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飯盒(飯ごう)で美味いご飯を炊こう!基本の使い方〜応用までご紹介!

飯盒(飯ごう)は昔からあるアウトドアギアで、多くの人がアルミであの不思議な形を思い浮かべると思います。じつは飯盒はお米が土鍋で炊いたかの様においしく炊けるグッズです。キャンプでも大活躍の飯盒について今回は基本の使い方から応用の使い方までご紹介していきます。
2020年8月27日
outdoordogs
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この記事で紹介しているアイテム

trangia(トランギア) ラージ メスティン (TR-209)

ロゴス(LOGOS) 81234100 LOGOSハンドル付ハンゴウ

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 林間 丸型ハンゴー(4合炊き) M-5546

飯盒(飯ごう)とは

戦前から使われていた飯盒(飯ごう)

材質は主にアルミニウムで軽量で野外調理ができる携帯に便利な道具です。盒は皿を合わせると書き、その意味は蓋のついた容器の事を指します。日本では、キドニー型、そらまめ型と呼ばれ、旧日本軍も戦前から兵士が携帯しており兵式飯盒(ロ号飯盒)とも呼ばれます。これは荷物にしっかりフィットして飯盒(飯ごう)動いたり音が出ない様にするためにそらまめの形をしていたと言われています。その他長方形(将校型)や円筒形(丸形)などの形があります。

飯盒(飯ごう)の使い方とその魅力

再注目されている飯盒(飯ごう)

アウトドアブームの影響で、バーベキューを手軽にできる様になったことから、現在飯盒(飯ごう)の良さが、キャンプやバーベキューのフィールドで再注目されています。 英語ではMesstin(メスティン)と呼ばれており、現在もアウトドアギアとして形が長方形の飯盒(飯ごう)であるメスティンは人気のグッズです。

道具としても使える飯盒(飯ごう)

飯盒(飯ごう)は炊飯等の料理をするだけでなく、水を汲んだり荷物を運べるバケツの様な役割をしたり、計量カップとしても屋外での調理の目安として役立ちますし、お弁当箱や簡易のタッパーの様に使う事もでき、なんと最近ではインテリア雑貨として、道具としても様々な場面で使う事ができます。

飯盒(飯ごう)炊飯の特徴

スイッチを押せば時間で炊きあがってくれる電気炊飯器と違って、飯盒(飯ごう)は全て自分で調節をしなければなりません。浸水時間、水加減、火加減、蒸らし時間といくつかの工程があり、この調節を間違えると、美味しくお米を炊く事はできません。逆に調整が上手くいけば、キャンプなどのアウトドアで美味しい炊きたてのお米を食べることができます。

飯盒(飯ごう)の種類

ここでは飯盒の種類とアウトドアギアとして人気の飯盒(飯ごう)の主な形の種類をご紹介していきます。

LOGOS(ロゴス)兵式ハンゴウ

ロゴス(LOGOS) 81234100 LOGOSハンドル付ハンゴウ

出典:Amazon

サイズ:本体/17×10×13.9cm 容量:2.2L

4合炊きと兵式飯盒(飯ごう)です。ハンドルがついているのでスタックがよいのと、鍋やフライパンとしても料理できる所が便利です。


CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)丸型ハンゴー

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 林間 丸型ハンゴー(4合炊き) M-5546

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

サイズ:(約)外径155×高さ135mm 重量:(約)360g

4合炊きの丸形(円筒形)の飯盒(飯ごう)です。丸形飯盒(飯ごう)は、兵式飯盒(飯ごう)よりも洗いやすくお手入れしやすいことと、バケツとして重宝すること、鍋として様々なアウトドア料理に使えること、飯盒(飯ごう)の中に食材や荷物入れて移動できるなどのメリットがあります。

trangia(トランギア)メスティン

trangia(トランギア) ラージ メスティン (TR-209)

出典:Amazon
出典:Amazon

容量:1350ml

とても小さく軽いトランギアのメスティンは、飯盒(飯ごう)の商品の中でもとても人気の高い長方形の飯盒(飯ごう)です。 簡単に炊飯できるだけでなく、その他のアウトドア料理や、活用方法の多さに虜になる人が多いです。 一人鍋から、キャンプでおつまみをあたためたり、メインの料理からデザートまで料理することができ、数あるアウトドアギアの中でもおすすめのグッズです。

