ナブラってなに?
ナブラとは小魚のこと?
ナブラとは、俗にいう餌になる小魚の群れが、大きい魚に追いかけられ、水面に追いやられている現象をナブラと呼びます。簡単に言うとベイト(餌になる小魚)が水面に集まっており、大きい魚が寄ってきている状態ということです。では、このナブラが湧いている状態はアングラー(釣りをする人)にとって何がいいのでしょうか。 ナブラは発生しているときこそチャンスと言われますが、そうそう恵まれるものではないので、地道に狙っていくのが堅実な方法ですね。それか、朝、夕方のいわゆる朝マズメ、夕マズメ(ゆうまずめ)に狙いを絞るといいでしょう。というのも、ナブラ現象が起きる=ベイトが活発に動いていることなので、ベイトが活発に活動し始めるマズメの時間帯がナブラのねらい目と言われています。
大きい魚を狙うならナブラがいるときに!
アングラーにとってというよりは、大きい魚を狙っているアングラーにとってナブラがわいている状態は格好のスポット、時間帯になります。ナブラの発生状況は大きい魚もしくは魚を餌とする魚ですね(必然的に大きい魚になる)、その魚たちが小魚(ベイト)を追っかけて、追い詰める状態なので、結果的にアングラーにとっての目的の魚が集まってくる状態になります。 魚釣りは魚がいなければ釣れないですから、なにかしらで魚を集める、もしくは待つ!というのが釣りの基本的動作になりますので、ナブラがわいている状況だとほぼ確実に大きい魚が釣れるかもしれないという、ボーナスタイムのような時間に相当します。
ナブラ撃ち?どんな釣り方?
ナブラ撃ち?釣り方なの?
さて、今回はナブラ撃ちの紹介なのですが、ナブラという現象はわかっていただけたと思いますが、撃ちとはなんでしょうか、撃ちというのは撃つ、銃で撃つなどが想像されるかと思います、簡単に説明しますと、ナブラを狙って釣りをしましょう!というのがナブラ撃ちになります、では、基本的にナブラ撃ちをするときはどのような釣り方があるのでしょうか。 1つ:ナブラの真ん中に投げる。 2つ:ナブラの手前に投げる(アングラー側) 3つ:ナブラより向こう側に投げる 上記のように大体3パターンほどが考えられます、ではどの釣り方が一番適しているのでしょうか、解説を踏まえながら見ていきましょう。
1つずつ解説いたします。
上の三つの中から、自分に合った釣り方、そして釣りをしたいと思う場所にあっているかどうかを考えるとより釣果に反映することでしょう、ナブラに向かってどうやってアプローチすれば目的の魚(フィッシュイーター)が釣れるのか、また、目的の魚をどう、自分のえさに食いつかせるかが鍵ですね。こう投げるとナブラがこう動くので、こうするのがいい!という考え方をするとわかりやすいです。 ※こちらは釣りを確約するものではありません、釣りをする場所によって変化することがほとんどですがナブラが発生したときには、かなり有効な釣り方なので、釣れない!という方は参考にしてみてください。
豆知識?
ナブラの発生するマズメの時間って?
さて、豆知識なのですが、先ほどナブラはマズメの時間帯に発生するといいましたが、マズメの時間帯というのは、一般的にうす暗い時間帯と言われています。朝マズメだと日が昇り少し前の時間、夕方だと、日が沈む少し前の時間帯のことです。 マズメの時間帯になるとベイトたちが沖に出たり、沖から戻ってきたりするので、そのベイトを追って魚(フィッシュイーター)がやってきます、なのでナブラが発生しやすいというメカニズムになっています。
ナブラ撃ち解説!
1つ:ナブラの真ん中に投げる。
これは、一番おすすめできない投げ方になります、なぜかというとナブラの真ん中に投げてしまうと、せっかくあつまってきたナブラが散ってしまう可能性があるからです。ナブラが散ってしまうと、必然的にナブラを追いかけている魚(フィッシュイーター)も散ってしまいますので、おすすめできません。せっかくいい感じで大きい魚が来ているのベイトが散ってしまっては少しもったいないですので、非推奨です、そんなに簡単に逃げることはないのですが、万が一がありますので、注意したほうがよいでしょう。
真ん中に投げるのはリスクがある!?
