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ディアウォールの棚受けを正しく使うと強度が上がる?基礎知識まとめ!

DIYの幅を広げるディアウォールですが、正しく取り付けできていますでしょうか。正しく使用しないと棚受けの強度が弱くなり、棚が崩れてしまう可能性があり危険です。ここではディアウォールを正しく使って棚受けの強度を上げるための基礎知識をご紹介していきます。
2020年8月27日
jun09
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ディアウォールとは

ご存知の方も多いかもしれませんが、ディアウォールとは2×4材を柱にすることができる商品です。 ホームセンターなどで購入できる2×4(ツーバイフォー)に設置して使用しますが、両端につけて天井と床に突っ張り棒の要領で柱を固定します。ディアウォールを使用するには2×4材にはめ込むだけなので、簡単に取り付けることができ、柱を取り付けるためにはネジやビスは必要ありません。ディアウォールに付いているバネによって棚柱を固定していきます。 ディアウォールをつけた柱は横向き(壁と壁に突っ張るため)には使用せず、天井と床に突っ張って使用します。横向きに使用しない理由は後ほどご説明いたします。 では、ディアウォールの使い方や使用例などをご紹介していきます。

ディアウォール+棚受けで見せる収納に!

ディアウォールを使って様々な『見せる収納』を作ることができます。例えば棚柱やガチャ柱(ダボレール)、棚受けなどを組み合わせることで本棚やディスプレイ棚、スパイスラックなどを作ることができます。また、ハンガーラックにするためにレールやパイプをつけたり、有孔ボードをつけて壁掛けにしたりなど使い方はいろいろあります。 棚柱を設置する向きを横向き(長い面を壁につける)にしたときと、縦向き(短い面を壁につける)にしたときで棚の雰囲気も変わりますので、いろいろ試しながら作成していくのもいいですね。

賃貸DIYの強い味方、ディアウォール!

ディアウォールを設置するためにはクギやネジを使用することはありませんし、棚柱に受け棚を取り付けますので壁などを傷つけたくない賃貸住宅でのDIYの強い味方となります。 賃貸住宅だからと言ってDIYをあきらめていた方も気軽に始めることができます。あなたのアイディア次第でいろいろな使用方法ができるディアウォールをぜひ活用していきましょう!

DIY初心者にもおすすめ!

設置が簡単なディアウォール

DIYを始めようと思っている方にもディアウォールはお勧めです。何故ならビスやネジは一切使用しないからです。壁掛け収納を作るために有孔ボードを取り付けたり、ガチャ柱をつけたり、ハンガーラックにするためにレールを取り付ける時にのみビスやネジを使用します。 ただ、ディアウォールを横向きに設置することはお勧めできませんので、その点だけ注意しましょう。

ディアウォールはどこで購入できる?

ディアウォールを購入する場所にはオンラインショップやホームセンターの資材コーナーなどがあります。ただ、2×4材を同時に購入したり、ディアウォールを実際に確認できますので筆者はホームセンターで購入することをお勧めします。分からないことがあったら、すぐ店員さんに聞けるというのもホームセンターで購入する利点ですね。

ディアウォールの購入費用は?

ディアウォールは1,000~2,000円と意外にお安く購入できます。柱となる2×4材は木の種類や長さにもよりますが1本あたり1,000~2,000円で購入できます。本数が増えたら結構な金額になりますが、しっかりした柱を選ばないと強度にも影響して来ますので壁掛け用や棚柱用など用途によってどの木材にするかよく考えて、予算と相談して購入しましょう。 また、車がないと持ち帰るのも大変ですので、自宅まで配達してもらえるサービスなどを利用するのもいいですね。

ディアウォールを設置するのにかかる時間は?

