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鮮度が命!サゴシ(サワラ)の美味しい食べ方と旬の時期は?

さごしはとてもおいしい魚です。そんなさごしの旬な時期はいつなのでしょうか、魚をよりおいしく食べるなら脂をたくさん蓄えた旬な時期がおすすめです。さごしの生態から生息地まで、そして旬な時期や、さばき方、おいしい食べ方、そしておすすめ料理をご紹介します!
更新: 2021年2月5日
みさお
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さごしってなに?

サワラとは違うの?

さごしって、サワラとは違うの?でも姿はとても似てるよ?さごしとは…、小さいサワラのことを呼びます。50cm程度のサワラをさごしと呼びますが、元のサワラは世間ではなんて呼ばれているか皆様ご存じでしょうか。サワラは春の魚なので鰆と呼びます、春にかけて大量に水揚げされていたので、春の魚と認識され、一部地域では春を司る使者とされています。

さごしやサワラは痛みやすいので新鮮な刺身は貴重なのです。

実はサワラの語源はまた別にあるのです、その語源とは、サワラの見た目を指します、サワラのお腹の部分がとても細い(狭いため)狭い腹、狭腹(サワラ)と呼ばれていたのが語源になっています。さごしは、サワラよりも腰が狭いため狭い腰で狭腰(さごし)と呼ばれています、一部地域ではグッテリやカマチと呼ばれ親しまれています。

さごしとサワラの生態

さごしの生態は?種類はなに?

さごし(サワラ)の生態はスズキ目サバ科に属する魚で、生態系としてはサバ科に含まれ、またサバと言えば回遊魚ということで有名ですが、さごし(サワラ)も回遊魚として知られ、主に春頃から産卵のために瀬戸内海に回遊してくるので有名です。冬の11月以降の冬になると産卵前と言うことで沢山養分を蓄えるという生態の魚になるのでとても脂がのっています。

餌はカタクチイワシやイカナゴなどの小魚(ベイト)を食べています。さごしの釣り方は、旬な時期になると、さごしが餌を求めて、小魚を追いかけている状態、いわゆるナブラが発生することが多く、このナブラを狙うのが手っ取り早い方法です。切り身を買うのもいいですが、沖に出て釣りをすることで、とても新鮮なさごしを食べることがでるので、釣りをするのも楽しいのでおすすめします。

どこに生息しているの?

生息地はここ!釣って、締めて食べよう!

さごしは基本的に暖かい水温を好む魚になりますので、東シナ海を中心にして日本海や瀬戸内海、そして太平洋の沿岸部に生息しています。ここ数年に日本海でさごしやサワラの漁獲量が大きく増えています。

近年温暖化が進んでいるため、温暖化の影響で水温が上がったことがさごしの生息地を変えていると考えられます。日本でも多くの暖かい水温の地域の海に生息していますので、最近では釣りやすい魚になってきました。

寒いのは苦手な魚です

さごしは暖かい水温を好むので、春から夏にかけてが釣りをするピークとなります、もちろん冬場も釣れるのですが、寒くなるため沖に出て行ってしまうケースがほとんどですの船で沖に出てさごしやサワラの魚群に偶然出会って釣れたというケースが多いみたいです。

新鮮が一番美味しい!

さごしを釣って食べると新鮮な状態を維持できるため、刺身など生で食べる料理がを作ることができます。自分でさごしやサワラを釣りあげてみるのが、さごしの美味しい食べ方をする方法の中で一番おすすめです。

ですが、そんな簡単に釣れないし、そんな時間ない!という方は生鮮市場などで新鮮なさごしやサワラを買えます、その上店によって違いますが、その場で三枚に下ろしてくれたりするので生鮮市場などで買うというのもおすすめです。

さごしのおいしい料理!

美味しい食べ方はオーソドックスに刺身!

さごしを美味しく食べるならなによりも刺身が断トツで一位です、鰆の刺身は皿までなめると言われるほどです。というのも、ほかの魚に比べて栄養素がとても多く、イノシン酸やカルニチンなどのおいしさを感じる成分も多く含んでいます。新鮮な状態という限定的状態ですが、刺身が最高の食べ方だと言われています。もちろん、やいても煮てもとても美味しい魚です。

美味しい食べ方、炙っても湯引いても抜群!

