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ディスクグラインダーとは?切断・研磨など用途別の選び方と使い方を解説!

DIYも慣れてくると電動工具が必要になりますが、中でもディスクグラインダーは外せません。切断・研磨など多数の用途で使えるディスクグラインダーは非常に役に立ちますが、種類が多く悩んでしまう場合も。今回はディスクグラインダーの選び方と使い方を知っていきましょう!
2020年8月27日
ysakura3928
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この記事で紹介しているアイテム

BOSCH(ボッシュ) ディスクグラインダー PWS620-100

マキタ 100mmディスクグラインダ 9533B 高速型タイプ

リョービ(RYOBI) ディスクグラインダ 砥石径100mm G-1030 625100A

ディスクグラインダーとは?

DIYで使える万能機!

DIYをする皆さんはハンドドリル等の電動工具を使いますよね? 綺麗で素早く木材や鉄材を加工できる電動工具は非常にありがたいDIYのお供です! さて、そんな中でもちょっとしたDIYに慣れてきた方や鉄鋼材や石材の加工がしたいときにピッタリな道具として「ディスクグラインダー」というものがあります! ディスクグラインダーは手に持てる小型の円盤型砥石(ディスク)がついた電動工具です! ディスクを回転させることでサンダー等と同じく様々な種類の金属や石材を比較的簡単に加工することが出来ます!

電動サンダーとの違い

DIYをしてきた人には電動サンダーを使用したことのある人も多いのではないでしょうか? サンダーは木材や金属などの研磨や錆び落とし、塗装剥がしを目的とした電動工具ですね。ではサンダーとディスクグラインダーは何が違うのでしょうか?

まずディスクグラインダーも研磨を得意としますが、サンダーとの違いは使用する研磨剤が異なることです。サンダーは紙やすりを媒体とした研磨剤を使用しますが、ディスクグラインダーは円盤型の砥石を使います。紙やすりは使用すると研磨剤が落ちて交換が必要になりますが、砥石は砥粒が押し固められたもので研磨する面が常に新しく使い切るまで交換の必要がありません! DIYをする時の選び方としてサンダーは比較的に軽い研磨を主目的として、ディスクグラインダーは強い研磨・研削を目的にしていると使い分けが良いと思います。

ディスクグラインダーの用途

金属の切断・研磨に

ディスクグラインダーの本領は金属加工にあります! 高速で回転するディスクは研削(削って加工する)事に特化していてサンダーと違って非常に素早くパワフルに金属の加工ができます。 ディスクグラインダーの使用用途としては金属の表面研磨、金属のバリ落とし、鉄パイプの切断、ペンキ等の塗装剥がし等豊富な使用用途が存在します。鉄材は非常に硬くて弓ノコなどで切ろうと思うならば非常に苦労します。 薄い鋼材ならばまだ良いですが、厚みが増したりすれば当然弓ノコでは加工できなくなりますので、研磨も切断も出来るディスクグラインダーは非常に役に立ちます!

金属の加工がお手軽に

先程も書きましたが、鋼材は厚みが増していけば手動での加工はほぼ不可能となっていきます。更に薄い鋼材でも複雑な形やパイプ型ですと加工は非常に難しいです。 しかし、ディスクグラインダーならば鋼材の厚みがあっても非常に強力な電動の力でスムーズに加工できます! また、小型なディスクグラインダーは手に持って使えることが最大のウリで、複雑な形に合わせて動かしたりすることが出来ますから加工のしやすさが断然に簡単になります!

石材の切断・研磨に

ディスクグラインダーの強みは研磨や切断に使用するディスクを変えることで加工対象を変えられる点もあります。使うディスクによっては通常の工具では加工不可能な石材の加工も可能となります! 石材は通常の鉄鋼用工具では硬さが足りずに加工できません。なので石材の加工には超高合金や人工ダイヤモンドを使った特殊な工具を使用します。ディスクグラインダーのディスクには人工ダイヤモンドを使用したディスクが用意されていますので、ディスクグラインダーを使用する事で切断と研磨を出来るようになります!

DIYでの石材加工は?

DIYで加工対象になるのはレンガやタイルなどでしょう。 庭先に置くレンガなども大きさや形を変えられればそれだけで自由度が変わってきます。比較的薄いタイルならば簡単に、厚みのあるものでも鉄と同様に問題なく加工出来ます! 使うディスクの砥石が人工ダイヤモンドなので少々値段があがりますが、加工業者などに頼むよりも遥かに安く手軽にできます!

木材の研磨等に

木材の切断・研磨などにはジグソーやサンダーを使うと思いますが、ディスクグラインダーはディスクを交換するだけでどちらの役割でも使えます。 ディスクグラインダーでの木材加工ではより自由度の高い加工ができることが注目すべき点です。サンダーと違って平面研磨だけでなく局面的な研磨もできるので、窪みを付けた木工製品も難なく研磨することができます!

ディスクグラインダーのディスクとは?

これがないと始まらない!


