セメダイン シリコーンシーラント水回り タイル目地用
シリコンシーラントとは
シリコーンシーラントとは樹脂でできた接着剤です。防水性にすぐれ接着力も強力なので、お風呂場や家の外壁などの隙間を埋めたり、ちょっとした破損の補修にも使われます。
セメダイン シリコーンシーラント水回り タイル目地用
シリコンシーラントは安いところでは180円程度、コーキングガンを使わないチューブタイプでも400円くらいとお手頃な価格で売られています。数百円で家の隙間補修ができます。ホームセンターや通販サイトなどからも購入可能で、手に入りやすいのもよいですね。
シリコンシーラントの使い方/下準備編
道具類
シリコーンシーリングで隙間を埋めるには、「マスキングテープ」と「へら」も用意しましょう。シリコンシーラントを用いて綺麗にコーキングするために必要なものです。
下準備
シリコーンシーラントを施工する場所は、あらかじめ掃除をして汚れを落としておきましょう。また水分がついていたらよく乾燥させておきます。
プライマー
プライマーというシリコンシーラントの持ちをよくして安定させる「プライマー」という下塗り剤があります。
一般の人が家のちょっとした補修をするときは使わなくても問題ない(剥がれたり穴があいたらまた補修した方が安いし早い)ですが、少しでも長持ちさせたいとき、外壁などの補修の場合はプライマーを使います。プロの作業はプライマーをしっかりします。
マスキングテープで養生
シリコンシーラントを塗る場所がキレイに乾燥したら、他の部分にシリコンシーラント剤がつかないように、マスキングテープでガード(養生)しましょう。終わった後にはがしやすいように貼り付けるのがポイントです。
マスキングテープを剥がす時に、別の部分や手にシリコンシーラントがついて汚れてしまわないように、シリコンシーラントで養生する長さよりオーバーして貼り付けて、端は浮かせておくとよいでしょう。
シリコンシーラントの使い方/塗り方
シリコンシーラントの塗り方
施工する場所の準備が整ったら、早速シリコーンシーラントを塗っていきます。塗り方はマスキングテープで養生してありますので、たっぷりめに目地に合わせて塗っていきます。
あまりゆっくりと時間をかけてやっていると、乾いてきてしまう場合もありますので、リズミカルに隙間の空気を押し出すようなイメージで塗っていきます。
コーキングガンの使用
範囲が広いときはコーキングガンなどを使ってもよいでしょう。少しだけならコーキングガンを使わずに、手でチューブから押し出しても大丈夫です。塗る場所の広さに合わせて、コーキングガンの使用を検討しましょう。
ヘラで伸ばす
補修したい目地にシリコンシーラント剤が塗れたら、目地の奥までしっかり接着剤が届くように、へらでしっかり押すような気持ちで押し込みながら埋めていきます。
端の方にシリコンシーラントが固まって、角のようになってしまうこともありますので、へらでしっかりと表面が均等になるように、余分なシリコンシーラントをこそげおとします。
へらでキレイに仕上げるコツ
シリコンシーラントで補修するとき、仕上がりをキレイにするコツはこのへらの使い方にコツがあります。へらでシリコンシーラント剤を伸ばすときに、へらを動かす速度を一定にして一回で仕上げるようにします。
シリコンシーラントの使い方/仕上げ
マスキングテープを剥がす
へらを使ってキレイにシリコンシーラント剤を伸ばしたら、マスキングテープを剥がしていきます。このとき、周りを汚さないように気をつけます。もしシリコンシーラント剤が手についてしまったときは、すぐに手を洗って落としましょう。
乾燥させる時間
シリコンシーラント剤で補修をしたあと、30分ほどすると表面は乾いてきます。でも、水回りなどの隙間を埋めたときは、中がしっかり乾燥していることが大切です。 余裕をもって半日以上時間を置いて乾燥させるようにしましょう。硬化したらできあがりです。
コーキングガンの使い方
シリコンシーラント剤を大量に使う場合や、大きな部分を補修するときはコーキングガンを使うと便利です。
前準備
