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ラナンキュラス(ハナキンポウゲ)の育て方!苗選びや植え方からご紹介!

春の華やかな雰囲気をまとったラナンキュラスは、絹のようなフワフワとした花びらで、たくさんの種類や色があります。そんなラナンキュラスの失敗しない育て方や、ラナンキュラスの球根や苗の選び方、植え方、日々の管理の仕方をご紹介します。
2020年8月27日
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ラナンキュラス(ハナキンポウゲ)の育て方!

ラナンキュラスとは?

ラナンキュラスは、和名をハナキンポウと言い、絹のような薄い花びらが幾重にも重なった美しい秋植えの球根です。花の色も豊富な種類があり、近年では、香りの良い品種も登場してきています。キンポウゲ属で、カエルを意味する「ラナンキュラス」という名前は、この属の原種が湿った場所に生えるからこの名がつきました。原産地は中近東からヨーロッパ南東部で、秋から春にかけて生育し、夏高温になると休眠します。育て方は地植え、鉢植えどちらでも大丈夫です。良く日に当てて、茎や葉を丈夫に育て、冬の厳寒期に凍らないように保護をして下さい。多種多彩な花なので、寄せ植えなど春の花園を作るのには最適です。

ラナンキュラスの良い球根と、良い苗の選び方

ラナンキュラスを栽培する場合は、球根または苗で販売されていますので、最も良い物を選んで栽培して下さい。良い球根の選び方は、ずっしりとした重さがあり、傷が無いもの(傷や斑点があると病気になっていたり病気になりやすかったりします。)を選んで下さい。皮に艶のある物で、乾燥して、しわが寄っている物は避けて、出来るだけ良い物を選んで下さい。 良い苗は、株がしっかりしていて、葉が活き活きとしている物を選びましょう。また、寄せ植えなどで、色にこだわっている場合などは、一輪、花が咲き始めている苗を選びましょう。ラナンキュラスは、蕾の時と開花した時の花の色がかなり変わるものがあるからです。

ラナンキュラスの球根から植える育て方

ラナンキュラスの球根の植え付けの時期は、11月頃から12月が植えるのに一番良い時期になります。あまり暖かい時期に植えると球根が腐る場合があります。 植え方は、吸水を終えた球根を地植えにする場合の植え方として、有機質に富んだ水はけの良い土壌と、日当たりの良い場所に植えて下さい。球根の上に2㎝~3㎝位土がかかる深さで、15㎝位の間隔をあけて植え付けて下さい。 鉢植えにする場合の植え方は、球根の上に土が2㎝程かかるくらいの深さに植えます。一鉢に植える球根の数は5号くらいの鉢に3球~5球程が目安になります。

球根を植える前のポイント

園芸店で売られている球根はかさかさに乾いているので、まずゆっくり球根に吸水させるのがポイントです。吸水のさせ方は、湿らせた砂やバーミキュライトと、硬く絞った水苔を球根と一緒にビニール袋に入れて、一晩かけてゆっくり吸水させます。または、湿らせたキッチンペーパーやティッシュペパーなどでくるんでビニール袋に入れてゆっくり戻して下さい。直接球根を水に入れるなどと言うことはしないで下さい。

ラナンキュラス球根の植え付け方法

◎注意点 水を吸って膨らんだ球根は直ぐに用意した用土に栽培して下さい。放置すると発根してしまい、植える時に植え方によって、根を傷めてしまう場合があります。

ラナンキュラスを苗から育てる育て方


苗から育てる育て方として、苗は、11月末頃の時期から4月頃の時期に販売されています。春先に売られている苗は十分に育っている苗が多いので、花が咲きやすいです。植え方は、用土に水をかけ湿らせて置きます、鉢の底穴にネットを被せ、その上に鉢底石や軽石を敷きその上に土を1/3ほど入れます。苗を取り出して、傷んでいる根があれば取り除き、球根が地表から5㎝~10㎝の深さに来るように、苗の位置を決め、周りに土を入れて苗を安定させます。

鉢植えの時の注意点

鉢植えの場合の育て方として、植え替えをしないと、根詰まりを起こして根が固まりになり、早く葉が黄ばみます。根鉢になっているためスッと鉢から抜けるので、ひと回り大きな鉢に植え替えます。植え替えて4,5日で新しい根が生えて来て長く咲き続けます。

数あるラナンキュラスの中の個性的な種類

イドリス

数あるラナンキュラスの中でもこの種類は異国情緒漂うモロッカンなラナンキュラスです。一般的なラナンキュラスのめしべは目立つことがありませんが、花の中心からめしべが顔ををのぞかせるのが特徴です。シックな花びらと個性的な色合いが印象的な種類のラナンキュラスです。育て方は一般的なものと同じです。

