タトンカタープってなに？
タトンカタープとは、ドイツのアウトドアブランド「タトンカ」が製造・販売しているタープです。最近では、他社のタープと異なる機能性に魅了され、多くのキャンパーに愛用されています。種類も1TC、2TC、3TC、4TCと豊富です。とはいえ、「タトンカ」も「タープ」も聞きなれない方も多いのではないでしょうか？初めに、簡単にそれぞれの説明をしていきますね。
ドイツ生まれのアウトドアブランド「タトンカ」
「タトンカ」とは、北米の先住民スー族の言葉で、バイソンを意味します。バイソンは、スー族には神聖な動物とされ、自然、自由、強さ、そして、自然と調和した平和な生活の象徴とされ、ブランドのロゴにも使用されいます。徹底した製品哲学の研究の元開発された高品質の製品が揃っており、バックパックを中心に、テントやタープ、アクセサリ類などを製造・販売しています。その高いクオリティーと信頼性によって多くの登山家、キャンパーに愛用されています。また、他社と比べて比較的安価であることが特徴です。
タープとは？テントとの違い
テントが寝室なら、タープはリビングのようなものです。支柱の上部にシートが付いただけの造りで、雨や、風、日差しを避ける役割があります。特に夏の強い日差しの中でのキャンプでは活躍するキャンプ用品です。また、タープにも様々な形や大きさがあり、人数やシーンに合わせて使うことでよりキャンプを楽しむことができます。
愛用者続出！オススメの「タトンカタープ」
タープを購入したいけど、どのブランドのタープにするか悩んでいるキャンパーのみなさん、「タトンカタープ」を選択肢に入れてみませんか？モデルも1TC、2TC、3TC、4TCとあり、サイズも様々あるので、ニーズに合わせて選ぶことができます。 それでは、もっと詳しく「タトンカタープ」について見て行きましょう！
タトンカタープの魅力！
タトンカタープの魅力は、なんといってもポリコットン素材であることです。一般的に多く張られているタープはポリエステル素材のものが多いのではないでしょうか。タトンカタープは、コットン65％、ポリエステル35％のポリコットン素材を使用し、コットンとポリエステルの両方の良さを兼ね備えた優れものです。
なぜコットンがいいのか
コットンを混ぜたポリコットン素材の最大の特徴は、汚れにくく、しわになりにくいことです。また、コットン100％では課題となる重量ですが、ポリコットン素材の採用により、比較的軽量に仕上がっています。その他にも、タトンカタープが選ばれる理由をコットンの良さと一緒に見て行きましょう！
日差しの強い夏も快適にキャンプが楽しめる！
素材にコットンが加わることで、遮光性が優れることが特徴です。愛用者によると、100％ポリエステルのタープより、日陰の濃さが違うそうですよ。また、織り方や混縫の違いによって、特徴ある風を楽しむことも魅力の一つです。
雨にも負けず！
コットン素材を採用した利点は、防水効果が高いと言うことです。週末キャンプに行くのに天気が...と言う経験はありませんか？タトンカタープは、そんなお悩み解決にもうってつけです！特殊な加工を施さ無くても優れた防水効果を発揮してくれます。また、秋のキャンプでは夜露が気になりますが、タトンカタープならコットンのおかげで、夜露の拭き取りも不要になりますよ。
タープの中で焚き火ができる！
コットンは、火の粉への耐性があり、タープの中で焚き火を楽しめます！火の粉による穴あきが少なく、長持ちするという、キャンパーにとってはかなり嬉しいポイントではないでしょうか？
おしゃれキャンパーはタトンカタープのここに注目！
おしゃれキャンパーが注目するのは素材から出る独特のカラーです。ベージュとカーキが合わさったコクーン色は、タトンカタープが人気の理由の1つでもあります。自然の中で、太陽の光が当たると綺麗に反射し、風合いによっては様々な表情を見せてくれます。
タトンカタープのモデルとサイズのまとめ
タトンカタープにはそれぞれサイズや用途が異なったモデルが、1TC、2TC、3TC、4TCの4つがあります。ここからそれぞれのモデルの説明をしていきますね。
１TC
1TC ウイングタープ
■素材：コットン65％、ポリエステル35％ ■カラー：ベージュ ■重量：2.95㎏
4つのモデルの中で人気NO.1で、一番サイズが大きいのは１TCです。 使用サイズは445×425cm、重量は2.95 kgと、重さはありますが、やはり、大きいということもあり、最も人気な製品になっています。１TCなら、ファミリーキャンプや、5人程度の人数なら十分な日陰を作ってくれるので、快適に過ごすことができます。
２TC
コンパクトサイズをお探しの方は、2TCをオススメします。こちらの使用サイズは、300×285cm、重量は1.35kgと軽量タイプになっています。持ち運びもしやすく、1人～3人程度の少人数のキャンプに最適です。テントの横に併設しても場所を摂りすぎないほどのコンパクトサイズとなっています。
３TC
3TCは唯一、ヘキサタイプのように使える正方形のタープです。対角線が丁度中央となり、解放感にあふれた作りです。使用サイズは、396×396cm、重量は、2.1㎏と重たいですが、大人数で使用することができ、テントと併設することで自由な設置を楽しめることが魅力です。特に3TCは広々としたリビングをつくりたい方にはオススメです。
４TC
