シマノ|16 スコーピオン 70
カシータスMGLは最強コスパ:interrobang:︎
みなさんはシマノから発売されている『カシータスMGL』と言うベイトリールをご存知でしょうか? 実はこのカシータスMGL、コスパのいいハイパフォーマンスのリールなんです。その本体には、クラス初のシマノの最新技術がたくさん詰まっています。その最新技術が、どのようなものか?同じシマノから出ている16スコーピオンとの比較など、今回はカシータスMGLのメリット、デメリットなどを紹介していきます。
カシータスMGLとは?
カシータスMGLは、シマノが発売している誰にでも使いやすいベイトリールです。手の出しやすい価格帯も、魅力の1つです。デザインも上位機種を彷彿とさせるシルエットで、安っぽさは感じさせませんね。このお値段では、考えられない程の高機能を搭載しています。 次はその高いスペックをご紹介します。
カシータスMGLのスペック
基本スペック
ギア比 6:2(100RIGHT/101LEFT)7:2(100HGRIGHT/101HGLEFT) 最大ドラグ力 4.5kg スプルース寸法 径 34mm 幅 22mm 最大巻き上げ長 ハンドル一回転 77cm ハンドル長 42mm ベアリング数 S A-BR 2個 ボール 2個 ローラー 1個 重さ 190g ボディ材質 樹脂
NEWマグナムライトススプール
キャスティングの際に1番影響を受ける部分は、スプールと言うラインを巻き取る部分です。その為、如何にスプールを改良するかがロングキャストへの道です。それを改善してきたのがNEWマグナムライトスプールです。 このNEWマグナムライトスプールは、スプールの側面に穴あけをする事でスプールを軽量化。そのために、スプールの慣性モーメントを10%も減らす事に成功したと言われています。飛距離は飛躍的に伸び、約20%も伸びたとメーカーでは発表しています。
S3Dスプール
S3Dスプルースは、キャスティング時のスプールのブレを抑えることが出来るシステムです。スプールの振動が起きると、それが抵抗となりキャスティングの飛距離が落ちてしまいます。ですがこのS3Dスプールは、ラインを送り出しながらも、ガタつきを抑えた精度の高いキャスティングも可能となっています。
NEW SVS∞
このNEW SVS∞は遠心ブレーキのシステムで、外部ダイヤルでほぼ全てのブレーキ調整かできるとの事。やはり飛距離の出るベイトリールは、ブレーキがバックラッシュを左右します。このブレーキは、とても大事なポイントです。
S A-BR
これは業界初のシステムで、錆びにくいベアリングシステムをシマノが開発しました。これがA-BRです。それに塩分耐性を持たせたものがS A-BRで、塩の再結晶化を抑えたシルテムです。
スーパーフリースプール
このスーパーフリースプールは、超ロングキャストをする際に有効なシステムです。これはクラッチを切った際に、5つあるベアリングの内、スプールを支える2つのベアリングのみになって、最大限に抵抗を減らすことが出来ます。そのために超ロングキャストを実現します。 その代わり、気をつけなければいけないのがバックラッシュです。補助がなくなったリールは扱いが難しいと言われています。最大限に注意をして、使いたい機能です。
海水対応
先程紹介した、S A-BRのおかげで、海で使っても錆びにくい作りなので安心してシーバスなどを狙えますね。しかし、使った後はちゃんと洗う事をオススメします。
16スコーピオンとは何か違うのか?
同じシマノから出ている、16スコーピオン。カシータスMGLと近い価格帯のベイトリールです。見た目は似ているこの2つの違いは、どれ程あるのか?その差が釣りに与える影響などを、見て見ましょう。
16スコーピオンとは?