シストロン

この種類は、やや強めのピンクの花びらに中心部が鮮やかなグリーンの花で、開花してしばらくすると中心部が盛り上がって来るインパクト十分なラナンキュラスです。

ラナンキュラスを植える用土

ラナンキュラスを栽培する為の用土は、水はけが良く、有機物を多く含んだ用土が適しています。酸性土は嫌います。赤玉土5(中粒と小粒を半々):腐葉土3:酸性度調整済みピートモスまたは、バーミキュライト2に、リン酸分の多い暖効性肥料を混ぜたものまたは、草花用の培養土を栽培に使用しても大丈夫です。

ラナンキュラスの栽培、植え方、管理場所

ラナンキュラスのすべての種類は、日当たりが良く乾燥をした場所くを好みます。寒さには弱いので冬場に霜が降りるようなところは避けて下さい。じめじめとした場所で育てると、弱って病虫害の被害にあったり、球根が腐ったりするので、初めての場合は室内での栽培がおすすめです。


ラナンキュラスの水やり

ラナンキュラスの全ての種類の育て方は、乾燥気味に育てることが重要です。用土の表面が乾いたら水を与えるのが育て方の基本となります。水の与えすぎは球根が腐って枯れてしまう原因になります。株に水やりをするのではなく土の表面に優しく数回に分けて水をたっぷりと与えて下さい。鉢植えの場合は鉢の底から出てくればじゅうぶんです。受け皿の水は必ず捨てて下さい。ラナンキュラスの花びらには、極力水がかからないようにして下さい。花びらは、薄紙の様に薄くて繊細で、枚数も沢山ありますので、花びらを濡れたままにしておくと、花びらが傷んでしまいます。

ラナンキュラスの肥料と植え方

鉢で栽培する場合の肥料は、暖効性化成肥料を元肥として鉢の下部に施しておきます。追肥は葉が増え始めて来る時期に、置き肥として暖効性化成肥料を施して下さい。植え替えた後は、さらに置き肥として暖効性化成肥料を与えます。葉が枯れないうちは月2~3回くらいの頻度で液肥を与えると綺麗な葉色を保てます。 地植えで栽培する場合の肥料は、植え付ける前に土を30~40㎝ほど深く耕し、堆肥などの有機肥料と一緒に、土と暖効性化成肥料をよく混ぜ合わせ元肥とします。追肥は葉が増えてきたら暖効性化成肥料を株元に施して下さい。冬期から咲いている場合は、液肥も定期的に併用して与えて、肥料切れさせないようにすることが植え方のコツです。追肥を与えるのは3月末くらいまでにして、葉が枯れる前に肥料が少なくなるようにした方が、球根が腐りにくくなります。

ラナンキュラスの病虫害

◎病気 育て方として、乾燥気味の気候を好む植物ですので、水の与えすぎや風通しが悪い環境では、灰色かび病などの病気が発生しやすくなります。予防には、水やりの時に葉を濡らさないようにし、良く日光に当てて乾かしぎみに管理するのが病気にさせない植え方のコツです。枯れ葉や花がらなどはこまめに摘み取って病気の発生を防いで下さい。 ◎害虫 栽培中に、若い葉や蕾にアブラムシがつく場合がありますので、早めに見つけて駆除して下さい。また、ハモグリバエ(エカキムシ)が3月~5月にかけて、葉に白い筋を付けます。白い筋が走るように付き始めたら、葉の裏を見て下さい。葉の中の幼虫は、葉の裏を見ると黒いゴマ粒のような状態で潜んでいますので爪楊枝などで付いて退治すると、広がりを防げます。また、浸透移行性殺虫剤を施すと予防効果があります。

ラナンキュラスの花の後

ラナンキュラスの花が終わった後は、球根はどうすればよいでしょうか?鉢植えであればそのまま植えておいても大丈夫です。ただ、水やりはしてください。しかし葉が枯れているので、水やりの加減が解らず球根を腐らせてしまう場合がありますので、球根を掘り起こして植え直した方が良いでしょう。 球根の掘り起こす時期は、花が枯れ始めた頃がベストです。まず枯れた花を茎の付け根から切り落とします。花の付いていない茎や葉は、光合成をして球根に栄養を送るために残しておいて下さい。この葉や茎が黄色く変色してきたら、土から根を傷つけないように気を付けて掘り上げ茎や葉を取り除きます。球根に付いた土を綺麗に落とし、新聞紙などの上に置き2,3日天日干しをしてカラカラになるまで乾燥させて、次に栽培する秋まで保存しておきます。ネットの袋などに入れて風通しの良い所に吊るしておくとよいでしょう。

