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シクラメンの花を咲かせるまでの育て方と花言葉のご紹介

冬に咲くシクラメンの花、沢山の種類や色があってどの慣れを選べばいいのかや育て方で迷いますよね。初心者でも綺麗な花を咲かせられるようにシクラメンの花を咲かせるまでの育て方と花言葉、種類、土や肥料、病気、害虫の対処法などををまとめてみました。
2020年8月27日
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シクラメンとは?

シクラメンの仲間は地中海沿岸から多数のシクラメンが分布していて、一般的に鉢栽培されているのが「シクラメン・ペルシカム」という品種を改良された事で出来た品種です。球根は上下に少し押しつぶされたような形をしていて葉の特徴はハートの形でふちに細かいギザギザと銀白色の模様が入っていて花びらは上に反り返って咲九タイプのシクラメンです。 ギリシア語のキクロスという言葉からきて花茎がらせん状に巻かれる姿が由来となっています。

シクラメンの花を咲かせるまでの育て方・別名

ヨーロッパでは、豚がシクラメンの根を掘って食べることから豚のパンとも呼ばれていて、日本では豚の饅頭と篝火草という和名があります。植物学者の牧野富太郎という人が、シクラメンの花が、かがり火のように見えること事からカガリビバナと名付けられたそうです。前者は球根を後者は花を見て名づけられたそうです。。

シクラメンの花を咲かせるまでの育て方・準備は?

元気な苗を選んで鉢は素焼きの鉢を選ぶようにして、苗は葉っぱの色つやが良く花や芽の数が多いものが良く、鉢はそこに穴の空いた素焼きの鉢を準備しましょう。 根を痛めないように鉢やポットから取り出して根を2~3センチ残して他を切り落としてください。次に土に穴を掘って根元から球根が半分だけ出るように植えて鉢の底から水が流れるまでたっぷりと水を与えてください。

シクラメンの花を咲かせるまでの育て方・水やりは?

シクラメンは乾燥した環境を作るようにします。土の表面が完全に乾いてから鉢の底から水が流れ出るぐらいにたっぷり与えましょう。 水やりのタイミングが難しいと思ったら、受け皿に水を溜めて土に水を与える「底面給水」という方法がありますが、常に水を溜めている為株が蒸れやすくなるので必ず風通しの良い場所に置くようにして下さい。 注意点として葉や花に水がかからないようにゆっくりと根元に当てるようにして下さい。葉や花に水がかかると傷んでしまいます。

シクラメンの花を咲かせるまでの育て方・土はどうする?

赤玉土を6割、腐葉土を3割、粉状にしたバーライトを1割を混ぜるようにするか、一般的な土を使用するのであれば土の全体の1割ほどバーライトを混ぜることで鉢の底から吸い上げられた水がすみずみまで行きわたるようになります。底面給水鉢という方法で育てる場合はバーライトを細かく砕いて粉状にして少し混ぜるといいです。

注意点

注意点として古土は使わないようにしましょう。シクラメンは再生土を使用すると、根から感染して病気になることが多く、古い土には病気の原因菌が潜んでい事があるので古い土は使用しないようにしてください。 赤玉土・軽石は小粒を使うようにします。水はけを良くするために、土の粒が大きいものを選んで使用してしまうと、水はけが悪くなる場合があり粒の大きいものを使うと隙間ができてしまう事で堆肥や腐葉土など、他の細かいものが溜まってしまいます。そうすると水はけが悪くなってしまいます。 堆肥よりは緩効性肥料を使用しましょう。堆肥は完全に発酵が終わっている堆肥と、未発酵のものがあるのですが、完全に発酵済みの堆肥であれば、それ以上発酵することはありませんが、未発酵の堆肥は気温が上がる夏に発酵が始まってしまう事で土が高温になったりガスが発生して根や球根を傷めてしまうので使用しないようにしてください。

シクラメンの花を咲かせるまでの育て方・種類は何がある?

シクラメンの種類が多いので一部紹介します。

シクラメンの種類・大輪系

普通種:大輪のシクラメン 品種はビクトリア ラッフルド・サーモン ラッフルド・ホワイト ソフトピンク サーモンピンク スカーレット バーバーグ モンブランなどです。


シクラメンの種類・パステル系

大輪系の中間色の品種で作曲家の名前がついてるシクラメン 品種はショパン リスト ブラームス ハイドン ベートーベン バッハ ヨハン・シュトラウスなどです。

シクラメンの種類・中輪系

F1系オペラシリーズのシクラメン 品種はオフェリア ボエーム トスカ フインランディア カルメン アイーダ

シクラメンの種類・小輪系(ミニシクラメン)

花弁が4㎝以下のもので原種の系統を引き継いだシクラメンは耐寒性と耐暑性の2つを併せ持ち、病気や害虫にも強いシクラメン マルチフローラ系 品種はアンネット ウイリー ソニア ローズマリー バンビーニ系 音楽シリーズと言われるシクラメン 品種はアダージョ アレグレット ピアノ アンダンテ フォルテッシモ モデラート エーデルスタイン系 多花性 宝石シリーズと言われるシクラメン 品種はアメジスト スピネール トパーズ バンビ ローズサファイア ドレスデン系 品種はアンネリーエ ケティ ステフィ ブリット