ディアウォールを設置する時間についてですが、設置自体はきちんと材料を用意しておけば、初心者の方でも10分くらいでできます。ただ、調整が必要になった場合はそれなりに時間がかかるかもしれません。 ディアウォールを設置した後は、何にするのか(ハンガーラックにするのか棚掛けにするのか)によって作成時間が変わりますので、自分が作りたいものをきちんとイメージして作成に取り掛かりましょう。

ディアウォールの設置方法について

ディアウォールを設置する手順をご紹介します。まず、取り付ける部屋や場所の天井から床までの長さから45mm短くカットした2×4材を用意します。 次にばねが内蔵されている上のパッドを2×4材の天井側、下パッドを床側にかぶせ、天井方向に押し付けてばねを縮め、床側の柱を押し込んで設置します。設置したときに、下パッドと床に隙間があり突っ張れない場合はスペーサーを用いて調整をします。2×4材が長かった場合や短かった場合の調整方法については後ほどご説明いたします。 柱を垂直に立てた後、手を離して柱がずれてこなければ設置完了です。 設置後、手で軽く揺さぶりをかけて、しっかりと固定されているかどうか確認しましょう。しっかりと固定されていなければ柱の強度や耐荷重にも影響してきますので、しっかりと確認しておきましょう。 このように、ディアウォールを設置すること自体は簡単にできます。

ディアウォールの設置について

どのような部屋への設置が向いているのか

ディアウォールは簡単に設置できて便利ですが、設置するのに向いている部屋、向いていない部屋があります。 まず、向いている部屋はフローリングやコンクリートなどの平らな部屋です。ディアウォールが天井と床に垂直にしっかりと固定できますので設置に向いています。 逆に、畳やふかふかしたカーペット、クッションフロアの部屋には向いていません。ディアウォールの下部パットが畳やカーペットに沈み込んでしまうためです。突っ張る力が弱まり、柱が倒れやすくなってしまうので大変危険です。 設置に向いているかどうか判断がつかない場合は、一度取り付けて手で揺さぶってみてきちんと固定できるかどうか確認してみましょう。

デッドスペースを有効利用


部屋にラックを置いたが微妙な空間ができてしまった時などもディアウォールを使っておしゃれに飾り棚を作ることができます。ガチャ柱を使うと好きな高さに棚を調整できますし、デッドスペースに合わせて棚の長さも決めることができます。レールをつけてハンガーラックにしてもよさそうですね。このようにディアウォールはデッドスペースを有効利用するには最適です。

こんなところにも設置できるディアウォール

床と天井がしっかりしているところであれば、ディアウォールを設置することができます。 例えば、キッチンや玄関などです。ディアウォールは天井と床で支えていますので、天井が斜めであったり、凸凹なところ以外であればどこでも設置することができます。

ディアウォールを使用した収納棚のご紹介

受け棚をつけて定番の本棚に!

本の量によってディアウォールの長さを調整できますし、本が増えたら棚を追加したらいいし、ガチャ柱を使用することで高さも好きに調整できます。本の量が増えると重量が結構なものになりますので、棚受けの耐荷重を確認して、棚受けの間隔を短くしてから設置しましょう。

有孔ボードを使って壁掛け収納に!

ディアウォールに有孔ボードを取り付けることでフックなどをかけることができ、おしゃれな壁掛け収納にすることができます。 重いものを掛ける場合は、棚柱は横向き(長い面を壁につける)に設置するのではなく、縦向き(短い面を壁につける)つけて、棚柱の間隔の長さを短くして強度をあげましょう。 DIY用の工具を壁掛けにしたり、キッチンに設置してスパイスラックなど壁掛けしてもいいかもしれませんね。

受け棚をつけるだけではない!レールをつけてハンガーラックに!

「備え付けのクローゼットに洋服が入らない!!」そんな時もディアウォールの出番です。棚柱にレールを取り付けてハンガーラックにすることで、クローゼットに入らない服も収納することができます。 部屋の広さに合わせて好みの長さのハンガーラックを設置することはできますが、洋服も本と同様に量が多くなると重くなりますので、レールの長さはほどほどにして、棚柱の本数を増やして重さを分散させましょう。また、棚柱は横向き(長い面を壁につける)に設置するのではなく、縦向き(短い面を壁につける)に設置したほうが強度が増しますので、ハンガーラックにする場合は縦向きでの設置がおすすめです。

部屋をゆるく間仕切りする

部屋をディアウォールに板や有孔ボードを取り付けて空間を区切ることもできます。 壁を後付けするよりもお手軽にできるし、おしゃれに自分の好きなようにできますのでオススメです。 将来、子供部屋を設けるため1つの部屋を2つに分けようとお考えの方も参考にしてみてはいかがでしょうか。 ディアウォールで作った壁に壁掛け用のフックなども取り付けられますし、その部屋を使う方の好きなように彩ることができるのもいいですよね。

ディアウォールの耐荷重は?