仮にナブラが散らなかったとしても、ナブラの中心では目的の魚に食べてもらえない可能性が高いので、ナブラの中心は避けたほうがいいでしょう。よくあるのが、ベイトに完全に混じってしまい、見つけてもらえないということが多々あります。 対策方法:目的の魚に自分の餌を見つけてもらうためにはどうしたらいいでしょうか、ベイトの真ん中に投げてしまってもいいようにするテクニックのようなものはあります。餌を派手にするなどが一般的な例ですね、ベイトに混じっても目立てば食べてもらえる確率は高くなりますので、金色などの派手目なルアーを投げてみるといいでしょう。
2つ:ナブラの手前に投げる(アングラー側)
続きまして、ナブラの群れのアングラー側の投げた場合はどうでしょうか、こちらの場合は悪い時と悪くない時ではっきりと釣れるか釣れないかがわかれます、というのも、基本的に手前側は防波堤や、行き止まり、もしくは河口などの行き止まり側であることがほとんどで、手前側に投げても大きい魚が来る側ではない可能性があります。
基本的に大きい魚というのは、沖からやってくるものがほとんどで、河口だと、河口側に潜んでいる魚を狙うときなどは、ナブラの手前側を狙うといいですが、基本的には沖から大きい魚はやってきます。ですので、河口などでは、手前に投げるというのも作戦の一つとしても問題はないと思われます。 こんな感じで、釣りをする場所によって釣り方を考えるのが、ベストでしょう。派手めなルアーで一発狙ったり、手前側で河口側の魚を狙ったりするのがベストな場合もありますので、その場で何度か釣り方を変えて楽しむというのもいいですね。
3つ:ナブラより向こう側に投げる
上記でも説明した通り、大きい魚、回遊魚だったりする魚は基本沖を泳いでいます、ナブラを追っかけてくるときがあるのですが、狙うのであればナブラの向こう側、つまり沖側を攻めたほうがいいというのが答えです。もちろん、1,2,3とどれも釣れる可能性はありますが、ナブラが発生したときは可能性の高い3番の方法で釣りをするとよいでしょう。 小魚を食べる魚(フィッシュイーター)達は、基本おなかをすかせているので、キャストしてから、表層(海面辺り)を狙うのがベストです、魚を追って水面に来ているので、表層近くをただ巻くだけでも釣れます。釣れないときは、ルアーを変えたり、巻くスピードに変化をつけたりするとなお釣れやすくなることでしょう。
一番おすすめなのは3つ目
結果から言うと、どれも外れではありません、がナブラが発生したときに釣りやすいのは、三番目のナブラより向こう側、つまり沖側に投げることです、大きい魚は沖を回遊していたりするため、基本は沖から来るケースが多いのです。もちろん、1、2が必ずしも悪い!というわけではありません、1番なんかは工夫すれば釣果も上がります、2番も状況によっては釣れるます、ですが、釣れる可能性が一番高いのは3番目の投げ方になります、3番目が一番安定して釣果のある釣り方になりますので、ナブラが発生したときは試してみてください。
ナブラ撃ち総まとめ
さて、今回はナブラ撃ちということで、ナブラの基本的なことや、釣り方がわかっていただけたかと思います。もちろん、ナブラは防波堤などの堤防や、河口だけでなく船で沖に出た時も発生することはありますので、釣れる魚は千差万別です。基本大きい魚なので、青物などの回遊魚、サバ、カンパチ、サワラ、サゴシ、メジロなどがターゲットになるでしょう。
釣れる魚は多いです、船で沖にでればどこに餌を投げても釣れたりするので、上記の3つのうちどれにも当てはまえらないことが多いと思いますので、リールの巻き方などが重要になります。防波堤や河口などで釣りをされるときに参考にしていただければと思いますので、是非とも今回の記事を参考にしていただいて、釣果に反映していただければい幸いです。
10kgクラスの大物を釣り上げたいですね!
ナブラ中心に投げるときは注意しよう!