パイプカッターとは
パイプカッターはパイプを切るもの
パイプカッターというものは、簡易的な作業をして、パイプをよく切る事のできる仕組みのことです。ただし、金属系パイプを切るのには、労力はかかります。もともと切れにくいパイプをカッティングするものですから、その用具を使って切る場合も、筋力を必要としますし、あえて、金属系のパイプは素人が扱うと難しい場合があります。
のこぎりでは切る事の出来ない金属製パイプ
のこぎりでパイプを切る事はできません。金属製のパイプをカッティングする際に、金属対応ののこぎりを使用したとしても、もし切るとしたら至難の業です。なので、パイプカッターをまずパイプに挟み込んで、回転して切る使い方のパイプカッターは重宝します。また、回転刃がついていますので、安全には気を付けてください。
100均にあるパイプカッター
100均にあるパイプカッターも負けてない
100均にあるパイプカッターは、実は100円ではありません。100円以上の代物ですが、通常の利用なら問題なくできるはずです。プロ仕様・業者使用の特級ものという訳ではありませんが、初心者の方でも使用はしやすいでしょう。ただし、カッティング技術と言う使い方があり、やはり工具のひとつですので、ちゃんとしたマニュアル読解は必要です。100均のパイプカッターを選ぶ際は、基本マニュアルを覚えてください。
ただし100均にあるものでは対応できないパイプもある
100均に置いてあるパイプカッターは経済面ではおすすめですが、そのパイプの形状からして、合わないケースがあります。これは、パイプの直系の意味なのですが、あえて汎用型パイプでない直系の太いものであれば、パイプカッターを挟み込むことができずに、切断できないことがあります。切るべきパイプの直径を調べておくのも、パイプカッターの使い方のひとつです。
正しいパイプカッターの使い方
パイプカッターの使い方の手順
パイプカッターでパイプを切るには、まずパイプの長さを測って、そこにマジックなどで切る線を入れます。そして、その線に合わせ、パイプカッターの回転刃を固定します。両手を使ってパイプとパイプカッターを固定したら、パイプカッターのねじ部を押し込み、圧力を加えます。それから、パイプカッターをパイプを取り巻くように回転させて切ります。簡単にカッティングするには正しい手順が必要になります。
安全に気を付ける
パイプカットは簡単そうに見える使い方ですが、気を付けないとパイプカッターの回転刃に手が当たる事があります。やはり金属を切る事の出来る回転刃なので、触れないように気を付けてください。そして、パイプを取り巻きながらパイプカッターを回していきますが、パイプの全長が長い場合では、周辺にパイプの先が当たらないように気を付けてください。
パイプカットを簡単に
圧力を次第に加えていく
パイプカットを簡単にしていく方法は、最初は軽く回転刃に圧力を加え、次第にねじ部で圧力を加えていくやり方です。最初から力と圧力を加えてしまうと、ずれるおそれがあります。これは、工具を使う作業にはよくあるやり方で、仮切りといわれる方法になります。パイプカッターの圧着力も、仮留めという状態から、次第に高め、本切りに入ってください。
パイプカッターへの力の加え方のコツ
パイプカッターへの圧力はねじ部を回転させて、回転刃をパイプに充てる訳ですが、おすすめな方法は軍手を使用することです。金属系パイプの場合は、何回パイプカッターを回し続けても切れない場合があるので、ハンドル部分に手のひらが疲弊することがあります。軍手を是非ともおすすめです。そうすれば、高い圧力がさらにパイプカットへの作業を簡単にします。
パイプカッターのコツ
最初は溝状に型を付ける
パイプカッターで上手くカッティングするのに、最初は仮切りの状態を維持します。何周かハンドル部分をパイプに対して回転させて、切る目論見をパイプに覚えさせるのです。一度切断の仮切りが付いた状態では、本切りの圧力が加わっても回転刃がずれるおそれがありません。これは、パイプカットの切断面をきれいにするための方法です。
最後はパイプがカランと落ちる
100均のものでも、対応はできるパイプカットですが、やはりプロ仕様とまではいかないかもしれません。なので、パイプを切断する時のハンドル部分の回しに時間がかかる事は考えられます。結構力の要る作業になります。そして、パイプを切り終わる時は、手で保持しているパイプの先の切断される側のパイプが床にカランと落ちます。その際の安全確認も必要になります。
