弘法山の登山・ハイキングコース情報!
弘法山は標高235Mという高さで決して高くはありませんが、登山をこれから始めようとしている人には、足を馴らすのに適しています。また、紅葉や桜などの季節の移り変わりを楽しむことができる弘法山公園なので、ハイキングコースになっており、多くの方が訪れるエリアとなっています。
弘法山公園とは?
弘法山公園とは、弘法山、浅間山(196M)、権現山(243.5M)の近隣の3つの山を含む一帯の地域のことを言います。この弘法山公園には、約2000本の桜が植えており、桜の季節になると満開になり山頂からは、富士山を見れるスポットがあることから多くの観光客だけでなく、写真家の方も訪れているのです。 また、紅葉の時期になると紅葉狩りを楽しむ観光客が訪れます。景色を楽しめる登山は年齢に関係なく幅広い層から支持を集めています。 弘法山の山頂には『乳の水』という井戸があります。昔、お乳の出が悪い母親が弘法山の山頂の井戸の水を汲み飲んだことで、お乳がでるようになったという話があります。それから、乳の出が悪い母親は、弘法山の山頂の井戸の水を汲みにきたそうです。現在はポンプを通じて飲むことができるそうです。
弘法山の由来は?
弘法大師が山頂で修行したことから名づけられたのが始まりだそうです。弘法大師は『空海』として真言宗の開祖ですよね。百人一首にも出てくる奈良県の吉野の山などで修行を重ねてきたという話は聞いたこがあると思いますが、弘法大師(空海)が秦野の弘法山でも修行をされていたとして、日本の歴史を垣間見ることができます。
弘法山登山に行くおすすめの季節は?
家族連れ、カップル、友人同士で賑わう弘法山は、色とりどりの季節を楽しみに訪れる方が多くいます。山頂からは360度の見晴らしがよく遠くの富士山の景色を見ることができるためにわざわざ訪れる人もいるのでう。そこで、おすすめの用途に合わせて訪れるのにおすすめの季節を紹介しますね。 夜はデートスポットとしてもおすすめの夜景も楽しめますよ。
桜を楽しみたい方
3月の下旬から4月の上旬に訪れると山全体がピンク色に染まりキレイな景色に圧巻されます。神奈川県の花名所百選にも選ばれているのです。桜と言えば日本を象徴する花として多くの国にも知られており、多くのファンが存在しています。桜の花びらの寿命は短く、散る姿のいさぎよさから日本の武士道としても象徴されていたのです。
紅葉を楽しみたい方
11月の中旬から12月の上旬に訪れると紅葉狩りを楽しむことができます。山から市内を一望することができ雄大な景色に気分爽快になるでしょう。紅葉が色づくのは、害虫から身を守るための信号の色なのです。多くの人が紅葉を見てキレイだと思っている樹木は、必死に生きようとする姿でもあるので、自然が作り出す工夫はとても感慨深いものがありますよね。
アジサイを楽しみた方
6月の上旬~下旬にアジサイが咲くのを見ることが可能です。秦野も昔は『相模国』であった為、現在アジサイが相模原の市の花となっていますが、秦野の弘法山に植えられてキレイに咲くのを見ようと訪れる人もいるのです。アジサイは花の色を変えることから七変化とも言われ、樹高は約1メートル以上の大きなに成長するので、見応えもあります。
ヤマユリを楽しみたい方
7月下旬~8月上旬に約のを見ることができます。山に自生するので『ヤマユリ』と呼ばれ、ユリの女王と言われている花です。香りは強く直径20㎝ほどの大輪に花が咲き、清楚でありながら堂々たる姿に魅了されるヤマユリのファンも多く訪れています。山に生息しますが、年々減少傾向にあると言われているので、弘法山にわざわざ訪れている人も多そうです。
弘法山ハイキングコース~健脚向け1/2
健康な脚で自信がある方は、最寄りの駅から歩いて行き、弘法山公園の山を縦走することをお勧めします。そこで、健脚向けのオススメのハイキングコースをご紹介します。 ①小田急線秦野駅から公園入口まで歩いて約25分。 ②公園入口から浅間山へ登ります。およそ20分。 ③浅間山から権現山へ登ります。およそ15分弱。 ④権現山から弘法山へ目指します。およそ15分。 ⑤弘法山から吾妻山へ向かいます。途中、善波峠との分岐があります。約1時間歩きます。 ⑥吾妻山から弘法の里湯の温泉まで約15分。(ここで歩いた体を癒すために温泉に入って疲れを取ると最高です) ⑦弘法の里湯温泉から鶴巻温泉駅へ向かいます。大体5分弱で到着します。 歩行距離は約7540M、歩行時間は、約2時間30分 休憩などを入れると更に時間がかかると思ってくださいね。
弘法山ハイキングコース~健脚向け2/2
秦野は山に囲まれた地域の為、温泉が多数あります。何と言ってもゴールとなる最寄りの駅は鶴巻温泉という駅名にもなっているので、弘法山ハイキングコースは温泉を楽しみのひとつになります。 ①小田急線秦野駅から公園入口まで歩いて約25分。 ②クリーンセンター交差点まで約6分。 ③交差点から名水はだの富士見の湯を目指します。約5分。 ④名水はだの富士見の湯から浅間山駐車場まで約20分弱歩きます。 ⑤浅間山駐車場から権現山まで約10分程で到着です。 ⑥権現山から弘法山へ目指します。およそ15分。 ⑦弘法山から吾妻山へ向かいます。途中、善波峠との分岐があります。約1時間歩きます。 ⑧吾妻山から弘法の里湯の温泉まで約15分。(ここで歩いた体を癒すために温泉に入って疲れを取ると最高です) ⑨弘法の里湯温泉から鶴巻温泉駅へ向かいます。大体5分弱で到着します。 歩行距離は約8300M、歩行時間は約2時間半かかります。途中休憩などが加わると更に時間がかかりますよ。
弘法山ハイキングコース~のんびりコース
景色を見たいと思っても、健康な脚でない限り、長時間の歩行は厳しいものがありますよね。縦走などはせずに、弘法山のみ登山を楽しみ桜や紅葉などの景色を堪能することをお勧めします。近隣には駐車場もありますし、小田急線秦野駅からバスで登山入口までの巡回もしてます。 バスの場合、曽屋弘法行きに乗り約10分で「弘法山入口」に到着します。タイムを競うものではないので、のんびりと自然散策をしながら歩くのも良いですね。
弘法山公園は桜と紅葉だけではない!
