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そら豆の上手な茹で方!そら豆のむき方から美味しく食べる方法までご紹介!

春の味覚、そら豆の基本の茹で方をご紹介しています。また、そら豆のむき方から、更にそら豆を美味しくいただくための茹で方のコツ、味を落とさず保存する方法、更には簡単アレンジレシピもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2020年8月27日
吉岡てんぱ
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そら豆について

そら豆とは古代エジプトなどでも食べられていたという、歴史あるマメ科の植物です。8世紀ごろ日本に伝わり、今でも日本の食卓で親しまれています。

そら豆は3~4月頃花を咲かせ、5月頃から収穫が始まるため、春の味覚としても有名です。

そら豆という名前の由来は、さやが空に向かってつくためという説があります。漢字では「蚕豆」と書くこともありますが、それはさやが蚕の形に似ているからです。他にも地域により呼び方はさまざまで、「野良豆」「夏豆」「天豆」「四月豆」「高野豆」などと呼ばれることもあります。

そら豆の基本の茹で方

そら豆は焼いたり揚げたり、いろいろな食べ方がありますが、一番簡単で人気がある食べ方は「茹でそら豆」です。早速、そら豆の基本の茹で方を見ていきましょう。

そら豆をむく

そら豆を茹でる前に、まずはそら豆をむきましょう。そら豆のむき方は色々ありますが、基本のむき方は次のような方法です。 1.そら豆の側面の溝に爪を入れる 2.そこから広げで豆を取り出す

しかし、大量のそら豆をこの方法でむき続けるのは疲れてしまうので、他の方法も取り入れながら作業するのがおすすめです。たとえば、 ・さやの両端を左右の手で握り、ぞうきんを絞るようにねじってさやを割る方法 ・さやの端を押して割れ目ができたら、そこからさやを広げて豆を取り出す方法 など、比較的簡単なむき方がいろいろあるので、ぜひ自分にぴったりなむき方を探してみてください。

2.茹でる

さやをむく前の状態のそら豆500gに対して、1Lの水と塩20gを用意しましょう。塩は水の2%程度入れるのが鉄則で、少なすぎるとそら豆に塩味が移らず、美味しさも半減してしまいます。 1.お湯を沸騰させます 2.塩を加えます 3.そら豆を入れて茹でます。(茹で時間:2分~3分) 4.ざるなどにあげ、水気を切りつつ冷まします そら豆の茹で時間は、豆の大きさなどにより異なるので、随時固さを確かめながら茹でるようにしましょう。また、固めが好きな方は、茹で時間をさらに短くしても構いません。

そら豆をもっとおいしく茹でる方法


そら豆の基本の茹で方でも、十分美味しくいただけますが、更にひと手間加えることで、更に美味しい茹でそら豆になります。ぜひ試してみてくださいね。

茹でる前に薄皮に切れ目を入れる

そら豆を茹でる前に、そら豆の薄皮の、黒い筋の脇に切れ目を入れておきます。そうすると、短い茹で時間でも、豆自体に塩味がしっかりと浸み込みやすく、食べる際に皮からツルンと出てきて簡単に食べれるようになります。

茹でる時に料理酒を加える

茹でる際に、料理酒を入れるだけで、簡単にそら豆独特の青臭さをなくすことができます。料理酒を入れるタイミングは、お湯が沸騰した後の塩を入れる時で、水1Lに対し、100ml程度入れると美味しく茹でることができます。

茹でた後冷水に入れない

そら豆を茹で終わったら、冷水に入れて冷ます人もいますが、実は美味しさが流れ出てしまうのであまりおすすめできません。また、水に入れると水っぽくなって、そら豆のホクホクとした食感が失われてしまいます。早く冷ましたい場合は、ザルに上げて、うちわなどで仰いで冷ますようにしましょう。

そら豆をさやごと茹でる方法

そら豆は、さやごと茹でることもできます。さやを剥いて茹でるよりも、大きな鍋が必要になりますが、薄皮がしわになりにくいというメリットがあるので、ぜひお試しください。 1.水を沸騰させます 2.塩を加えます 3.そら豆をさやごと加えて、2分茹でます(蓋は不要) 4.鍋に蓋をして、5分程度余熱で火を通します 5.そら豆をザルに上げ、さやをはずします

そら豆の薄皮も食べられる?

