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涸沢小屋に泊まる前に知っておきたい6つの情報!混雑や食事はどうなる?

登山者には有名な涸沢カール!そのにあるのが涸沢小屋と言う山小屋です。秋の紅葉時期には沢山の登山者で賑わう涸沢小屋です。宿泊するための情報をお伝えしますので、宿泊前にチェックし、事前情報を把握しておきましょう。予約や食事などについてお伝えします。
更新: 2021年4月27日
クロタノブタカ
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涸沢小屋に宿泊!事前情報をゲット!

涸沢小屋に宿泊するにあたり、知っておくべき情報をお伝えします。山小屋って何?と思う人の為に山小屋の説明から始めましょう。

①山小屋とは?

山小屋と聞いてどのような場所を思い浮かべますか?山小屋は山の山頂や稜線、峠にある宿泊や休憩が出来る建物です。また、宿泊や休憩以外にも山小屋には大切な役割があります。それが緊急事態が発生した時の避難場所と言うお大きな役割を持っています。急な火山噴火、天候の悪化などの緊急事態が発生した場合は速やかに山小屋などの避難小屋に避難しましょう。そのためには、事前に避難小屋、山小屋の情報は把握しておく事をおすすめします。

②涸沢小屋とは?

涸沢とは氷河によってつくられた地形で有名な涸沢カールは登山者から大変人気です。紅葉の時期はカールを埋めつくす程のテントが張られ、その光景は登山者が写真に収めるほど美しいです。そこにあるのが今回紹介する涸沢小屋です。涸沢小屋は標高2350mに位置しており、家庭的な暖かい山小屋です。宿泊が可能で多くの登山者に愛されています。

③涸沢小屋基本情報

涸沢小屋の基本情報をまとめてみます。

宿泊に関して

【涸沢小屋の標高】2,350m 【涸沢小屋の営業期間】 4月中旬~11月初旬まで 【涸沢小屋の予約】 した方が良い 【涸沢小屋の料金】 1泊2食付9,500円、素泊まり6,500円 【涸沢小屋の個室】 予約できない事もある(1室につき別途12,000円必要。予約開始日の朝いちばんに電話予約するのがおすすめ。数が少ないため、時期や混雑状況によって利用できないこともあります) 【涸沢小屋の弁当販売】 素泊まり客など注文できます(1,000円) 【涸沢小屋の外来食堂】 あります(屋内は狭めですが、テラスからの眺めが最高です)


設備

【涸沢小屋の売店】 あります 【涸沢小屋のトイレ】 バイオトイレの設備があります 【涸沢小屋の乾燥室】 ありますが混雑するときは乾燥しにくいので注意が必要です。 【涸沢小屋の水設備】 蛇口の水が使用可能ですが、水が極端に少ないときは販売になることもあります。 【涸沢小屋の電源設備】談話室などに多少のコンセントがあります。 【涸沢小屋の携帯電話電波状況】 ドコモ繋がらないときもあります、auはつながりません、ソフトバンクつながりません

④涸沢小屋の魅力〜春夏秋冬

涸沢小屋の 春

春になると長い冬から目覚める涸沢小屋は4月でも10メートルを超える積雪があります。その積雪から山小屋を掘り出す山小屋開けが始まりゴールデンウイーク頃に山小屋が営業を開始します。春になっても積雪が多く残っているため、春スキーを楽しむスキーヤーに人気で、山スキーを楽しむ人の拠点の場所としての役割を果たします。

涸沢小屋の 夏

梅雨が明けるとようやく夏がやってきます。3000メートルを超える様な標高の高い山こそ夏が登山の最高シーズンなんですよね。とは言え、涸沢小屋には7月でも積雪が残っている事も珍しくありません。ところそころ顔を覗かせる緑の大地からは高山植物が顔を覗かせ登山者を出迎えてくれます。所々に出来る花畑は美しく、涸沢小屋周辺の見所の一つとなっています。

涸沢小屋の 秋

夏から秋へと季節が移り変わり、涸沢小屋も秋の装いになります。そうです、涸沢カールの紅葉の見頃の時期を迎えるのです。毎年、9月下旬から10月上旬が一番の見頃となっています。この時期の涸沢小屋を含め、唐沢カールは大変混雑をします。涸沢カールにテントを張り宿泊される登山者の方も多く、様々なテントに灯りが灯ると宝石箱のような綺麗な光景が現れ、この景色はSNSなどを通して発信されとても有名です。