スコーピオンは、シマノの代名詞と言えるベイトリールです。カシータスMGLの1つ上のクラスのリールで、機能も少し多いです。そこは、お値段の違いですね。
シマノ|16 スコーピオン 70
16スコーピオンのスペック
ギア比6:3(70RIGHT)7:2(70HG RIGHT) 最大ドラグ力 4.5kg スプール寸法 径 32mm 幅22mm 最大巻き上げ長 63cm(70 RIGHT) 72cm(70HGRIGHT) ハンドル長 42mm ベアリング数 S A-BR 7個 ローラー 1個 重さ 190g ボディ材質 金属
16スコーピオンのシステム
・X-SHIP 巻き上げる力を最大限にギアに伝えるシステムです。これは、精巧なギアの噛み合わせなどで実現した、すごい技術です。 ・HAGANEボディ とてもネジレなどに強い金属ボディです。突然のダメージにもビクともしない、とても強靭な本体です。 ・S3Dスプール ・NEW SVS∞ ・S A-BR ・スーパーフリースプール ・海水に対応
違いはボディの素材と、ギアシステム。
16スコーピオンのスペックを、ざっと見てみましたが、1番の違いはボディの素材ですね。カシータスMGLは樹脂ボディであるのに対し、スコーピオンはHAGANEボディと言う金属です。これがリールに与える影響は大きく、かなりの違いですね。 リールが樹脂ボディだとリール自体がネジレて、ギアやスプールの軸受けなどの噛み合わせが、悪くなったりする事があります。しかし金属ボディでネジレに強いものだと、その心配最小限で済みます。これが1番の違いです。 もう1つの大きな違いは、X-SHIPと言うシステムです。これは巻き上げる際に重要なシステムで、特に大物狙いの時は効果を発揮します。
16スコーピオンにカシータスMGLは勝てないのか?
スペック的には、上位機種のスコーピオンが優れているように見えます。ではカシータスMGLは、スコーピオンに劣っているのでしょうか? そうとも言い切れません!カシータスMGLの最大の魅力は、その飛距離です。システムでも、スコーピオンには搭載していない、NEWマグナムライトスプルースをカシータスMGLは搭載しています。ここが1番の売りで、他に負けない点です。
驚きの飛距離のカシータスMGL
参考レビュー
このカシータスMGLの飛距離は、実際に使った方からも評価されているようです。
MGLで軽いルアーが投げやすくなってどのルアーも初速がつくようになったので良く飛ぶ。
スコーピオンともうワンセット欲しいと思い購入。 スコーピオンより飛ぶし軽いしコンパクト! 買ってよかったです。
飛距離はNEWマグナムライトスプールのおかげ
このカシータスMGLの売りである飛距離。1つ上のクラスのスコーピオンをも凌駕する飛距離は、コスパの良さを示す1つのバロメーターです。 このNEWマグナムライトスプールは、もっと上位機種にも使われているシステムなので、この価格帯で手に入るのはかなりお得です。飛距離をもっと伸ばしたい方には、必見のベイトリールだと思います。
カシータスMGLの評価
高コストパフォーマンスの素晴らしいリール
このカシータスMGLは、高コストパフォーマンスで手の出しやすいベイトリールの1つです。初心者の方が、ワンランク上のベイトリールをほいしいと思っているのなら、迷わずコレを進めたいです。
とてもおしい点
評価が低くなってしまう点もあります。まずは、ボディが樹脂製だと言う点です。それなりのお値段なので、長く使っていきたいのですが、剛性に若干の心配はあります。あともう1つは、もう少し予算を出せば、スコーピオンが買えると言う点です。飛距離を意識しないのであれば、スコーピオンは素晴らしい選択肢だと思います。金属ボディで、ギアシステムもワンランク上です。 この2点がカシータスMGLの、おしい評価の点です。
インプレ動画
この動画でカシータスMGLのインプレがされています。途中までは他の製品のインプレだったのですが、カシータスのインプレに変わっていますね。
まとめ
ここまで、カシータスMGLの紹介をしてきました。カシータスMGLの飛距離にこだわった作りは、シマノの心意気を感じられました。その中で16スコーピオンとの違いや、価格以上のスペックなど.、素晴らしい点がたくさんありました。お値段以上の価値のあるベイトリールですね。 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。この記事があなたの釣りライフに、少しでも役立ってくれたら幸いです。