レベルバイブとは？
レベルバイブとは、「岸釣りのハードベイトの釣りをやり込んだ」からこそのこだわりが凝縮された、一つ上のレベルを目指すバイブレーションプラグ。従来のバイブレーションにありがちだった、「飛ばない」「速巻きができない」「ウィード、ゴミの付着に弱い」というような弱点を徹底的に改善しているのです。
何故良く釣れる？レベルバイブ
様々なインプレを見ると、レベルバイブは良く釣れる！という評価が高いようです。なぜ、そこまでインプレの釣れる評価が高いのでしょう？それは徹底的に考え抜かれ、弱点を克服させた形状によるアクションの高さにあるようです。従来のバイブレーションとの違いはいったい何なのでしょうか？使い方の違いがあるのでしょうか？
飛距離が出やすい
レベルバイブはその物自体が小さく、したがって飛距離が出るため、陸っぱりから遠距離への投下が容易にできます。周りの人々よりもより遠投ができるということは、それだけコンタクト範囲が広がるというわけですね。コンタクト範囲が広くなればそれだけアピールできる魚も多いので、釣果は比例して上がるわけです。
水の抵抗が少ない
レベルバイブは、その形状によって水の抵抗が少ないです。したがって巻き抵抗が従来のバイブレーションに比べて非常に少なく、巻き疲れにくいようです。やはり疲れにくいという事はそれだけ釣りに集中していられますから、こういう些細な違いが釣果にも表れているのでは、と思われます。
立ち上がりが良い
レベルバイブの特徴的な頭・背部分の形状、これが水を斬りまるでメタルバイブのような立ち上がり・泳ぎだしを可能にしてくれています。小さな差だとは思いますが、この立ち上がりの良さにより、喰い付く匹数やサイズの差が出てきてしまうのではないでしょうか。
動きが繊細
バス釣りにおいて、バスが思わず反応してしまうのはどちらかというと不規則な動き。レベルバイブは従来のバイブレーションと異なり、背中を徹底的に尖らせたという形状により、繊細かつ不規則で立体的な動きを見せます。まるで踊っているようなその動きについアクションをとってしまうバスが多いのです。
レベルバイブの使い方.1 ただ巻き
ただ巻きは、レベルバイブの基本的な使い方です。投げて巻く、というだけの非常にシンプルなアクションなので、誰でも簡単にできる使い方だと思います。初心者でも問題なく行える使い方ですが、たったこの使い方だけでも「すごく釣れる！」というインプレは多いのです。
先に述べたとおり、レベルバイブはバイブレーションの様々な弱点を克服したルアーですので、飛距離がものすごく出ます。陸っぱりから遠くへも楽に投げることが出来ます。またダブルでフックがついている点も、高度なアクションでなくても釣れる理由かもしれませんね。
レベルバイブの使い方.2 高速巻き
レベルバイブの形状は従来のバイブレーションと異なり、頭と背が曲がっている特徴があります。これにより水中での抵抗が減少し、巻きの疲れも軽減されるという事につながります。高速巻きをずっとしていると流石に人間疲れてきますよね。疲れの原因が払拭されると嬉しいですね。
釣果の差について、考えられるうちの一つに、「狙っている魚の捕食する魚が泳ぐスピード」が関連してくるのでは、というものがあります。どんなスピードにも対応できるように、水の抵抗が極力低くなっているのはありがたいですよね。
レベルバイブの使い方.3 リフト＆フォール
そのままの意味、「持ち上げて落とす」という使い方です。レベルバイブはその頭と背の形状から、立ち上がりの良さと、抵抗なくストッと落ちるアクションをしてくれます。ほかのバイブレーションと比べての、このアクションの差が、成果に大きく関わってくると思われます。
レベルバイブの使い方.4 ワームを使うように…
ワームなどをボトムで跳ねさせる「ボトムパンピング」ですが、レベルバイブがボトムで立つ・多少の凸凹では倒れない、という特徴を持っていて、また水の抵抗も少ない上に微細な単位での動きをしてくれますので、ワームのように使うこともできるのです。非常に繊細なアクションの釣りには適していると言えます。
レベルバイブに多い悩み事
レベルバイブはその独特の形状・そしてフロントのフックにより、ボトムでも立ち上がります。なので基本的には根がかりがしにくいはず…。なのに根がかりしやすい！という声も聞きます。せっかくのお気に入りのレベルバイブ、根がかりからのロストはなるべく避けたいですよね。原因が分かれば対策も打ちやすいはずです。
レベルバイブの根がかり原因
レベルバイブには、ダブルではなくトリプルフックがついていますが、これがボトムでの根がかりのしやすさの原因とも考えられます。動き出しが早い・抵抗が少ない、などのせっかくの良い特徴をボトムで生かせないのはとっても勿体ないですよね。それにお気に入りのルアーをロストしたくない…。どうにかこれを回避する方法はないものでしょうか？
根がかり対策として…
根がかりルアー回収機
ダイワ ロッド ルアーキャッチャー 根がかりルアー回収機 •ツインアーム＆ステンレスチェーン仕様 •携帯に便利なロープ巻付き •本体素材：亜鉛
すぐに思い浮かぶ対策は、これらの『ルアー救出グッズ』だと思います。こちらのグッズたちは、レベルバイブのみの対策ではなく、いろいろなタイプのルアー全てに対して有効な手立てです。なので機会があれば揃えておくとよいかと思います。とはいえ、もっと知りたいのはこれらの道具はなるべく減らしてできる対策、ですよね。