飯盒(飯ごう)の便利な使い方について

計量カップとしての使い方

飯盒(飯ごう)の上蓋(外蓋)と中蓋(内皿)は計量カップにもなります。上蓋(外蓋)がすりきりで3合、中蓋がすりきり1杯で2合、中蓋がすりきり2杯で4合の計量ができます。 ※1合は180mlです。 飯盒(飯ごう)本体のメモリは下のラインが2合、上のラインが4合の目印になります。 飯盒(飯ごう)本体は2Lの容量があるので、キャンプでの料理の際に計量カップとして目安になります。

蓋をフライパンに

飯盒の蓋と本体はフライパンとして調理する事も可能です。炊飯だけでなく焼き物もOKなので、ステーキ丼もできます。

飯盒(飯ごう)の使い方(炊飯基本編)

炊飯の基本である白米の2合炊きについてご紹介していきます。こだわりの炊飯方法があるキャンパーさん達も多くいますが、今回はキャンプで初めて炊飯する時でも簡単でわかりやすい方法をご紹介します。

白米の炊飯(準備)

1、用意するもの、飯盒(飯ごう)、お米、薪、水、軍手(手袋)、トング 2、飯盒(飯ごう)の中蓋(内皿)ですり切れ1杯のお米を計量します。 3、飯盒(飯ごう)の中でお米を研ぐ。 ※蓋をして振ってお米を研ぎ、これを数回繰り返すと手を使わないので手を洗えないフィールドでは衛生的です。 4、今回は2号炊きなので下のメモリまで水を注ぎます。お米の2割増の水を入れるのがポイントです。 5、蓋をして30分〜40分程浸水させる。 ※冬場は1時間程度浸水させ、わずかに水を多く入れると固くならず美味しく炊く事ができる。


白米の炊飯(火にかける)

5、飯盒(飯ごう)蓋をして弱火から始め強火にかけます。約10分 6、沸騰してふきこぼれたら弱火にします。飯盒(飯ごう)の上に石や缶詰の重しを置くと良い。約10分 7、飯盒(飯ごう)から水分がなくなった音がしたら、蓋を開けずにひっくり返して約10分蒸らして完成です。 キャンプでも簡単に炊飯することができます。 焚き火での料理はアウトドア感が出ますが、火加減がとても難しく、バーナーを使用した炊飯の方が火が安定しているので失敗しにくいです。

先人の知恵

はじめちょろちょろなかぱっぱ♪じゅうじゅうふいたらひをひいて♪あかごないてもふたとるな♪ これは炊飯の仕方を唄として昔から言い伝えられている生活の知恵です。 簡単にまとめると最初は弱火、沸騰したら強火、ふいたら火を止め、蓋を開けずに蒸らす。 キャンプでの料理、言い伝えの様に火力の調節をするのは難しいです。アウトドア飯なのであまり細かい事にはこだわらず、昔の人の言い伝えを思い出すイメージで炊飯してみましょう。

飯盒(飯ごう)の使い方(炊飯応用編)

飯盒(飯ごう)は白米を炊くだけのものと思っている方も多いかもしれませんが、味付きごはんも簡単に料理する事ができます。白いごはんの炊飯に慣れてきたら、他のものにもチャレンジしたくなってくきたら、もう既に飯盒(飯ごう)の虜になっています。アウトドアでの料理ということでできるだけ材料の少なく簡単な料理をご紹介します。

缶詰炊き込みごはん

1、お米を研ぐところまでは白米と同じです。 2、水とお好みの調味料を入れて浸水させる、(日本酒、塩、醤油、みりん、出汁、麺つゆ、生姜等) ※炊き込みごはんは少し多めの水分がおすすめですが、缶詰の汁や調味料が入るぶんの水分の調整をお忘れなく。 ※味が整えてある濃縮の麺つゆがあると調味料を沢山持って行かなくても良いのでおすすめです。 3、コンビニやスーパーで売っているきんぴらごぼう(キャンプでは常温パックされているものがおすすめ)や野菜の煮合わせ、バーベキューの残り物(細かく切る工程が必要です。)を用意しておく 4、お好みの缶詰を軽くほぐして全部入れ、上記の野菜の具材をお米と缶詰の中身が隠れる位に入れる。 5、炊飯を開始する。炊き込みごはんは焦げやすいので火加減に気をつけて白米よりも若干弱めの火でじっくり炊くイメージが良いです。 6、火を止めて蒸らして完成です。

