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朝まずめ・夕まずめの時間帯とは?釣れる理由と狙い方を簡単解説!

朝まずめ・夕まずめは、釣りをしている人なら聞いたことがあると思います。そして、いろんな釣りにおいて朝まずめ・夕まずめという時間帯は、重要であると聞いたことがあると思います。今回の記事で、まずめについての知識を身に着け、釣行へ生かしてみてください!
更新: 2024年5月7日
siosaikouen
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朝まずめ・夕まずめを意識すると釣果が上がる!

朝まずめ・夕まずめを意識すると、釣果が上がります!釣りにおいては、それほど “日の出”“日の入り”付近の時間である“マズメ”は重要です。

実際に釣行してみて感じた“まずめ”の時間帯のこと

私自身一日中、竿を出し続ける釣行が多く、その中で気づいてきたことが、“まずめ”という時間が噂以上に重要で、魚が釣れる可能性が高いということでした。

経験と調べた情報から、朝まずめ・夕まずめについて紹介していきます!

今回は、自分自身の経験と、調べた情報などから、朝まずめ・夕まずめになぜ魚が釣れるのかという【理由】や【経験談】、【釣果アップの方法】などを紹介していきます。

まずめの基礎知識

はじめに、”まずめ”の基礎知識、【意味】と【時間帯】をサラッと紹介していきます。

“まずめ”の意味

「まずめ」という言葉は、辞書で引くと、“日の出・日の入りの前後。釣りにもっともよい時間。「朝まずめ」「夕まずめ」” “夜明けあるいは夕暮れの薄明るい状態。釣りでいう言葉。「朝-」”と出てきます。

意味から考えると、釣りもしくは漁師さんの間で、特徴的に使われる言葉であることが分かります。そのおおよその語源が、NEWSポストセブンで紹介されていました↓

ただ、調べたところでは、本来は漁村などで使われる漁村用語らしく、「まじめ」や「まずみ」から転訛したもののようだ。NEWSポストセブンより引用

朝まずめ・夕まずめの時間帯は?

朝まずめの時間帯は、おおよそ、“空が明るんできたころ”~“太陽が完全に上がってから数時間” 夕まずめの時間帯は、おおよそ、“太陽が地平線へ差し掛かるころ”~“完全に空が暗くなるまで” だと個人的には考えています。

そして、朝まずめは、夕まずめに比べとても短い時間で、すぐに明るくなってしまいます。また、まずめの時間帯の考え方は、いろいろな釣り人のいろいろな捉え方があります。とても参考になるOKWAVEの質問がありましたので、その質問を参照してみてください。↓

朝マヅメ、夕マヅメについて、正しいのはどれ?(1/2) - 釣り 締切済み| 【OKWAVE】
釣り - お世話になります。 釣りに適した時間帯として朝マヅメ、夕マヅメという表現があります。 この言葉、多くの釣り指南書には 朝マヅメ=日の出から1,2時間の間 夕マヅメ=朝マヅメとは逆に、日の入(1/2)

【理由】まずめの時間帯に魚が釣れる理由

ここでは、まずめの時間帯である“日の出”“日の入”の前後の時間帯になぜ魚が釣れるのか? その理由を考えていきます。

まずめ時に釣れるの理由①昼と夜の魚、両方が活動している

太陽が出たから活動する“昼行性”の魚、日が沈んでから活動する“夜行性”の魚、この2タイプの魚が活動するのが、“まずめ”の時間帯です。この時間帯は、活動する魚の種類が増えるので、釣れる可能性も高くなります!

