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北岳の日帰り登山に行こう!リートの難易度や時間、アクセス情報をご紹介!

南アルプスに位置する北岳登山の情報をお伝えしましょう。南アルプスはマイカー規制を行っていますので、北岳登山を行う際は輸送バスを使う必要があります。どこでバスに乗ればいいのか....情報を載せておきますので参考にしてください。
2020年8月27日
クロタノブタカ
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北岳登山情報

北岳を登山する際の基本的な情報をお伝えしましょう。ここで紹介する北岳は、標高が3000メートルを超える山です。日本の山の中で1番高い山は富士山と言うことは皆知っていますが、2番目に高い山を知っている人は多くありませんね。ここで紹介する北岳が日本で2番目に高い山になります。北岳がある南アルプスの北側には3000メートル級の山が多くあり、中白峰・間ノ岳・西濃鳥岳・農鳥岳などが有名です。

基本情報

■北岳の標高:3193メートル ■北岳難易度:健脚向き ■北岳登山口:広河原

北岳登山口広河原

北岳登山を行う際の有名な登山道の入口が広河原です。こちらの標高は1500メートルあるので北岳の標高を考えると登る標高は約半分の1500メートルほどになりますね。標高1500メートルの山を登ると考えてもいいでしょう。標高1500メートル考えると初心者の方にも安心して登れる山ですね。登山道の入口が標高の高い位置にある嬉しさですね。広河原には、インフォメーションセンターの他、トイレや水場があるので山の情報を収集したり、登山の準備をしたりする事がが出来ますのでうまく利用するようにしましょう。

北岳登山のレベルは?

高山植物が豊富な南アルプスを代表する山!北岳は360度の展望が楽しめ多くの登山者から好まれる山です。比較的傾斜が緩やかで岩場が少ないので難易度の高く無く登りやすいですが、コースタイムを考えると多少難易度が上がり歩く時間が長いので体力のある方が安心して登れるコース設定です。

北岳登山日帰りは可能?

北岳登山は日帰りで登山をする方もいればテント泊をして登山を行う人もいます。日帰りがいいのであれば朝早く登山を開始する事で日帰りの登山が可能になります。前日の夜に登山道の入口に到着し、車内泊を行い朝早く登山を開始しましょう。日帰り可能な一番短いルートは後で紹介しますが、広河原(登山道の入口)→大華沢二俣→小太郎尾根分岐→北岳背の山小屋→両二俣分岐→北岳山頂のルートを通る事で登山を行う事を初心者の方にも日帰り登山を行う方にもお勧めします。

北岳登山初心者

初心者の方が北岳を登山する際は登山靴などの装備をしっかり揃え登るようにしましょう。ルートを見ていくと比較的登りやすく絶景を見ることができるので、初心者の方の登山にもオススメです。しかし、登山を始める時間帯には注意が必要です。登りコース下りコースの合計コースタイムを考えると10時間近くかかりますので、朝早く登山を開始するようにし、日が暮れる前までに下山できるようにしましょう。山の日暮れは早いことも忘れないようにしましょうね。

北岳登山ルート(1)から(20)

北岳登山を行う際の登山道を紹介していきましょう。北岳の登山ルートは分岐が多く、自分のレベルに合わせたルートを選択せうる事ができますが、ここでは初心者でも日帰りで登れる難易度が高くなく一番短いルートを紹介していきます。登りのコースタイムは5時間50分です。下りのコースタイムは4時間20分です。


北岳登山ルート⑴から⑸

⑴広河原インフォメーションセンターがある登山道の入口を出発します。野呂川の上流を目指して川沿いを歩くと、ゲートが現れます。ゲートを通り、呂橋を渡ります。この時左手に堂々とそびえる北岳を望むことが出来ます。 ⑵橋を渡ると、広河原山荘が現れますので、山荘の脇から登山道に入っていきます。 ⑶大華沢沿いに進み歩くと、尾根に出ます。尾根に出ると白根御池小屋との分岐が現れます。ここで一休みするのもいいでしょう。 ⑷大華沢に沿ってそのまま歩くと緩やかな登り緩やかな下りが続きます。 ⑸沢に沿って歩くので、木々のトンネルを通ったり、河原を歩いたりしながらしばらく歩くことになります。河原は足元が悪いので気をつけて歩くようにしましょう。

北岳登山ルート⑹から⑼

⑹しばらく歩くと大きな崩壊地が見えてきますので、崩壊地まで行かずに手前にかけられた橋を渡り迂回します。そして沢の反対側に渡ります。この時迂回路は滑りやすいので歩く時は足元に気をつけましょう。 ⑺崩壊地を迂回できたら再び反対側のルートに戻ります。 ⑻さらに沢を歩くと沢の幅が広くなり、正面には北岳が大きな姿を現します。こっからの北岳の姿は雄大で素敵ですよ。 ⑼草付の道を進むと大華沢二俣の分岐にたどり着きます。ここには仮設のトイレが設置されていますので、利用するといいでしょう。ここで2回目の休憩をし、目的地北岳山頂を目指しましょう。

