シモツケソウとは?シモツケと同じ?そんな疑問や特徴をご紹介!

シモツケソウとは?シモツケと同じ?そんな疑問や特徴をご紹介!

山に群生して咲く花、シモツケソウ。シモツケや京鹿の子(キョウガノコ)と似ている山野草です。おもにピンク色の花を咲かせ、登山者たちの心を和ませてくれます。似た植物たちとシモツケソウの違いや、見分け方、育て方をご紹介します!

記事の目次

  1. 1.シモツケソウとは
  2. 2.シモツケソウの基本
  3. 3.シモツケソウの花言葉
  4. 4.シモツケソウに似た植物
  5. 5.シモツケとシモツケソウの違い
  6. 6.京鹿の子(キョウガノコ)とも似ている
  7. 7.シモツケソウで作る野草風ガーデン!
  8. 8.シモツケソウの育て方1.場所
  9. 9.シモツケソウの育て方2.水やりと肥料
  10. 10.シモツケソウの育て方3.かかりやすい病気
  11. 11.シモツケソウの育て方4.増やし方と植え替え
  12. 12.知っておきたい特徴
  13. 13.山野草ガーデン作りのコツ
  14. 14.まとめ

シモツケソウとは

見分け方もご紹介

シモツケソウとは、日本の山によく自生している植物です。ピンク、薄紅色の小さい花がまとまって咲き、そのあざやかな姿は登山者たちの心を和ませてくれます。まぎらわしい植物に「シモツケ」があり、混同されがち。シモツケとは親戚のような間柄ですが、別物です。シモツケソウの特徴や、似た植物との見分け方、育て方についてご紹介します!

シモツケソウの基本

シモツケソウは、関東~それより西の地域を原産とする日本の植物です。名前の由来は、現在の栃木県である下野(しもつけ)の国に多く生えていたことから。5~7月にかけて開花します。分類はバラ科シモツケ属です。バラ科というのはちょっと意外かもしれませんが、とげがあるのがポイント。おしべが勢いよく飛びだしている様子は、よく線香花火に例えられます。山の中では群落を作るので、よく目立ち、比較的見付けやすいです。濃いピンク色も目印。

シモツケソウの花言葉

花言葉は「穏やか」

シモツケソウの花言葉は「穏やか」です。しんとした心持ちのなかで見つめるシモツケソウは、確かに心を穏やかにしてくれますよね。素朴でひかえめな山野草らしい花言葉です。

シモツケソウに似た植物

シモツケ

シモツケソウには、よく似た植物が存在します。それは「シモツケ」。画像のお花がそうです。見た目だけでなく、名前もほとんど同じですよね。登山者の間でも、混同されがちです。でも、両者の違いを覚えておけば、きちんと見分けることができますよ。

シモツケとシモツケソウの違い

葉の形

いちばん分りやすい違いがこれです。人の手のひらのように、先がいくつかに分かれた葉をしているのがシモツケソウです。モミジにもちょっと似ています。対して、シモツケの葉先は、画像のようにまっすぐ。先っぽも分かれていません。

シモツケは落葉低木、シモツケソウは多年草

シモツケは低い木、シモツケソウは30~80センチほどの高さになる多年草(翌年以降も咲く花)です。シモツケは茎の部分が柔らかで、木っぽくない(木質化していない)です。ただ、シモツケは低木なので、旺盛に育ったシモツケソウと高さの面で見分けるのは困難です。

シモツケの花はアジサイのように、半球状にこんもりとまとまって咲きます。ちなみに、上の画像のように、ハート形に見える咲き方をしているものもまれにあります。運が良ければ、登山中に出会えるかも!? 対してシモツケソウは、まとまって咲くと言えばそうなのですが、シモツケよりは散らしたように咲きます。いくつかに分かれた茎の先に花をつけ、「縦の高さ」があるのがシモツケソウです。

京鹿の子(キョウガノコ)とも似ている

シモツケの他にも、見分けるにあたってややこしいのが京鹿の子(キョウガノコ)。キョウガノコはもともと山間部に自生していた植物ではなく、人の手で作られた園芸種だとされています。分類はバラ科シモツケソウ属です。側小葉がなく、頂小葉だけなのが特徴。

シモツケソウで作る野草風ガーデン!

