SCARPA(スカルパ) モヒートハイク
SCARPA(スカルパ) モジト
SCARPA(スカルパ)モンブラン GTX
ヴェルヴェラ ライトパッカー III
マムート ケント ガイド ハイ ゴアテックス
SCARPA(スカルパ) クリスタロGTX
モンベル トレッキングシューズ
ローバーバンテージ GT WXL
モンベル ロフティー
ローバー メリーナ GT WXL
スカルパ リベレ HD
スカルパ ZGトレックGTX
登山靴の種類
ひとくちに登山靴と言っても、使用する場面や季節、場所によっていくつかの種類が有りますが、まとめてみました。
ハイキング(ライトトレッキング)シューズ
SCARPA(スカルパ) モジト
林道や歩道で、良く整備された登山道で登頂するような山に向く登山靴です。登山靴と言いながらも、街歩きもできるようなソールが柔らかいタイプで、ローカットやミドルカットのタイプも有ります。価格も安価なので、入門者でも購入しやすい登山靴です。
トレッキングシューズ
SCARPA(スカルパ) モヒートハイク
土や岩が露出した、未整備の登山道を歩くことを前提とした登山靴です。ガレ場や岩稜帯などの長時間歩行も前提としており、冬以外の日本の山岳であれば、ほとんどの登山道は踏破可能な登山靴です。但し、ソールが固いため、舗装されたような歩道には向きません。ハイカットのタイプで、夏の雪渓を歩くためのアイゼンを装着可能なものもありますが、断熱材が入っていないので、雪の高山では使えません。登山靴として市販されているものの多くはこのタイプの登山靴です。今回ご紹介するのはこの種類の登山靴です。
アルパインシューズ
SCARPA(スカルパ)モンブラン GTX
雪の高山を踏破する前提の登山靴です。アッパーやソールに断熱材が入っており、氷点下の雪山で長く雪の中に足を入れていても凍傷の恐れがありません。凍結を防ぐため、以前はプラスチック製のものが多かったのですが、屈曲性が少ない、透湿性が無いなどで、現在は高機能な化学繊維や革を組み合わせた構造のものが多くなっています。価格は高価です。
登山靴おすすめの選び方1 防水されているか?
登山では、雨や雪、沢の渡渉、不意の水たまりなど、靴が濡れる場面はいくらでもあります。もし、靴が濡れたらどうなるかというと、靴下が濡れて、足に水分が付きます。足が濡れると、足の皮がふやけてしまい、まめになり、痛みが出て、結果的に歩行が困難になります。山中で歩けなくなったら、それは遭難です。ですので、登山靴は防水していることが必須です。
登山靴おすすめの選び方2 透湿性があるか?
防水されている事が大事だという事はわかって頂けたと思います。防水靴と言えば、ゴム長靴を思い浮かべますが、登山のように、長く運動をするような行動を行う場合、ゴム長靴のような透湿性が無いものでは、内部が蒸れて、結果的に足が濡れることになり意味が有りません。このように防水しながら透湿するためには、防水透湿素材で登山靴を加工している必要が有ります。その防水透湿性素材で有名なのが「ゴアテックス」です。ゴアテックス以外にも、各メーカー毎の防水透湿素材がありますが、登山靴に防水透湿性がある事を必ず確認してください。
登山靴おすすめの選び方3 ソールが固いか?
登山では、凸凹の地面や、石がゴロゴロとしているような不安定なガレ場を歩く事が多く、このような場所でも安定して歩行するため、足の裏を痛めない多面にも、固いソールの靴が必要です。初心者が、初めて登山靴を履くと最初に驚くのがこのソールの固さです。登山用品店で試着して歩いてみると、足の裏が全然曲がらない事に戸惑いますが、この固さが、登山道を歩くときには苦にならないから不思議になるはずです。登山靴を自分の手で曲げてみて、曲がらない事を確認してください。
登山靴おすすめの選び方4 グリップ性と耐久性が高い靴底(アウトソール)か?