ディアウォールは2×4の木材を突っ張るだけなので強度が心配だという声もあると思いますが、実際の耐荷重はどの程度なのでしょうか?

ディアウォールの強度について

ディアウォールは横方向にずれないために突っ張りますので、予想以上にガッチリと固定できます。まっすぐ固定できているのであれば、あとは柱となる木材の強度に依存します。いくらしっかりと固定しても、木材の強度がなければ、物を置いたときに棚が木材から剥がれ落ちる可能性があります。また、柱がしっかりしていても受けとなる棚に強度がなければ崩れてきますので、柱の強度は材料選びが重要となります。

ディアウォールを設置するために重要なこと

ディアウォールを設置するために重要なことは『垂直に固定すること』です。しっかりと突っ張らなければ倒れて来ますし、垂直に設置しなければ重心がずれて歪みやすくもなります。正しく固定することで柱の強度を高めましょう。

棚柱を設置する向きを考える

ディアウォールの耐荷重は、柱の強度というよりも重さに耐えきれず柱が倒れてしまうという事です。よって、重いモノを載せるつもりであれば、棚柱は横向き(長い面を壁につける)に設置するのではなく、縦向き(短い面を壁につける)にした方が良いです。これで棚柱が倒れてくる可能性はぐっと減ります。

ディアウォールの棚受けについて

棚受けの材料を購入する

ホームセンターに行けば、ディアウォール専用の棚受けが売ってありますが、耐荷重があるものはやはり高額になります。金額を抑えたいと思ったりあまり重いものを載せる予定がない場合は、100円均一で材料を購入することもできます。 ただ、100円均一の商品は耐荷重もそんなにありませんので、用途に応じてどのようなものを選ぶのか決めることが大事です。


棚受けの設置について

棚受けは棚柱に対して垂直に設置することが大事です。これは棚受けだけにいえることではありません。ハンガーラックやレールを取り付ける場合も垂直に取り付けないと強度が弱くなります。特に重いものを載せる予定であれば落下の危険が高まり危ない場合もあります。水平器を使用して垂直に取り付けるようにしましょう。

棚受けにも凝ってみましょう!

最近は、ホームセンターだけではなく100円均一ショップやインテリアショップに様々なデザインや長さの壁掛け用の材料が販売されています。耐荷重や予算と相談しながら、棚受けや壁掛け用のフック、ハンガーラック、レールを探してみるのもいいですね。

こんな棚受けもある!いろんなタイプの棚受けをご紹介!

スリムなデザインですっきりとした見た目の棚受け

よく見るタイプのシンプルな棚受けですね。どのような部屋にも自然になじむので「たくさん種類があって選べない!」などお思いの方や、DIY初心者の方にはお勧めのデザインです。

スクエア型の棚受け

スタイリッシュなタイプの棚受けですね。写真のようにスピーカーを置いたり、趣味の飾り棚にしたりしてもグッと雰囲気が出ますね。 ただ、一つの受けで二つの棚を支えているので、棚受けの1つ1つの間隔の長さを短くして耐荷重を考慮して設置するようにしましょう。

アンティーク風の棚受け

アイアンのアンティーク調の棚受けを利用すると、それだけで部屋の雰囲気がおしゃれになりますね。キッチンでのスパイスラックやグリーンを置くための飾り棚に使用すると、殺風景になりがちなキッチン周りが華やかになりますね。