北岳登山ルート(10)から(14)

⑽大華沢二俣の分岐を過ぎると夏は高山植物が咲き乱れ、秋にはダケカンバなどなどが登山道に色を添えてくれており綺麗です。この場所からも北岳を見ることができるので一緒に写真を撮るのもおすすめです。 (11)二俣の分岐は右へ行くと背の小屋方面(右大華沢コース)、真っ直ぐ行くと八本歯のコル方面(左大華沢コース)になります。 (12)難易度の低い右大華沢コース方面へ足を向け進むと高山植物や開けた展望を楽しむ事が出来、北岳山頂までの一番の近道になります。初心者の方は難易度の低い近道を通りながら最高の展望を望めるこちらのコースがお勧めです。 (13)分岐を曲がり右大華沢コースに入ると少し難易度が上がり急な登りが現れます。しかし、長く続くわけではなく徐々に傾斜は緩やかになっていきます。 (14)傾斜が緩やかになってくると、草原台地が現れ始め、景色も明るくなってきます。夏の時期はシナのキンバイが一面に咲きとても綺麗な景色を見せてくれます。

北岳登山ルート(15)から(18)

(15)花畑を進むと草すべりと呼ばれている花畑に出ます。こちらの草原はとても広大で白根御池小屋から登ってくる登山コースと合流します。この辺りは傾斜が緩やかなので花を見ながら気持ち良く歩けます。 (16)しばらく歩くと小太郎尾根分岐に当たるので、尾根を歩きます。ここからは甲斐駒ケ岳などの山々を望むことができます。 (17)ここからは登りコースも終わり、なだらかな稜線を歩きます。途中多少難易度が上がり岩場が出てきますが、大きな岩場ではないので、足元に気をつけながら岩場を通りましょう。 (18)岩場を越え稜線を歩くと北岳背ノ小屋が現れます。ここの背ノ小屋には水場やテント場があります。水がなくなった方は補充するといいでしょう。朝や夕方の景色が素晴らしく写真を撮る方が多くいます。

北岳登山ルート(19)から(20)

(19)北岳背ノ小屋左側を進むと岩が現れ岩尾根の登りになり少し難易度が上がります。岩場は滑りやすいので足元に気をつけて登りましょう。 (20)難易度の高い岩場を乗り越えると台地場の尾根に出て、両二俣小屋へ向かう分岐が現れます。この分岐を過ぎ、ひと登りすると目的地の北岳山頂にたどり着きます。

初心者必見!北岳登山装備

北岳登山を行う際の装備を紹介していきます。

初心者必見!北岳登山必ずあった方がいい装備!⑴

■レインウェア・雨具:標高の高い山は天気の急変が良くあります。晴れていても急に雨が降り出す事や、寒くなることがあります。そんな時にレインウェアがあれば役に立ちます。 ■アンダーウェア・Tシャツ:汗をかきやすい時期の登山では、汗を素早く乾かしてくれる素材のシャツを着るようにしましょう。冬の寒い時期にユニクロのヒートテックをと考えている方は汗が乾きにくいので体温が下がってしまいます。やめましょう。 ■防寒用ウェア(フリース・ダウン) :登山口と山頂の気温差は大きい上に風が強いと体感温度はかなり下がってしまします。登山する時期にもよりますが、防寒着の装備はザックに入れておきましょう。


初心者必見!登山必ずあった方がいい装備!⑵

■帽子・ハット・キャップ:強い日差しから守ってくれるハットは、その他に石や木などの危険物からも頭を守ってくれますので、装備品の中に入れておきましょう。 ■軍手・グローブ:木の枝や岩をつかむ時に手を守ってくれる他、寒さからも守ってくれる装備です。かさばるものでは無いので装備品の中に入れておきましょう。 ■着替え:急な雨や汗をかいて衣服が濡れると体温を奪い体温の低下を招きます。そのため、着替えを装備の中に入れ、必要な時は着替えを行うようにしましょう。 ■パンツ・ズボン:登山用のズボンを履くようにしましょう。防水機能があればなお良いです。

初心者必見!北岳登山必ずあった方がいい装備!⑶

■ザック(リュックサック・バックパック):様々な装備を持っていく登山!その装備品を入れるザックは自分の荷物の量に合わせた大きさを準備するようにしましょう。 ■ヘッドライト・ヘッドランプ:山の日暮れは早いですし、木々が生い茂っていると暗く足元が見えないと言う事が発生します。足元が見えないと危険を伴いますので、へっドライトを装備品の中に入れておきましょう。また、準備する際には電池が十分あるかの確認も必要です。 ■登山靴・トレッキングシューズ:登山を行う上でもっとも大切と言ってもいい装備がシューズです。トレッキングシューズを履くことでグリップが効き安定して歩くことができます。

