ダイワ(Daiwa) ショアジギングロッド スピニング ショアスパルタン スタンダード 100MH 釣り竿
シマノ (SHIMANO) スピニングリール 13 バイオマスターSW 5000XG
よつあみ(YGK) ライン G-soul スーパージグマンX8 200m 45Lb(2.5)
クレハ(KUREHA) リーダー シーガー プレミアムマックス ショックリーダー20m 34lb 8号
DAMIKI JAPAN(ダミキジャパン) メタルジグ ルアー 闘魂ジグ 40g #01 リアルベイト
「ショアジギング」とは?
ショアジギングとは ショアからのジギングのこと
「ショアジギング」とは、ショア (陸続きのポイントのこと)からアプローチするジギングのことです。 「ジギング」という言葉は本来、「メタルジグ」と呼ばれる、ボディー全体が金属でできたルアーを用いるゲームフィッシング全般を指していますが、単に「ジギング」と呼ぶ場合は、オフショア (船を利用して移動するポイントのこと)からアプローチするジギングを指していることがほとんどです。
詳細については後述しますが、ショアジギングは、遠投力の高さやハイスピードアクションへの対応など、メタルジグならではの様々な長所をいかし、堤防や港湾岸壁、砂浜、河口、地磯などから、シーバス、青物類、フラットフィッシュ類、チヌ、根魚類などを手軽に狙える、人気のショアゲームの1つになっています。
※ 注意
ウェイトが軽いメタルジグを使うショアジギングのことを、「ライトショアジギング」と呼ぶ場合があります。 この記事では、ウェイトが30g以上のメタルジグと、それに適した各種タックルとを使用するゲームを「ショアジギング」と定義しています。
ショアジギングのタックルをご紹介!
ショアジギングでは、タックルの選び方を間違えてしまうと、快適にゲームを楽しめなくなるだけではなく、最悪の場合、タックルの破損を招くこともありますので、ショアジギングのタックル選びには細心の注意を払わなければなりません。 ここでは、ショアジギングで用いる「5種類のタックル」それぞれの基本的な選び方のポイントや、筆者おすすめの各種タックルをご紹介していきます。
ショアジギングのタックル1: ロッド
ロッドの基本的な選び方のポイントは?
ショアジギングでは、釣り具メーカー各社から発売されている ショアジギングロッド の中から、最適な1本を見つけ出す形となります。 ショアジギングロッドのレングス (長さのこと)は、10feet (約305cm)未満のものと10feet以上のものとに大別されますが、10feet未満のショアジギングロッドは取り回しが良く、大きくシャクり上げるジャーキングアクションをつけやすい反面、ルアーの遠投力については、10feet以上のショアジギングロッドに分があります。
ショアジギングロッドのパワーには、「ミディアム」、「ミディアムヘビー」、「ヘビー」の3種類があり、それぞれ対応ルアーウェイトや対応ラインが異なっています。 基本的には、使用するメタルジグのウェイトやメインラインの太さに適合するパワーのショアジギングロッドをチョイスしますが、ショアジギング初心者の場合、選び方に不安が残るのであれば、釣具店でアドバイスをもらうのが無難かもしれません。
筆者おすすめのロッドは?
ダイワ(Daiwa) ショアジギングロッド スピニング ショアスパルタン スタンダード 100MH 釣り竿
大手釣り具メーカーである「グローブライド」が製造する、「ダイワ」ブランドのショアジギングロッドです。 コストパフォーマンスに優れており、大型の青物の動きを封じ込める圧倒的なパワーや、ヘビーウェイトルアーの操作性を高いレベルで実現しています。
ショアジギングのタックル2: リール
リールの基本的な選び方のポイントは?
ショアジギングでは、太めのPEライン (詳細は後述)と、他の種類の ルアー よりもヘビーウェイトな メタルジグ とを用いる釣り方になるため、リールに頑丈さが求められてきます。 ショアジギング初心者は、一般的なゲームフィッシングで使うリールを選んでしまうことがありますが、そのようなリールをショアジギングで使用した場合、ハンドルが折れたりスプールが逆転したりして、破損を引き起こす可能性があります。
そのため、大手釣り具メーカーが製造するスピニングリールの中でも、耐塩性や堅牢性が極めて高い、「SWタイプ」と呼ばれる種類のスピニングリールをチョイスするのが、ショアジギングにおけるリール選びの基本です。 ラインキャパシティーについては、使用するメインラインを必要量巻くことができることが条件となりますが、メタルジグは遠投力に優れていますし、一度青物が掛かると、数十mメインラインを出されることもしばしばですので、220mが最低ラインと考えるのが賢明です。
筆者おすすめのリールは?
