ジェットスキー(水上バイク)とは
ジェットスキー
本来ジェットスキーは、オートバイで有名な川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニーが製造してい水上オートバイのブランドです。最近では、川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニーのブランド名というよりは水上オートバイ全般の名称として使われることも多くなっています。 水上バイクのブランドには、この他にもYAMAHAが製造発売している「マリンジェット」があります。こちらも水上バイクの普通名称として使われることの多いブランドです。
水上バイクとは
ジェットスキーやマリンジェットなどの水上オートバイは、船舶の一種になります。高圧の水流を後方へ排出することでその推進力を利用し水面を移動するのが特徴です。 スクリューで動く船舶に比べ少し劣りますが、高速での航行に適したシステムです。日本においては、特殊小型船舶として扱われています。
ジェットスキー(水上バイク)の特徴
停泊場所を選ばない
船舶とはいえ、船体がこじんまりとしているので停泊場所を選ばないので便利。端に寄せておけば、船舶の航行の邪魔にもなりにくいので比較的停泊場所に悩む心配がありません。
リーズナブルにマリンスポーツが楽しめる
ジェットスキー(水上バイク)は、船舶のように燃料費が高くつくこともありません。船体価格もボートなどの小型船舶を購入するよりもはるかに安く購入できるのが魅力です。保険や税金など維持費も船舶ほどかからないから安心。 船舶のよう充分な停泊場所を確保する心配もなく、収納場所も小規模でみ維持費も比較的安価なのが水上オートバイの魅力です。
小回りが利き便利
通常の小型船舶に比べ、ジェットスキー(水上バイク)はスピンターンなどの小回りがきき動きやすいのが特徴です。水上でハンドルと身体の体重移動をうまく利用すれば、小さい半径で展開することができます。テクニックが上達すれば、大海原を縦横無尽に走り回ることができますね。
ジェットスキー(水上バイク)の操縦に必要な免許
特殊小型船舶操縦士免許が必要
ジェットスキー(水上バイク)は、船舶の1種なので操縦するためには特殊小型船舶操縦士免許が必要です。また、1級や2級などの小型船舶操縦士免許を持っていてもジェットスキー(水上バイク)を操縦することができないので気をつけておきましょう。 この特殊小型船舶操縦士免許は、独学でも取得できます。ただし、実技面で難しいため登録小型船舶教習所で講習を受け修了試験に合格するか免許スクールの講習を受講して国家試験を受験するのがおすすめです。
ジェットスキー(水上バイク)の免許取得方法
登録小型船舶教習所で免許を取得する
特殊小型船舶操縦士免許は、登録小型船舶教習所の講習を受講し修了試験に合格すれば国家試験が免除されます。登録小型船舶教習所では、学科だけでなく実技の講習もおこなわれるのでジェットスキー(水上バイク)が初めての人でも安心です。 登録小型船舶教習所では、学科及び実技講習の決められた課程をすべて終了し修了試験に合格するだけで特殊小型船舶操縦士免許を取得することができます。登録小型船舶教習所では、学科講習が6時間以上で実技講習は1.5時間以上となっています。
免許スクールを上手に利用して免許を取得する
免許スクールでは、特殊小型船舶操縦士免許を取得するために必要な学科試験内容と実技試験対策をおこなってもらえます。それぞれのスクールによって独自の講習が行われ、講習日程や料金なども様々にっ設定されているのが特徴です。 特殊小型船舶操縦士免許を取得しようとする人の中には、学科試験は独学で学習し実技試験対策だけを免許スクールでおこなうという人もいるようです。免許スクールでの学習時間は、学科講習が半日と実技講習を半日とするところが多いようです。
ジェットスキー(水上バイク)免許の試験について
受験資格
受験時の年齢は、15歳と9カ月以上なら受験可能です。ただし、免許の発行は、満16歳以降となります。
受験に必要な書類
◆住民票(本籍の記載されているもの) ◆証明写真2枚(6か月以内に撮影してもの) ◆小型船舶操縦士国家試験申請書および同意書 ◆受験料分の郵便為替 ◆受験票返信用の切手 受験に必要は書類は、JMRA(小型船舶操縦士試験機関)窓口宛に貰いに行くか郵送してもらいます。各試験地の試験日程や場所を確認し申込みをおこないましょう。ボートスクールなどに通っている場合は、通っているボートスクールが申し込みを代行してくれることが多いです。
身体検査
◆視力:両眼とも0.6以上必要(矯正視力でも可能) ◆弁色力:夜間でも船舶の灯火の識別が可能であること ◆聴力:5m離れた距離でも話声が聞き取れることが必要(補聴器の利用可) ◆その他:疾病や身体の障害があっても軽傷であり業務に支障をきたさないことが必要 ※上記の身体検査の合格基準に満たない場合、学科試験・実技試験を受けることができないことがあります。
学科試験内容
◆小型船舶操縦者の心得及び遵守事項(配点120点 問題数12問) ◆交通の方法(配点100点 問題数10問) ◆運航(配点180点 問題数18問) 各単元それぞれ50%以上をクリアしないと合格基準に達成できません。また、トータルで40問中26問の正答率が合格基準となります。
実技試験内容