そら豆の薄皮は、むいて食べる人が多いですが、実は食べることができるのです。薄皮には、食物繊維が豊富に含まれているため、腸の調子を整えるという効果も期待できるので、美容や健康が気になる人にはぜひ薄皮ごと食べてほしいです。薄皮によって、少しホクホク感は減ってしまいますが、それでも十分美味しいので、今まで薄皮を捨てていたという方も、ぜひ試してみてくださいね。

そら豆は鮮度が大切

そら豆は、「鮮度が命」と言われていることをご存知ですか。一説では、収穫から3日以内に食べなければ、本来の美味しさを味わえないとも言われています。そら豆を購入したら、できるだけその日のうちに調理するようにしましょう。もし調理ができそうにないときは、早めに冷凍保存することをおすすめします。

そら豆の保存方法


そら豆は1つ1つが大きいため、一度に食べきれないこともあります。そういった場合は、ジッパー付き保存袋などを利用して冷凍保存すると、美味しさを損なわずにたべることができます。また、そら豆は色も美しいので、少し冷凍して保存しておくと、普段の料理やお弁当に彩りを添えてくれるので便利ですよ。

さやごと冷凍保存

さやごと冷凍保存する場合は、大きめのジッパー付き保存袋などに生のまま入れ、できるだけ空気を抜いてから冷凍庫に入れましょう。使用する際には、電子レンジの解凍機能などを使用してもよいですし、冷凍したまま焼きそら豆にして食べても美味しいです。

豆だけ冷凍保存

そら豆を豆だけ保存する場合も、生のまま行うようにしましょう。さやから豆をとり出したら、黒い筋の脇に、切れ目を入れておくと、調理時の手間が減るのでおすすめです。豆はジッパー付き保存袋等に入れ、空気をできるだけ抜いてから冷凍保存しましょう。食べる時は、凍ったまま塩茹でにしたり煮物に利用することもできますし、電子レンジの解凍機能をりようすることもできます。

茹でてから冷凍保存もできる?

そら豆は、茹でてから冷凍保存することもできます。その場合は、茹で時間を1分半程度に短縮し、固茹でにするようにしましょう。ただ、茹でてから保存すると、生のまま冷凍するよりも水っぽくなってしまって、ホクホク感が失われてしまうので、生のままの冷凍保存の方がおすすめです。

そら豆の保存可能期間は?

そら豆は生で保存した場合も茹でてから保存した場合も、冷凍保存してから、2ヶ月以内に使い切るようにしましょう。

美味しいそら豆の選び方

より美味しいそら豆を購入するために、チェックしたいポイントをまとめました。

ハリとツヤをチェック

そら豆のさやに、ハリとツヤがあるものを選びましょう。また、色も鮮やかで明るい緑色のものの方が鮮度がよく、美味しいです。さやの筋が褐色になっているものは、鮮度が落ちているので避けた方が無難です。

豆が大きいかチェック


そら豆はさやに厚みがあるので、豆の大きさはわかりにくいですが、ぱっと見た感じで、豆がふっくらと大きく育っていそうなものを選ぶと、より美味しいそら豆である可能性が高いです。

茹でそら豆を使用した簡単レシピ

茹でそら豆をそのまま食べるのもシンプルな食べ方で美味しいですが、更にひと手間加えてみるのもおすすめです。どれも簡単レシピばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。

クリームチーズ和え

クリームチーズを常温に戻して柔らかくしておいて、そら豆に合えるか、そら豆をディップしながら食べるというお手軽で簡単なレシピです。そら豆と一緒に、バケットに載せて食べても美味しいですよ。

塩昆布和え

茹でそら豆に、塩昆布を適量和えるだけという簡単レシピです。更にゴマ油を加えると、風味が更によくなって、立派な一品料理になります。ごはんとの相性も抜群なので、お弁当にもおすすめです。

ベーコン炒め

茹でそら豆とベーコンをオリーブオイルで炒め、塩コショウを振れば完成です。シンプルなレシピですが、お酒のおつまみにぴったりで、箸が止まらなくなる美味しさです。

茹でそら豆は万能食材

そら豆の下ごしらえは、他の豆類に比べると少し手間がかかりますが、茹でさえすればあらゆる料理に利用できるため、とても便利な食材です。また、1粒が大きく食べごたえもあり、お酒のおつまみにもぴったりです。そら豆は、茹でる以外にも、煮たり焼いたり揚げたり、たくさんの食べ方があるので、茹で方をマスターしたら、ぜひあらゆるメニューに挑戦して、レパートリーを増やしてくださいね。