メラミンスポンジとは?
今やお掃除の定番アイテムとなっているメラミンスポンジ。レック㈱が販売する「激落ちくん」が有名ですよね。使い方は水をつけて汚れをこするだけ。それだけで、マジックやガラスの汚れ、水垢や茶渋など、簡単に汚れを落とすことができる優れものです。
今では100円均一やスーパーなど、どこででも手に入れることができます。最近では、クエン酸がプラスされたものなど、バリエーションも豊富になっているようです。しかし、メラミンスポンジの素材や汚れの落ちる原理を知っていますか?私も知らなかったのですが、ご紹介します。
メラミンスポンジは何から出来ているの?
メラミンスポンジはメラミンフォームという材質でできていて、メラミン樹脂というとても硬い樹脂をミクロン単位で泡状に発泡させてつくられています。この発泡させてつくるときに、とても細かい無数の網の目がつくられています。
メラミン樹脂からつくられたスポンジなので、その名の通りメラミンスポンジと言うのですね。
どんな原理で汚れが落ちるの?
では、メラミンスポンジは、どのような原理で汚れを落としているのでしょうか。メラミンスポンジをよく見ると細かな網目のような空洞が無数にあるのがわかりますよね。汚れを落とす原理とは、この細かい網目が汚れを削っていることにあります。
スポンジが削れながら汚れをかきだしてくれるので、消しゴムのような使い心地です。
そう、メラミンスポンジの汚れを落とす原理は、汚れを削ることにありました。つまりメラミンスポンジは「たわし」や「やすり」などと同じような研磨材で、研磨スポンジなのです。硬い材質のメラミンフォーム。
削るという原理を知ると、相手の材質がメラミンフォームよりも柔らかい材質の場合は、傷をつけてしまうのもわかります。そのため、その使い方には注意点がいくつかあるのです。
実は危ない!絶対にやってはいけない注意点とは?
使い方の注意点① 人の皮膚に使わないこと
絶対にやってはいけない注意点。それは人に使うことです!お子さんにマジックで自分の体に落書きをされた、体についた汚れが落ちない、なんてこともあると思います。しかし、安易にメラミンスポンジで皮膚をこすってはいけません。お肌が傷ついてしまいますよ。
使い方の注意点② 人の歯につかわないこと ※もちろんペットの歯もダメですよ
絶対にやってはいけない注意点、それは歯に使用すること。「歯のホワイトニングだー」といって使用している人もいるようですが、絶対にやめましょう。メラミンスポンジは研磨スポンジ。
メラミンスポンジで磨いて、一見歯の汚れがなくなるようにもみえますが、歯の表面を削って歯のエナメル質を傷つけている可能性があります。
エナメル質は歯に対する色々な外部刺激から歯髄を守ってくれる、歯の健康に欠かせないもの。なくなると、歯へのダメージも大きくなってしまいます。また、メラミンフォームの原料は体に良いものではありませんので、カスが口の中に残ることも危険です。
人の歯はもちろんペットの歯に使うのも絶対にやめましょう。
メラミンスポンジの安全性
人体に使ってはいけないということは、メラミンは素手で使っても大丈夫なのでしょうか?その安全性について紹介いたします。
メラミンスポンジの原料はメラミンとホルムアルデヒド
メラミンスポンジの原料は、メラミンとホルムアルデヒドです。どちらも一般的には「皮膚障害」を及ぼすものです。しかし、メラミンスポンジは、掃除用に開発されたものなので、掃除用として使う分には人体には影響はなく、素手で使っても問題ありません。
しかし、掃除で使い終わったら水で良く手を洗い、きれいにした物も水拭きしておくと尚良いと思います。
環境にやさしい?メラミンスポンジ
メラミンスポンジは、水につけてこするだけで汚れが落ち、洗剤が要らないため「環境にやさしい」と一般的にいわれています。また、河川や生物等環境への影響についても問題ありません。
家庭での廃水が下水処理場に流れていく場合には、その洗浄で生じた微量のカスは下水処理場で除去されるからです。
メラミンスポンジの正しい使い方
メラミンスポンジの原理や素材、安全性がわかったところで、意外と知らないメラミンスポンジの正しい使い方をお教えします。