野草の趣が強いシモツケソウ。人の手が入った感が少なく、自然な雰囲気を出せる、野草風ガーデン作りに向いているお花です。日当たりの悪い場所でも育ち、土もあまり選びません。あなたもシモツケソウを植えて、野草風ガーデンを作ってみませんか? 和風の平屋や古民家との相性も抜群ですよ! お庭を持っていない方でも、鉢植えで楽しんでみてくださいね。

シモツケソウの育て方1.場所

日当たり

半日陰が適しています。日光は少なめで育ちますが、完全な日陰はダメ。明るめの日陰~午前中だけ日の当たる場所がおすすめです。土の乾燥に弱めなので、日当たりが良すぎる場所は向きません。

ホームセンターで売られている、草花用の培養土を使えばよく育ちます。水はけの良さも大切ですが、湿り気を好む植物ですので、保水性とのバランスが良くなるようにしましょう。地植えするなら、土の乾きが遅めの場所を選びます。群生させると美しいので、広めのスペースを取ってあげると良いでしょう。

シモツケソウの育て方2.水やりと肥料

水やり

土の表面が乾きだしたら、たっぷりと水を与えましょう。乾燥は好まないので、まめに水やりすることが大切です。地植えした場合も、雨水だけに頼らず、水やりをするのがベターです。

肥料

植え付けるとき、元肥として緩効性肥料を与えます。その後の肥料は、春~秋に与えましょう。市販の液体肥料で大丈夫です。また、地植えの場合は鉢植えほど肥料を必要としません。花つきが悪いときに与えてみる程度で良いでしょう。

シモツケソウの育て方3.かかりやすい病気

うどんこ病

シモツケソウがかかりやすい病気は、うどんこ病です。うどんの粉をまぶしたように白っぽくなります。この白い部分はカビ。うどんこ病にかかってしまった部分は、見た目が悪いので切り取ってしまうことをおすすめします。

シモツケソウの育て方4.増やし方と植え替え

株分け

株分けで増やせます。株分けとは、大きくなってきた植物の根を切り分けて、別々の株として育てていく方法です。シモツケソウの場合、種まきは基本的に行いません。最初は苗を買ってきて、大きくなってきたら株分けをすると良いでしょう。

植え替え

地植えであれば特に必要ありませんが、鉢植えで育てている場合、根が伸びていける範囲を広げてあげるために植え替えを行います。2年に1度ほどの頻度で、時期は2~3月が良いでしょう。何年間も植え替えせずに放っておくと、根が鉢の中でぐるぐる巻きになり、根詰まりを起こします。植え替えをするときは、もとの鉢よりひとまわり大きな鉢へ移してあげてください。大きい鉢の用意が難しいのであれば、株分けをしてコンパクトなまま管理するのもありです。

知っておきたい特徴

冬の寒さは大丈夫?

植物を育てるとなると、気になるのが耐寒性です。シモツケソウは寒さに強いので、とくに防寒対策は必要ないでしょう。充分に屋外で越冬させられます。鉢植えにこだわる必要もあまりないでしょう。ちなみに、耐暑性は普通です。シモツケソウは日陰になりがちな場所に植えられる植物なので、直射日光にさらされることは少なく、あまり気にしなくても夏越しできます。

シモツケソウの盆栽

シモツケソウは盆栽としても親しまれています。ただ、盆栽の中ではそこまでメジャーではありません。

山野草共通の育て方

シモツケソウ以外の山野草を育てたいときにも、覚えておきたいポイントがあります。それは、砂礫(されき)地や傾斜に生える植物が多いので、根の通気性をしっかりと保たなければならないということ。浅めに植え付けてあげましょう。

山野草ガーデン作りのコツ

落葉樹を植える

山野草は半日陰を好むものが多いので、落葉樹を植えて日陰を作ってあげます。また、冬になると落ちた葉は自然と腐葉土になり、土壌改善の効果をもたらしてくれますよ。マンションの小さなベランダだと、木を植えるのは困難ですが、自由に使えるお庭をお持ちなら、ぜひ木と組み合わせてください。

四季折々の山野草を植える

山野草ガーデンの醍醐味は、なんといっても四季の移ろいを自然な姿で楽しめるところです。いつも花が咲いている状態にしたいなら、当然ですが開花時期の違う花々を植える必要があります。たとえば、2~4月はバイモやニリンソウ、5月~梅雨はホタルブクロ、夏はシモツケソウやリンドウ……といった風です。一年ごとに新しい植物を植えるのが面倒なら、多年草を地植えしましょう。鉢植えにすると、根の生長に合わせた植え替えの手間がかかります。水やりも頻繁に必要。ただし、気候によって場所移動ができるのはメリットです。

まとめ

いかがでしたか? シモツケソウの見分け方や半言葉、育て方をご紹介してきました。ピンクの花が可憐で、ひっそりと山に咲いていながら華やいだ印象のある植物です。一面にシモツケソウが咲いている様子は圧巻! 山に登ったときは、ぜひシモツケソウを探してみてくださいね。似ているシモツケと見分けるコツは「葉を見ること」! 葉先がモミジのように分かれているのがシモツケソウ、分かれていないのはシモツケですよ!

三ツ矢ナオ
ライター

三ツ矢ナオ

ブルーベリー畑やってます。農・ガーデニング系、アイテム紹介系中心の専業ライターです。


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