さごしは刺身で食べるのが最高ですが、炙って食べてもうまみが増して美味しくなります、そしてあまりされてはいませんが、湯引いて食べるというのも美味しい食べ方です、筆者もよくさごしサイズを釣り上げるのですが、だいたいは刺身や湯引きそして炙りで食べるというのがセオリーになってきているほどですので生の刺身だけでなく、炙ったり湯引いて食べてみてはどうでしょうか。

湯引きや炙りは寄生虫対策になる!

さりげなく炙ったり、湯引いたりすることで、さごしやサワラに潜む寄生虫を退治することができます。アニサキスという人間が食べると胃腸などを食い破ってしまうモンスターが住んでいることがあります、白くてうにょうにょしている寄生虫です。

出典: http://www.irasutoya.com/2015/08/blog-post_671.html

寄生虫対策をしましょう!!

寄生虫と聞くと、酢で締めればいいや!という方もいるでしょう、ですが、アニサキスは酢では死にませんので注意してください!マイナス30度ほどで凍らせるか、物理的に潰したり切ったりするか、熱湯もしくは火にかけるなど対策をしないとしにません、病院行き決定してしまうので自分でさばいて食べる時は細心の注意を払いましょう!細心の注意を払い、プラスでよく噛んで食べることが大事です。

刺身で食べる時に注意!

保存方法をきちんとしましょう!

さごしに限った話ではありませんが、刺身や炙りなど、生で食べる時は非常に鮮度が重要になってきます、さごしはとても傷みやすい魚ですので、釣ったり、買ったりした後はなるべく空気に触れさせない形で持ち帰るのがベストです、空気に触れると参加してしまったりと臭みの原因になりますので注意が必要です。

さごしを美味しく食べよう!

西京焼きも鉄板の食べ方!

続きまして、さごしやサワラの西京焼きを紹介します!といっても西京焼きはとても有名ですね。西京味噌につけ込んで焼くというシンプルながらもとても奥が深い料理です。こちらはなんといっても西京味噌のコクとさごしやさわらのうまみ、風味を味わうことができるという究極の料理です。

切り身を買っておいて、市販の西京味噌につけ込んでおけば、晩ご飯にもう一品なにか追加したいという時や、お酒のおつまみが欲しいなんてときに大活躍すること間違いなしです。つけ込む時間もつけておくだけなのでそんなにてまはかからないのが良いですね。

さごしの締め方

締め方で新鮮さを保とう!!

さごしの簡単な締め方を紹介します!おそらくはご自身で釣ったさごしやサワラだと思います。締め方を紹介する前に、注意点が一つあります。その注意点というのは、サワラやさごしは釣り上げるまではとても力強いのです、釣り上げてから死ぬまでが速く、船の生け簀などの特殊な環境があればいいのですが、いつでもそんな環境があるわけではないので比較的素早く閉める必要があります。

caution(注意)!

さごし、サワラだけではないのですが、脂がのっていたりするととても酸化しやすい魚になりますので気をつけましょう。そしてさわらはぬめりが多いのですが、このぬめりは新鮮の証ですので間違って腐ってる!と思って捨てないでくださいね。

簡単な締め方!

釣り場でもできるほど簡単なのですが、この処理をするのとしないのとでは圧倒的に魚の臭いや、そもそもの鮮度が違いますので行うことをおすすめします。

まず第一段階に締めるのは、首元の骨を切ることです、この首元の骨を断ちきってあげると血が出てきますので、氷水に入れておくのがいいですね、いわゆる血抜きです。この血抜きをしないと血が身に回ってきてしまうので、行いことをおすすめします。ついでにえらを抜いておくと寄生虫対策になったりますのでおすすめです。

我流ではないですが…。

エラ部分を切る方法もあるのですが、こちらよりは少し難しく感じてしまうこともあるので、手っ取り早く首元の骨を切る方法を紹介します。

尻尾の部分も切って血抜き!