経験として、餌釣りをしていると、太陽が地平線に落ち込み、あたりがうっすら暗くなってくると、今まで釣れなかった魚が釣れることがあります。沖縄でウキ釣りをしていて、日が落ち、うっすら暗くなってから、急に連れ出す魚が“イットウダイ科”“テンジクダイ科”の魚です。


自分のポイントで、日が暮れてから釣れる魚種を知っておくと、“まずめ”の時間帯、“昼行性と夜行性の魚が、両方活動する時間帯”を知ることができます。

まずめ時に釣れる理由②プランクトンが動き始める

プランクトンは、小魚の餌になります。そのため、プランクトンが豊富な場所には、数多くの魚が集まります。プランクトンの生態や、海の生物に及ぼす影響などを知りたい方は、上の動画を参考にしてみてください。綺麗な映像で、わかりやすく海の生物の生態や環境、役割などを紹介しています。

夜になると、日中には海の下層にいる動物プランクトンの一部が、表層まで浮上してくることが分かっています。その現象のことを、“日周鉛直運動”といいます。カイアシ類という動物プランクトンの中でも、豊富に海中に生息しているプランクトンのことをよく知ることができます。

夜に浮上した動物プランクトンを捕食するために、小魚が集まり、その小魚を食べに、フィッシュイーターが集まる。そういう現象が、夜の海では起こっています。そのため、まずめは動物プランクトンが浮上し始め、魚が集まり始める時間帯なので、魚が釣りやすいといわれています。

まずめ時に釣れる理由③ベイトが動き始める

上の理由と関連していますが、プランクトンが動き始めるとベイトが動き始めます。表層に出てきたベイトを捕食しに浮上してきます。特に、明かりの下などが、集まりやすいと考えられており、明かりには、プランクトン、ベイトが集まり、イカも集まることから、夜のイカ漁では、集魚灯が使われています。

集魚灯にベイトが集まっている動画です。おそらく、夜になり活発になったベイトが、集魚灯付近に集まっているのではと考えられます。

まずめ時に釣れる理由④魚が回遊・接岸してくる

マズメ時には、回遊魚が接岸してきます。なぜ、マズメ時に回遊魚が回遊、接岸してくるのかはわかりませんが、ナブラが起こりやすい時間帯はマズメの時間帯で、日の入り、日の出付近の時間帯が最も多くなっています。

下の方で詳しく紹介しますが、沖縄では、マズメ時の“真っ暗~完全な日の出”“太陽が地平線に入る~真っ暗”の時間帯に、磯からのルアー釣りで、シイラを釣ります。そのほかの時間帯では、まれにしか回遊してきませんが、マズメの数時間では、一人数回のヒットも可能です。カツオも、マズメ時に接岸してくることが経験上多くあります。

不思議でたまりませんが、マズメ時には回遊魚が回遊・接岸してきます。もしかすると、見えない中層や下層を回遊している可能性もありますが、表層付近でナブラを起こしたり、表層系のルアーに回遊系がヒットする確率も、他の時間帯に比べて、マズメの時間帯にとても高いのは事実です。

まずめ時に釣れる理由⑤魚の活性が上がる

昼行性・夜行性の魚が活動し始める・プランクトンが浮上し、捕食者のベイトが活発になるといったことが影響しているのか、魚の活性が全体的に上がります。

特に、一日中餌釣りをしていると分かってきますが、【フカセ釣り】→魚が増える・魚がサシエを触る・大型魚が現れる【ぶっこみ釣り】→時合いの時間帯は大体まずめ・餌を触り始めるなどの変化が現れます。

まずめ時に釣れる理由⑥視界が悪くなる・よくなる

まずめの時間帯では、徐々に“明るくなる”or“暗くなる”ので、そのタイミングで、魚が捕食するのでないかと個人的ですが、考えています。猫やライオンといった“捕食者”は、夜でも見える目を持っており、夜に活動します。

その理由は、“相手(被食者)に見つかりにくい”ためです。その理由と同じで、魚も暗い時間帯に活動し、また、マズメの時間帯という、若干明るい時間帯で、餌を探しやすい両方の理由が相まって、まずめの時間帯に餌を捕食するのではないかと、個人的に考えています。

まずめ時に釣れる理由⑦松果体という光受容器が魚にはあり、日の出、日の入りを敏感に感じる

明るくなる・暗くなるという現象を、魚は人とは違う体の部位で感じることができます。また、蛍光灯などの人工の光では活動していないので、太陽の光というのに敏感に反応するのではないか?光量の変化がとても大きく魚に影響するのではないかと考えられます。