シマノ (SHIMANO) スピニングリール 13 バイオマスターSW 5000XG
大手釣り具メーカーである「シマノ」が製造するスピニングリールです。 大型の青物相手でも安心してやり取りできる信頼性を誇っており、コストパフォーマンスも良好で、多くのアングラーの人気を集めているリールです。
ショアジギングのタックル3: メインライン
メインラインの基本的な選び方のポイントは?
ショアジギングで使うメインラインには、メタルジグへのロッドアクションのつけやすさ、遠投力の高さ、大型のターゲットが掛かった場合でも信頼できる強度などが求められます。 そのため、低伸縮性、軽さ、直線強度の強さなどの、ショアジギングに最適な特徴を持つ PEメインライン を用いるのが常識となっています。
最適な メインラインの太さ については、使用するメタルジグのウェイトに合わせた選び方をするのが基本で、使用するメタルジグのウェイトが40g未満の場合は1.5 - 2号を、使用するメタルジグのウェイトが40 - 50gの場合は2 - 2.5号を、使用するメタルジグのウェイトが50g以上の場合は3号以上を、それぞれ選択するのが無難でしょう。 ただし、1mクラスの青物類やマグロ類が掛かる可能性があるポイントでは、通常よりも1号程度太いメインラインをチョイスする必要がありますし、キャストやファイトに不慣れな ショアジギング初心者 の場合は、遠投力を多少犠牲にしてでも、太めのメインラインを選んでおくことをおすすめします。
筆者おすすめのメインラインは?
よつあみ(YGK) ライン G-soul スーパージグマンX8 200m 45Lb(2.5)
「YGKよつあみ」が製造するPEメインラインです。 堤防や港湾岸壁などからの手軽なショアジギングから、地磯からのタフなショアジギングまで幅広く対応しており、強度を高めた 8本ヨリ構造 になっています。
ショアジギングのタックル4: ショックリーダー
ショックリーダーの基本的な選び方のポイントは?
ショアジギングでは、キャストや激しいロッドアクションを行った場合、ルアーの衝撃が直接ショックリーダーに伝わることになるため、直線強度の高さが非常に重要です。 ショアジギングで使用可能なショックリーダーの材質には、ナイロンとフロロカーボンとがありますが、フロロカーボンショックリーダーはコシが強く、水中で絡むなどのトラブルが起きにくいですので (耐摩耗性の高さについては、あまり評価できない)、現在はフロロカーボンショックリーダーの使用が一般的です。
通常のルアーフィッシング初心者がショックリーダーを選ぶ際に最も無難な方法として、使うメインラインの直線強度と同じ直線強度を持つショックリーダーを選択する方法がありますが、ショアジギングでは、メインラインとショックリーダーとの結び目の 強度低下の影響 を受けやすくなるため、その方法は好ましくありません。 メインラインやショックリーダーの強度表記はまちまちですが、メインラインの直線強度よりも6 - 12lb低い直線強度のショックリーダーを選んでおくのが、最も確実でしょう。
筆者おすすめのショックリーダーは?
クレハ(KUREHA) リーダー シーガー プレミアムマックス ショックリーダー20m 34lb 8号
大手繊維メーカーである「クレハ合繊」が製造するフロロカーボンショックリーダーです。 大手繊維メーカーの製品ならではの品質が魅力的で、ショックリーダー自体の性能の高さはもちろんのこと、薄型のボビン形状やスプールバンドの同梱など、使い勝手の良さにも配慮が払われた、筆者一押しのフロロカーボンショックリーダーです。
ショアジギングのタックル5: ルアー
ルアーの基本的な選び方のポイントは?
ショアジギングでは前述の通り、金属製のボディーを持つ「メタルジグ」と呼ばれるルアーが使われます。 ショアジギングで用いられるメタルジグには、様々なウェイトのものがありますが、軽いものは、スロースピードのアクションで使える利点がある一方、重いものは、波や潮流が激しいポイントでも適切に動いてくれるのが特徴です。
形状についても、スリムなものから幅の広いものまで、様々な形状のメタルジグが市販されていますが、動き方はそれぞれ異なっているため、ショアジギング初心者の場合は、釣具店からのアドバイスを参考にするのが良いでしょう。 カラーは、メタルジグ選びにおける最も難しい要素ですが、様々なコンディションに対応できるよう、系統の異なる複数のカラーを用意しておくのが賢明です。
筆者おすすめのルアーは?
