ソニー シンセサイザーラジオ SRF-T355
東芝 ラジオ TY-SPR8
TOSHIBA ポケットラジオ TY-APR4-K
SONY ポケッタブルラジオ SRF-S86
ポケットラジオを携帯しよう
登山に関心のある方におすすめしたいアイテムがあります。ポケットラジオです。「なんだかオジさんっぽくないですか?」「ラジオなんて全然聞かない」「荷物が重たくなるのはちょっと…」などなど、ポケットラジオのことなんて興味ない、と瞬間的に思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。でも、待ってください!
ラジオは今、若い人の間でも人気急上昇の、旬なメディアなのをご存知でしたか。それに普段もラジオを携帯していると、なかなか便利で楽しいものなんですよ。
昨今の商品は、コンパクトでも高性能・高感度で、山でもストレスなく聴けるものがたくさんあります。山で使うことを考えて、お店で比較しながらラジオを選ぶのも、なかなか楽しいものです。ぜひ、ポケットラジオ選びの比較の参考になればうれしいです。
ポケットラジオが登山におすすめの理由
ポケットラジオを、登山に関心のある方におすすめしたい理由は、いくつかあります。例えば「情報を得るのに不可欠」「危険防止に役立つ」「寂しい時間のお供」といったことです。昔から、登山とラジオは相性がよく、多くの人が山に持って行っています。
ポケットラジオは「情報を得るのに不可欠」
「情報を得るのに不可欠」は、言わずもがなですね。地震などの災害時、停電などになると、テレビやパソコンは当てにできません。停電時には、小さな電池で長時間動いてくれるラジオが、情報収集のためには不可欠なアイテムと言えるでしょう。
防災グッズにも、必ずと言っていいほど入っているポケットラジオ、登山の時にも強い味方になってくれますから、ぜひ携帯したいものです。本格的な登山を考えているなら、必須アイテムです。
ポケットラジオなら最新の天気がわかる
登山している時には、最新の天気情報を把握していることが重要になってきます。天気がよい時には穏やかな表情を見せている山でも、天気が荒れてくると一転、牙をむいて登山者に襲いかかってくることもありえます。標高が低くても、甘く見ていていると、痛い目を見ることだってあるかもしれません。
天気などの最新情報を把握していなかったばかりに…そんなことにならないようにしたいものですよね。登山に出掛ける時には、ぜひポケットラジオを携帯しましょう!
ポケットラジオは「危険防止に役立つ」
ポケットラジオは「危険防止に役立つ」ものです。先にもご紹介したとおり、最新の情報を得るということも、もちろん危険防止に役立ちますが、ラジオの音を熊よけの鈴代わりに鳴らしながら山を登る、という危険防止としての使い方もできます。
最近、住む場所や食料に困った野生動物が山を降りて、ふもとの街へ出没することが増えています。実際、東京近郊の登山道などでも、熊の出没が起こっているのです。「登山者が多いから」「初心者向けのコースだから」なんて油断は禁物です。
ラジオを携帯して、熊に自分の存在を知らせて近づかないようにし、ラジオも楽しむ。危険防止にも役立ち、まさに一石二鳥です。ただ、山のマナーとして周りの人に迷惑をかけないように、くれぐれもご注意ください。ラジオの音は、鈴の音と比較すると、山で聴くと気に障るという方がいらっしゃるかもしれません。音量には気をつけましょう。
ポケットラジオは「寂しい時間のお供」
「寂しい時間のお供」、これは、純粋に娯楽としてラジオを楽しむ、ということです。私たちの毎日の生活の中で、無音で過ごしたいと思っても、とても難しいものですよね。
しかし、自然の中でなら、人間の作り出す雑音から遠ざかることが可能です。「雑音から遠ざかって過ごしたい」という目的で、登山に向かう方もいらっしゃると思います。でも無音の状態の中に長時間身を置いていると、けっこう寂しい気持ちになるものなんですよね。
また、無音の状態は、恐怖心を引き起こすこともあります。人気のない登山道をひとりで歩いている時、山中泊時など「寂しい」「ちょっと怖い」と感じた時には、ラジオを点けてみるのもおすすめです。
「普段はラジオなんて聴かない」という人も、登山中にラジオを聴いて、そのよさに目覚めることもあるかもしれませんよ。 ポケットラジオを、登山に関心のある方におすすめしたい理由、納得していただけたでしょうか。
ポケットラジオ選びのポイント
では、山ではどのようなポケットラジオを携帯すべきでしょうか。いざ、ポケットラジオを買おうと電気屋さんの売り場に行くと、数百円のものから一万円越えのものまで、まさにピンからキリまであります。
どれも同じでしょ、と、安いものに手が伸びてしまいそうですが、待ってください!機能をしっかり比較してみましょう。値段の高いものには、高性能・高感度・超小型といった、それなりの理由があるものです。
もちろん、お手頃なものの中にも、登山に便利な機能が付いているお得感のあるものもあります。「価格重視」「高性能でなくても高感度ならよい」などなど、ポケットラジオに求めるものは人それぞれ。まずは、自分はどのような機能が付いたものを求めているのか、比較する際の指針を決めてから売り場に行くと、スムーズに選べるでしょう。
ポケットラジオおすすめの機能