豆知識程度のことですが、魚は、脳の1部である“松果体”という部分で光を感じることができます。そこに光が当たることで、ホルモンの分泌・抑制などの調整が行われるので、魚の活動に大きく影響しています。

それほど、光というものを重要なものとして考えた方が、多くの魚を釣ることにつながるのではと思います。

【経験談】まずめ時に実際に経験したこと in 沖縄

ここでは、沖縄で個人的に“まずめ時”に経験したことを紹介します。参考にしてみてください。

回遊系はやはり朝まずめ・夕まずめ!沖縄ではカツオ・シイラ・ガーラがマズメに釣れることが多い!

回遊系をルアーで狙う際には、特に、その魚が釣れる時期や有名ポイントでは、絶対的に“朝まずめ”“夕まずめ”を狙います。そうでないと、極端に釣れる確率が下がります。


上は沖縄でのルアーで釣るシイラ釣りの映像です。朝まずめでの釣行です。こちらの動画は、オニヒラアジ(ガーラ)を狙ったルアー釣りです。夜~朝方にかけての釣りです。

他にも、ミジュンやガジュンといったベイトとなる魚も、夕方に接岸してきます。時期で釣れると言われている魚は、時間帯とポイントなどの情報が重要です。

結局釣れたのは、朝まずめの1匹のみ・・・

餌釣りでは、一日中釣りをしていることが多くなります。釣行後、釣果を振り返ってみると、朝まずめに1匹だけ・・・ということも多々あります。そういうことからも、朝まずめ、夕まずめの時間帯には、特に集中して竿を出していきましょう。

【時間帯】まずめに合わせた釣行する際の時間帯の目安

まずめを狙う釣りは、意外に日常生活に組み込むことができます。なので、夢の毎日釣行も可能な釣りです。そのため、しっかりと、まずめの時間を把握し、自分の生活と擦り合わせ、釣行計画をし、より多くの日・時間を釣行できるようにしましょう!

朝まずめを狙う時に釣行する時間帯の目安

朝まずめは、大体日の出の前後1時間前後がベストだと思います。そのため、夏の場合は午前5時ごろ、冬は午前6時、7時頃になります。

夕まずめを狙う時に釣行する時間帯の目安

夕まずめは、朝まずめに比べ、時間が長くなります。日が地平線に沈む前~完全に沈んでから、ヘッドライトが必要になるまで、暗くなる時間までがベストなので、夏は午後5時~午後8時頃まで、冬は午後4時、5時~午後7時ごろまでになります。

【釣行プラン】まずめを意識し、釣果を上げる釣行方法

ここでは、実際に釣果を上げるまでに、私がやってきたことを紹介していきます。そのための一つに、まずめを意識するということが含まれています。

釣果を上げる釣行方法①釣れる有名ポイントを知る!

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はじめに重要なことは、釣れるポイントを知ることです。釣行する地域の旬な魚を、最初に知らなければなりません。おそらく、地域で発行されている釣り雑誌や、釣具屋の店員さんなどに聞くと知ることができます。

そして、一番大事なのが、“釣れるポイントを知る!”ことです!!釣りは情報だ!と呼ばれる所以がここにあります。釣れている場所の情報は、あまり入手することができません。だいたい、旬の時期が終わってから、ポイントなどの情報が出てきます。

しかし、釣れた場所の情報は、結構出てきます。なので、一年前の雑誌や情報を生かし、釣りポイントを探します。他にも、ポイントで釣り人に話しかけたりすることでも、情報を集めることができます。特に、初めて挑戦する釣りのジャンルでは、とても重要です。

釣果を上げる釣行方法②周りの使っているルアー・ワーム・エギなどの形状・サイズ・色を知る!