DAMIKI JAPAN(ダミキジャパン) メタルジグ ルアー 闘魂ジグ 40g #01 リアルベイト
「ダミキジャパン」が製造するメタルジグです。 水中での安定した姿勢や、ショアジギング初心者でも扱いやすい クセの無い使用感 が人気を集めており、10種類のカラーがラインナップされています。
ショアジギングの釣り方のポイントを解説!
ショアジギングで好釣果を得るためには、基本的な知識についての理解を深めておく必要があります。 ここでは、「ショアジギングに初めて挑戦してみよう」と考えている初心者向けに、ショアジギングの釣り方の「3つのポイント」ついて、分かりやすく解説していきます。
ショアジギングの釣り方のポイント1【最適なポイント】
ショアジギングは基本的に、狙っているターゲットがいるのであれば、どのようなポイントでもゲームが可能ですが、好釣果を目指すのであれば、ターゲットが集まりやすく、狙いを定めやすいポイントからアプローチしたいものです。 ここでは、ショアジギングにおいて特に狙い目となる「3ヵ所のポイント」をご紹介します。
ショアジギングに最適なポイント1: 堤防や港湾岸壁
堤防や港湾岸壁は、海釣りにおいて最もポピュラーなポイントですが、水深が足元直下から深く、堤防や港湾岸壁自体がストラクチャー (障害物のこと)としての役割を果たしているなど、ショアジギングをするうえで好都合な条件がそろっているポイントです。 足場の状態が良好であるため、ショアジギング初心者でも釣行しやすいポイントですが、足元から水面までの高さが高いポイントでは、釣り方やタックルの選び方に注意が必要な場合もあります。
特に、外海に面している側のポイントや先端部のポイントは、潮通しが非常に良く、ベイト (フィッシュイーターのエサとなる小魚などのこと)が集まりやすい環境になっていますので、大型の青物が回遊することもしばしばで、「ショアジギングでは非常に有望なポイント」と言えます。 なお、テトラポッドの周辺のポイントも、潮流の状態やストラクチャーの配置故に狙い目となるポイントではありますが、釣り方を間違えるとルアーの紛失につながるため、ショアジギング初心者は注意が必要ですし、テトラポッドの上に上る行為は危険が伴いますので、あまりおすすめできません。
ショアジギングに最適なポイント2: 砂浜
砂浜は、外海に面しているポイントであるため、潮通しが抜群で、ショアジギングにおける有望ポイントの1つに数えられます。 メタルジグは、他の種類の ルアー と比較すると、自重が非常に重いため、キャスト時の飛距離に秀でていますので、足元の水深が浅い 砂浜 でのショアジギングでは、メタルジグの有効性が遺憾無く発揮されます。
特に、波の力によって形成される「ブレイクポイント」と呼ばれるポイントや、地形の変化によって発生する「離岸流」と呼ばれる潮流の真下にあるポイントは、水深が急に深くなっているため、ベイトが集まりやすく、ショアジギングにおける一級ポイントです。 ただし、砂浜では、「ウェダー」と呼ばれる 防水性の着衣 が必要ですし、波の状態を常に観察し、安全を確保しながらの釣り方となるため、波打ち際に立って釣りしたことが無いショアジギング初心者の場合は、経験者の同伴が不可欠でしょう。
ショアジギングに最適なポイント3: 地磯
地磯は、フラットフィッシュ類やシーバスはもちろんのこと、ヒラスズキ、キングサイズの青物類、マグロ類、カツオ類などが射程圏内に入る、ロマンあふれるポイントです。 外海に面している 地磯 は、潮流や波によって複雑な水の流れが形成され、プランクトンやプランクトンを捕食するベイトが集結するポイントであるだけに、ショアジギングを楽しむうえでは最高の舞台なのです。
もちろん、釣れるターゲットの平均サイズは、他のポイントとは比較にならないレベルですので、パワフルなタックルセッティングで挑まなければなりません。 また、足元の状態も悪いため、スパイクシューズは必須アイテムですし、潮流やナブラなどを見極めながらゲームを組み立てていかなければ、好釣果を得ることはできませんので、「ショアジギング初心者にはおすすめできないポイントである」と言えます。
