が透き通るまで炒める、2火にかけた状態で水、ターメリック、塩、粉末コンソメ、あさり、エビ、パプリカ、日本酒を一気に入れて蓋を閉め15分程待つだけで完成です。

おすすめダッチオーブン1

ここからは人気のあるダッチオーブンをご紹介していきます。

SOTO ステンレスダッチオーブン ST-910DL

SOTO ステンレスダッチオーブン ST-910DL

出典:Amazon
出典:楽天
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素材がオールステンレス製のダッチオーブンなので、さびにくくお家で普段使っているお鍋と同じ様に扱って調理することができ、シーズニングの必要がありません。しかもIHでもコンロでも使える!ここが人気のポイントです。キャンプで焚き火や炭の中に放り込んでもOK家庭でも普通に料理ができ、ダッチオーブンの中でも万能な使い方ができる鍋です。サイズは10インチだと内寸直径259×深さ115mmで重量が約4.9kgです。

使える熱源が幅広い

SOTOのステンレスダッチオーブンは直火の他、ガスコンロ、IH調理器、電気プレート、ハロゲンヒーター、シーズヒーターでも使える!ここが人気のポイントです。

おすすめダッチオーブン2

スノーピーク(snow peak) コンボダッチデュオ

スノーピーク(snow peak) コンボダッチデュオ

出典:楽天
出典:Amazon
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出典:Amazon
出典:Amazon
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ダッチオーブンに、深さの違うスキレット鍋、取っ手が付属しているセットです。スキレットは、鍋としてだけでなく蓋としても機能的な使い方ができ、重ねてスタッキングできるので全てコンパクトにまとまります。ダクタイル鋳鉄とステンレス素材で作られる薄くて軽い燕三条鋳鉄シリーズのダッチオーブンです。ダッチオーブンのサイズは188mm×172mm×101mmで重量は1.3kg、2人前用の小さな鍋です。

おすすめダッチオーブン3

UNIFLAME(ユニフレーム) ダッチオーブン 12インチスーパーディープ

ユニフレーム ダッチオーブン12インチ

出典:楽天
出典:Amazon
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特徴ある素材、黒皮鉄板で作られたユニフレームのダッチオーブンは鋳鉄でできたダッチオーブンよりも扱いが簡単で、使い終わったら洗剤で洗った後、乾かして油を塗るだけでOKです。落としても、少々雑に扱っても割れにくく、焦げた部分を洗剤や金タワシを使ってガシガシ洗っても大丈夫なところがユニフレームのダッチオーブンの良いところです。IHでも使えるので、フィールドでも家庭でも様々な使い方ができます。

サイズ

サイズは約30.5cm×13cmで重量が約8.8kgです。12インチは少し大きいと思うかもしれませんが、ダッチオーブン料理に慣れてくると様々な調理に挑戦してみたくなるもの、少し大きいと人数の多いキャンプで対応できたり、大きな鶏の丸焼き等もでき、色んな使い方ができるので12インチはおすすめです。

おすすめダッチオーブン4

コールマン ダッチオーブン12インチ

コールマン ダッチオーブン12インチ

出典:楽天
出典:Amazon
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キャンプの王道、コールマンのダッチオーブンです。足がついているタイプなので家庭用コンロには安定が悪いですが、足付きは、フィールドで直火の中や炭の中に埋もれていても安定良くしっかり収まることができます。素材は鋳鉄製、サイズは約31cm×19cmで重量は約10kgです。初めて使う時にシーズニングがいらないので購入してすぐ料理ができます。

おすすめダッチオーブン5


LODGE(ロッジ) スキレット プロロジックダッチオーヴン10インチ

ロッジはアメリカの伝統ある老舗ブランドです。素材はキャストアイアンと呼ばれる鋳鉄製なので調理をして火にかけ油を使い、何度も使い込むことで黒光りするブラックポットが出来上がっていきます。油膜が取れてしまうので洗剤は使えませんが、愛着を持って鍋を育てていく王道のダッチオーブンです。

サイズ

サイズは約34cm×16cm、重量は5.7kgです。オイルカーボン皮膜加工がされているプロモデルはフィールドだけでなくレストランなどでも使用されています。

おすすめダッチオーブン6

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) バーベキュー 鍋 ダッチオーブン

キャプテンスタッグ UG-3035

出典:楽天
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キャプテンスタッグのダッチオーブン製品の中でも無骨なモデルでなく、少しおしゃれなモデルのココットです。ガスコンロ、IH、シーズヒーター、ハロゲンヒーター、エンクロヒーター、ラジエントヒーターと様々な家庭用熱源に対応していて、家庭で気軽にダッチオーブン料理が楽しめます。素材は鉄鋳とステンレスで、サイズは285mm×220mm×150mmで重量は約3.8kgです。

おすすめダッチオーブン7

ロゴス ダッチオーブン SL

ロゴス ダッチオーブン SL

出典:楽天
出典:Amazon
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シーズニング(慣らし作業)は必要のないダッチオーブンです。IHも対応製品なので、アウトドアでも家庭でも両方OKな使い方ができる鍋です。素材は鋳鉄製でサイズは325mm×165mmで重量は11.0kg、他のメーカーよりも同じサイズで比較すると価格が安いところがポイントです。

おすすめダッチオーブン8

スノーピーク(snow peak) コロダッチカプセル

スノーピーク(snow peak) コロダッチカプセル

出典:楽天
出典:Amazon
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スノーピークのコロダッチカプセルはアスパラやトウモロコシが入る小さなサイズのマイクロダッチオーブンです。薄くて精巧な、燕三条極薄鋳鉄シリーズで、キャンプだけだなく家庭の魚焼きのコンロにも入る大きさなので、オーブン料理のお酒のおつまみを簡単に調理することができます。本体と蓋、本体と本体、蓋と蓋、蓋だけと上下別々でも色んな使い方ができます。

ダッチオーブンについてのまとめ

ダッチオーブンについてのまとめいかがでしたでしょうか?ダッチオーブンは重量のある大きなサイズの鍋なので、扱い辛いですがたくさん使ってブラックポットと呼ばれる黒光りをするまで使用する頃にはいろんな料理ができるようになっているかもしれませんよ。薪や炭を使うキャンプやバーベキューだけでなく自宅のコンロで調理することのできるダッチオーブンはおすすめのアウトドアギアです。