リリーフ RHG-1500
WEIMALL ヒートガン
白光 FV310-81
ボッシュ ホットエアガン GHG23-66
パワーソニック HG-10S
プラジェット標準タイプ PJ206A1
DayPlus ヒートガン
AP ヒートガン HG822
GOOMAND ヒートガン
ヒートガンについて
ヒートガンは一見するとドライヤーに似ています。それもそのはずで、どちらも熱風を出す機器です。でもヒートガンがドライヤーと違うのは、熱風の温度です。ドライヤーは髪の毛を乾かすものですから、そこまで温度は上がりません。
ヒートガンは、熱で収縮するチューブを加工したり、はんだづけをおこなったり、塗装を乾かしたりと、その用途に見合う高い温度の風が出ます。100均のグルーガンとは異なりますよ。
ヒートガンの使い方
ヒートガンの使い方は簡単!高い温度に気をつければ、ドライヤーを使ったことのある人は扱えます。熱処理したい部分へ適度な温度の風を当てるだけ。
上記で説明した用途以外でも、シュリンクフィルムをくっつける、塩ビパイプを溶接するなど様々なシーンで活躍してくれます。DIYでは熱の加工が必要になることがありますよね。ドライヤーでは難しかったことも、ヒートガンなら作業がはかどるようになります。
日常でも使える
ステッカーやラベルといったシール類や、ガムテープなど、キレイに剥がしたい時ってよくありますよね。シール跡や汚れを残さず上手に剥がす方法として、ドライヤーで温めるというのが有名です。ドライヤーではなくヒートガンなら、瞬時に温まるので素早く剥がせます。
ただ温度を上げすぎると逆に剥がれづらくなるので注意してください。それとドライヤーのように髪には絶対に使ってはいけません。
ヒートガンの選び方について
DIYをするなら、ヒートガンはぜひとも欲しいアイテムです。DIYをしている、今後もDIYを続けていくと考えている場合は、早く手に入れた方がいいですよ。その分DIYの作業がラクになりますから。
それならヒートガンを購入しようと思っても、種類が多く出ているので迷ってしまうかもしれません。そこで選び方を説明します。まずはどういった用途があってどんな使い方をするのか想像してみてください。
ヒートガンの選び方みっつのポイント
ヒートガンの選び方としておさえておくポイントをみっつに分けます。全て備えるとその分、価格は上がりますが、どれもあると便利になります。快適&スピーディーにDIYをおこなうなら、ぜひ含めてください。
作業がスムーズになると、作ることが楽しくなってアイデアが色々と浮かんできます。結果としてより良いDIY作品が作れるようになるでしょう。
ヒートガンの選び方.3-1
ヒートガンの選び方ひとつめのポイントは、温度と風量です。これは密接な関係があります。ヒートガンの機種によって出る温度と風量は異なります。温度については、高い温度ほど良いということではありません。
使い道によって、ちょうどいい温度が異なってくるんですよ。用途が限られているなら、その使い方に必要な温度だけ出せればOK。でも様々な用途に使うなら、細かく温度調整できるものがおすすめです。
ヒートガンの風量について
風量もヒートガンによって違いがあります。強すぎたり弱すぎたり、こういった部分はドライヤーと同じですね。風量が強すぎると、熱しているものが燃えてしまったりします。弱ければ熱を加えるという効果が得られません。
ヒートガンや熱する対象物の距離を調節することで、ある程度の加減はできますが不便です。風量での選び方として、温度と同様に調節できるものがいいですよ。
ヒートガンの選び方.3-2
ヒートガンの選び方ふたつめは、ノズルです。DIY用として販売されているものは、いろんな用途に合った使い方ができるよう様々なノズルがセットになっています。このノズルを用途別に使いこなすことで、ヒートガン本来の効果が発揮されます。
一カ所だけを溶かしたい時は口の狭いノズル、塗料の乾燥には広範囲に風を当てられるよう口の広いノズルなど、DIYのことが考えられたセットなんですね。
必要なノズルがあるか確認
DIY向けとしてノズルがセットになっていても、自分にとって必要なノズルが入っていない場合があります。当然ながら、そもそもノズル自体が含まれていないヒートガンも販売されています。購入前には用途に合ったノズルが付属されているのか確認しましょう。
用途に合わないノズルでムリな使い方をすると、意図しない部分を溶かしてしまったりと、余計に大変になってしまいますので気をつけてください。