他にも種類が豊富な棚受け

ホームセンターやインテリアショップなどには数えきれないほどのデザインや長さの棚受けがあります。ご自身が気に入る棚受けのデザインをぜひ見つけてみてください。 また、壁掛け用の材料もたくさんあります。家の鍵や上着をかけるフックなどもいろんなショップに置いてありますので、棚との組み合わせをいろいろ考えてみましょう。

ディアウォールにガチャ柱をつける

便利なガチャ柱

ガチャ柱の最大の特徴は、用途によって棚の高さを調整できることです。ガチャ柱の長さも様々ですので、柱の半分をガチャ柱にしてもう半分を固定棚や壁掛けにする。などすることも可能です。

ガチャ柱を設置するために重要なこと

ガチャ柱を設置するうえで重要なことは「2本のチャンネルが同じ高さであること」と「2本とも垂直で平行であること」です。どちらも棚を平行にするために必要不可欠な条件です。 購入する場合はきちんと確かめてから購入しましょう。 また、チャンネルの高さが水平になるように柱にしっかり固定しましょう。水平に固定しないと耐荷重にも影響してきます。

ガチャ柱の面白い使い方

私がガチャ柱の使用方法で面白いなと思ったのは、ガチャ柱を使ったキャットウォークです。私は収納にしか目がいきませんでしたが、猫ちゃんの遊び道具として使用されていたのはいいなと思いました。定期的に配置が変えられるので、猫ちゃんも楽しめるのではないかと思います。 ただ、飛び乗ったりするときの棚にかかる衝撃は結構なものがありますので、耐荷重には気を付けて設置しましょう。


ディアウォールをハンガーラックにする

棚にハンガーラックを取り付ける

ディアウォールに棚を取り付けて、その棚に部品を取り付けることでハンガーラックにすることができます。棚部分には帽子やアクセサリーなどを置くのもいいですね。

レールをつけてハンガーラックに!

レールにポールをつけてハンガーラックにすることで、高さを自由にへんこうすることができます。部屋の模様替えをするときなどにも便利ですね。

ハンガーラックを設置する際に気を付けること

洋服は枚数が多くなると結構な重量になります。棚やレールの耐荷重に気を付けましょう。また、柱の数を増やして強度を上げるのもいいでしょう。

2×4材の長さが長かったor短かった時の対処法

2×4材の切断について

ディアウォールの設置の時に気を付けたいのが2×4材の切断です。 床から天井までの正確な高さを計測し、そこから45mmをマイナスした長さに切断しなければなりません。 ただし、実際に商品説明通りに45mmの長さで切断すると短過ぎて柱がガタつくというケースが多いようですので、40mm切断がDIY界隈ではセオリーのようになっています。

2×4材を長く切断してしまった場合

長すぎると、当然のことながら天井と床に垂直に柱を固定することはできません。 長くカットしてしまった場合は簡単です、長い分をさらにカットしましょう。 このような2×4材に対応したマイターボックスという商品がありますので、そちらを利用すれば初心者でも垂直に切断することができます。余分な部分をカットして長さを調整しましょう。

2×4材を短く切断してしまった場合

2×4材を短く切断してしまった場合や突っ張り度合いが不安な場合は、まずはセットのスペーサーで微調整します。 とはいえ厚さ2mmほどのスペーサーが2枚しか附属されていないので、これでもまだ隙間が埋められない場合があります。そんな時は、別の2×4材を薄くカットしたものをスペーサーとしても活用することができます。うまく調整をしてぐらつかないようにしておきましょう。 きちんと突っ張らないと耐荷重にも影響してくるので、しっかりと調整しましょう。

ディアウォールは横向きに設置できる?

ディアウォールを横向きに設置することはお勧めしません。なぜなら、2×4材自体が重量がありますので横向きにしてしまうと、木材の重さで柱がずれる可能性があるためです。 横向きに設置したいのであれば、比較的軽くて薄い1×4材を使用して1×4材に使用できる突っ張り用の商品を使用して横向きに設置しましょう。 用途に応じて、ディアウォールを使用するかどうか判断していきましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。 DIY初心者にも比較的簡単に設置でき、賃貸住宅の強い味方であるディアウォールを使用していろいろな収納を作ってみませんか。