靴底(アウトソール)が、深く凹凸があるようなものを選んでください。グリップ性能や耐久性は、歩いてみないとわからないので、ソールで有名な「ビブラムソール」などのブランド買いしてもいいでしょう。
登山靴おすすめの選び方5 ハイカットか?
靴のカットには、低い方から、ローカット、ミドルカット、ハイカットと3種類存在します。この中で、登山靴として有効なのはハイカットだけです。ローカットはくるぶし露出してしまい、くるぶしをケガしてしまう可能性があり、ミドルカットは足首を固定できませんので、捻挫の危険性が有ります。従って、登山靴はハイカット一択です。
登山靴おすすめの選び方6 必ず登山用品店で試着する
どこにでも休憩や交通機関を利用できる街と違い、登山は、エスケープできない場所を、長く過酷な歩行を強いられます。ですので、登山靴選びは慎重になるべきです。登山靴選びで、一番いい方法は、登山用品店で、店員さんと相談しながらじっくりと選ぶことです。これは初心者のみならず、ベテランの方も同じです。特に海外製の登山靴は、同じブランド、同じサイズでも微妙に足あたりが違うことも有りますので、試着して、気に入ったら、試着したその靴を購入するようにしましょう。
登山靴おすすめの選び方7 できればアウトソールは交換可能な登山靴を選ぶ
アウトソールは消耗品なので、経年劣化もとともに、3~5年程度で劣化します。劣化すると、グリップ力が落ちると同時に、靴からソールが剥がれる事故の可能性もあります。アウトソール交換可能な靴であれば、経済的な理由からも、せっかく履きなれた登山靴なので、アウトソールを交換して履き続けましょう。ただし、登山靴全体の老朽化も有りますので、1回の交換までが限度です。交換可能かどうかは、登山用品店であれば、購入時に確認可能です。
メーカ別おすすめ登山靴1 モンベル
モンベルは、1969年にアイガー北壁を登頂したアルパインクライマー辰野勇が、1975年に設立した登山用品メーカーです。その後のモンベルは順調に成長を続け、国内最大手のアウトドア用品メーカーとして、多くの登山愛好家に愛され続けています。モンベルの登山靴は、日本人の足に合うように設計され、比較的リーズナブルなので、初心者の最初の一足におすすめです。
モンベル ロフティー
モンベル ロフティー
岩稜帯やガレ場の縦走登山や、テント泊の荷物でも安定した歩行ができる剛性を持っています。足首には屈曲性があるため、登山靴が初めての人でも違和感なく履けます。ソールにはモンベル独自のトレール グリッパーを採用し、抜群のグリップ力です。
モンベル トレッキングシューズ
モンベル トレッキングシューズ
ロータイプのトレッキングシューズをお探しの方には、こちらのモデルがおすすめです。暗いカラーを基調としており、ワンポイントでイエローを取り入れているのがポイント。価格は2万円程度です。
また、こちらのトレッキングシューズにはレザーを採用し、耐久性を高めています。窮屈感を感じづらい履き心地で、足の先までフィット感を得られること間違いなし。ぜひこの機会に購入してみてください。
メーカ別おすすめ登山靴2 ローバー
ローバーは、90年以上の歴史を持つドイツの登山靴メーカーです。一部の登山靴に足幅にゆとりがあるローバー独自のWXLラストという足型を採用しており、海外メーカーでは数少ない、甲高幅広の日本人にも合う登山靴です。
ローバー バンテージ GT WXL
ローバーバンテージ GT WXL
ローバーバンテージは、足幅と甲の高さにゆとりの欲しい方向けの軽量な登山靴です。ソールには、フリクション性の高いパターンを採用し、様々な登山道に対応できます。日帰り登山などに最適です。
ローバー メリーナ GT WXL
ローバー メリーナ GT WXL
ローバーメリーナは、ヌバックレザーを重要部分に採用し、ローバーバンテージよりも固いミッドソールを採用したており、岩稜帯の縦走もこなせます。
メーカ別おすすめ登山靴3 ザ・ノースフェイス
