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アンタレスARのインプレ&スペック!今もなお支持され続けるその魅力とは?

約10年前にシマノから発売していた「アンタレスAR」。高い剛性と巻き上げトルクを誇り、バーサタイルリールの名を欲しいままにしていました。なぜアングラーを魅了したのか?今なお現役で使い続けられる理由は何か?今回はアンタレスARを掘り下げてみました。
2020年8月27日
Takeshi Iwata
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シマノ アンタレスARとは?

アンタレスARとはどんなリールだったのか?20年程バス釣りを楽しんでいるアングラーなら知らない方はいないのではないでしょうか?リールのネーミングからシマノの名作「アンタレス」の派生品のように思われるかもしれませんが、実はアンタレスARのコンセプトは全く別物です。 何を狙って作られているのか、発売当初は理解されずに最近になって見直されています。今回はこの「アンタレスAR」はどんなリールなのか深掘りしてみました。

シマノ アンタレスARのスペックは?

では早速アンタレスARもスペックを見ていきましょう。と、その前にアンタレスARの開発のコンセプトの逸話を一つ。アンタレスとアンタレスARは同じような形ですが全く別物と先程述べました。それはなぜかといいますと、アンタレスARは7g程度の軽いルアーを軽快に投げるというコンセプトの下、バーサタイルリールとして開発されたのです。 スペックを見ていく前にアンタレスARは主に軽いルアーを投げるためのバーサタイルリールだということを頭において下さい。

アンタレスARは何モデルあるの?

現在発売されているリールは同一機種でギア比の違うモデルが何種類も発売されています。しかしアンタレスARが発売されていた2000年代は同一機種のモデルと言えばハンドルが右か左かの違いのみでした。先程全く別物と述べましたが、コンセプトのみの違いだけでなく、スペックも専用で設計されています。

アンタレスARスペック

アンタレスARのスペックは左右のハンドルモデルとも同一になっています。 ・ギア比→5.8:1 ・ラインキャパシティ-→14lb-100m ・巻き上げ長→62cm/ハンドル一回転 ・スプール径→34mm スペックだけを見ると現在発売されているリールと遜色ありません。しかしなぜ今、アンタレスARの良さが見直されているインプレがあるのか不思議に思いませんか?次項からもっと掘り下げてみましょう。

シマノ アンタレスARのギアは?


アンタレスARのスペックをざっと紹介しました。アンタレスARの人気が再燃しているのには2つ理由があると筆者は感じています。一つは見た目のデザイン。もう一つはメインギアの素材です。最近のシマノのベイトリールはマイクロモジュールギアという非常に細い歯数のギアが主流になっています。巻き心地を重視しているのです。しかしアンタレスARを使うアングラーはこのギアでないのに巻き心地が良いと好評なのです。

アンタレスARのメインギアはブラスだ

アンタレスARのメインギアの素材はブラス、つまり真鍮製でできています。約10年前のリールのメインギア素材は真鍮が全盛だったため、今のようなマイクロモジュールギアはなかったのです。しかしブラスギアの恩恵はギア比の低いリールにこそマッチしていて、アンタレスARフルメタルボディーの高い剛性と相まって至福の巻き心地とのインプレもされていました。実際筆者もアンタレスARを小型のクランクベイト用に使用していますが、マイクロモジュールギアのリールと遜色ない巻き心地です。

シマノ アンタレスARの飛距離は?

初代アンタレスに比べてアンタレスARは10g~18gのルアーを投げることを想定して作られています。そのためアンタレスと比べると飛距離は多少ではありますが落ちてしまいます。 後ほど解説しますが、アンタレスとアンタレスARはスプール径が異なっていたため、アンタレスと同等の飛距離とはなりません。インプレでもこの点をしてきているアングラーは多いようですね。

近距離を狙い撃つなら!

アンタレスARの得意な飛距離はずばり10m以内です。近距離のピンスポットをどんな重さのルアーでもスパッと入れることができるリールです。これはスプール径が34㎜と初代アンタレスに比べて3㎜小さいこと、コンパクトなボディーなため握りやすく力が入れやすいからなのです。遠くの飛距離を求めるのではなく近距離を狙い撃つリールだということを覚えておいてください。

使えるルアーの幅が広い

アンタレスARは遠投専用、飛距離重視というよりも軽めのリグやルアーをピンスポットに投げ込むことができるリールとして使っているアングラーが多いです。これは初代アンタレスがあまりにも遠投志向のリールだったため使えるルアーの幅が14g~21gのものがベストだったため、最も使われる10g程度のルアーには適していなかったのです。そのような背景もあってアンタレスARは多くのアングラーに受け入れられtのです。

シマノアンタレスARがバーサタイルリールな理由

シマノアンタレスARがバーサタイルなリールであると個人のブログ等でよく評されていることがあります。確かにアンタレスARはキャストに適したルアーの重さが5g程度から28g程度までと幅広く使えます。しかし、これでバーサタイルリールと言ってしまっては少々暴力的ではないかと思いませんか? バーサタイルリールとはどのようなリールなのでしょう?


