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クチボソ(モツゴ)が手軽で楽しい!気になる仕掛けと釣り方を解説!

クチボソ(モツゴ)は日本固有の在来種であり、釣りをする方にとっては親しみがあることでしょう。 クチボソ(モツゴ)の仕掛けや釣り方は「釣り」を始める方にとって手軽なものとなっています。 本記事ではその仕掛けと釣り方について解説していきます。
更新: 2022年4月28日
たか5563
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クチボソ(モツゴ)とは

クチボソは漢字で「口細」と書き、一般的に淡水魚のコイ科の魚のことを指します。クチボソという呼び方は特に関東地方のものであり、地方名となっています。標準和名はモツゴ(持子)であり、この呼び方は高知県の方言に由来しています。全長は8㎝前後で大きくても11㎝程度であり、今では日本全国に生息域が分布しています。

クチボソ(モツゴ)の生息場所について

モツゴは一般的に池や湖沼、河川の下流域に生息しますが、生命力や適応力が優れているとされ、護岸された都市河川でも見ることができます。近年ではブラックバスやブルーギルといった外来種の影響から生息数が激減しているところがあり、地域によっては絶滅危惧種などに指定されているようです。 モツゴ釣りは季節を問いません。一般的に言われているように、よく釣れる時期もありますが、年中釣れる魚です。

クチボソ(モツゴ)が釣れる釣り場例

クチボソ(モツゴ)が実際に釣れる場所をいくつか挙げてみます。どんなところで釣ることができるのかのイメージを持ってもらえたらと思います。

1、山崎公園(神奈川県横浜市)

こちらは横浜市都筑区の街中にある憩いの公園です。横浜市営地下鉄中川駅から徒歩5分の場所にあり、ヘラブナ、タナゴ、マブナ、ザリガニなどを釣ることができます。

2、柳瀬川(埼玉県~東京都)

15年程前から川がきれいになり、アユやウグイ、オイカワなども釣ることができます。

上の画像はひとつのスポットに焦点を当てています。少し深みのある緑がかったところには魚が集まりやすいかと思います。

クチボソ(モツゴ)は上記のような場所で釣ることができます。意外と身近な公園にある池などで釣ることができますね。少しイメージが湧いてきたでしょうか。どんなところに釣りに行きたいのかについても事前に調べておけるとよいと思います。

クチボソ(モツゴ)釣りの「竿」選びについて

大手釣具屋さんに行くと「川釣りコーナー」が必ずあり、道具一式をそろえることができます。ここでは釣りに欠かせない「竿」選びについて、商品を選ぶポイントを紹介していきます。また実際の商品を紹介しながら、クチボソ(モツゴ)釣りにはどのような竿が使われているのか見ていきましょう。

「竿」を選ぶポイントについて


竿を購入する際に調べておくことですが、最初は素材(カーボン製かグラス製かなど)、全長、自重といったところでしょうか。池などの小物釣りでは比較的安価なグラス製、全長2m前後、50g程度の重さのものがよさそうです。逆に河川釣りにおいて川幅が広いところでしたら、それに合わせて竿の長さも変えていくようにしましょう。

「竿」商品例

柔らかく軽い竿です。180も持っていますが、150は手元がかなり細くなります。テトラ帯でのテナガエビ釣りには150が良いですね。

こちらは渓流竿となっていますが、竿の詳細紹介や口コミを見ると、小物釣りに適していると言えそうです。本商品における竿の長さはいくつか種類が選択できるようですので、これから行きたいと思っている場所の広さも考慮して検討してみましょう。

クチボソ(モツゴ)の「仕掛け」について

さて、上記のような場所でクチボソ(モツゴ)釣りをするにはどのような仕掛けが必要なのでしょうか。一般的に流れのない湖沼などで釣りをするときはウキ釣り、河川のようなところではミャク釣りが良いとされています。

仕掛け選びのポイント

釣り用の仕掛けを購入するときは、仕掛け自体がどれくらいの長さなのか、糸(ライン)の太さはどのくらいなのか、針の大きさはどれくらいなのか、についてよく調べて買うようにしましょう。 仕掛けは竿の長さに合わせます。クチボソ(モツゴ)釣りでは道糸は0.3~0.4号ほどでも釣りあげられそうです。また針については、タナゴ針を代用し、「0.8号」程度が適切でしょう。

タナゴ・クチボソ 細地袖スレ 糸付

出典:楽天

クチボソはエサ取り名人で、意外と難しいのですが、 本商品を使ったら、 高原の蓮池で、クチボソと小鮒がたくさん釣れました。 やはりスレ針のほうがカエシ付きの針よりも、魚のカカリが良いですね。

ウキ釣り仕掛け(湖沼や池での仕掛け)