初心者必見!北岳登山必ずあった方がいい装備!⑷

■カメラ・デジカメ:絶景を記録に残すためにもカメラを持って登山をしましょう。家に帰ってから写真を見ると山の美しさを再発見出来ることでしょう。 ■飲み物・水分:登山では水分がどんどん失われていきます。特に夏の暑い時期は多めの水を装備し登山を行いましょう。 ■行動食・食事:休憩する時のおやつにチョコレートなどを装備品の中に入れておくといいでしょう。 ■地図・マップ:自分がどこを歩いているか、分岐をどっちに進めばいいのかなど把握できるように必ず山地図はザックに入れておきましょう。

北岳登山宿泊も一つの楽しみ!

日帰りで登山を行った場合北岳登山のコースは一番短いコースでも登りくだり合わせて10時間近くかかります。日帰りの際初心者の方に前日の宿泊がいいという話はしましたが、山荘を使い前泊するのもいいでしょう。前泊し、朝早く出発することで日帰りで戻って来る事ができますね。それでは北岳登山のコース出発点にある山荘を紹介しておきましょう。

北岳登山口河原山荘

登山道の入口にある河原山荘ですが、標高1520メートルの位置に立っており、営業期間はゴールデンウィーク・6月中旬から11月上旬です。必ず予約を行う必要がありますので、宿泊する際は事前に予約を行うようにしましょう。収容人数は80名です。料金は一泊2食つき8200円、素泊まり5200円です。(2018年1月27日現在)個室の設定はありません。テント泊も可能でテント場の利用は一人500円で使うことが出来、100張りできるスペースがあります。(2018年1月27日現在)

北岳登山アクセス

北岳登山をする際のアクセス方法を公共交通機関・車それぞれ紹介しておきましょう。北岳登山道の入口広河原へ向かう際はマイカー規制が実施されていますので、輸送バスに乗る拠点までのアクセスです。

北岳登山・電車でアクセス


■新宿駅から中央本線特急に乗車し、1時間30分(4130円)甲府駅に到着後山梨交通バスに乗車し2時間(2050円)で北岳の登山道の入口広河原へ到着します。バスの本数が多くないので乗り合いバスを利用すると1時間30分で到着します。その場合料金は14000円です。(2018年1月26日現在) ■身延線身延駅バスに乗り換え1時間30分(1000円)奈良田でバスを乗り換え45分(800円)で北岳登山道の入口広河原に到着します。登山用のザックなど大きな荷物を持っている場合荷物台として200円支払う必要があります。(2018年1月26日現在)

北岳登山・車でアクセス

■中央自動車道昭和甲府インターチェンジを降り、国道20号線を走り竜王町から南アルプス街道を経て市営芦安市営駐車場へ到着します。車を駐め輸送バスまたは乗合タクシーで登山道の入口広河原へ向かいます。

北岳登山・南アルプス林道のマイカー規制

北岳までの道はマイカー規制が実施されており、車で向かう事が出来ません。そこで、芦安・奈良田・戸台まで車などで移動し、そこからバスやタクシーを利用し広河原まで移動する事が必要になってきます。一番メジャーな広河原までのバスルートは、芦安(あしやす)から広河原間のバスを利用するルートです。こちらのルートは利用する人が多い為バスの本数も多くおすすめです。尚、平成29年のマイカー規制期間は平成29年6月23日(金曜日)~平成29年11月5日(日曜日)となっており、登山期間になっいます。この期間以外は輸送バスの運行も行っていません。

北岳登山・輸送バス

マイカー規制が実施されている期間輸送バスの運行が行われますが、輸送バスの運行状況を載せておきます。バスは甲府駅と広河原間は1日5~7往復運行しているバスと 芦安市営駐車場と広河原間を運行しているバス、乗合タクシーを合わせると1日13往復あります。また、乗合タクシーは出発の時刻として表記されている時間以外にも9人集まればすぐにでも出発してくれ大変便利です。

北岳登山駐車場情報

北岳広河原登山口に向かう先にはマイカー規制が実施されている話をしましたが、車を停めておく駐車場が南アルプス市芦安地区の市営駐車場(無料)になります。無料で車を駐める事ができるのは嬉しいポイントですね。ここからバスに乗り換えて北岳登山口広河原へ向かいましょう。

まとめ

日本で2番目に標高の高いながらも難易度が高くない北岳登山を行い標高の高い所からの360度のパノラマを楽しんでください。登山口に到着するまで公共交通機関を利用する必要がありますので、初心者の方は特に時刻表などのチェックを行い日帰りでも帰れる計画を立てるなど事前の準備をしっかり行いましょうね。