レベルバイブをダブルフックにチューニングしてみる
がまかつ(Gamakatsu) バラ 特注 ダブル21 レッド 10
出典:Amazonレベルバイブのフックをトリプルフックからダブルフックに交換することで、ボトムでの根がかりを大分減少させることができ、有効な対策方法と言えます。個人的な使用勝手も加味する必要があるとは思いますが、この場合はロングタイプのダブルフックを使用するのが良いと思います。
なぜロングタイプのダブルフックにチューニングを？
ロングタイプのダブルフックへのチューニングを勧める理由は、トリプルフック+スプリットリングの長さ＝ロングフックの長さとなっているため、セットした時のバランスが崩れずに済みます。また長さがあることでショートバイトにも対応できる、というわけです。ダブルフックはショートバイトの多い厳寒期にもいいですね。
チューニング時の注意点
レベルバイブに限ったことではありませんが、チューニング時のフックの取り扱いには十分に注意しましょう。元々大変滑りやすくなっている素材の上、緊張感から手の汗も滑りやすさを加速させてしまいます。
レベルバイブのラインナップ
レベルバイブには、ウェイトの差・サウンドの有無・サイズ感などなどにより、いくつかのタイプに分かれています。同じタイプの中にも違うサイズがあることも。各タイプでインプレの様々で、もちろん使い勝手はそれぞれに違ってきますので、求める使用感によって各タイプを使い分けをしましょう。
ラインナップ.1 レベルバイブ
このモデルはスタンダードなタイプです。リトリーブスピードの対応が幅広いため、早巻きでも遅巻きでもひろくアピールができる、という優れもの！迷ったら、まずはこちらのモデルを入手しておくという手に出るのはいかがでしょうか？
ラインナップ.2 レベルバイブカウンター
RAID JAPAN レイドジャパン レベルバイブカウンター RAID JAPAN LEVEL VIB COUNTER 【1】 008 SUPER MOJITO 10.5g
アクション・サウンドボリューム共に、スタンダードなレベルバイブと比べてより強化させたモデルです。活動的だったり広域に散ったりした魚を、より効率的に捕まえられるような仕様となっています。
ラインナップ.3 レベルバイブサイレンス
ノンラトル仕様にすることによって、スタンダードモデルと比較しても飛距離も落ちず、変わらずリトリーブレンジを狙うことができます。 ラトル音を嫌う大型魚やスレ気味の魚に対し、ハイピッチ振動のみでのアピールが可能です。
ラインナップ.4 レベルバイブブースト
レイドジャパン レベルバイブブースト ７ｇ ＬＥＶＥＬ ＶＩＢ ＢＯＯＳＴ ００７ 稚ギル
出典:Amazonこのモデルはコンパクトbutハイインパクトのタイプです。極薄ソリッドボディによる「想像を超える飛距離」「アクションレスポンス」「ビビッドバイブレーション」が可能になりました。タイトでパワフルな振動を刻めるため、手首を返すだけのショートレンジリフトでもしっかりと振動を生む事が出来る繊細さがあります。
ラインナップ.5 レベルバイブビッグ
レイドジャパン レベルバイブビッグ RAID JAPAN LEVEL VIB BIG
このタイプは、控えめなアクション＆ワンノッカー「ゴトゴト」サウンドに調整されているモデルです。大規模な野池や湖などの、広大なフィールドにおいては抜群のアクションを得ることができる、フルサイズバイブレーションです。
レベルバイブのカラーバリエーション
おすすめカラーについて
レベルバイブのおすすめカラーについても、関係するインプレを探している方も多くいらっしゃると思います。多くの魚は近眼のため、広い視野とすぐれた聴覚をもって、敵か餌かの情報を判断しているとされていて、その上魚は色や形というよりは、獲物の動きによって食いつく習性があります。
魚はカラーに左右されない？
しかし魚の住環境によっては色盲だったり色の識別が出来たりと様々です。一般には湖や川等の浅い水辺に住む種類は色の識別が可能と言われています。魚の持つ錐体細胞は人より1つ多く、４原色の識別が可能なようです。なので、我々人間には見えない色（紫外線など）も識別できる、という見解があるようです。どうやら河川等の浅い場所に住む魚は赤系に寄って来るようです。
カラーの決め手は…
おすすめカラーは天候や季節に左右されてきます。みなさんの中で「決まった季節にしか釣りをしない！」という方は少ないかと思いますので、状況に合わせたカラーを持っておく必要があります。沢山のカラーが集まると更に色鮮やかで、見ているだけで楽しいと思います。きっとルアーのお手入れ時間も至福のひと時になりますよ。
その時のベストな選択方法とは
その日の水の色に注目してください。透明度が高ければ悪目立ちするカラーは避けた方が良いです。魚へのアピールはほどほどが一番…。ということで、透明度の高い水質の時はナチュラル系のカラーを選ぶのが良いでしょう。逆に濁った水質の時はゴールド系などのアピール力高めなカラーがおすすめです。
実は初心者におススメ！レベルバイブ
自然下で行う釣りだからこそ、自然の条件によって釣れるか否かが左右されるかと思います。様々な季節の魚の状態にも対応できるくらい、繊細なアクションをとってくれるこのレベルバイブ、沢山の高評価インプレが示す通り、実は初心者におすすめなんです。厳寒期を迎え、ボトム付近に停滞した魚へのアクションに選択してみませんか？
各タイプごとにカラーバリエーションも豊富！