いんげんレシピを増やそう
いんげんは、冷凍食品でもよく目にしますよね。スーパーでも年中いんげんを目にするほど人気で、お弁当屋お料理に使いやすいので人気の野菜ですよね。いんげんの旬に収穫すれば、どんな味付けにしても映える逸品となりおいしいです。人気の一品には、いんげんの胡麻和えやバター焼きなどです。お弁当にぴったりなお惣菜にもなって簡単い調理できるうれしい野菜。これまでは脇役のようないんげん料理ですが、今回は子供に人気の「おいしいいんげんレシピ」にしてみましょう。いんげんの基本的な茹で方から、ご紹介します。
いんげんとは
いんげんというのは、さやの中からいんげん豆を取ることもできます。豆を収穫せずに、豆の成熟前にさやごと収穫したものです。いんげんは野菜ですし、いんげん豆は豆に分類されています。いんげんは、まめ科の一年生植物で春に種まきをして夏に収穫する夏野菜です。いんげんの品種によっては、年間3回収穫できることもあるため「三度豆」と呼ぶ地域もあるんですよ。栽培方法も簡単なので、子供さんと食育がてら育てるのも人気です。とれたてのいんげんは格別おいしいのでおすすめです。自宅で栽培して、いんげんの収穫とおいしい一品料理の、二度おいしい夏野菜なんです。
いんげんには毒がある
子供にお弁当にお酒の一品に、と頻繁に使ういんげんですが、実はいんげんは茹で方を間違うと「毒がある野菜」でもあります。いんげんの生や生焼き状態のいんげんを食べてしまうと、嘔吐・下痢などの急性中毒症状があらわれる場合があります。この他にも、赤インゲン豆中毒・金時豆中毒を引き起こす場合があるんですよ。これはいんげんの中の豆によって引き起こされる、レクチンの一種であるフィトヘマグルチニン作用が原因になっています。
茹で方に注意
茹で方が甘いと、中毒を起こす可能性があります。そのため、いんげんはしっかり過熱して、火を通してから食べるようにしましょう。このまとめの中で詳しく茹で方について説明していきます。ちなみに、いんげん豆は80度以下での加熱だと、毒は5倍に増してしまいますので弱火での茹で方には気を付ける必要があります。簡単な一品やおかずになるあまり、手を抜く傾向があります。小さな子供やお年寄りには、とくに茹で方には気を付けてほしいです。
いんげんレシピの栄養価
いんげんに含まれているビタミンは、ビタミンB1・B2・Cです。いんげんのビタミンB1には疲労回復効果があり、ビタミンB2は動脈硬化、ビタミンは肌の細胞促進効果が期待できます。さらにいんげんに含まれるミネラルには、カリウムやカルシウム、マグネシウムも豊富なんですよ。いんげんのカリウムは、むくみの改善にもなります。カルシウムとマグネシウムは相互のバランスがよいのでエネルギー代謝をよくしてくれます。おかずに相乗効果のあるゴマを和えることによって、すらっとした美脚も目指せるんですね。おいしいおかずとして、毎日のお弁当の常野菜にもすれば、女性の美容とダイエットにも効果が期待できそうです。
いんげんは必須アミノ酸が豊富
さらにいんげんには、驚くことに必須アミノ酸が豊富に含まれているんです。いんげんに含まれる必須アミノ酸は、・ヒスチジン・トリプトファン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・ロイシン・バリン・イソロイシン・スレオニンです。必須アミノ酸は、自分の体内では生産できないので、外からの食事で摂取することが理想的です。
女性・子供にぴったり
いんげんを使ったおかずを食べると、この必須アミノ酸がまとめて摂取出来て、女性や子供に嬉しい食材ですね。たとえばリジンの効果は、骨や筋肉を作ってくれます。育ち盛りの子供のお弁当にぴったりですね。そしてヒスチジンは、血液の精製を助けをしてくれるんです。生理不住の女性に人気の野菜になると思います。
いんげんその他の栄養素
いんげんは上記の栄養素の他にも、女性にうれしい鉄分や食物繊維なども含まれています。そしてβ-カロテンやアスパラギン酸などもあります。腸内環境を整えたり、余分な脂肪やコレステロールを減らしてくれるのでうれしいですよね。アスパラギン酸という栄養もあるので、疲労回復に強い食材ですね。おいしいいんげんを使ったおかずを、毎日の食事の一品に増やしていきたいですね。