シクラメンの種類・ガーデンシクラメン

耐寒性のあるもので花の寿命も長く、冬でも外で花が咲くシクラメン チモシリーズと言われるシクラメン:花つきが良くて花粉が出なく、花持ちも良い八重咲きの種類のシクラメン 品種はチモ魂  ピンク デープレッド ブライドレッド パープル メティスシリーズと言われるシクラメン:ボトリチスに強い種類のシクラメン 品種はスカーレットコンパクト ブライトレッドコンパクト サーモンローズ・ミッシェル ライトピンクウイズアイ ディープパープルエボリューション ディープマゼンダ・ファビエンス シルバービューティと言われるシクラメン:葉が銀色の種類 品種はレッド パープル ホワイト スーパーコンパクトと言われるシクラメン:耐寒性、耐暑性のある育てやすい品種で、花つきも良い種類のシクラメン 品種はレッド バイカラー サーモンレッド ダークバイオレット ネオンフレーム ピュアホワイト ピカソシリーズと言われるシクラメン:くっきりとしたハート柄のシルバーリーフが特徴の種類のシクラメン 品種はワインレッド ピュアホワイト ピンク ネオンフレーム

シクラメンの花を咲かせるまでの育て方・枯れる理由

シクラメンが枯れてしまう理由はいくつかありますので原因と対策方法をご紹介します。

日照不足の時

原因:1日中日光の当たらない場所にずっと置いておくと最初は元気なシクラメンでも葉が変色して花が咲かなくなり枯れてしまいます。 対策:シクラメンの花が咲いている11月から3月の開花時期は出来るだけ日当りの良い場所で管理しましょう。室内でも昼間は日の当たる窓辺に置くようにして良く晴れた10度以上の気温がある日には外に出して日光浴をさせてあげましょう。

肥料が多すぎる場合

原因:花を途切れさせないようにと適量より多く肥料をあげてしまうと枯れてしまいます。 対策:肥料は適度にあげるのと休眠状態になった時には肥料を与えないようにしましょう。

休眠期に入った時

シクラメンが順調に成長していると6月の気温が25度を超える時期になってくると古い葉が黄色くなって、枯れていくと葉の枚数が徐々に減って休眠に入る株が出てきます。

病気によるもの

春から梅雨の時期や9月から開花時期までに枯れる場合は灰色カビ病や軟腐病にかかってしまう事で枯れてしまいます。


シクラメンの花を咲かせるまでの育て方・病気と対処法

灰色カビ病

春から梅雨と9月下旬から開花する時期に発生する事が多くまた湿気が高くて気温が低くなってくる時期に灰色カビ病が発生しやすい為、梅雨などの長雨の時期に気を付けるようにしましょう。 小さな灰褐色の点々が花びらに出てきたり、葉や花または球根の付け根の部分などにカビが発生して、腐ってくる病気です。

対処法

灰いろカビ病の発生が多くなる時期だけでなく、どの時期でも風通しが良くなるように対策しておき、複数の鉢を育てているのであればある程度の隙間を開けるようにして痛んだ葉や花びらをこまめに取り除くように対処して風通しを良くしましょう。 灰色のカビが発生したら発生していない鉢と別々にして置くようにし薬剤などを散布し予防しましょう。

萎凋病

初夏から開花時期までの間に発生しやすい病気で特に梅雨以降の気温が高くなってくる時期にかかりやすくなるので注意しましょう。 萎凋病は原因となる菌がシクラメンの根から病気になります。濃い肥料を与えたり土の湿気が多すぎる状態にしていると根が傷み根のくずから菌が入り込みます。症状としては葉が黄色く変色してきて段々葉の変色が株全体に広がっていき、葉柄は水分が抜けたようになりしおれて枯れてしまいます。

対処法

原因となる菌は土の中に潜んでいる為古い土や未熟な堆肥を使用していると、土に菌が残っていると感染の確立が高くなります。 植え替えをする時には必ず新しい土を使用し堆肥も未熟なものは使用しないようにしましょう。 植え替えた後は薬剤を土にかけておくと予防になり、また気温が上り感染の可能性が高くなる夏の間も1ヶ月に1度くらいかけて予防しましょう。 感染して症状が出てしまった株は回復しませんので処分して下さい。

軟腐病

軟腐病は高温多湿の環境で起こることが多いので梅雨時期から残暑がなくなるまでが発生しやすくなる病気です。 水切れもしていないのに葉や花が茎から萎れてしまったり葉柄がぬるぬるしてきたり、茎が腐って悪臭を放つこともあります。 葉の色が黄色に変色してきて、症状が進むと茎から白い粘液が出きたりします。 葉のが変色し茎の腐敗などの状態では、薬剤による治療も難しいため枯れてしまう事がほとんどです。

