オヤビッチャはどんな魚
オヤビッチャはスズキ目ベラ亜目スズメダイ科に属する魚となっています。 大きさは一般的に約20㎝ほどとなっており、見た目の特徴としては全体の色としては灰色がかっていますが、体に5本の縞と背中側は黄色くなっているのが特徴。ちなみに求婚期には普段は灰色の部分が青く変化します。オヤビッチャは雑食のため植物性のプランクトンでも動物性のプランクトンでも食べることができます。 また、別名としてシマハギ、アヤビキ、タネラー、アブラウオと呼ばれることもある。
オヤビッチャの生息地
オヤビッチャの日本国内での生息地は青森県から九州の南側の日本海に生息しています。 また、オヤビッチャは水深が1mから12mの比較的浅い場所に好んで生息し、浅瀬のサンゴ礁や岩礁域にいることが多いです。海外ではインドから西太平洋にかけて生息することが確認されている。最近では地中海でも発見されたようです。
オヤビッチャの釣り方
オヤビッチャ自体の釣りのレベルはそれほど高くはないので初心者の方でも手軽に釣りをすることができます。 オヤビッチャ釣りをする時の仕掛けなどはサヨリ針などの先にオキアミを付けるだけの簡単な仕掛けで十分に釣ることも可能です。オヤビッチャの生態自体の食欲は非常に旺盛なので場所によってはオヤビッチャばかりが餌を食い、オヤビッチャばかり釣れることもあるようです!
オヤビッチャは食べることができる?
オヤビッチャは食べることができるのでしょうか? なんと、オヤビッチャは食べることができます!一応オヤビッチャ自体は食用なので食べること自体はできますよ!しかし、食用のはずのオヤビッチャですが最近は観賞用として飼われることも多いんだとか。 白身の魚で淡白ですが、クセがなく非常に食べやすいのが特徴です。
オヤビッチャのオススメの食べ方や調理法は
そんな食べることができるオヤビッチャのオススメに食べ方や調理法はどのようなものなのでしょうか? おすすめの食べ方①:塩焼き 魚料理の王道の食べ方でもある塩焼きはおすすめです!調理自体もそれほど手間がかかるものではないので、まずは塩焼きを試してみてはいかがでしょうか! おすすめの食べ方②:煮つけ 調理は少し手間になりますが、オヤビッチャの身はクセがなく味が染みやすいのでおいしく食べることができる食べ方となっています! おすすめの食べ方③:から揚げ から揚げはオヤビッチャが持つ本来の味を引き出しやすく、素材の味を楽しむことができる食べ方となっています。 ここでオススメした以外にもおいしい食べ方はたくさんあるので、自分自身に合った調理方法を探してみるのもいいかもしれませんね!
オヤビッチャの飼い方
そんな食べてもおいしいオヤビッチャですが、最近では観賞用としても需要も高まってきています。見た目も背中が黄色くなっていたりとキレイなので観賞用として人気なのもわかります。 では、そんなオヤビッチャはどのようにして飼育すればいいのでしょうか。
オヤビッチャの飼育環境
まずは水槽ですがオヤビッチャは大きくなると20㎝ほどの大きさになることから、大きめの水槽を準備するようにしましょう。また、水温はオヤビッチャは温暖な水域に生息することから水温は23度から26度の間くらいを保ち、夏は水温を下げるためにクーラーを冬は水温をあげるためにヒーターを使用しましょう。 オヤビッチャはサンゴ礁や岩礁域に棲む生態を持つので、水槽の中には擬似のサンゴや石を入れるなどしてオヤビッチャが隠れることができる場所を作ってあげましょう。
1つの水槽で何匹も飼って大丈夫?
1つの水槽でオヤビッチャを何匹も飼うこと自体はできますが、あまり多く飼いすぎるとオヤビッチャにストレスがかかってしまい、オヤビッチャが本来持つ縞や背中の黄色がキレイに出ないことがあります。 なので、何匹に1つの水槽で飼う場合にも数には気を付けオヤビッチャに強いストレスを与えないように気を付ける必要があります。
オヤビッチャとスズメダイは似ている?
オヤビッチャとスズメダイはよく似ていると言われます。オヤビッチャもスズメダイ科に属しているので当たり前と言われてしまえばそのような気もしますね。そのオヤビッチャと特に似ていると言われるスズメダイがロクセンスズメダイです。 オヤビッチャとロクセンスズメダイとの違いは体色と尻尾で見分けることができます。
体色と尻尾の違いとは?
まず体色の違いから説明していきましょう。 オヤビッチャの体色は基本的には灰色となっています。個体差があるので中には少し白っぽいものや黒っぽいものなどもいますが、基本的には灰色となっています。それに対してロクセンスズメダイは体色が水色っぽい色となっています。 続いて尻尾の違いについてですが、ロクセンスズメダイには尻尾に目立つ黒い線があるのに対して、オヤビッチャには尻尾に黒い線がありません。
上がロクセンスズメダイ 下がオヤビッチャとなってます。
まとめ
いかがだったでしょうか。 今までは全く知らなかったオヤビッチャの生態などを紹介させてもらいました。 オヤビッチャは食べることもできる上に観賞用としても非常に素敵です。 これを機会にぜひオヤビッチャのことを探してはいかがでしょうか、探す際にはスズメダイと間違えないように気を付けてくださいね。