いんげんレシピの基本・おいしい茹で方
先ほど、いんげんの茹で方の注意として毒があることをお伝えしました。いんげんは中途半端な温度で加熱した場合は、さらに毒が倍増してしまうこともあるので正しい茹で方は基本にしておきましょう。ここからは、いんげん一品料理の基本となる「茹で方」についてまとめて説明していきます。
一品料理の基本①下準備
まずはいんげんの筋を取りましょう。いんげんを収穫したり購入してきたら、きれいに表面を水洗いして筋があるかで分けましょう。最近のいんげんの品種によって、まれに筋がないいんげんもあるので見てくださいね。いんげんの先を折ると、糸のような筋があります。筋なしいんげんの場合は糸のような筋はなくて、きれいに下手が取れるものです。筋のあるいんげんは、へたの部分を折ったあと軽くひねってスッと引っ張りましょう。軽い力で引っ張ればきれいに素早く筋を取り除くことができますよ。
一品料理の基本②茹で方
筋を取り除いたら、さっそくいんげんを茹でていきましょう。いんげんが入るサイズの鍋を用意して、たっぷりの水を沸騰させます。お湯が沸いたら大体水1Lに対して塩大さじ1ほどの塩を入れます。塩を入れなくても茹でる事ができますが、塩を入れておくとゆであがった後のいんげんにうまみが増します。さらに、時間がたっても茶色くなりにくくなり、緑の美しいいんげんをキープできますよ。
一品料理の基本③湯がく
塩を入れたら、お湯の中にいんげんを入れて湯がきます。いんげんの茹で時間は、量やいんげんの厚みによって異なりますが火が通りやすいので気を付けてくださいね。熱湯の中に入れたら2、3分が理想です。また、冷凍食品のいんげんも簡単に調理できるので人気ですよね。この冷凍いんげんは、1分程度で十分です。
一品料理の基本④冷水に浸す
いんげんが茹で終わったら、いんげんをざるに開けて冷水にさらします。ボールに氷水をはって冷して出来上がりですよ。冷水を当てることによって、毒の成分や強い灰汁が流れていきます。急激な温度の変化から、色合いも深まってきれいないんげんに茹でることができますよ。かといって、流水で流しすぎは禁物です。流水で流しすぎてしまうと、せっかくの豊富な栄養素がいんげんから流れ出てしまうので、気を付けたほうがよいと思います。
いんげんレシピの基本・おいしい炒め方
いんげんの炒めるおかずやレシピもたくさんあります。いんげんを炒め物にする場合も、まずは水洗いをします。ヘタを切り落とします。さらに筋をとって、たっぷり沸かせたお湯に入れて茹でます。ここまでは一緒ですね。炒め物をするときにも、いんげんの下ごしらえとして茹でておくようにしましょうね。その後に火を通しておかずになるので、湯がく時間はいんげんが柔らかくしゃっきりする程度でいいと思いまず。1分ほどで開けて大丈夫ですよ。その後、お弁当サイズや子供の口のサイズに切って炒めるようにしましょう。この工程で、おいしいいんげんのおかずレシピができますよ。
いんげんレシピ・簡単冷凍いんげん
冷凍のいんげんは、いつでも手軽に調理ができるのが利点です。子供のお弁当や、時間がないときの調理には重宝しますよね。冷凍野菜とはいえ、とれたてのいんげんを瞬時に冷凍しているため、鮮度・触感・味わいも落ちることが少ないのが特徴です。冷凍のいんげんを選ぶときには、子供の口にも入るのでなるべく国産のいんげんを選ぶとよいと思います。産地直送で品質も落ちにくくなりますし、湯がいた時の鮮やかさは断然国産の冷凍インゲンのほうがよいんですよ。また冷凍いんげんは、茹でていない状態です。そのため、解凍後は、湯がくようにして料理に使いましょう。
人気のいんげんレシピ①子供向け
子供のお弁当は野菜を入れるのが大変ではないですか?いんげんは野菜の中でも渋みや苦みが少ないので、子供のお弁当にも人気です。おにぎらずの中に入れるのもよいでしょう。いんげんの青臭さを消すために、子供が大好きな甘い卵焼きを作って一緒に入れてしまいます。おにぎらずにすれば朝の忙しい時間帯をさらに節約できますよね。こちゃこちゃした、正体のわからい野菜を食べるよりも子供のためではないでしょうか?