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ポイント、釣れる魚、時間帯などを知ることができれば、次は、周りの人が使っている仕掛けを知ることで、釣果が上がります。特にルアー釣りでは、ベイトの種類やサイズによって、釣れるルアー・ワームが異なってきます。

そのために、周りの釣り人が投げているルアーやワームの形状、サイズ、色を教えてもらいましょう!始めは、釣れている人を真似することが釣果を上げるコツで、釣果が上がると、魚とやり取りをする機会が増えるので、釣りの上達も早くなります。

釣果を上げる釣行方法③釣れるポイントの激しいポイント争奪戦に勝つ!

次に重要なのは、釣れるポイントでの釣り座の確保かと思います。もしも、釣れるポイント情報を知っていても、そのポイントが満員で入れない場合があります。そういう人気ポイントは、より早くポイントにつかなければなりません。

特に、時合いとなるまずめの時間帯で投げるためには、数時間前に、ポイントに入らなければならないようなポイントもあります。好き嫌いはあると思いますが、そういう人の多い人気ポイントで竿を出すと、人が集まるだけあって、釣果が上がります。

釣果を上げる釣行方法④もしくは、自分でポイントを探す!

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人の多いポイントは苦手だ!、気ままに釣りがしたい!という方は、ポイントを自力で探さなければなりません。そのためには、いろいろなポイントを回ることと同時に、その釣り場の魚の釣れるパターンというものを早く見つけることです。

この釣れるパターンの探求が、釣りの楽しみであり、上達につながります。ぜひ一度は、自分だけのMYポイントを探し、自分で釣れるパターンを見つけましょう!

釣果を上げる釣行方法⑥釣れる時間帯を知る!

最後になりますが、釣れる時間帯を知ることで、釣行時間が短くても、しっかりと魚を釣ることが可能になってきます。そのためにも、まずめの時間帯や、そのほか回遊してくる時間帯など、いろいろなポイントで、いろいろな時間帯で釣りをし、最高の時間帯を探りましょう!

【疑問①】朝まずめ・夕まずめどっちが釣れる?

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基本的に、魚種によって、ポイントによって変わってきます。

調べてみて、紹介されていたのが ・夏は夕まずめは暑すぎるので、朝まずめがいい ・冬は朝まずめは寒すぎるので、夕まずめがいい ・夕まずめは時間が長いので、いい ・青物は朝まずめが絶対的によい! ・日中人が多く入る釣り場は、夕まずめはダメ などなどありました。ぜひ、ポイント攻略の参考にしてみてください。

【疑問②】まずめってそんなに重要?

朝・夕まずめは大事!だけど魚はまずめ以外でも釣れます!

魚が釣れるのは、まずめだけではありません。日中に大物が掛かることも十分にありますし、深夜にヒットすることもあります。なので、時間帯は参考にはしますが、まずめだけにとらわれずに、自由に楽しく釣りをしたいですね。

のんびり1日中竿を出すのも大切!

のんびり一日中ゆっくり竿を出すことも、釣りを深く知るための一つです。一日中竿を出すことで、釣れる時間帯があることを知ることができますし、何よりリラックスできます。

時間に囚われずに、ゆっくり海と対面し、魚を釣る攻略法を探り、かつ海中の状態も観察しながら、のんびり朝まずめ~夕まずめまで釣りをしたいですね。逆にまずめの重要さを知ることができます。

本から魚の生態の知識を得る

魚の行動習性を利用する 釣り入門

出典:楽天

雨の日、風の強い日など、釣りに行けない日は、本を読んで釣りに備えるのも楽しい、ものです。こちらの内容は、魚の釣りに関する生態、魚の好む色や匂い、潮の流れとの関係などを紹介しています。読みやすく、しかし、科学的に実験をし、魚の生態を明らかにしており、楽しめる本でかつ読みやすいのでおすすめです。

増補改訂版 魚類生理学の基礎

出典:楽天

少しマニアックな内容で、難しいですが、とても詳しく魚のことについて知ることができるおすすめの本です。

朝まずめ・夕まずめは集中して海を観察しよう!

釣りにおいて、“朝まずめ”“夕まずめ”は、とても貴重で重要な時間帯です。なので、釣行の際、もしくは釣行を計画する際には、日の出、日の入りの時間帯である“まずめ”を意識しましょう!釣果が上がること間違いなしです!