ディスクグラインダーの円盤型砥石(ディスク)は本体に合わせて直径100mm~200mmまでのサイズの種類があります。必要なディスクグラインダーに合わせて購入しないとサイズが違って使用できませんので気をつけてください。 ディスクには数多くの用途に合わせた種類があって注意しないと加工ができなかったり、加工できても非常に苦労しますので選び方は慎重にしないといけません!

ディスクの研磨材

研磨に使われるディスクには使用する研磨材と硬度と粒度が表記されています。 研磨材は研磨に使われる粒子を表していて、WA(白色アルミナ)・Z(ジルコニア)・GC(緑炭化ケイ素)などさまざまな種類があります。それぞれに特性があって加工する鋼材や仕上げ状態によって最適な研磨材がありますので、購入する際にはよく注意しましょう!

ディスクの硬度

硬度はディスクに使われている研磨材の結合具合です。 A~Zのアルファベットで表記されてAに近いほど柔らかくZに近いほど硬くなります。選び方としては柔らかい材料には硬いものを使い、硬い材料には柔らかい物を使うようにしてください。

ディスクの粒度

粒度は研磨に用いる研磨材の粒の大きさです。#24~#1200というふうにあって、数字が小さいほど粗く大きいほど細かくなります。 粒度が大きければ研削力は上がりますが、表面に大きな傷が入るので荒削りに使います。逆に粒度が細かいと研削力は小さくなりますが、材料の表面は綺麗に仕上がりますので仕上げ等に使ってください!

ディスクグラインダーのディスクの選び方!

研削用オフセット砥石

研削用オフセット砥石は鉄鋼材や石材の加工に使います。 お皿のような厚みのある形をしていて、平面を押し当てることで広い面を研削・研磨します! 非常に研削力が強い種類が多いので、使い方としては荒削りに使う用途が多いですね! また前途のように非常に種類が多いので選び方を間違えないようにしてください!

切断用カット砥石

切断用カット砥石は非常に薄い円盤形をした砥石でパイプや鉄板、石材やタイルの切断に使います。 円の外周部分を押し当てることで切断するので、より薄い砥石を使えば使うだけ切りしろを減らして綺麗に切断できます。ただし、薄い分砥石は減りが早かったり耐久性が低くなるので注意してください!

多羽根ディスク

多羽根ディスクは紙やすりが重なっている独特なディスクです。 オフセット砥石よりも研削力が低めで鉄鋼から木材まで幅広い研削・研磨が出来ます! 加工する素材によって使用されている研磨材の選び方が変わるので、よく調べてから購入しましょう!

研磨用バフディスク

バフディスクとはディスクにフェルトなどの柔らかい素材がついていて液体・固形の研磨剤を塗布しながら研磨するディスクです。 研削能力はありませんが、バフの素材と研磨剤の組み合わせを変えることで研磨した素材の表面を鏡のように仕上げる鏡面研磨が出来ます!

おすすめのディスクグラインダー No.1

BOSCH(ボッシュ) ディスクグラインダー PWS620-100

出典:Amazon
出典:Amazon
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扱いやすい電源スイッチ

ボッシュのディスクグラインダーは本体の横面に電源スイッチがあって、本体を握りながらワンタッチで操作出来ます。いちいち操作の度に手を離す必要がないので手間がかからずに、また何かトラブルがあっても即座にディスクグラインダーの電源を停止できるので安心もできます!

おすすめのディスクグラインダー No.2

マキタ 100mmディスクグラインダ 9533B 高速型タイプ

出典:Amazon
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持ちやすさと高速回転の強み

マキタのディスクグラインダーは非常に持ちやすく本体が細めに出来ています。また重量も軽くて長時間の作業でも疲れません! 女性でも扱えるのでDIYの初心者にはお勧めな商品です。高速回転型なのでディスクの回転速度が早く、切断に非常に適しています!

おすすめのディスクグラインダー No.3

リョービ(RYOBI) ディスクグラインダ 砥石径100mm G-1030 625100A

出典:Amazon
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出典:Amazon
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パワフルな動作が欲しいならこれ!

リョービのディスクグラインダーは非常に強い力での研削が出来ます。使用電力が他の機種よりも多い分安定して研削を続けられるので、使い方としては長時間の作業や石材などの加工の際にはこのディスクグラインダーをおすすめします!

ディスクグラインダーを使う時の準備!

身を守るものを準備!

ディスクグラインダーで加工をする時には鉄鋼なら火花や削りカスが、木工や石材では粉塵が非常に多く舞います。汚れるだけでなく、細かい粉塵などが目や呼吸で肺の中に入るのは健康上よろしくありません! その為には身を守る道具を用意してから作業するのが安全上の基本です。最低限でも以下のもので身を守るようにしてください。 ・ゴーグル(目や顔を守る重要品!) ・粉塵マスク(呼吸で粉塵を吸ってしまうのを防ぎます!) 出来れば安い作業着を買うと服に火花がとんでも穴が開くこともなく平気ですし安全性も増します。DIYを行うのであれば汚れ着にもなるので1着持っていると大変便利ですね!