ザ・ノースフェイスは、1968年創業、アメリカのアウトドア用品メーカーです。ザ・ノースフェイスは、アウトドア用品メーカーとしては、トップクラスの知名度で、街着でも愛されているため良く見かけることも多いでしょう。ザ・ノースフェイスの登山靴は、欧米人に合わせ、足幅が狭い靴が多いため、注意が必要です。
ザ・ノースフェイス ヴェルベラ ライトパッカーIII
ヴェルヴェラ ライトパッカー III
ザ・ノースフェイスヴェルベラ ライトパッカーIIIは、日本人の足型に合わせたザ・ノースフェイス独自のラストを採用し、ザ・ノースフェイスの中でも数少ない日本人の足に合う登山靴です。残雪期から夏山の縦走まで幅広く対応し、設計歩行に必要なワンタッチアイゼンに対応できる登山靴です。
メーカ別おすすめ登山靴4 マムート
マムートは、1862年創業の150年以上の歴史を持つスイスの登山用品メーカーです。マンモスのメーカーロゴでも有名なマムートは、登山靴も多く製造しています。マムートの登山靴は、デザイン性の高さでも評判です。マムートは世界中のトップクライマーから支持されているように、優れた機能性、ヨーロッパらしい洗練されたデザイン性で定評が有ります。
マムート ケント ガイド ハイ ゴアテックス
マムート ケント ガイド ハイ ゴアテックス
ハイカットタイプのトレッキングシューズをお探しの方には、こちらのモデルがおすすめです。カラーバリエーションは全2色で、アースカラーと目立つカラーから選択できます。
グリップ力の高いソールを取り入れているトレッキングシューズで、防水性や通気性を備えているのもポイント。軽量設計となっているため、長時間の着用でもストレスを感じづらいです。ぜひこの機会に購入してみてください。
メーカ別おすすめ登山靴5 スカルパ
スカルパ社は、1938年イタリアで創業した靴メーカーです。スカルパ社は創業当初から、頑丈で長く使うことができる靴を製造してきて、その思想は登山靴にも生かされています。スカルパの登山靴は、イタリアらしい美しいデザインでも定評があり、日本でも愛用者が多い登山靴です。
スカルパ クリスタロ GTX
SCARPA(スカルパ) クリスタロGTX
スカルパ クリスタロ GTXは、アッパー素材が耐久性の高いL-テックナイロンを採用した軽量登山靴です。軽量ですが、剛性とソールの固さは申し分なく、岩場の縦走登山など長時間歩行にも問題ありません。
スカルパ リベレ HD
スカルパ リベレ HD
さりげないおしゃれさが光るトレッキングシューズをお探しの方には、こちらのモデルがおすすめです。イエローとブルーがアクセントになっているデザインで、足元からおしゃれを演出します。
足首部分にはパッドを内蔵しており、フィット感と擦れの軽減を実現。また、耐久性を高めるためにラウンドラバーと補強バンドを搭載しています。気になるという方は、ぜひこの機会に購入してみてください。
スカルパ ZGトレックGTX
スカルパ ZGトレックGTX
どのようなシチュエーションにも対応するトレッキングシューズをお探しの方には、こちらのモデルがおすすめです。バランスよく設計されており、3シーズンで使用可能。抜群のフィット感を得られるので、足へのストレスを軽減します。
また、耐水性のあるスウェード素材をアッパーに採用。ちょっとした天候の荒れであれば問題なく着用できます。気になる方は、ぜひこの機会に購入してみてください。
登山靴のお手入れ方法
登山靴の使用後は、その場で、ソールやアッパー付いた泥汚れを落としましょう。自宅に帰った後は、タワシで念入りに泥汚れを落とし、よく陰干しして保管します。シーズンに一度は、専用のクリーナーで洗うようにすれば、長持ちします。洗浄後は、専用の撥水剤で撥水しておきましょう。
まとめ
登山靴の選び方と、モンベル、ローバー、ノースフェイス、マムート、スカルパの初心者から中級者向けのおすすめ登山靴をご紹介しました。どれも、優秀な登山靴ばかりですので、あなたの登山靴選びの候補にして頂ければ幸いです。ぜひ、あなたにぴったりの一足を見つけて、次の登山が素晴らしいものになりますように。