ヒートガンの選び方.3-3
ヒートガンの選び方みっつめは、冷却する機能。ヒートガンから出る熱風は温度が高いので、金属パーツが高温になっています。ドライヤーでも使ったあとは熱くなりますよね。そんなドライヤーよりも熱々です。
なのでヒートガンの場合は、十分に冷えてからでないと片付けることができません。自然冷却だと冷めるまでに時間がかかるため、しばらく待つ必要がでてきてしまいます。
冷却機能があれば待たなくていい
すぐに片付けられないとなれば、ヒートガンを使うのがおっくうになってしまいます。でも冷却する機能がついていれば、自然冷却よりも早く冷めるので片付けに時間がかかりません。それに熱処理をほどこした部分を早く冷ましたい時にも使えます。
ヒートガンは温めることに特化した機器ですが、冷やすこともできると便利です。ドライヤーの冷却機能も何気に使えたりしますよね。
おすすめヒートガンについて
ここからおすすめのヒートガンをご紹介していきます。多くある中から人気の10機種を厳選しました。用途に合ったものがきっと見つかるはず。価格や使い方をふまえて選ぶ参考にしてもらえれば幸いです。上項で説明した選び方も活かしてくださいね。
人によってとらえ方は違いますが、安い価格ではない機種は長く使っていくことになる場合が多いです。じっくりと検討しましょう。
おすすめヒートガン.10-1
リリーフ RHG-1500
イチネン ミツトモの「RELIFE(リリーフ)」RHG-1500です。価格は「7,900円」とリーズナルブル!それでいて温度と風量の調節ができます。さらに冷却機能がありますし、4パターンのノズルに加えてスクレーパーまで付いています。ヒートガンとしてDIYに必要なものが全てつまっているので、第一候補に挙げられます。
その他の特徴など
風の温度は、Loの800Wで約60度、Highの1500Wで約550度まで上がります。風量も2段階に切り替えられますよ。主な使い方は、塩ビパイプを曲げる、パテを乾燥させる、塗装やシールを剥がすなど、ヒートガンの基本的な使い方ができます。
難点はプラスチック製ということ。耐久性に不安もありますが、大切に使えばクリアできる問題です。価格の安さも考慮してくださいね。
おすすめヒートガン.10-2
WEIMALL ヒートガン
ウェイモールのヒートガンです。価格は「3,175円」という低価格なので、気軽に購入できますね。この価格から性能に疑問を持つかもしれませんが、あなどるなかれ。まず、1800Wの力強さがあります。
風量と温度は一体となっているものの、LowとHiの2段階で切り替えられるんです。それに4パターンのノズルとスクレーパー1つが付いています。
その他の特徴など
グリップ下部にフックが付いているから立たせられます。そうすることで、ヒートガンを持たずに両手で作業がおこなえるようになりますよ。ちょっとしたものですが、あると便利です。
ソフトグリップを採用しているため握り心地が良く、ずっと持っていても疲れづらいのもポイント。ヒートガンがどんなものか、試しに使ってみたいという人には特におすすめです。
おすすめヒートガン.10-3
白光 FV310-81
白光(HAKKO)のFV310-81です。価格は「12,960円」で、ローエンドよりのミドルクラスにあたります。上記2点よりも高い価格なだけあって、温度と風量の微調節ができます。温度は50度〜530度の間、風量は0.15~0.25㎥/minの間で変更が可能!
細かい作業などで微妙な温度や風量を調節したい時、役立つことでしょう。本格的なDIYをするけど、予算がない場合にもってこいのヒートガンです。
その他の特徴など
このヒートガンには残念ながらノズルが付属していません。でも別売りのノズルを取り付けられるので大丈夫です。ノズルを買い足せばその分価格も上がってしまうことになりますが、本当に必要なものだけをそろえられます。
お得な点は、キャリングケースがセットになっていること。保管や持ち運びに便利な上、買い足したノズルも入れられますよ。
おすすめヒートガン.10-4
ボッシュ ホットエアガン GHG23-66
BOSCH(ボッシュ)のヒートガンです。価格は「26,229円」のハイエンドモデル。温度は50度〜600度の間で、10度ごとに調節できます。風量は0.25~0.5㎥/minの間で10段階に切り替えられます。連続可変ではないものの、細かい調節機能として十分!