弘法山公園は桜や紅葉が有名ですが、他にも見どころがあるのでご紹介しますね。弘法山公園には、アジサイやヤマユリなども見ることができます。花はもちろんですが、近隣にも見どころスポットが多く存在しております。 龍法寺というお寺で毎年8月中旬に行われる『瓜生野百八松明』という祭りが室町時代から続いていると言われており、炎を焚き五穀豊穣・悪疫退散を祈願をするための祭りがあります。この炎は大迫力で、わざわざ祭りを見ようと遠方からも訪れてるそうです。 弘法山公園のトイレは、ネイチャー感がたっぷりでかわいいと評判でもあります。
弘法山下山後の楽しみ
ハイキングを楽しんだ後は、何と言っても温泉ですよね。鶴巻温泉とは、新宿から1時間程にある温泉郷でもあり、弘法山を下山したルートにある温泉地帯となります。そんな鶴巻温泉で、日帰りを楽しめるところをご紹介しますね。 ①弘法の里湯(大人1000円、子供500円) ②湯花楽(大人930円、子供470円) ③鶴巻温泉 元湯 陣屋(大人2400円ワンドリンク付き、子ども1200円) ④大和旅館(大人1000円、子ども料金不明) ⑤はだの万葉倶楽部(大人1800円、子ども930円) ⑥秦野天然温泉さざんか(大人700円、子ども400円) 入泉料はさまざまで、駅が近いところはどうしても眺望を楽しむことは難しくなりますが、公共機関での移動の人にとったら、湯冷めしない距離が程よいかもしれません。
ハイキング服装と持ち物
低山なので、普段着で且つ動きやすければ基本は問題ありませんが、当日の天気や前日の天気により地面の状況も変わってきます。また、季節によっても地面への落ち葉の状況で滑りやすい環境になっているケースもあります。何と言っても自然相手ですので、ハイキングに適した服装と食事などの持ちものをご紹介しますね。
服装のポイント【春、夏】
トレッキングシューズは、滑らないので脚をくじいたりする心配もなくおすすめしますが、トレッキングシューズを持っていない方は、ウォーキングシューズや履き慣れた運動靴をおすすめします。 ①インナー(ベースレイヤー) ②ミッドレイヤー ①と②は重ね着にして、歩いて熱くなるようでしたら脱げるようにすると良いでしょう。 ④パンツはロングでもショートでも良いですが、ショートにした場合スパッツを履くようにしてくださいね。
服装のポイント【秋、冬】
トレッキングシューズは、年間通しておすすめしますが、弘法山のような低山でしたら、スニーカーでも十分登ることはできますが、靴の汚れなどを心配するようでしたら、トレッキングシューズなど山専用にしているシューズをおすすめします。 ①ベースレイヤー(インナー) ②ミッドレイヤー ③アウターレイヤー ①~③は重ね着して、熱くなったら脱ぎやすいものを選ぶと良いです。また、脱いだ後にコンパクトにまとめられるものにして、リュックに入れて両手には何も持っていない状態にすることをお勧めします。 ④パンツは、ロングでもショートでも大丈夫ですが、冬などの寒い時期は、動いていない時期は身体が冷えやすくなります。その為、
ハイキングへの持ち物~食べ物編
・弁当(おにぎりなど) ・飲み物(水がおすすめ) ・行動食(グミ、お菓子など) こちらは基本の持ち物です。食事は山頂で楽しむためのもので登山経験者などは、携帯バーナーなどを持って山頂でラーメンを作ったり、鍋を楽しむ人の多くなりました。仲間とワイワイ外で食事をするのは格別のようですね。
ハイキングの持ち物~荷物編
荷物が多くなると、荷物を背負って山道を登るのは大変ですが、持ち物は備えておくことで万が一の時に役に立つことが多くあります。 ・レインコート(コンパクトにまとめられるもの) ・救急セット(バンソウコウ、キレイな三角巾) レインコートは、雨が降っていなくても防寒具の変わりになることもあります。また、救急セットは、万が一のケガなどに対処することもできるので持っておくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ハイキングでは季節を感じることができ、その後は鶴巻温泉で温泉を楽しみ、充実する1日になるでしょう。