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栄養たっぷりのししとう!期待できる7つの効果・効能やおすすめの食べ方をご紹介!

ししとうは様々な栄養素を豊富に含んでおり、健康効果や美容効果が注目されている食材です。ししとうに含まれる栄養素や、期待できる健康、美容効果、また栄養素を損なわない調理方法、おいしいししとうの選び方などまとめたので、ぜひ参考にしてください。
更新: 2021年4月21日
吉岡てんぱ
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ししとうとは

ししとうとは、せいかくには獅子唐辛子(ししとうがらし)と呼ばれ、とうがらしの甘味種です。ナス科の植物で、植物学上では、ピーマンと同種とされています。

ししとうは、通常、緑色の状態で収穫され流通しますが、完熟すると赤くなります。基本的に甘味種なので、辛味はほとんどありませんが、栽培中のストレスなどにより、まれに辛いししとうが成ることもあります。家庭菜園などで栽培する場合は、注意が必要です。

ししとうは、原産地が中南米なので、暖かい気候を好みます。そのため、日本では夏季がししとうの旬ですが、冬場もハウス栽培や加温栽培されており、一年中手に入れることができるようになりました。

ししとうは栄養価が高い食材

和食、洋食、イタリアン・・・あらゆる料理に使われるししとうですが、ししとうの鮮やかな緑色が、料理に彩りを添えて、食欲をそそりますよね。目を楽しませてくれるししとうですが、実は栄養価が高いことでも知られていて、体にもとても嬉しい食材なのです。

ししとうの栄養素①カプサイシン

ししとうは、辛味が少ないものの、とうがらしの仲間なので、きちんとカプサイシンが含まれています。カプサイシンは辛味成分というイメージが強いかもしれませんが、実は美容に関心がある方や、ダイエット中の方に嬉しい効果、効能がある立派な栄養素なのです。

カプサイシンの効果・効能

カプサイシンには、次のような効果・効能があります。 ・エネルギー代謝の促進 ・アドレナリン分泌の促進 ・発汗作用 ・デトックス効果 そのため、ダイエット効果もあると言われています。しかし、ただ食べているだけでは、あまりダイエット効果は期待できないと言われています。ダイエット効果を期待してししとうを食べる場合は、必ず適度な有酸素運動も並行して行うようにしてくださいね。

ししとうの栄養素②βカロテン

ししとうには、体内でビタミンAに変化する、βカロテンが含まれています。βカロテンと言うと、赤橙色の色素成分としても有名なため、にんじんに多く含まれていることが有名ですが、ししとうにも含まれているとは驚きですよね。


βカロテンの効果・効能

βカロテンには、次のような効果、効能があります。 ・抗酸化作用 ・老化防止 ・美肌効果 ・免疫力の向上 また、βカロテンは非喫煙者に限り、がん抑制効果があるとも言われています。がん抑制効果については、まだ研究途上で、研究機関によって異なる結果が出るなどはっきりとしたことはわかっていません。ただ、身近な食材でがんを抑制できるとなると、とても嬉しいですよね。今後の研究に期待したいものです。

ししとうの栄養素③ビタミンK

ししとうには、ビタミンKも含まれています。ビタミンKは脂溶性ビタミンで、血液や骨にとって欠かせない栄養成分です。

ビタミンKの効果・効能

ビタミンKには、次のような効果、効能があります。 ・血液凝固の促進 ・骨の形成の促進 ・動脈の石灰化予防 ビタミンKは骨を強くすることから、骨粗しょう症の治療薬としても用いられています。成長期のお子様から高齢者まで、ぜひ摂取したい栄養素の1つです。

ししとうの栄養素④ビタミンC

ししとうは、ビタミンCのも含まれています。ビタミンCは水溶性ビタミンで、レモンなどの柑橘系の果物に多く含まれていることが知られていますよね。しかし、ししとうにもビタミンCは多く含まており、美容を気におすすめの食材なのです。

ビタミンCの効果・効能

ビタミンCには、以下のような効果、効能があります。 ・コラーゲンの生成 ・メラニン色素の分解 ・免疫力の向上 ・疲労回復 ・精神的、物理的ストレスへの抵抗力向上 ・抗酸化作用 ・動脈硬化や心疾患の予防 野菜や果物に含まれるビタミンCは、過剰摂取による害がないため、摂りすぎるということがありません。もし摂りすぎても、体内で使用されなかった分は尿から排出されるため、安心してたくさん摂ることができますよ。