近距離も遠距離も無理なく飛ばせる

リールによっては飛距離が変わることはあなたもご存知だと思います。いいリールとは、近距離のピッチングでパシッと狙いすましたところにルアーを入れ込んだり、遠くのターゲットに向かって正確に投げ込めることができるリールはいいリールですよね?これにだれでも無理なく同じように使えるとなると魔法のようなリールになります。アンタレスARはこの理想に近いリールで、ブレーキの調整がしっかりとされていれば満足な飛距離と狙ったところに飛ばせるバーサタイルなリールなのです。

使えるルアーの幅が広い

フルメタルボディー+ブラスギア、伝統の34㎜径スプールを搭載しているアンタレスARは使えるルアーの幅が相当広いのです。それこそ5g程度の軽いリグからビックベイトのような重量級のルアーまでカバーできるのです。ここまで使用範囲の広いリールはバーサタイルリールの極みといってもいいですね。

シマノ アンタレスARはスプールが秀逸だ!

先にも少し触れましたがアンタレスARのスプール径は伝統の34㎜となっています。そしてスプールは初代アンタレスの素材と変更されています。つまりスプールは現行も34㎜で固定されていることからこのころより完成されたスプールだったということが分かります。スプール素材はアルミニウム合金、これをマシンカットで削り出して作られていました。マグネシウム合金のスプールは初代アンタレスだけだったのです。

シマノアンタレスARのインプレは?

アンタレスARのインプレを集めてみました。中古でもまだまだ人気の高いアンタレスAR、中古品しか見かけることはなくなりましたが、いまだに人気の高いリールです。インプレを購入時の参考になさってください。

不満が一切ない代物でした。 一度アンタレス買ってしまうと、他の物が、、、、、

一切の不満のないリールということは書き込んだ方の釣りのスタイルにはまったのでしょうね。アンタレスを一度買ってしまうと他のが使えないと、最高のインプレですね。

07メタニウムに続いて購入。 13グラムほどのルアーの飛距離はやはり違う。 25グラム以上だとさほど変わらない感じ。


07メタニウムと比べられてますが、軽いルアーでの使用はアンタレスARのほうが使いやすいと評されています。どんなリールでも重たいルアーは投げにくいのでしょう。

最高のベイトです。 スコーピオンXT1500やメタニウムXT程度の飛び、操作性では無いです。比較にならないです。これがあると正直、他が色あせて見えてきます。 "

安いリールと比べてしまうとその飛び方や使いやすさに驚いてしまいます。使い方にもよるのですが、ハイエンドリールの真骨頂ですね。 アンタレスARの中古価格を調べ手見たのですが、相場は1万円台前半から2万円ほど、新品のミドルクラスのベイトリールとほぼ同価格です。最近大手釣具店では中古店が併設されているところもあります。新品と見比べれるのでいいサービスですよね。

アンタレスARとアンタレスの違い

アンタレスARとアンタレスの違いは大きさとスプール径です。アンタレスのほうが一回りほど大きく、スプール径もアンタレス37㎜、アンタレスAR34㎜と異なっています。アンタレスARがアンタレスとは違うリールなのです。名前こそ同じなのですが、使い方も用途も全く違う個性がこの2機種の違いなのです。

アンタレスARとアンタレスの違いメタニウムの違い

アンタレスARとメタニウムを比べられるアングラーがいます。違いは重さとスプールの立ち上がり。キャスト時の初速はアンタレスARのほうが鋭く、メタニウムはキャスト後半で伸びのある回転を見せてくれます。2台ともスプール径は34㎜なので使えるルアーやラインキャパシティはほぼ同じ、ギア比が違うだけで、キャストフィーリングや巻き心地はほぼ変わりありません。

アンタレスARはまだまだ現役のリールだ!

アンタレスARの新品は現在残念ながらありません。もしかしたら田舎の釣具屋さんに売れ残ってる新品があるなんてこともあるかもれませんが、手に入れるとしたらほとんどが中古品の場合が多いのです。また、販売終了から7年が経過しているため修理部品が現在市場に残っている在庫だけとなっています。そのため中古品で程度のいいものがあったら即入手。また、消耗品の交換部品はなるべく多く入手しておくことをお勧めします。