①ハサミで使いやすい大きさにカットします。※カットして売っているものもあります。
②メラミンスポンジにたっぷり水を含ませて、水がたれ落ちないくらいに軽く絞ります。
③気になる汚れをこすって落とします。
④汚れをこすった後、水拭きや乾いたタオルでふきとると、仕上がりがキレイになります。
実は間違っていた!?スポンジの濡らし方
まずスポンジの濡らし方に注意点があります。重要なのは、「メラミンスポンジにはたっぷりの水を含ませること」です!間違った使い方をしている人はだいたい、濡らし方が足りていないのです。使っている時に「キシキシッ」と音がなっていたら、水が足りていない証拠です。
そして、よくやりがちなのが、水を含ませて、ギュッと絞ること。実は私もやっていました。メラミンスポンジにたっぷりの水を含ませて、まずは水滴が落ちてくるくらいまで濡らしましょう。そして、水が垂れ落ちない程度に軽く絞ってから使いましょう。
メラミンスポンジを使う前に素材を確認しよう
メラミンスポンジを使う前の注意点。それはメラミンスポンジは何にでも使えるわけではないこと。研磨スポンジなので、相手の材質がメラミンフォームよりも柔らかい材質の場合は、研磨して傷をつけてしまうこともあります。
傷がついてからでは取り返しがつきません。素材が分からない場合も、まず目立たないところで試してから、使用するようにしましょう。
メラミンスポンジを使ってはいけない場所
素材のやわらかいものやコーティングのしてあるものって一体どんなものがあるのでしょうか。簡単にいうと、「たわし」や「やすり」を使うと傷つくような素材には、研磨材であるメラミンスポンジも使えないと考えましょう。
激落ちくんなどの説明をみると注意点として、くもり止め加工などの特殊加工された鏡、 光沢のあるステンレス・プラスチック面、車の外装面、吸水性のある面、 凹凸のある面、漆器類には使用しないでくださいと書かれています。
具体的にどこの場所での使用がNGなのか紹介いたします。
メラミンスポンジNG① 浴槽(樹脂素材)
メラミンスポンジを使いたくなる浴槽の汚れ。しかし、浴槽には使ってはいけません。なぜなら、浴槽の素材はFRPなどの樹脂であることが多いのです。メラミンスポンジで磨いてしまうと表面が研磨されて傷つき、余計に汚れがつきやすくなってしまいます。また、浴槽には表面に汚れがつきにくいコーティングがしてあるものあります。こういったコーティングもメラミンスポンジが剥がしてしまうので注意しましょう。お風呂の水栓などには使えますよ。
メラミンスポンジNG② フローリング床、塩ビ床
フローリングの床や塩ビ製の床には使わないようにしましょう。部屋のフローリングにはワックスが塗られてコーティングされていることが多いですよね。ご自分でも年末の大掃除の時などにワックスをかけ直したりしていませんか。
その床をメラミンスポンジで磨いてしまうと、せっかく塗ったワックスを研磨して剥がしてしまうことになります。
メラミンスポンジNG③ アクリル板
アクリル板もメラニンスポンジで磨くと研磨されてしまい、表面に傷がついてしまいます。ドアについている窓や観賞用の水槽など、ガラスだと思っていたら実はアクリル板だった!なんてこともあるようなので、使用前によく確認しましょう。
ガラス製の水槽であれば問題ありません。
メラミンスポンジNG④ 車のボディ
車もメラミンスポンジでキレイになったら良いですよね。しかし、車のボディに使うのは絶対やめましょう。メラミンスポンジで研磨されて、車に施されたワックスや塗装に傷がつき、ツヤがなくなってしまいます。また、磨きすぎると車の塗装がはがれてしまいます。
また、車の樹脂の部分ならば良いだろうとメラミンスポンジを使う人もいるようです。しかし、樹脂は平坦ではなく細かな凹凸があります。樹脂の合間にスポンジの粉が入り込んでしまい、車の樹脂部が白濁してしまうこともあるようです。
大事な愛車にもしものことがあったら悲しいので、車には使わない方が良さそうですね。
メラミンスポンジNG⑤ 曇り止めコーティングが施された「鏡」