「小さくてかさばらない。とにかくコンパクト」「軽い」「使う電池のサイズが小さい、つまり、替えの電池がかさばらない」「操作が簡単」 。登山向けのポケットラジオに付いているとうれしい機能です。
登山の時は、とにかく荷物は少しでも軽いほうがいいですね。山用のポケットラジオを選ぶ時には、まず、サイズと、電池込みの重さを確認しましょう。
また、ワンタッチ選局、などの高性能なものや、電波が弱くてもしっかり受信して、よく聴こえる高感度なものは、山でもストレスなく使えます。比較して同じような機能や値段のものなら、軽さで選ぶのも一つの手かもしれません。
ポケットラジオおすすめ4選
人気のあるものを中心に、おすすめのポケットラジオを4点紹介します。比較材料として、購入の参考にしてみてくださいね。
SONY FMステレオ/AM PLLシンセサイザーラジオ ワイドFM対応 SRF-T355 C
ソニー シンセサイザーラジオ SRF-T355
こちらのポケットラジオは、高機能でありながら軽くてコンパクト、超小型で荷物になりません!そして、コンパクトなのに高性能。登山用として人気の高い商品です。
こちらの商品の前身となった旧モデルは、商品名に「山ラジオ」という文言が入っていたほど、山での使用を念頭に置いて作られていました。だから高感度です。その流れを汲んでいるものなので、人気があるのもうなずけます。
重さは電池を入れても88gと、かなり軽いです。それに、超小型の名刺サイズ、薄さも約1.7センチと、ポケットにもかさばらず楽々入ります。
日本語表示の大きな液晶画面で操作するので、暗がりでも操作しやすいのも、アウトドアには嬉しいですね。
10個の一発選局ボタンが付いていて、自分のいる都道府県を設定すると、選曲するのにダイヤルを回すことなく、ボタンを押すだけでOKになります。
これなら、歩きながらでも操作できますね。電源の切り忘れを防ぐ「オートオフ機能」や、「めざましタイマー機能」も付いているから、山中泊の時も心強いです。ワイドFMも聴けるので、非常用と兼用にひとつ持っておくとよいと思います。
電池は、単4を2本使用。あいにく手回し充電はできないのですが、別売の専用充電キットがあります。普段使いと兼用で、という方は、電池交換の手間がなくて楽かもしれません。
東芝 ワイドFM/AMポケットラジオ TY-SPR8
東芝 ラジオ TY-SPR8
こちらの商品も、使用する電池は単4電池2本です。そして超小型・コンパクトなのに高性能な商品となります。電池で動くだけでなく、バッテリー式なので非常時にピッタリ。
日本語表記の光る大型液晶画面、記憶できる「地域設定」、「お好み選局」機能、また「目覚まし機能」も付いています。LED式のスポットライトを搭載しているので、万が一の時も安心して利用可能です。
以上2つのポケットラジオは、性能が高い分、ポケットラジオとしては、なかなかいいお値段と感じてしまう方も多いかもしれません。そこで、次は、手軽に買える、もう少しお手頃価格のポケットラジオをご紹介します。
東芝 ポケットラジオ TY-APR4 K
TOSHIBA ポケットラジオ TY-APR4-K
通販サイトでも、ロングセラーとされる売れ筋商品。大変人気です。人気の秘密は、お手頃でありながら、欲しい機能がしっかり付いているところ。コンパクトで、操作が簡単にできるのが大きな魅力です。
電源には、単4電池を2本使用します。重さは電池を含まない状態で約63g、電池を入れると約87g。軽いです。サイズも、幅5.8×高さ9.5×奥行1.8cmと、ポケットに入れられる超小型コンパクトサイズとなっています。
また、「ワイドFM」に対応しているので、災害時にも安心です。液晶画面の付いていないアナログチューニングだから、使い方もデザインもシンプルで好感が持てます。
「機械の操作方法を覚えるのが苦手」という方でも、絶対に迷うことなく、すぐに使い始めることができる、使いやすくお手頃なラジオ、「複雑な機能は不要」という方には絶対おすすめです。
SONY FMステレオ/AMポケッタブルラジオ SRF-S86
SONY ポケッタブルラジオ SRF-S86
最後は、今までご紹介した3つよりも、さらに小さい超小型サイズのポケットラジオです。サイズは、約4×8×2cmというライターサイズ!まさに超小型です。
また、単4電池1本で使えます。電池を入れた状態で約61.2gと、とにかく軽いです。ポケットにも楽々入ります。裏面にポケットに付けられるように、クリップが付いているのも、心配りがきめ細やかで嬉しいところです。アナログチューニングですが、こんなに小型なのに、ステレオ出力・FMワイド放送にも対応した高機能ラジオとなっています。
カラーは、シルバーの他にブルーもあり、どちらもオシャレです。ただし、このラジオはスピーカーのないイヤホンで聴くタイプとなっているため、熊よけに使うことができないのが残念。ひとりでハイキングコースを歩く時など、寂しくなった時のために持っていくには、おすすめのラジオです。
まとめ
ここまで、登山におすすめのポケットラジオを4点ご紹介してきました。人気があるものを中心にご紹介しましたが、日々新商品が発売されますから、ぜひ電気屋さんに行って、ご自分の目で探してみてくださいね。コンパクトながら高性能、そして高感度なラジオを持っていけば、きっと山での心強い相棒となってくれるはずです。