価格が高い理由は、性能の良さはもちろん、背面にディスプレイがついているからです。現在の温度や風量などがそこで確認できます。
その他の特徴など
よく利用する温度や風量の設定を4つまで登録できます。同じ作業をすることが多い場合、温度と風量を毎回同じように設定するのは面倒になってきます。でも登録した設定はパッと再現できるので、すぐ作業に取りかかれますよ。
ノズルは付属していないため、必要なものを加えていきましょう。ヒートガンの出番が多いなら、価格が高くても性能の良さは重要になってきます。
おすすめヒートガン.10-5
パワーソニック HG-10S
パオックのPower sonic(パワーソニック)のヒートガンセットHG-10Sです。セットというだけあって、盛りだくさんな内容になっています。ヒートガン、4パターンのノズルとスクレーパー、スクレーパーの固定具、そして全てをおさめるブローケース。付属品を活用すれば、ヒートガンでおこなう作業はほぼすべてできちゃいます。
その他の特徴など
かんじんのヒートガンについては、温度と風量が2段階で切り替えられます。それとLED温度インジケータによって現在の温度がパッと分かります。実際の温度が分からないと、カンに頼るしかなくなるので助かる機能ですね。
作業の幅が広い人にとってはコストパフォーマンスにすぐれたセットです。あまり使わない人でも、いざという時に対応できることが多くなります。
おすすめヒートガン.10-6
プラジェット標準タイプ PJ206A1
石崎電機製作所の「SURE」PJ206A1です。価格は「7,953円」。温風と送風の切り替えのみのため、温度と風量の調節はできません。でも送風できるのは便利ですよ。熱風の温度は450度までですが、多く一般的なDIY作業では問題ありません。工業用のヒートガンで信頼性の高さがポイント。
その他の特徴など
ノズルは付属していないため、必要なノズルは別に購入する必要があります。石崎電機製作所のヒートガンは、溶接専用だったり小型軽量など、多くの専門的な機種があるので用途に合わせて選ぶのがいいですね。
おすすめヒートガン.10-7
DayPlus ヒートガン
さまざまなアタッチメントが付属したヒートガンをお探しの方には、こちらのアイテムがおすすめです。アタッチメントは全部で7パターン用意されており、用途に合わせて選択できます。
また、5000円以下で購入できるというのも嬉しいポイントの1つ。初めて購入するという方は、ぜひこちらのモデルを選んでみてください。
その他の特徴など
こちらのヒートガンは、温度記憶機能を搭載しています。長押しでのボタン操作も行えるので、簡単に操作できるヒートガンをお探しの方にもピッタリ。
また、2段階の風速調節が行えます。それぞれ手元で簡単に切り替えることができるので、そちらもうまく利用してみてください。ダブル電熱線を搭載し、瞬時に温められるのもポイントの1つです。
おすすめヒートガン.10-8
AP ヒートガン HG822
手に握りやすい形状のヒートガンをお探しの方には、こちらのアイテムがおすすめです。握りやすいので操作しやすく、別売りのノズルが数種類用意されているのもポイント。
用途に合わせてノズルを購入してみてください。さらにDIYの幅が広がること間違いなしです。気になるという方は、ぜひこの機会に購入してみましょう。
その他の特徴など
こちらのヒートガンは、最大で600度の温風を出すことができます。熱による曲げ作業や剥離作業だけでなく、乾燥させることも可能。温度のほかに風量も調節できるので、そちらもうまく利用してみましょう。
また、こちらのヒートガンは縦置きできる形状をしているので、専用のスタンドがなくても使用後の保管を安全に行えます。
おすすめヒートガン.10-9
AP ヒートガン
アストロプロダクツのヒートガンです。価格は「3,024円」になります。温度と風量の調節は、Low300度、High500度の2段階式です。スタンドフック付きで、吊り下げられたり、立たせて手を使わずに使用することができます。
ヒートガンとしてオーソドックスな姿をしているので、DIYの気分がたかまります。こちらもノズルは付属しておらず、取り付けられるものがないので注意してください。
おすすめヒートガン.10-10
GOOMAND ヒートガン
GOOMANDのヒートガンで、価格は「1,690円」。ご紹介した中で一番安いヒートガンになります。こういったグリップのないものはストレートタイプといいます。細かい作業に向いているんですよ。パワーは300Wで、温度は300度までと低出力。
それでもできることは多くあります。温度や風量をあまり必要しないという用途が決まっている場合に最適な機種です。
まとめ
ヒートガンの選び方や使い方、おすすめの機種を説明してきました。ヒートガンについて詳しく分かり、欲しくなってきたことと思います。ぜひ参考にしてみてください。他にも、牧田(マキタ)などのメーカー機種や、バッテリータイプのヒートガンがあります。
便利な道具は積極的に取り入れて、DIYを快適に楽しみましょう!今までDIYで苦労していた作業がラクになるかもしれませんよ。