実技試験では、3人乗りシッティングタイプの水上オートバイを使用して試験がおこなわれるようです。受験者1人に対して試験官が1人同乗し実技試験が行われます。試験時間は、だいたい15分程度です。 科目別の配転などは次の通りです。 ◆小型船舶の取り扱い(配点80点) ◆操縦(220点) 合格基準は、300点満点の70%以上になります。
受験申請場所
特殊小型船舶操縦士試験の受験申込みは、全国のJMRA(小型船舶操縦士試験機関)窓口への申請が必要です。JMRAの窓口は、北海道・東北・信越・関東・中部・近畿・四国・九州・沖縄などにあります。窓口が近くにない場合は、郵送での受付もしてもえるので安心です。
受験料金
◆身体検査料金:3,450円 ◆学科試験料金:2,900円 ◆実技試験料金:16,400円 ※ただし、受験申請前に病院などで検査を受け「身体検査証明書」を提出した場合の身体検査料金は、1,600円になります。また、学科試験が一部免除される場合でも学科試験料金は変わりません。
ジェットスキー(水上バイク)のおすすめスクール
ヤマハボート免許教室
関東や関西地区で特殊小型船舶操縦士免許を取るなら「ヤマハボート免許教室」がおすすめです。全国の多くの場所に教室を持つヤマハボート教室は、信頼と実績のある教室だから安心できます。ただし、特殊小型船舶操縦士免許が取得できる教室は決まっているので、申し込みの際には必ず確認しておきましょう。 ヤマハボート免許教室では、ヤマハの水上オートバイブランドであるマリンジェットを使った実技講習を受けることができます。
いちまりん
沖縄旅行のついでにジェットスキー(水上バイク)免許取るなら「いちまりん」がおすすめです。マリンスポーツ最適の場所ともいえる美しい沖縄の海が実技講習の舞台。教習料金も比較的低価格で利用しやすいスクールです。 講習期間は、たったの1.5日。そのうえ、国家試験が免除になるからうれしいですね。免許証は、自宅へ郵送してもらえるので安心です。
特殊小型船舶操縦士免許の更新について
免許の有効期間
特殊小型船舶操縦士免許は、更新が必要です。免許の有効期間は5年になります。そのため、5年の有効期間が切れる前に更新のための講習を受ける必要があります。更新するのを忘れていると、免許が失効してしまうので気をつけておきましょう。更新の手続きは、免許の期限が切れる1年前から行うことが可能です。
免許更新の手続き
更新講習実施機関へ講習受講の申し込みをおこなう ↓ 更新講習を受講(身体検査を含め講習時間は約1時間半程度) ↓ 修了証明書をもらい更新申請をおこなう ↓ 申請手続きが完了すれば新しい免許証が交付されます
免許申請に必要な書類
◆操縦免許証更新申請書 ◆身体検査証明書 ◆更新講習修了証明書 ◆写真 ◆操縦免許証 ◆納付書(1,350円の収入印紙を貼付) ※本籍や氏名に変更がある場合は、住民票が必要になります。
2018年度最新のジェットスキー(水上バイク)①
ジェットスキー JET-SKI SX-R
水上オートバイの先駆けともいえるカワサキが、満を持して提供するスタンドアップタイプのジェットスキー。強力なパワーとハンドリングの素晴らしさがマリンスポーツファンにはたまらないモデルです。前身モデルである800 SX-Rより2倍のパワーを誇るこのモデルは、強力なパワーを効率的に推進力に活かすことで全回転域でも扱いやすいのが特徴です。
2018年度最新のジェットスキー(水上バイク)②
ジェットスキー JET SKI ULTRA 310LX
パーソナルウォータークラフトのキングともいえるカワサキが誇るジェットスキー310シリーズ。その中でもULTRA 310LXモデルは、業界初となるオーディオシステムを搭載しているのが特徴です。
2018年度最新のジェットスキー(水上バイク)③
マリンジェット MJ-FX Limited SVHO
マリンジェットMJ-FX Limited SVHOは、2018年新たにシリーズに加わったモデルです。パワフルな1.8リットルSVHOエンジンを搭載し、超軽量・高性能ハルとのコラボレーションで走行の快適さはもちろんのこと軽妙な操縦でマリンスポーツを楽しむことができます。
2018年度最新のジェットスキー(水上バイク)④
マリンジェット MJ-SuperJet
旋回性と俊敏性に優れた1人乗り水上オートバイです。コンパクトなボディとデザインのオリジナリティが魅力のマリンジェットMJ-SuperJetは、その圧倒的な走行性能が人気のスタンドアップタイプモデルです。まるで自分の身体の一部のように思いのままに動かせるのが、マリンジェット MJ-SuperJetの魅力だといえるでしょう。
まとめ
さっそうと水面を滑走する水上オートバイの姿は、とてもかっこいいものです。出来れば一度は乗ってみたいと思いますよね。ただし、水上オートバイを操縦するには、それ専用の特殊小型船舶操縦士免許が必要です。 独学でこの免許を取るには、実技試験が難しいといえますが、この免許を取得するためのスクールや教習所などが全国にもあるので利用すると便利です。教室によっては、国家試験を免除してもらえるので初めての人でも気軽に取得することができます。 今年の夏は、特殊小型船舶操縦士免許を取得して水上オートバイでマリンスポーツを満喫してみてはいかがでしょう。いつもと違うマリンスポーツの楽しみを感じることができるかもしれません。