鏡は基本はOKなのですが、洗面所やお風呂場などの鏡には曇り止めコーティングなどがしてある場合があります。そういった曇り止めコーティングがしてある場合は使わないようにしましょう。せっかくの曇り止めがはがれてしまいます。
メラミンスポンジNG⑥ 塗装されたもの、絵や文字がプリントしてあるもの
塗装のされているものや絵や文字がプリントしてあるものもやめましょう。塗装がはがれたり、プリントがはがれてしまいます。
メラミンスポンジNG⑦ ツヤのあるステンレス製の「シンク」
シンクの水垢(みずあか)にもメラミンスポンジは有効です。しかし、表面にツヤのあるステンレスの場合はやめましょう。ツヤのあるステンレスの場合、ステンレスに傷がつき、曇ってしまいます。傷が多いとカビの繁殖も増えてしまうとか。
クレンザーでシンクを掃除している方はメラミンスポンジを使用しても良いですが、ステンレスに傷をつけたくない方は柔らかいスポンジで掃除をしましょう。
メラミンスポンジNG⑧ トイレ
トイレの陶器部分は、メラミンフォームよりも硬いので傷はつきません。しかし、便座の内側(陶器)には汚れ防止コーティングがしてあるものもあります。その場合、メラミンスポンジでこすると、汚れ防止の効果がなくなる場合もあります。
使用する前に説明書を確認するか、メーカーに問い合わせることをオススメします。また、トイレの便座部分は光沢のあるプラスチック製なので、メラミンスポンジの使用はやめましょう。傷をつけ光沢がなくなってしまいます。
メラミンスポンジNG⑨ 洗面台
洗面台を毎日メラミンスポンジで掃除してしまい、研磨されて傷がついて掃除が大変になったという話をよく聞きます。メラミンスポンジを使うことで、表面の加工まで落としてしまい細かい傷がついてしまうのです。洗面台はやわらかいスポンジを使って掃除をしましょう。
メラミンスポンジNG⑩ 漆器、陶器
漆で塗られた漆器。漆器には断熱効果があったり、汚れ落ちがよかったりします。しかし、メラミンスポンジを使うとその効果がなくなってしまいます。
また、陶器は使えることになっていますが、使い続けると光沢がなくなり、汚れがつきやすくなるので、オススメはできません。
メラミンスポンジを使って良い場所
メラミンスポンジを使ってはいけない場所が意外と多くありましたね。では使っても良い場所はどこなのでしょうか。
ガラス、くもり止め加工などの特殊加工されていない鏡、タイル、ホーロー、光沢のないステンレス・プラスチック面などが使っても良い場所とされています。具体的にはどこなのか紹介いたします。
メラミンスポンジOK① 水栓・蛇口(メッキ素材)
メラミンスポンジが最も効果的な場所、それは水栓・蛇口です。タオルで拭いてもとれない水垢(みずあか)もメラミンスポンジで簡単に落とせます。小さくカットしたメラニンスポンジを置いておくと良いでしょう。
ささっと磨くことで、水垢になるのを防ぎ、キレイになります。
メラミンスポンジOK② 急須やカップについた茶渋
急須やカップについた茶渋。普通のスポンジではなかなか落ちませんよね。一般的には漂白剤を使って、汚れを落としている方が多いと思います。しかし、漂白剤では汚れが落ちるのに数十分かかります。
それに比べてメラミンスポンジは、磨くだけですぐに汚れが落ちるので、オススメです。
メラミンスポンジOK③ ガスコンロやその周りのタイル
ガスコンロやコンロの周りのタイル。油汚れがひどいですよね。こんなところにもメラミンスポンジは有効なのです。水をたっぷり含ませたメラニンスポンジで、こするだけで簡単に油汚れが落ちるんです。
年末の大掃除で苦戦していたあなた、大きめに切ったメラミンスポンジでガス台まわりの掃除もささっと終わらせましょう。是非メラミンスポンジを試してみてください。
メラミンスポンジOK④ 換気扇
油汚れがひどい換気扇のファン!この汚れにもメラミンスポンジは有効です。軽い汚れであればそのままメラミンスポンジでこするだけで綺麗になります。ベタベタした油汚れがこびりついているのであれば、「セスキ炭酸ソーダ溶液」を併用しましょう。