買ってきたばかりのシリコンシーラント剤には乾燥を防ぐ防湿膜というものがあります。これをノズルの先で破いてから、そのノズルも目地の大きさに合わせてカットします。
セットの仕方
コーキングガンにセットするには、まずコーキングガンを持ちレバーを引きます。前準備しておいたシリコンシーラント剤を底の部分からコーキングガン本体にセットします。
使い方
ノズルの先を目地に当ててハンドルを握ると、シリコンシーラント剤が出てきます。手でコーキングするときと同じように塗っていきますが、素早く長い距離にシリコンシーラント剤を塗ることができるので、作業が楽になります。
シーリング剤の色や種類
シリコンシーラントだけでなく、シーリング剤には使う場所によって、さまざまな色や種類が用意されています。樹脂でできているシリコンシーラントは、水に強くお風呂の目地の補修などに最適です。その他のシーリング剤の種類や色もあるので、用途に合わせて使うようにしましょう。
屋外
外壁など屋外の補修には、変性シリコン系が向いています。変性シリコン系の接着剤の特徴は「上から塗装ができる」ということにあります。シリコンシーラントなどコーキング剤は種類も色も用意されていますが、どうしても目立たないように塗装したい部分には、この変性シリコン系のコーキング剤をつかいます。
木材用・コンクリート用
シーリング剤には木材やコンクリート用もあります。こちらは素材にあわせて茶色やグレーに着色されているのも特徴的です。逆にコーキング剤をおしゃれのポイントとして使う人もいます。
シリコンシーラントQ&A
Q:シーリング材の耐熱・耐寒温度は?
シリコンシーラントは-50℃から150℃前後です。塗装もできる変成シリコーン系になると、-40℃~90℃程度と耐熱温度が狭くなります。
Q:耐候性はありますか
シーリング剤にもいろいろな種類がありますが、樹脂製のシリコンシーラントは耐候性に優れた種類です。
Q:短時間で硬化させたい
シリコンシーラントの硬化時間を短くする方法はありません。シリコンシーラントは外側から湿気を取り込んで内側が硬化していきます。乾燥させようとドライヤーなどをあててしまうと逆に内側が硬化しなくなります。
余ったシリコンシーラントでスクイーズ作り
子供や若い人たちの間で大人気のスクイーズ。ぷにぷにとしたさわり心地が気持ちいい食品サンプルのような玩具です。シリコンシーラントが余ったら手作りスクイーズができます。
材料
洗車用スポンジ、シリコンシーラント、デコレーション用パーツ、机を汚さないようオーブンシートを下に敷いて作業します。
作り方
スポンジを作りたいものの形にカットします。オーブンシートを敷いた上にスポンジを置き、その上でシリコンシーラントをへらなどで塗りつけていきます。
生クリームなどの表現には、絞り袋にシリコンシーラントを入れて絞り出すことで、簡単に作ることができます。色の付いたシリコンシーラントを利用すれば、チョコレートの表現なども可能です。
ビーズやラメなど、100均でも買えるデコレーションパーツで楽しく飾り付けしましょう。
乾燥~完成
シリコンシーラントを塗り終わったらそのまま硬化させます。表面はすぐに乾いてきますが中まで乾かないと遊べないので、半日~1日程度じっくりと乾かしてから遊びましょう。
とてもぷにぷにとした手触りが気持ちいい手作りのスクイーズの完成です。お子さんのいるご家庭なら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ
とても安い値段でホームセンターや通販サイトなどでも、気軽に買うことができるシリコンシーラント剤。上手に使うことで、今まで気になっていた家の隙間を、スッキリと綺麗に埋めることができます。
はじめてやるときは心配かも知れませんが、剥がして塗り直すこともできますので、何度も練習してプチリフォームDIYにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
隙間を埋めることで冷暖房の効率もアップして、お財布にもやさしいシリコンシーラントのDIYをおすすめします。