涸沢小屋の 冬


秋が来るとあっという間に冬が訪れるのが北アルプスなど標高の高い山の特徴です。涸沢小屋周辺もあっという間に冬の装いに変化します。北アルプスにある涸沢小屋は11月には山小屋を閉じ厳しく長い冬の間、静まりかえり、またやってくる春を心待ちにします。

⑤涸沢小屋に泊まる

涸沢小屋は穂高連峰に囲まれた涸沢カールの傾斜地にあり、沢山の登山者から愛されている話をしましたが、実際登山者はどのように予約をし、宿泊するのでしょうか?また、食事や、寝る場所などどのようなものなのか紹介していきましょう。

涸沢小屋食事

涸沢小屋では、宿泊客に素泊まりを除き夕食、朝食の提供をしています。また、涸沢カールでテント泊をされている登山者にも、夕食、朝食の提供を行なっており、その場合の料金は夕食2200円、朝食1200円(1月7日現在)となっています。食事の内容はワンプレートに魚の焼いた物と唐揚げなど一般的な山小屋飯といった感じですがご飯、味噌汁はおかわりもできます。また、素泊まり客の為に、1000円で弁当の提供もしていますので利用するといいですね。

涸沢小屋客室について(個室)

涸沢小屋には10室の小さな部屋があり、その部屋を他のグループと一緒に使う事になります。宿泊客が少ない場合に限り、小さな部屋の幾つかを個室として使う事が可能です。個室を利用したい場合は必ず電話をし、その旨を伝ましょう。利用可能か不可能か教えてくれます。

涸沢小屋宿泊料金

涸沢小屋の宿泊には個室部屋と一般部屋の2種類の部屋があります。1泊2食付きで9500円、素泊まりは6500円で宿泊が可能です。ただし、紅葉の時期や大型連休など混雑する時期の宿泊に関しては、個室も一般部屋として使用する事があるため、個室の予約が不可となる場合があります。なお、個室が予約できた場合の料金は別途12000円の個室利用料が必要になります。(1月7日現在)

涸沢小屋予約


涸沢小屋の宿泊に関して予約は、宿泊日の2ヶ月前の同日から(個室、一般とも)可能となっています。例えば8月3日宿泊予定の場合は6月3日から予約が可能になります。なお、営業開始日から2ヶ月後の予約に関しては、営業開始日の1週間前からの予約になりますので、気をつけてください。予約は山小屋直通電話:090-2204-1300まで電話をすることで出来ます。

涸沢小屋混雑状況

秋の連休時期は非常に混雑します。涸沢小屋を予約する場合は予約日の朝早く連絡する事をおすすめします。また、涸沢カールのテント泊をされる場合もテントを張る場所がなくなる可能性もありますので、早めに涸沢カールに到着する事をおすすめ します。

⑥宿泊する場合は早めのチェックインがおすすめ

宿泊客が多い涸沢小屋ですので、遅い時間に涸沢小屋に到着すると、すでに宿泊客で一般部屋のいい場所は埋まってしまっている場合があります。一般部屋の中でもスペースが広い場所や荷物が置ける棚のある場所など場所によって様々です。早めに涸沢小屋に到着し、いい場所を確保することをおすすめします。早く到着したらテラスに出て素敵な涸沢カールの景色を眺めながらお酒を一杯するのもいいのではないでしょうか。

穂高連峰を目指す

涸沢小屋を目指す登山者の多くは、北アルプス穂高連峰を目指します。穂高連峰は北アルプスの最高峰奥穂高岳(3190メートル)を中心に、前穂高岳(3090メートル)北穂高岳(3100メートル)西穂高岳(2909メートル)などからなる連峰です。国内でも有数の岩場ポイントもあるため、沢山の登山者がその魅力に惹かれ訪れています。

まとめ

登山者に人気の涸沢カールにある涸沢小屋についてお伝えしてきました。基本的な情報をお伝えしましたので、宿泊する上での参考にして頂けたらと思います。最後にもう一度お伝えしますが、秋などは想像をはるかにうわままる混雑をしますので、涸沢カールへ向かう際も時間位余裕を持って行動する事をおすすめします。景色は最高なので是非事前にしっかり計画を立てて涸沢カールで最高な宿泊をしてください。