ししとうの栄養素⑤ビタミンB6

ししとうには、体にとって欠かせない栄養素であるビタミンB6が含まれています。ビタミンB6は水溶性ビタミンで、腸内細菌により体内でも作られますが、薬の服用などで体内での生成量が低下することもあるため、食品による摂取も推奨されています。

ビタミンB6の効果・効能


ビタミンB6には、以下のような効果、効能があります。 ・エネルギーの生成 ・筋肉、血液の生成 ・月経前症候群の改善 ビタミンB6がエネルギーや筋肉、血液を生成するには、たんぱく質が欠かせません。逆を言えば、たんぱく質をたくさん摂っていても、ビタミンB6が不足すると、エネルギーや筋肉、血液の生成ができません。ししとうを食べる際は、ぜひ良質なたんぱく質と一緒に食べるようにしましょう。

ししとうの栄養素⑥カリウム

ししとうには、カリウムも含まれています。カリウムは、近年徐々にその効果、効能が解明され、注目される栄養素となってきました。

カリウムの効果・効能

カリウムには、以下のような効果、効能があります。 ・細胞を正常に保つ ・血圧の低下 ・体内の恒常性の維持 ・脳卒中の予防 ・骨密度の増加 ・生活習慣病の予防 カリウムは、1日3食きちんと食べている場合、不足することはありません。ただし、食生活が乱れている人や、野菜や果物をあまり食べない人は、不足していることもあります。生活習慣病にとても役に立つ栄養素なので、ぜひ積極的に摂取してみてくださいね。

ししとうの栄養価を損なわない調理法

ししとうが、栄養価の高い食材であることはわかりましたが、これらの栄養成分を損なわず、調理するにはコツが必要です。そこで、ししとうの栄養成分を損なわないための調理のコツをまとめました。期待する効果に合わせて、熱や油を使用する際のメリット・デメリットを考慮して調理法を選ぶのもおすすめですよ。

加熱時間は短くする

ししとうに含まれる栄養素は、熱により失われるものも多いです。そのため、できるだけ加熱時間が短くしましょう。ししとうは、さっと焼いてから塩をかけるだけでも、お酒のおつまみにぴったりな焼きししとうが完成します。お好みの塩加減で、ぜひししとう本来の味を堪能してみてくださいね。

油を利用した調理をする

ししとうの栄養素の中には、油を利用することで栄養の吸収率が高まるものもあります。そのため、炒めものや天ぷらにして食べるのもおすすめです。ただ、熱に弱い栄養素もあるので、調理時間を加減するとよいでしょう。

生で食べる

ししとうは、生で食べることもできます。焼肉などで、生で出てきて、コチュジャンやみそなどをつけて食べることもありますよね。生で食べると、ビタミンCなど熱に弱い栄養素をしっかり摂取できるのでおすすめです。ただ、まれに辛いししとうも混ざっていることがあります。生で食べると口の中が大変な事になるので、生で食べる際は、慎重に選ぶようにしましょう。


おいしいししとうの選び方

栄養価が高いししとうではありますが、せっかくならよりおいしいししとうを選びたいですよね。そこで、美味しいししとうの選び方や、辛いししとうの見分け方をご紹介します。

おいしいししとうの選ぶ際のチェックポイント

おいしいししとうを選ぶには、以下の点を確認するとよいです。 ・緑が濃く鮮やかなもの ・細く小さ目のもの ・つやがあるもの ・香りが良いもの 大きく成長しているものは、硬くなっていたり、味や風味が落ちてしまっていることも多いので、避けた方が無難です。

辛いししとうの見分けるチェックポイント

ししとうを栽培していると、辛いししとうが10%程度の割合で成ると言われています。辛いししとうの見分け方には、以下のようなものがあります。 ・光沢がないもの ・皺が少ないもの ・縮れ気味のもの 流通しているししとうは、出荷前にししとう農家の方が辛いししとうを選別し、辛くないもののみ出荷しているため、辛いししとうに出会う確率はかなり低いです。ただ、家庭菜園などで育てている場合は、見極めが非常に難しくなります。ししとうは一口で頬張らず、少しずつ食べて行った方が良いかもしれませんね。

ししとうの健康・美容効果まとめ

ししとうには、まとめると、以下のような健康効果、美容効果があることがわかっています。 ・ダイエット効果 ・美肌効果 ・生活習慣病予防 ・骨粗しょう症予防 ・老化防止 ・免疫力の向上 ・疲労回復 ししとうは小さい体ながら、たくさんの栄養素を含んでいるので、老若男女問わず、普段から摂取したい食べ物です。ししとうを美味しく、上手に調理して、健康的で美しい体を手に入れてくださいね。