ラナンキュラスを増やす

分球に適した時期は5月~6月で、掘り上げ後は球根を洗浄し、分球してから陰干しをします。球根の付け根に白い短毛が生えている個所から芽を出しますので、この部分を付けて分けて下さい。もし生育期の葉にモザイク状の濃淡が出ている場合は、その株はウィルスに侵されており、他の株に伝染する場合がありますので、そのまま掘り起こさずに土ごと廃棄して下さい。 種からふやして栽培する植え方ですが、種を蒔く時期は、10月で、発芽の温度は15℃前後、20℃を越してしまうと発芽しません。発芽するまでには2,3週間かかりますので、乾燥しないように水やりをして下さい。

ラナンキュラスの花言葉

ラナンキュラスの花言葉は、「晴れやかな魅力」「光輝を放つ」「とても魅力的」という花言葉を持っています。その他「魅力的」「美しい人格」「名声・名誉」などという花言葉もあります。絹のような花びらの肌触りや、明るく鮮やかな花の色合いに由来しています。この花言葉からでしょうか、ラナンキュラスは、ブライダルブーケや寄せ植えとしても、とても人気のある花です。また、花の色によって色々な花言葉があります。 赤色の花の花言葉:「あなたは魅力に満ちている」 白色の花の花言葉:「純潔」 紫色の花の花言葉:「幸福」 ピンク色の花の花言葉:「飾らない美しさ」 オレンジ色の花の花言葉:「秘密主義」 黄色の花の花言葉:「優しい心遣い」などです。

ラナンキュラスを生け花に


ラナンキュラスを花瓶に生ける場合は、花瓶の水は少なめにして生けましょう。ラナンキュラスの茎は柔らかいので、浸かる部分が多いと茎が腐りやすくなります。お水もこまめに変えましょう。ラナンキュラスは花が咲いてくると、花の重みで茎が折れてしまう場合がありますので、開花に合わせて少しずつ茎を切って行きましょう。

ラナンキュラスを使ってブーケを

☆花材を選びます。 ☆ラナンキュラスの蕾が、今にも開きそうなものを選んで下さい ☆茎が太くてしっかりした物を選びましょう。その方が初心者には扱いやすいです。 ☆ラナンキュラス以外にも数種類の花を入れると豪華になります。 ☆ラナンキュラスは、葉がまばらに生えていますが、花を際立たせるためにもきちんと葉を取り除いて、下準備をして下さい。 ☆小さくてかたい蕾は咲かないので取り除きましょう。 ☆下準備が終ったら全ての花材を一目でわかるように並べておきます。 ☆結束用のひもを準備して置いて下さい。 ☆ラナンキュラスは、開花すると一回り以上大きくなりますので、スペースを開けておきます。 ☆全部の花を外側に向けて同じ高さにすると、表情の乏しいブーケになりますので、高低差を付けて下さい。 ☆フレッシュなままブーケを作るには、しおれる前に終わらせることです。

ラナンキュラスを寄せ植えに

ラナンキュラスは1月頃から4月くらいまで花が咲きます、そして花の色の種類も沢山ありますので、春の花の寄せ植えには最適です。豊富なカラーバリエーションがあるラナンキュラスは、様々な種類のシチュエーションに合わせた寄せ植えを作ることが出来ます。寄せ植えをする場合にラナンキュラスとどんな花を合わせれば良いかですが、まずは開花期間が同じ時期の草花を選び寄せ植えにしましょう。咲く時期が同じ時期の草花を選び寄せ植えにすれば、ラナンキュラスの見ごろが終る頃に他の草花も終わるので一緒にまとめて整理することができるので、メンテナンスが楽になります。

◎ラナンキュラスの寄せ植えに合う同じ時期に咲く草花にはどんな花があるでしょうか? 例えば、忘れな草・パンジー・ノースポール・デイジー・ビオラ・プリムラ・ネモフィラ・アリッサム・ステラ等色々ありますのでどんな花との寄せ植えが綺麗か、組み合わせを考えるのも楽しいです。

まとめ

ラナンキュラスは、絹のような薄くてカラフルな明るい花びらが魅力的な秋植えの球根です。切り花やブーケなどにしても素敵で、華やかでかわいいものが出来ます。また寄せ植えにも様々な色や種類があるラナンキュラスは最適です。是非春の花壇を作ってみて下さい。

★ララーシュ