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はじめに
夏場、台所で用事を済ませていると付近を徘徊している(フラフラ飛んでいる)小さい虫、それがコバエです。定期的に台所を掃除しているにもかかわらず、高い確率で現れるコバエ達ですが、発生原因があります。いったいどうしてコバエは現れるのか、を各種類ごとに説明し、対策方法にも触れていきます。
コバエの発生原因とは
コバエの発生原因は種類によって異なるので一概に説明することはできません。それでもそれらの共通点をまとめると、劣化した(腐った)物、又は汚れが溜まりやすいところ、といった点になります。以下でコバエ4種類の説明と同時にそれぞれの種類の発生原因にも言及します。
コバエの種類
コバエの種類1:ショウジョウバエ
ショウジョウバエの種類その1はショウジョウバエになります。ハエ目・ショウジョウバエ工科のハエを示して、ショウジョウバエといいます。赤い目をしているのが特徴で、全体としては黄褐色をしています。このような外見的特徴が妖怪の猩々に似ているとしてショウジョウバエ(猩猩蠅)という名称が付けられました。
さて、ショウジョウバエにもオスとメスが存在しますので見分け方を説明します。それは、上記写真を見てわかる通り、ショウジョウバエの後ろ部分の模様で判断する見分け方です。メスでは黒の横縞が入った模様にあるのに対して、オスの模様は黒の横縞プラス黒丸のような模様が入っています。オスを基準にする見分け方がにすれば容易に雄雌の判断ができそうです。
野菜や果物類の生ごみ、そして樹液などがショウジョウバエの発生原因となります。また、ぬか漬けや樹液も発生下人となります。このような古い(又は破棄して劣化した)食料品に発生することが主な原因となることから、家庭では台所やゴミ箱周りにショウジョウバエが発生することが多いかと思います。野外から窓などを通して侵入してそれら発生源に卵を植え付ける、というのが定説だそうです。
コバエの種類2:ノミバエ
種類その2はノミバエです。黒褐色をしていて、体長は大体2-3mmになります。後脚の腿節の大きさがまるでノミのそれのように大きいことから、ノミバエと呼ばれるようになったと言われています。見分け方は、その脚を見れば良さそうです。
ノミバエは世界中に生息するコバエです。世界では2400種ほどが既に確認されています。その内、日本で確認されているのは20種ほどです。発生場所は、腐った植物、ゴミ、肉などの様々な食品、さらには動物の排泄物や虫の死骸、などに発生します。
特徴
体長が小さいかつ素早く動くことができるのがノミバエの特徴です。その特徴を活かして上述した物質に入り込んで産卵するのです。室内で見つけたけど素早く動き回るから退治できずに苦労された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コバエの種類3:キノコバエ
3種類目に紹介するコバエは、キノコバエと呼ばれる種になります。2-4mmの体長に、黒・黒褐色の体色が外見的特徴になります。
キノコバエが多く発生する場所の特徴は2つあります。1つは湿気がそこそこあって薄暗いような場所です。そして2つ目は腐った植物が発生しているような地域です。これら2点がキノコバエが発生する可能性の高い場所になります。
室外から室内へ
これまでの説明でお気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、コバエは最初から室内にいるわけではありません。室内での産卵から生まれた場合は若干異なりますが、基本的に灯りなどを頼りに 室内へと侵入・産卵するのです。最初は室外の緑地に発生します、そこから室内に侵入するのです。この理由は、室内の諸要素、例えば灯りといったものに影響されるためです。
観葉植物を食べる
とは言いつつも、室内で観葉植物を管理しているとキノコバエが発生することがあります。観葉植物に使われている腐葉土にキノコバエの卵が偶然入っていたためその卵が孵化、キノコバエが発生する、という流れです。発生するだけで何も害が無いのであればまだ許せると思いますが、残念ながらキノコバエは真菌類や観葉植物を食べてしまいます。
また、種類によっては作物の根の部分を餌として食べてしまいます。これらの2点には気を付ける必要がありそうです。
コバエの種類4:チョウバエ
4種類目に紹介するコバエはチョウバエと呼ばれる種になります。体長は上記で紹介したコバエとほとんど変わらない1-4mmくらいです、体長よりもその逆ハート型のような形をしている点がとても印象的なコバエです。日本では50種ほどが既に確認されています。分類的には、チョウバエは蚊に近いグループに含まれています。
当然のごとく室内へ侵入
チョウバエの主な生息地は室内ではなく室外です。室外のどこかと言いますと、湿地や沼、つまり水際に本来は生息していることになります、本来は。にもかかわらず、室内の台所・浴槽・下水管のヘドロ・排水管周り、これらの場所に発生するのです。さらに、侵入してくることも多々あります。
習性
さて、室内にやってきたチョウバエの習性として見受けられるのは、水回り近くにある壁部分にとまっていることです。一般家庭であれば、台所の流し場や洗面台に付いている鏡、これらの場所で見かけた記憶のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コバエの駆除方法
コバエの対策方法をいくつか紹介します。どれだけ3S(整理・整頓・清掃)活動を行っても、コバエが発生するときは発生します。それならそれで対策を考えて、駆除すれば良いではないか、ということです。
コバエの駆除方法その1:めんつゆを使う
コバエ駆除方法その1は、王道を往くめんつゆを使った方法です。「めんつゆトラップ」という名称で愛されているこの方法を紹介します。ショウジョウバエ駆除に有効です。
材料は、めんつゆ適量、水適量、台所用洗剤(数滴使います)、あとそれらをいれるための容器、紙コップでもプラ容器でもペットボトルでも構いませんので用意してください。めんつゆの代わりにビールでもOKです、めんつゆに含まれているアルコールが当駆除の肝となるためです。
作り方は、以下になります。 1)めんつゆと水を容器に入れます。割合は1:5くらいにしてください。2)次に、めんつゆと水が入った容器に台所用洗剤を数滴加えます。これで完成です。 つまりは、めんつゆと水が入ったものに台所にある洗剤を数滴加えるだけです。非常にシンプルな作りです。めんつゆの香りに誘われてきたコバエが、洗剤で動けなくなります。後は処分すれば完了です。1週間ほど使ったら交換するようにしてください。
コバエの駆除方法その2:メーカーのコバエ対策キットを使う
メーカーのコバエ対策キットを使うのも有効です。使用後の処理も速やかなに行うことができ、かつどこに置いても馴染みそうなデザインをしています。使用期間も1カ月と長ので便利です。アース製薬のコバエがホイホイなどがあります。ショウジョウバエとチョウバエに有効です。
コバエの駆除方法その3:殺虫スプレーを使う
殺虫スプレーを使う方法もあります。キノコバエやチョウバエを見つけたら、殺虫スプレーを吹きかけてしまいましょう。チョウバエに関しては専用のスプレーを使ってください。キノコバエでしたら、普通の殺虫スプレーを使ってもOKです。
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上記で既に述べました通り、日頃から3S活動を行っていることがコバエ対策をより少なくすることに繋がります。常日頃から水回りの整理整頓と清掃を心がけるようにしてください。
まとめ
コバエに遭遇したことない人を探すのは難しい、と多くの方が考えられるのではないでしょうか。忙しくて少し掃除しなかったら沢山発生していた、のような発生後の後処理は大変です。日頃の清掃も加えて、コバエ対策を行うようにしましょう。