最低限用意するものとして、竿(2~4m)、ナイロン道糸(0.4号前後)、ウキ、オモリ、ハリスとなっています。 今では釣具屋さんに足を運んでみると、「タナゴ用」の仕掛けとしてセットになっているものが売られていますので、それを購入してみるのもいいかもしれません。

こちらの仕掛けは全長2.1mとなっています。 ハリス(針周りの糸)0.3号、幹糸(道糸)0.4号となっています。

仕掛けの全体像を確認したいときは上のリンクをクリックしてください。竿先から針先までどのような仕掛けとなっているのか把握することができます。

ミャク釣り仕掛け(河川など流れのあるところでの仕掛け)

ミャク釣りは、ウキ釣り仕掛けのウキの部分を「目印」に変えたものが基本となります。ウキ釣りはウキによって、水面からどのくらいの深さまで仕掛けが届いているのかがわかりますが、ミャク釣りでは「目印」によってその役割を果たします。

一般的な目印です。目印の切り込みが入っている3か所に道糸を引っかけて、ひとつの仕掛けに対し3~4つ程度つけるようにしましょう。また、目印の高さは仕掛けに取り付けた後で上下に動かすことができます。

クチボソ(モツゴ)の「エサ」について


一般的にアカムシやキジ(ミミズ)、練り餌(チューブ式のもある)がよいと言われています。特にアカムシはクチボソ(モツゴ)が最もよく釣れるエサとして人気です。

アカムシ

アカムシは頭の黒い部分を針にチョン掛けしましょう。中の液体が出てしまうと喰いが落ちてしまうので、針が黒い部分から大きくずれないように刺すことができれば大丈夫です。

キジ(ミミズ)

クチボソ(モツゴ)の魚体や口の大きさはそれほど大きくないので、ミミズは比較的細いものを選び、針に掛ける際は短く切って使いましょう。クチボソ(モツゴ)がしっかりエサをくわえられる大きさにととのえて針に通すようにしてください。

練り餌

練り餌は一般的に市販で売っているものに水を加えて固さをととのえ、針に丸めて付けるといった手順で行います。自身で練り餌もつくってみたい!という方はぜひとも挑戦してみましょう。チューブ式のものも含めて、クチボソ(モツゴ)釣りにおすすめの練り餌も紹介します。

マルキュー(MARUKYU) みどり

針先に少量つけるだけで釣果が見込めるので手軽に使うことができます。

マルキュー(MARUKYU) 野釣リグルテン

マルキュー(MARUKYU) 野釣リグルテン

出典:Amazon

自身で配合する形式の練り餌です。本来はヘラブナやタナゴなどで使用されていますが、クチボソ(モツゴ)釣りでも用いられています。また1種類のみでエサとする場合もあれば、何種類かを配合してエサとする場合もあります。

準備した持ち物を確認して釣り場に出かけよう

これまでに釣りを始めるために必要なものについて紹介してきました。確認になりますが、クチボソ(モツゴ)釣りにあたって最低限必要なものは、竿、仕掛け一式、エサです。他の小道具もたくさんありますが、釣りをしていく中で少しずつそろえていくとよいのではと思います。 準備ができたら実際に釣り場に出かけてみましょう。以下は実際に釣り場に着いてからの釣り方になります。


クチボソ(モツゴ)の「釣り方」について

ウキや目印の調節

竿に仕掛けをセットしたのち実際に仕掛けを川や池に振り込む前に、まずウキや目印の位置調整をします。 ウキや目印から下の仕掛けが底につかない程度にして、エサを底から離すくらいに調整します。

振り込んでみる

ウキ下や目印の調整ができたら実際に川や池に振り込んでみましょう。ウキが水面でしっかり立っていれば大丈夫です。もしウキが真っすぐ立たない!ということでしたら、ウキ下の位置調整をしてみたり、オモリが軽かったりすることが考えられます。

アタリが来たら

アタリ(魚がエサに食いつく)が来ると、ウキが上下に動きます。小さなアタリですと魚がしっかりとエサをくわえていないことがありますので、少し待ってみて、ウキが沈むような確かなアタリになったら竿を上げてみましょう。これをアワセといいます。

魚がかからなかったら

もし魚がかからなかったら、ウキの位置の調整をしてみてください。またエサの大きさがクチボソ(モツゴ)にとって食べられる大きさになっているかどうかを確認してみてください。適切な深さにエサを届かせることとエサの大きさを調整することが、クチボソ(モツゴ)を釣るためのコツとなってきます。

まとめ

クチボソ(モツゴ)は小物釣りとして始めやすいものと言えます。実際に釣りに出かけていく中でたくさん釣るコツや大きなものを釣るコツを学んでいってください。何よりも釣りや魚との出会いを楽しみ、自然があることに感謝しましょう。