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トマト・ミニトマトを育てるコツ
夏野菜の代表であるトマト。さまざまなお料理にも使えて、カラフルなたたずまいからインスタ映え間違いなし。近頃はフルーツのような甘いタイプも出回っていて、私たちにとって本当に欠かせない食材ですね。
プランターでも手軽に栽培できるので、家庭菜園される方も多いのではないでしょうか。けれども、ちゃんとした育て方って知ってますか?
トマト・ミニトマトを育てる時期
トマトやミニトマトの栽培は、3月中旬頃のポットへの種まきから始まります。5月に植え付けをすれば、7月から秋口頃まで長く収穫ができます。苗を買ってくれば、より簡単。栽培用土の袋口を切って、そこに苗を植えるタイプもあるので、本当に手軽に栽培できます。
トマト・ミニトマトを育てるのに適した環境とは?
トマトの原産地は、南米アンデス高原。そのためトマトやミニトマトは、乾燥していて日がよく照る、昼夜の気温差がある環境が好きです。そのため、甘いトマトを作るには、水分をコントロールすることが大事と言われます。
排水をよくしたり、雨よけするなどの対策をしましょう。また日光が不足するとひょろひょろに育ってしまい、花が少なくなるそう。日当たりのいい場所で育ててあげましょう。
育てやすいトマト・ミニトマトの種類
ミニトマトではおなじみの品種「千果(ちか)」や「ミニトマトキャロルパッション」「ピンキー」などは丈夫で育てやすい品種。大・中玉トマトは、ミニトマトに比べると果実が割れやすかったり、ややハードルが高いようです。その中で「カゴメ手間のいらないトマト苗」は、中玉トマトとは思えないお手軽さでおすすめです。
トマト・ミニトマトがかかる病気を知ろう
トマト栽培の基本を押さえたところで、いざ栽培開始!でも赤い実がなるまでには、いろいろな問題が起こることがあります。それが、さまざまな病気や害虫問題。トマトはナス科の野菜の中でも、病気の種類が一番多い植物です。
その症状は、葉や茎、花、実、根など、さまざまな箇所に現れます。ほかの苗にうつってしまうこともあるので、毎日よく観察してあげて下さい。ここからは、トマト・ミニトマトによくみられる病気と観察ポイント、そして予防・対策の方法をみていきましょう。主なものを、画像で見ながらお伝えしていきます。
トマト・ミニトマトの病気①青枯病
青枯病は、さまざまな種類の野菜がかかる、ちょっと面倒な病気のひとつです。青枯病かどうかを判断するには、茎を一部切って水につけ、太陽にかざします。そうすると、切り口から筋状に乳白色の細菌が流れ出てきます。
これが確認できれば、青枯病と考えていいでしょう。青枯病が発生しやすい野菜は、トマト・ミニトマトの他に、ナスやピーマン、シシトウなどがあります。
青枯病の症状
青枯病は、上部の葉から萎れはじめ、写真のように、昼間に萎れ、夜や曇天時に回復するというサイクルを数日間繰り返します。そして、徐々に株全体に広がっていくのです。青枯病は、短期間に症状が悪化します。青枯病は、症状が株全体に広がると、手の施しようがありません。
青枯病が発生しやすい時期や原因
メインの発生時期は、6~10月です。夏の高温期で雨が続くなど、多湿の条件では発生しやすくなります。ナス科の野菜を連作すると発生しやすくなるので、避けるようにしましょう。青枯病は、多くの植物が感染する病気なので、どこの土中にも細菌はいます。
問題は、連作の繰り返しによって土の状態が悪化すると、微生物が減り、細菌の繁殖を助長してしまうということです。土が20℃以上の高温になり、水が多くなり過ぎると、病気は多発します。
青枯病の予防対策
青枯病の予防対策としては、・水はけをよくする。プランターなら底に石を引くなどすること・ナス科野菜の連作はさける・土の温度が上がり過ぎないように、敷き藁などで工夫する・作業道具は、使用後に洗って天日干しをする、また収穫に使うはさみなどは、使うたびに消毒するなどがあります。
青枯病の治療方法や薬
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青枯病が発生し蔓延してしまったら、株ごと抜いて、畑の外で処分して下さい。葉の上部が萎れはじめた段階で、病気を発見できれば、薬剤を使用する方法を取ることもできます。
薬剤は容量用法を守れば、初期段階や収穫前であれば、食べてもほとんど影響はないそうです。写真のバリダシン液剤と言う薬は、治療だけでなく、植え付け前にまくことで、予防効果も期待できます。
トマト・ミニトマトの病気②疫病
トマト疫病 pic.twitter.com/zRb0cW68n9
— :tomato:橘あまりりす:tomato: (@klu_sophi) December 20, 2014
疫病は、さまざまな野菜に発生してしまう「カビ」による病気です。疫病が発生しやすい野菜は、トマト・ミニトマトが特に多く、その他きゅうりやスイカ、パセリやジャガイモなど多くの野菜で発生します。
疫病の症状
初期段階では、下の葉が水シミのように変色しはじめて、徐々に茎や実に、暗褐色の斑が出てきます。更に進むと、病斑に白く薄くカビが生えます。
疫病が発生しやすい時期や原因
疫病は5~7月、梅雨時期に低温で多湿な状況が続く時や、肥料の窒素分が多すぎると発生しやすく、また水はけが悪いのもよくない環境です。
発生のプロセスは、収穫を終えて土中に残り、株の中で越冬した疫病が、適度な温度・湿度の季節になると発芽し、胞子が生まれる所から始まります。その胞子が水やり時のどろの跳ね返りにより、苗の葉に付着し発症してしまうのです。
疫病の予防対策
疫病の予報対策としては、・疫病にかかった苗は抜き、畑の外で処分すること ・水はけをよくすること ・敷き藁などで水やり時の泥はねを防止 ・連作や輪作は避けること ・過剰な肥料やりは、茎葉が繁殖し過ぎる恐れがあるので避けること、窒素肥料は少なめに ・収穫後、土の中の株は必ず除去すること、などがあります。