(セスキ炭酸ソーダ溶液は、お湯10Lにセスキ炭酸ソーダ50gを溶かしたもの) 油汚れがひどい場合は、セスキ炭酸ソーダ溶液にファンをしばらくつけておきましょう。ひどい汚れであれば、一晩つけておき、メラミンスポンジでこすりましょう。
それでも落ちない場合は、セスキ炭酸ソーダで作ったスプレー液(水200mLにセスキ炭酸ソーダ小さじ1を溶かしたもの)を併用して磨きましょう。狭いところはメラミンスポンジを薄く切って使うと使いやすいです。
メラミンスポンジOK⑤ 炊飯器、レンジ
炊飯器やレンジなどの外側は意外と油やほこりがたまり、ベタベタになっていませんか。そこにメラミンスポンジが大活躍!水を含ませてふくだけでキレイに汚れが落ちます。炊飯器の蓋裏や溝に入り込んだ汚れは、四角に切ったメラミンスポンジの角を使うとやりやすいです。
また、取りつけ部分の穴にも、割り箸に巻きつけたメラミンスポンジを差し込んで、汚れをかき出すとあっという間にキレイに。また、レンジの中のガラス皿もメラミンスポンジでで綺麗になりますよ。
メラミンスポンジOK⑥ 冷蔵庫
冷蔵庫の汚れ、そのままにしていませんか?メラミンスポンジをつかえば、食品で汚れた隅も、棚板の汚れもキレイになります。細かい隙間にはメラミンスポンジの角を使って掃除しましょう。
メラミンスポンジのカスはしっかりと取り除き、メラミンスポンジを使った後は水拭きをしましょう。
また、冷蔵庫の外側にも子どものマジックやクレヨンなどの落書きがありませんか?そういった汚れもメラミンスポンジで落とせます。メラミンスポンジでキレイにしましょう。
メラミンスポンジOK⑦ 玄関
玄関の床の汚れって気になりますよね。特にタイルを使用していると目地の汚れも気になると思います。賃貸やマンションなど、水で洗い流すことが出来ないご家庭でも、メラミンスポンジならば掃除可能です。
箒などでゴミを取ってからメラミンスポンジを使いましょう。簡単に汚れがとれます。但し、大理石の床ならメラミンスポンジを使わないでくださいね。
メラミンスポンジOK⑧ ドアノブ
普段はあまり掃除しないドアノブ。ドアノブも意外と汚れていますよね。メラミンスポンジを角をとがらせた形にカットして磨けば、隅々まできれいになりますよ。
メラミンスポンジOK⑨ 窓ガラス
ガラスはメラミンよりも硬い素材なので、問題ありません。砂埃や、雨で汚れた窓ガラスも、大きめのメラミンスポンジを使って磨けばキレイになります。しかし、窓ガラスには、フィルムが貼られていたり、コーティングがされているものもあります。
ガラスにフィルムが貼ってあるものやコーティングされているものには、メラミンスポンジは使用できないので注意して使いましょう。
メラミンスポンジOK⑩ 網戸や窓枠
網戸や窓枠にもメラミンスポンジは使えます。網戸や窓枠は、雑巾で掃除するとすぐに真っ黒になり、何度もバケツで水洗いして面倒ですよね。そんな時にメラミンスポンジです。メラミンスポンジは汚れたとしても、使い捨てできるので便利です。
メラミンスポンジOK⑪ エアコンやヒーターのフィルター
メラニンスポンジは埃(ほこり)もからめとってくれます。割り箸にメラミンスポンジを巻きつけると、掃除しにくいエアコンの吹き出し口にも使えて便利です。使いやすいサイズをいくつか作っておくと効率的にお掃除できます。
エアコンを多用する季節には、メラミンスポンジを使ってエアコンをキレイにしておきたいですね。
メラミンスポンジOK⑫ マジックの汚れ
子どもにマジックで机に落書きされてしまった、うっかりマジックで汚れがついてしまった、なんてことありますよね。そんなマジックの汚れもメラミンスポンジでこすると落ちてしまいます。
メラミンスポンジだけでもマジックの汚れは落ちますが、お酢を含ませて使うとさらに効果が期待できるようですよ。また、マジックが手についても手には使わないようにしましょう。
メラミンスポンジOK⑬ 靴のゴムの汚れ
靴をいちいち洗うのは面倒ですよね。しかし、靴のゴム部分の黄ばみや汚れもメラミンスポンジでキレイになります。また、学校などで靴に油性マジックで書いた名前もメラミンスポンジで落ちるようです。