お弁当には塩多め
お弁当は時間がたってから食べることが多いですよね。そうすると気になるのが、いんげんの青臭さです。これが苦手という子供も多いのですが、湯がくときに塩を通常より多めにして茹でるようにすると一気に解消されます。
人気のいんげんレシピ②おかずの一品
バターとケチャップ、卵とニンニクを合わせて炒めるととっても贅沢な一品に仕上がりました。料理上級者のようにも見えて、インスタ映えもしそうですね。
作り方
茹でたいんげんを傷めましょう。油の代わりにバターを使って、火が通ってきたら火を止めます。別のフライパンに溶き卵でスクランブルエッグを作りましょう。出来上がったらいんげんのほうへ移します。ニンニクチューブ、塩コショウ・ケチャップで味付けをして火を通します。
人気のいんげんレシピ③お弁当
お弁当の定番人気のいんげんレシピは、やはりいんげんの胡麻和えですよね。いんげんの胡麻和えは簡単で美味しいので、基本の作り方とアレンジをご紹介します。
作り方
いんげんを湯がいたら、一口大に切ります。ボールに調味料を入れていきましょう。砂糖一つまみ、しょうゆ、すりごまといりごま、みりん、だし汁を加えます。さっくり混ぜ合わせれば完成です。白ごま以外に、すりごまを入れておくとよりゴマの風味が増しますよ。
クルミ和えも出来る
胡麻和え以外にも、すったクルミを使ってクルミ和えをすればマンネリ解消になりますね。
人気のいんげんレシピ④いんげん煮物
いんげんは煮物にするといっそうコクが増してやわらかい触感を楽しむことができるんです。いんげんの煮物のレシピをまとめました。
作り方
画像では、いんげんに加えてひよこまめ、冬瓜、ひき肉を使ってあんかけ風にアレンジしていますね。いんげんにはい肉がよく合います。おいしさを染み込ませているので煮物も人気ですね。味付けは、砂糖・醤油・みりん・酒 ・だし汁を使っています。
人気のいんげんレシピ⑤いんげんの卵とじ
いんげんを卵とじにしてみましょう。コショウで味をつけたら洋風オムレツ風のおかずになりますし、甘く味付けした卵なら、子供にも人気の一品になりますね。
作り方
お弁当サイズに切りそろえましょう。茹でた後に切ったほうが、いんげんの中の栄養素がお湯に流れてしまうのを触れぐことができますよ。
卵焼きの中に、塩ゆでしたインゲンを入れて撒いていますね。これだけなのに、塩気と触感が見事に卵にあっていて相性抜群です。卵には甘さを加えるか、コンソメのだしを少し使うとよいでしょう。インスタ映えもよいですね。
人気のいんげんレシピ⑥
男性が大好きな肉巻きを、いんげんで美味しく作ってみましょう。夏のビールもよく合う、がっつりめのおかずになりますよ。
作り方
いんげんはお肉に負けないくらいたくさん使うようにすると失敗しません。いんげんは同じ太さのものを組み合わせて、2.3本入れるとよいと思います。
豚肉の上に、しっかり茹でて置いたいんげんを並べます。端のほうからお肉といんげんをまいていきましょう。巻き終わりにつまようじでお肉が開いてしまわないように閉じます。転がしながら焼いて、全体に火が通ったら完成です。
いんげんレシピ・保存方法
たくさんのいんげんレシピが見つかりましたか?いんげんには栄養があって、健康と美容のためには毎日食べたい野菜ですね。しかし毎日調理は大変だし、冷凍所億品は怖いという人は、作り置きにしてそのまま冷凍保存してしまいましょう。茹でて置いたいんげんを冷凍しておけば、好きな時に好きなだけ、いんげんを焼いたり揚げたりすることができます。
いんげんレシピ・おいしい応用編
いんげんは和の料理というイメージが強いですが、洋風のアレンジもありますよ。家庭菜園でたくさん収穫する文化には、こんなおいしいいんげんレシピがありました。
いんげんののくたくた煮です。家庭菜園が多い、イギリス料理で人気のおかずのようです。いんげんをそのまま茹でて、に崩れてしまうくらい煮込みます。味付けはコンソメスープで、お好みでセロリなどを入れる家庭もありますよ。柔らかくなって、ワインが進むすてきなおかずになりました。
いんげんレシピをアレンジしよう
いかがでしたでしょうか?今までのいんげんの茹で方は正しかったでしょうか。いままでマンネリだった方も、今回のいんげんレシピでさらにおいしい食べ方を楽しんでもらえたらうれしいです。このいんげんレシピを、自分でもさらにアレンジして、子供のお弁当が華やかになるといいですね。お酒にあう一品として、旦那さんにもオリジナルいんげんレシピを、考案してみてはいかがでしょうか?