対処法

感染してしまうと気付いた時には薬剤でも治療が難しくて完治出来ないことがあるので軟腐病にかからないように対策をしておきましょう。軟腐病にかかった場合でも、初期状態であれば、薬剤による治療が可能な場合があります。 シクラメンを育てる水はけの良い土を使いましょう。 最初は水はけが良かった土でも、ずっと植え替えずに放っておくと、だんだん水はけも悪くなり団粒構造をとっていた土や軽石がつぶれて、つぶれた土や軽石が水で流されて鉢の底に溜まってしまう事で水はけも悪くなると根腐れの原因になります。

シクラメンの花を咲かせるまでの育て方・害虫による被害

スリップス

初夏から初秋のうちで梅雨を除いて発生します。 スリップスは小さな虫で成虫は細長い姿で葉に卵を産みます。スリップスは、シクラメンの葉や花を食べてしまうのですが花は蕾の時に食べられてしまう事が多く、奇形花になり花が咲かないこともあります。葉や花に虫食いの後が見つかった場合は、スリップスがいる可能性が高いです。スリップスは卵から成虫になるまでが気温や種類によって変わるのですが、15日~45日くらいで成虫になります。 対策としては専用の薬剤を散布することで予防することが出来ます。

アブラムシ

春と秋に発生することが多い害虫で、シクラメンの茎や花、葉にくっついてしまうと株がじわじわと弱ってしまいます。繁殖したアブラムシが大量に張り付いていることもあるので気を付けましょう。 1匹つくと、繁殖力がとても強いので数が増える前の初期の段階で駆除することが大切です。 対策としてはアブラムシは光るものを嫌うのでアルミ箔などを周りに置いておくと効果があるようです。 専用薬剤を使用して駆除する方法と数が少ないうちは、捕殺して駆除しましょう。


シクラメンココリダニ

初夏から初秋のうちで梅雨を除いた時期に発生しやすい害虫で高温で乾燥している時期に発生しやすくなるため、たいさくをしましょう。 ダニの一種なのですが葉や花やつぼみについて、吸汁してしまいます。スリップスなどの吸汁系の害虫と同じように、葉や花など、柔らかい部分をたべられてしまうと葉がちぢれてしまい蕾が満足に開かなかったりきれいな花が咲かなくなってしまいます。 対策としては高温乾燥期に発生することが多いので株の風通しをよくして置くと良いのですがシクラメン自体の湿度が高すぎると、株が傷んで枯れる原因になりますので注意してください。 専用の薬剤を散布することで予防することもできます。

シクラメンの花を咲かせるまでの育て方・花言葉

シクラメンの花言葉には遠慮、気後れ、内気、はにかみという花言葉があります。 色別の花言葉は 花言葉で赤いシクラメンには「嫉妬」という花言葉があり、また白いシクラメンの花言葉には「清純」という花言葉があり、ピンクのシクラメンの花言葉には「憧れ」「内気」「はにかみ」という花言葉があります。 シクラメンの花言葉はシクラメンの花が雨から花粉を守るために下に向いて咲くので恥らっているように見えることが由来していて、「嫉妬」の花言葉がある赤いシクラメンは上に上がった花びらが炎のように見えた事から、燃え上がる嫉妬心を連想された事でとこちらの花言葉が出来たようです。花言葉もいろいろありますね。

シクラメンの花を咲かせるまでの育て方・適切な温度は?

暖房の効いた20度以上の温度の場所はシクラメンにとって、とても暑い環境となります。寒さには弱いと思って室温を高くしてしまうと暑さで枯れる原因となります。シクラメンは5度くらいまでの気温なら寒くても耐えることができるので、ずっと20度くらいの気温の場所に置くよりも10度前後の少し寒い気温の環境に置いておいた方が株が締まって成長が良くなります。

シクラメンの花を咲かせるまでの育て方・湿度は?

冬のシクラメンは温度が高すぎても低すぎてもよく育ちません。最低でも温度は7度ぐらいを保ちこれより温度が低くなるのであれば保湿してあげて下さい。温度が低いとせっかく咲いている花が咲かなくなってしまいます。日中は暖かくても夜間と朝方は気温が低くなるので注意しましょう。

シクラメンの花を咲かせるまでの育て方・寄せ植え

鉢の中央に丈の高い植物を置きまわりに低い草花を植えて垂れ下がる植物を配置すると寄せ植え全体のバランスがとりやすいのと、花は同系色で揃えるとバランスの良い寄せ植えが出来ます。。 ローズマリー、アリッサムヒメツルソバ、ビオラ、パンジー、アリッサム、ルピナス、アイビー、オリヅルランなどが相性が良くあわせやすいです。

シクラメンの花を咲かせるまでの育て方・植え替え

シクラメンを植え替える適期は秋がおすすめで10月から12月中旬に植え替えるといいそうですよ。 暑い夏場ではなく、涼しくなった頃に植え替えするようにしましょう。 12月中旬くらいまでに鉢植えは植え替えるようにして、11月中旬までに地植えのものは庭や花壇に植え替えるといいそうです。

まとめ

寒さにも暑さにもある程度耐性があるシクラメンですので初心者でも育てやすいと思います。花言葉もいくつかあるので贈り物にする時には色を選んでプレゼントすると喜ばれそうですね。