ディスクグラインダーを使う時の注意!

危険な使い方などは厳禁!

ディスクグラインダーを使う際には軍手を使わないでください!! 軍手は一見して火花などから手を守ってくれるように見えますが、回転工具(グラインダーやカットソー等)を使用する際に付けていると軍手の繊維を巻き込んで大怪我につながる可能性があります! 作業するときは素手か革手袋、樹脂系の手袋などを装着するようにしてください。 また、ディスクグラインダーは他の工具の回転刃なども規格が会うと装着できてしまいますが、非常に危険なので専用のディスクのみを使用するようにしてください。装着した回転刃が何らかの拍子で外れた場合、高速回転した刃が飛んでくる可能性があります! 安全を守って楽しいDIYをしましょう!

ディスクグラインダーで切断をしよう! ディスクの選び方

それぞれの素材の種類に合わせて購入を

ディスクグラインダーで切断する時のディスクの選び方は加工する素材に合わせて購入しましょう。 切断用砥石は鉄・ステンレス用、木工用、石材用と種類がありますので、まずはわかりやすい分類から選択をします。そのあとに、加工に影響の出るディスクの薄さ・素材などをみて切断砥石の決定です! 最近ですとマルチ刃という何の素材でも切れるという良い製品がありますが、消耗が激しいために専用のディスクよりも早く使えなくなる事が多いです。それぞれ専用のディスクの購入をおすすめします!

ディスクグラインダーで切断をしよう! 使い方

切り進む時は真っすぐに

切断用砥石でカットをする際には正しい使い方として切断物に対してまっすぐに刃を当てて押し進みましょう。使い方を誤ってまっすぐ刃を当ててやらないと高速回転したディスクが食い込んで破損する可能性があります! 最初は優しくグラインダーの重みでちょっと切り口をつけるのがおすすめです。最初から強く刃を当てるとブレて切りたくない部分に傷が付くことがあります。 斜めに切るときなどは特に難しいのでなるべく腕に負担が掛からない方向などを探してから切りましょう。


水色はディスクの直線 赤色矢印は切り込む進行方向

ディスクグラインダーで研磨をしよう! ディスクの選び方

種類が多いので慎重に!

研磨や研削に使うディスクは非常に種類が多いです。専用素材の物だけでなく、研磨材・硬度・粒度が存在するからです。 素材をどうやって加工するかによって必要な種類のディスクも変わってきますが、あまり高くない種類のディスクを使用する選び方であれば荒研ぎ用に#24~#60のオフセット砥石を1つ、中仕上げに#120~#400の多羽根ディスクかナイロンディスクを2つ、仕上げ用にサイザルバフとフェルトバフを購入しておけばほぼ全ての加工に対応できます!

ディスクグラインダーで研磨をしよう! 使い方

ディスクの平面をうまく使う事が重要!

ディスクグラインダーで研磨・研削をする時にはディスクの面を素材に当てますが、サンダーのようにディスクの全面を使うように素材にベッタリとくっつけてはいけません。正しい状態は素材に対して10度から25度傾けてディスクの端が当たるように使うのが正解です! 始めて使用するディスクは端がまだ削れておらず、素材に噛み付きやすくなっています。最初は軽くグラインダーの重さで軽く削って、角が取れたら強弱をつけていきましょう。あまりにも強く押し付けると傷が深く付き過ぎてしまうので、最初のうちの荒い粒度では特に注意が必要です。

素材とディスクがほぼ水平に接する。これは間違った状態!

素材に対して10度から25度傾けて接する状態。これが正しい状態!

切断砥石と同じように扱うのはダメ!

危険なのでこういう使い方はやめましょう!

研磨用のオフセット砥石などの円周も削ることができますが、幅の広いディスクが非常に素材に食い込みやすく危険です! 切断砥石と同じように扱うと大怪我の原因になるので必ず正しい使い方をしましょう!

ディスクグラインダーと吸塵機

粉塵はなるべく発生させないようにしたい

木材や石材は加工する際に非常に細かい粉塵が発生します。呼吸して肺に入ると健康の阻害になりますので、出来れば吸い込みたくはないですね。粉塵マスクを使えば直接的に吸い込むことは減りますが、周囲に散らばる粉塵も厄介なものです! その為、ディスクグラインダーには吸塵機と接続する吸い込み口やアタッチメントがあります。吸塵機というのは要は掃除機みたいなもので、それを使えば周囲に粉塵が飛ばないように吸い込みながら作業ができます。使い方としては使っているグラインダー毎に違うので説明書やメーカーに問い合わせましょう。

ディスクグラインダーのまとめ

DIYでは非常に頼もしい電動工具のディスクグラインダーですが、使い方には十分な注意を心がけないといけません。使い方を守ってあげれば後は楽しい楽しい時間となるでしょう! 今まで加工できなかった素材なども使えば新しい何かが見つかるかもしれませんね!