メラミンスポンジを他の洗剤と併用でもっとキレイに
重曹
シンクの側面についたカビなどのガンコな汚れには、重曹を合わせて使うと効果的です。水を含ませたメラミンスポンジに重曹をふりかけ、汚れている場所をなでるようにして汚れを落としましょう。
重曹は粉末なので研磨剤の働きをし、弱アルカリ性なので油汚れなども落としやすいです。キッチンの汚れにはピッタリなメラミンスポンジの相棒なのです。
セスキ炭酸ソーダ
ガスコンロや換気扇のファンなど油汚れがひどく、落ちにくい場合には、セスキ炭酸ソーダを併用しましょう。水200mLにセスキ炭酸ソーダ小さじ1を溶かした、スプレー液をつかって掃除すると油汚れも落ちやすくなります。
あまりひどい時には、セスキ炭酸ソーダの溶液でつけおきしてから、メラミンスポンジでこすると汚れもキレイになります。
クエン酸
クエン酸は洗面器や洗面所のイスの汚れを落とす時に活躍します。洗面器などの汚れは皮膚の老廃物と石鹸のカスが結びついた湯垢が原因です。メラミンスポンジだけでもある程度汚れが落ちますが、クエン酸スプレーと併用するとより簡単に汚れを落とすことができます。
スプレーとメラミンスポンジでも落ちないような汚れにはクエン酸液をスプレーしてラップし、1時間おいてメラミンスポンジでこすると汚れが落ちます。頑固な汚れは放っておくとカビの原因にもなるので、クエン酸とメラミンスポンジを併用して汚れをキレイに落としましょう。
市販の洗剤
手垢(てあか)などの皮脂汚れには、水を含ませたメラミンスポンジに、弱アルカリ性の洗剤をつけて使うと汚れが落ちやすくなります。合皮製の椅子の背などがこれに当てはまるでしょう。
合皮製の椅子の背にメラミンスポンジと洗剤を使うと、その相乗効果によりスッと撫でるだけで汚れていた椅子の背が、白くキレイになります。洗剤を使って洗った後は、水洗いしたり水拭きをして、乾拭きをして仕上げると良いです。
洗剤と一緒に使うときの注意点
メラミンスポンジは、塩素系の漂白剤など、次亜塩素酸ナトリウムが入っている洗剤とは一緒に使わないでください。
メラミン等樹脂食器でも塩素系漂白剤を使用するのはNGなように、メラミンスポンジも塩素系の漂白剤、次亜塩素酸ナトリウムが入っている洗剤は使用できません。
(メラミン樹脂の食器を塩素系漂白剤で使用すると、最初は綺麗になるけど、表面を溶かしてしまい表面がざらざらになってしまって、汚れがつきやすくなるんだとか。)
原理を知り間違った使い方をしなければ、メラミンスポンジは心強いお掃除アイテム
100円均一でも売っていて手に入りやすいメラミンスポンジ。水で簡単に汚れが落ちて便利なお掃除アイテムです。
浴槽の樹脂や車の塗装などには使わないよう、原理を知り、注意点や使い方を守って掃除に使いましょう。ガスコンロや冷蔵庫、窓ガラスやエアコン、マジックや靴の汚れなど、様々なものに使えてとても便利です。
使いやすい大きさに切るなどして置いておけばささっとお掃除できるので、心強いアイテムですね。
実はこんな使用用途もあったメラミンスポンジ(メラミンフォーム)
実はメラミンスポンジの素材である、メラミンフォームは断熱性、耐熱性にも優れています。実はメラミンフォームは、最高の耐熱性能をもつプラスチックフォームで、断熱性、吸音性、吸水性にも優れた素材です。
ウレタン・スポンジと異なり経年による黄変もないのだとか。軽いので加工性もよいので、お掃除アイテムとしてだけでなく、断熱材や吸音材など幅広い用途で使われています。
まとめ
お掃除にかなり頼れるメラミンスポンジ。その素材のメラミンフォームは硬い材質です。汚れを落とす原理は研磨で汚れを削って汚れを落としています。
メラミンフォームよりも柔らかい樹脂のものや、車の塗装など塗装やコーティングされているものなどは削ってしまうので避けて使いましょう。 メラミンスポンジは、キッチン周りや玄関、ガラス汚れやマジックの汚れには有効です。
メラミンスポンジの原理を知り、注意点を守って、しっかり水を含ませて使うという正し使い方をすれば、掃除にかかる時間も短縮することができますよ。是非掃除に活用してみてくださいね。