メスティンでの簡単ツナ炊き込みごはん

少ない材料で簡単に炊き込みごはんができてしまうのがでおすすめです。

飯盒(飯ごう)の使い方(応用編)

ごはんだけでなく様々な料理にも応用する事ができるのが飯盒(飯ごう)の魅力あるところです。

飯盒(飯ごう)で目玉焼きを作る

飯盒の本体でごはんを炊いたあとに、内蓋で卵を焼いて外蓋で蓋をして蒸らしています。 見ているだけで美味しそうな動画です。

飯盒(飯ごう)でパンを焼く

材料をこねて火にかけるだけで簡単にパンを焼く事ができます。


飯盒(飯ごう)の使い方(裏技編)

白米を炊く裏技

炊きたてのごはんにお酢と砂糖をちょっとかけるとシャリのような酢飯になるので、お米が冷えても美味しく食べることができます。 厳密には純粋な白いごはんではなくなってしまいますが、炊飯をする時にほんの少しだけ日本酒を入れて炊くとふっくらとした美味しいごはんが炊けます。 炊飯時に飯盒(飯ごう)の上に缶詰を置いておくと重しの役割だけでなく、缶詰が保温されるのでごはんのおかずとして温かく食べられます。 おこげはいらないし、ガビガビして張り付いたお米を洗うのが絶対に嫌だ!という方はクッキングシートを切って折り紙の様に加工して下に敷いて白米を炊いている方もいます。この場合は蒸らし時間を長めに取る事がポイントです。

牛丼炊き込みごはん

キャンプなどでのアウトドア料理は材料も調味料も洗い物もできるだけ少なく済ませたいです。 でも味のある炊き込みごはんが食べたいと思うキャンパーさんは多いです。 是非やってみて欲しいのは、牛丼チェーン店等の牛皿を活用した炊き込み御飯です。 牛丼店で「つゆだく」か「つゆだくだく」の牛皿を購入し、キャンプ場で白米を研ぎ、つゆだくの牛皿を「飯盒(飯ごう)の中に入れて炊きます。コンビニやスーパーで買える牛皿でもOKです。 ※飯盒の中は混ざっても味が変わらないので汁だけ入れて炊き込みごはんの用意をし、中蓋でお肉だけ温めながら炊飯するのもおすすめです。 紅ショウガは見映えを気にしない方は一緒に入れてしまっても良いですが、色が出るので付け合わせがおすすめです。 通常の牛丼と違って、ごはんに甘いつゆがしみ込んだ牛丼炊き込み御飯は美味しいです。

蒸し器としても使えます

メスティンではメスティンの形に合う網で底上げすることができれば、水を入れて火にかけるだけでキャンプ場で少量の蒸し物も簡単にできます。

100円の固形燃料でも調理ができます。

1合炊きのメスティンであれば、100円均一ショップで販売されている固形燃料でも炊き込みごはんができます。

飯盒(飯ごう)の使い方のまとめ

飯盒(飯ごう)の使い方のまとめ、いかがでしたでしょうか? 飯盒(飯ごう)には今まで気がつかなかった無限の可能性があります。おじいちゃんやおばあちゃん年配の方達の使っていた道具の良さを再発見し、新しい使い方を見つけて活用していきたいものです。 ただでさえ電気炊飯器が当たり前の時代で、普段のガスレンジとは違った環境で初めての飯盒炊飯で完璧に炊きあげるのは難しいことです。火加減、蒸らし時間など何度もチャレンジしているうちに美味しいごはんが炊けます。 覚えてしまえばどんどんアイデアが出てきて、料理の幅が広がっていきます。 困ったらはじめちょろちょろなかぱっぱ♪じゅうじゅうふいたらひをひいて♪あかごないてもふたとるな♪を思い出して下さい。 コツを覚えてしまえば簡単にごはんが炊けますので、自分のお好みの固さで、火を使った炊きたての美味しいごはんの味を楽しんでみて下さい。