林間サイトや狭いサイトでのキャンプには4TCがオススメです！使用サイズは、285×400cm、重量は1.8㎏で、軽く、持ち運びがしやすいモデルです。4TCには設置するときに場所に応じて高さの調節をすることができます。元々8カ所にハトメが付いているので、追加加工がほとんど必要ないことも魅力です。2家族でキャンプするときなどに4TCを選んでみてはいかがでしょうか？
タトンカタープの選び方
タープの選び方で大切なのは使用するときのシーンに合わせて選ぶことです。天候や人数、キャンプでどんなアクティビティをするかによります。また、テントに併設することを考えればサイズや形を見ることも選び方のポイントです。日差しを避けるためだけのものから、オールシーズン使えるものまであり、価格も幅広くあります。
購入する前に、実際に使っている人の話を聞いたり、調べたりして見てもいいでしょう。キャンプでのタープの楽しみ方はアレンジすることとも言えます。色々なアレンジがあるので、やりたいアレンジを探してそれに使いたいモデルを選ぶという選び方もあります。
タトンカタープを使ってみよう！
いざ、タトンカタープを使ってみよう！と言っても張り方がわからないですよね。ここから、張り方のポイントを解説いたします。
タトンカタープの張り方
張り方は非常に簡単です！一人でも簡単に張ることができるので安心してください。まず、タープを広げ、四隅にガイドロープをつけて伸ばします。次にロープを緩めた状態でペグダウンし、最後に四隅にポールを通す穴があるので、1ずつ通して立てて行けば完成です。
このポールの立て方をアレンジすることでより快適に、自分好みのサイトを作ることができます。長さを調節したり、数を変えたりなど、簡単な工夫でタープは色々な表情を見せてくれます。次はアレンジに欠かせない、ポールについて解説します。
ポールについて
実は、ポールは付属していないため、別で準備する必要があります。主な種類は、伸縮式のものと、連結式のものがあります。この、ポールのサイズや連結数を変えて張り方をアレンジしていきます。短いポールと長いポールを組み合わせるなどして、自分好みのサイトを作ることができます。また、ポールは材料さえあれば簡単に自作することもできます。
ポールの選び方
ポールの選び方で大切なのは、どんな張り方をしたいかを予め決めておくということです。また、ポールによっては価格や重量、素材も様々です。ここではタトンカタープに相性がいいポールをいくつか紹介します。
ウッドポール
出典:Amazon■サイズ：230cm（3本連結時：85cm×2本＋60cm×1本）×直径32㎜ ■収納サイズ：90cm ■重量：約3㎏ ■材質：天然木（ホワイトアッシュ）、その他金属、樹脂等
エバニュータープポール
出典:Amazon■素材：6061アルミニウム ■使用サイズ：約202～250cm ■質量：約750g ■カラー：ゴールド、シルバー
DODビックタープポール
■サイズ：約280cm×直径28㎜ ■収納サイズ：約60cm ■重量（付属品を含む）：約990g ■材質：アルミ合金 ■付属品：キャリーバック、取扱説明書
張り方をアレンジしてみよう！
タープをどのように使うかによって、張り方に様々なアレンジができることが魅力です。リビングとして使うか、寝室として使うか、テントと連結して使うか．．．。ここからは、張り方のアレンジを紹介していきます。参考にして、是非、ご自身でもアレンジに挑戦してみてください！
アレンジその1
とてもアットホームな空間ですね。2TCを使用したサイトです。ポールの高さを半分高く、半分は低くすることで開放感溢れるアレンジになっています。1TCや3TCに換えることで、影の大きさを変えてより大人数でキャンプを楽しむこともできます。
アレンジその2
ペグダウンとポールの組合わせが多彩で、解放感のあるサイトです。こちらは人気の1TCを使った定番のアレンジとなっています。リビングとしてのサイズも丁度良く、ファミリーキャンプにオススメです！
アレンジその3
こちらも1TCを使ったアレンジです。四隅をペグダウンし、中央をポールで高さをつけることで、濃い影をつくることができます。夏の日差しが強い中でもキャンプを楽しむことができますよ。木陰の近くでサイトを作ることで、影を広げ、より快適に過ごせそうです。
アレンジその4
テントの前に併設してタープを張ることは定番ですが、半分に強い傾斜をつけることで、影を濃く作っています。夏の終わりや、秋のキャンプは日向でもタープで影をつくれば快適です。また、コットン素材のおかげで、夜露も乾いてくれるので、オールシーズン楽しむことができます。このアレンジなら、シーンに合わせれば、1TC、2TC、3TC、4TCでも使えそうですね。
アレンジその5
ソロキャンプやデイキャンプ、海水浴、魚釣りなどのアウトドアにオススメの2TCを使ったアレンジです。半分を完全に地面につけ、開放感あふれます。2TCのコンパクトさを活かして、気軽に週末デイキャンプに出かけませんか？
アレンジその5
こちらは3TCとテントを繋げたアレンジです。一体感があり、自分好みの空間を作るには最適なアレンジとなっています。これだと、それほど面積もとらないので、狭いサイトでも張ることができそうですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか？ キャンパー大注目のタトンカタープの魅力は伝わりましたでしょうか。アレンジももちろんですが、その機能性の良さと使い勝手にキャンプやアウトドアシーンで使いたくなることは間違いなしですね。 ぜひこの機会にタトンカタープの購入やお持ちの方はアレンジを考えながらキャンプに出かけて見てはいかがでしょうか。