ショアジギングの釣り方のポイント2【最適な時間】
自然のフィールドでは1日に数回、魚たちの活性が高まる時間が訪れるため、ショアジギングに限らず、海釣り全般で好釣果を目指すのであれば、1日中ダラダラと竿を振るよりも、有望な時間を重点的に攻める釣り方を心掛けることが肝心です。 ここでは、多くのターゲットの動きが活発になる「3つの時間」について見ていきます。
ショアジギングに最適な時間1: 朝マズメ
「朝マズメ」とは、日の出時刻の前後1時間のことです。 この時間帯は、多くの魚たちの活性が上がり、活発に捕食活動を行うようになるため、ショアジギングだけでなく、漁業者も狙い目とする時間帯ですが、後述する 夕マズメ に比べると、活性が高まっている時間が若干が短い傾向にあります。
ショアジギングに最適な時間2: 夕マズメ
「夕マズメ」とは、日の入り時刻の前後1時間のことです。 朝マズメと並んで 狙い目の時間 ですが、夕マズメ後には 暗い夜 が控えており、警戒心が徐々に低下していく時間でもあるため、朝マズメよりも長時間ゴールデンタイムが続く傾向があります。
ショアジギングに最適な時間3: 上げ潮や下げ潮
「上げ潮」とは、干潮時刻から満潮時刻までの、水位の上昇が顕著に表れる時間のことで、「下げ潮」とは、満潮時刻から干潮時刻までの、水位の下降が顕著に表れる時間のことです。 上げ潮や下げ潮は、プランクトンやプランクトンを捕食するベイトの活性を高めると共に、外海と内海との 海水の流れ を造りだす効果があるため、ショアジギングだけではなく、海釣り全般で好釣果が期待できる時間です。
ショアジギングの釣り方のポイント3【アクション】
ショアジギングでは、「メタルジグへのアクションのつけ方が釣果を大きく左右する」と言っても過言ではありません。 ここでは、ショアジギング初心者でも容易にマスターできる、「3種類のアクション」を解説します。
ショアジギングのアクション1: タダ巻き
「タダ巻き」は、リールを一定速度で回転させ、メタルジグを一定のレンジでリトリーブさせるアクションです。 メタルジグはウェイトが重いルアーであるため、タダ巻きでは動いてくれないように思えますが、実際には、ボディーが受ける水の抵抗によってウォブリング (テールを左右に大きく振る動きのこと)が発生しますので、きちんと魚にルアーの存在をアピールすることが可能で、メタルジグの種類によっては、タダ巻き時に不規則な動きをするように設計されているものも存在しています。
ショアジギングのアクション2: ジャーキング
「ジャーキング」は、ロッドを上方向や横方向に大きくシャクり、シャクった際に発生するラインスラッグ (糸フケのこと)を、リールを巻いて回収しながら、ロッドを元の位置に戻す動作を繰り返すアクションです。 メタルジグを大きく動かすことができるため、広いフィールドにいるターゲットへのアピール力に優れたアクションで、ロッドをシャクった際に、メタルジグの動きが瞬間的に不規則になりますので、リアクションバイト (動くものに飛び付く本能が刺激されることで、反射的にルアーをくわえてしまうこと)を誘発する釣り方でも威力を発揮してくれるでしょう。
ショアジギングのアクション3: ポーズ
「ポーズ」は、ロッドやリールの動きを一時的に止めるアクションです。 各種アクションの最中に時折ポーズを入れると、メタルジグは急にフォールダウンするため、リアクションバイトが発生しやすいタイミングを作り出すことができますが、メタルジグは沈下スピードが速いため、ポーズの時間が長いと、底にあるストラクチャーにメタルジグが引っ掛かってしまう恐れがありますので、ショアジギング初心者は注意が必要です。
ショアジギングで大物を狙おう!
ショアジギングは、思わぬポイントで思わぬターゲットが掛かることがあり、ポテンシャルは侮れません。 皆さんもぜひ、ショアジギングに必要な各種タックルを用意し、釣り方のポイントを学んで、大物を狙っていきましょう。
上げ潮は2:00 - 5:00と14:00 - 16:00とで、下げ潮は8:00 - 10:00と19:00 - 22:00とです。