さて、首元を切ることで、神経を切って血抜きができるのですが、首だけでなく尻尾を切ることでも血抜きができますので、首と併せて尻尾も切りましょう。首元は完全に切ってしまっても、胴がつながっていれば大丈夫です、そして尻尾は完全に切らないようにしましょう、途中まで包丁を入れる感覚です。

そもそも三枚におろしてもしまってもいいですが釣り場では厳しいときもあるので、おすすめは首元と尻尾を切る方法です。その後は、酸化させないためにキッチンペーパーに包んだりすることもおすすめします。締めるついでに内臓を出して海においていくと良いですね。

締め方次第では臭い魚になってしまう!

ベストは釣り場で処理を!

臭いの原因となるのは酸化が促進してしまうことですので、空気に触れさせないようにするのがベストですが、一番は釣り場でできるだけ処理をするのをおすすめします。なぜかというと釣り場、つまり海で処理をすると、海に魚の内臓や食べられない部分を捨てることができるのと、単純に家が汚れないからです。

出典: http://www.irasutoya.com/2014/06/blog-post_5252.html

大型になれば魚の血も多くなりますので、家でやると大変なことに…。

海に捨てて良いの?ということですが、基本的にほかの魚が食べてくれるので、環境にも魚にも良いので、是非ともできるだけ釣り場で処理し、キッチンペーパーに包み、サランラップに包んで氷をたくさんいれたクーラーボックスで持ち帰りましょう!

さごしのさばきかた!

締め方もさばき方もとても簡単!

といっても普通の魚とさばきかたは一緒です。内臓や頭がない状態にしたものは簡単ですが文章で伝えるのは至難の業ですし、なによりもわかり辛くなってしまうためいくつか動画を載せますので、見ていただければと思います。魚のアラで作るお吸い物や、味噌汁も最高に美味しいですので、さばくときは魚のアラや骨をとっておくといいですね。

身が柔らかいです

さごしやサワラをさばくときに注意が必要な点が一つあります、それはさごしやサワラの身はとても柔らかく身が割れやすいということです。強く押さえたり、力を加えてしまうと身が割れてしまうので、さばくときは優しく、一気に仕上げましょう!

身が柔らかいので揚げ物もおすすめ!

自分でさばいて料理してみよう!

自分でさばいて食べると、さばいた時の達成感があるので特別美味しく感じます、なによりも自分で釣った魚であれば、自分で釣って自分でさばいて食べるという自給自足という循環ができます。魚を釣ってさばくのが趣味になった人もいるほどですので、趣味を新しく作りたい!という方にもおすすめできます!料理をするのも趣味に結びついたりするので、いろんな楽しみ方ができます。

出典: http://www.tsuchiwa.jp/SHOP/414.html

開いて焼いても美味しいです!

さごしを釣った/買ったけど、臭い!

臭いのを防ぐには!

酸化してしまうと魚特有の酸っぱさを含んだ臭いを出します、ですので、下処理を行ったりと、対策をする必要があります、せっかく買ったさごしやサワラが臭いととても残念な気持ちになってしまうので、一番なのは新鮮なうちに食べると言うことです。

臭いが少し気になるときや、臭いが心配なんてときは、塩水に1分ほど浸して置いておくと魚の中の雑味や、余分な水分が抜けるので刺身にするときや料理する前に行うとよりおいしく食べることができるので、いままで何も処理していない!という方は参考にしてみてはどうでしょうか。水500mlに大さじ三杯程度の塩を入れるのがおすすめです。

さごしの総まとめ

出典: http://www.irasutoya.com/2016/08/blog-post_842.html

包丁には気をつけてくださいね

やっぱり、さごしの料理はおいしい!

さごしの生態と生息地は釣りをするのにとても重要な情報になります、またせっかく釣った(一本丸々さごしを買った)のに、締め方やさばき方を知らなかったため、匂いが臭い!となってしまったはもったいないです。

さごしの生態や生息地を正しく把握することで、釣りを楽しんだり、おいしく食べたりすることができるので、ぜひとも料理の幅を広げたり、釣りを楽しむなど参考にしていただければと思います。