カッティングできるパイプの種類
金属系でないパイプも切断可能
金属系ではないパイプとしておすすめなのが塩ビパイプになります。これはプラスティック素材ですので簡単にパイプカッターで切断できます。もともとパイプカッターは金属パイプ用としてのものと、塩ビパイプ専用のパイプカッターがあります。塩ビパイプ専用は塩ビパイプだけを切断し、金属用パイプカッターは塩ビパイプのカッティングもできる訳です。
円柱状のパイプでないと使用不可
パイプをのこぎりで切るより簡単に使えるパイプカッターの使い方とその方法になりますが、円柱状でないものはパイプカッターは対応していませんので、不可能です。たとえば、金属の角材などは、まったく使用不可です。また、切断の金属パイプの種類ですが、アルミ製は金属が柔らかくよく切れます。その他の合金金属は硬いので、カッティングに難を要します。
真っすぐパイプをカットする為に
最初にパイプカッターの回転刃で見当をつける
パイプカットをまっすぐにするための方法ですが、コツがあります。仮切りと本切りの説明をしましたが、その仮切りの前の段階で、回転刃をパイプに圧着する技術も必要なのです。この時のパイプカッターの使い方は、パイプカッターのハンドル部分をパイプの前後にずらしながら、最初の起点を付ける事です。その上で、一周から三周ぐらいかけて仮切り線を付けていきます。
切断の長さをあらかじめ目論んでおく
パイプカットをまっすぐにするときれいな切断面ができますのでおすすめです。また、パイプカットには、切断のためのあそびを設けておくことは肝要です。まっすぐに切る事ができれば、問題はないのですが、パイプの切断が斜めに入ってしまった場合、施工のあとのキズが入った状態になりますので、斜め切りの際のあそびを用意しておくことがよりプロに近い仕事です。
パイプカッターのおすすめ
パイプカッターのおすすめはやはりプロ仕様
100均においてあるパイプカッターでも問題なく使えるというものですが、やはりプロ仕様となるとそれなりのものになります。特に日本製のパイプカッターは優れもので、回転刃の摩耗に関しても、やはり国産であれば耐久力が違います。なので、長くパイプカッターを使用する方法は、高くても高性能のパイプカッターと言う工具を持っておくかたちです。
切断面をキレイに、労力を少なく
パイプカッターの工具としての優れものは、回転刃の優秀さも然りですが、ねじ部で圧着する際のずれが防止できる点も見逃せません。これは、圧力を加えた際のずれ防止と言う点で、切断面が一筋できれいに切断することが可能になります。そして、圧力部分と回転刃の優秀さから、すくないハンドルの回し方で労力を少な目でカッティングが可能です。おすすめです。
安全基準でみるパイプカッター
パイプカッターの安全
パイプカッターの安全として、まず回転刃の切れ味を確認してください。古いパイプカッターの回転刃では摩耗が激しく、その分だけハンドル性能にへたれが出ています。まっすぐの切断もしにくいですし、ハンドルを回す際の手首への影響が懸念されます。軍手をしていても、切りにくい際は、パイプカッターが老朽化しているおそれがあります。
パイプカットのコツとしての安全基準
パイプカットの際の安全としてのコツですが、やはりパイプが長い際のパイプカット時に周囲の物や人にパイプの先が当たってしまう事は防がなくてはなりません。金属製のパイプであれば、重量もありますが切断面が荒いケースですと、切開をして皮膚を損傷する場合があります。周囲に人がいないか確認したうえでパイプカットを行ってください。
パイプカッターのまとめ
パイプカッターという便利なもの
専用工具というのは、便利なものですが、あえてコツを掴むともっと作業が楽になります。初心者の場合はやはりそのコツを掴むのに最初は労の要ることです。パイプカッターは、のこぎりで切る際の不便さを緩和するためにあるもので、切断用の回転刃もある程度安全に作られています。その触れてはいけない部分や、力の入れ具合と言う点で、習熟が必要です。
本来は専門家の仕様
パイプカッターは一般用に販売されている物は、ハンドル部分が短いですが、プロ仕様の場合ですと、ハンドルのロングサイズとなり、いわゆるてこの原理が応用できるものになります。価格も張るものになりますが、もし作業量の多いところでの使用は、産業用のパイプカッターを使用してください。従業員のコツの段階はありますが、いい備品を備える事も、従業員への愛情と安全基準です。