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「紫陽花は庭に植えてはいけない」って本当?方角や風水などどれが重要?

梅雨のジメジメした時期を華やかにしてくれる紫陽花(アジサイ)は、庭に植えてはいけないというウワサがあります。花言葉や縁起の言い伝え、方角を含めた風水による運気の問題などが理由にあげられます。本当に紫陽花(アジサイ)を庭に植えてはいけないのか?解明していきます。
2020年8月27日
gauyorim
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紫陽花(アジサイ)を庭に植えてはいけない?

色合いが美しい紫陽花(アジサイ)は、梅雨の暗い雰囲気を彩りある空間に変えてくれます。我が家のお庭にもキレイな紫陽花を植えてみたいと思う人は多いでしょう。ですが紫陽花には良からぬウワサがあります。それは「紫陽花は庭に植えてはいけない」というもの。 このウワサは本当なのか、なぜそういわれているのか気になりますよね。真偽や理由をハッキリさせた上で、紫陽花を植えてもいいのか考えてみてください。

紫陽花の花色の秘密

青、紫、ピンクなど、花の色も様々ですが、この色は土壌(どじょう)のPH値で変化するって知っていましたか?土が酸性なら青色、中性〜アルカリ性ならピンク色になるんです。もともと青い花の品種を中性〜アルカリ性の土へ植えると、赤系の紫色になります。逆に、もとがピンクの花の品種を酸性の土へ植えれば、青系の紫色になるといったぐあいです。

紫陽花の花言葉

紫陽花の花言葉は、良いもの悪いものあわせてたくさんあります。 「元気な女性」「辛抱強い愛情」「一家だんらん」/「無情」「冷淡」「移り気」など。 全ての紫陽花に当てはまるわけではなく、花色によって変わってきます。「移り気」に関しては、植わっている土壌のPH値によって花色が変化することから付けられました。 上記のウワサも花言葉が少なからず影響しています。

紫陽花(アジサイ)を庭に植えてはいけない理由.1

女性はお化粧やヘアスタイル、服などで印象が大きく変わります。それが上項で説明した花色の変化と結びついて、紫陽花は「女性の花」とされることがあります。 紫陽花を庭へ植えたらそこへ根付きますよね。女性の花(=紫陽花)が根付くと変化して、その家の娘が根付く、つまり嫁に行けなくなるという解釈になるわけです。 このような縁起の悪さが、庭に植えてはいけない理由のひとつです。

女性にまつわる風水的な問題

上記の縁起の悪さに加えて紫陽花は、未婚の女性にとって風水的によろしくないとされています。将来出会うかもしれない素敵な男性との縁を吸収してしまう、出会いがなくなることから恋愛運を低下させるなど、嬉しくない内容です。

紫陽花(アジサイ)を庭に植えてはいけない理由.2

「無情」「冷淡」「移り気」という花言葉があるとご紹介しました。これらは「浮気」の心に置きかえることができます。紫陽花の移り気によって浮気心が芽生え、家庭に対し冷淡になり、無情にも離れていく流れになるのです。 このストーリーは家庭崩壊が目に浮かぶようで、当然ながら縁起がよくありません。紫陽花が「女性の花」とされることも絡んでいます。


紫陽花(アジサイ)を庭に植えてはいけない理由.3

紫陽花の葉っぱは、強力ではないものの毒素を含みます。食べるなどして体内に入れると中毒を起こすそうです。人によっては、葉っぱをさわることでカブれてしまう場合があると聞きます。 花言葉や悪い縁起、風水とは関係なく、毒があるという現実的な害も、庭に植えてはいけない理由になります。子どものいる家庭では、不安になって当然だと思います。

紫陽花(アジサイ)を庭に植えてはいけない理由.4

紫陽花の花色はしだいに色が薄くなっていきます。これが人命のおとろえを連想させることから、縁起が良くないとされています。 昔から語られる話では、対象となる人命は一家の主人を指します。紫陽花には主軸や芯がないため、同じく一家の大黒柱である主人が亡くなり消えてしまうのです。 このように、紫陽花を庭に植えてはいけない最後の理由は、死にまつわる内容となります。

四に関する縁起

日本では昔から数字の「四」は、不吉で縁起の悪いものとされてきました。集合住宅でひとつの階に4号室が無いのはそのためです。1階であれば104号室は存在せず、103号室の次は105号室と飛びますよね。なぜ四は縁起が悪いのかというと音読みで「四(し)」→「死(し)」に置き換えられるからです。 そして紫陽花の花びらの枚数は四枚→死枚、おしまいとも変換できてしまいます。

死のイメージ

昔の話ですが、亡くなる人の割合が多い季節は梅雨でした。死者の霊へ手向ける花は、時期的に紫陽花が使われやすくなります。その理由からも紫陽花は、死を連想されるようになりました。 このように死のイメージがあることで縁起においてはマイナスになってしまいます。

紫陽花(アジサイ)は庭に植えるべき

紫陽花を庭に植えてはいけない理由を説明しました。そういうことだったのかと理解いただけたと思います。 ですが、これらは悪い部分だけをひっぱりだして理由づけされた内容です。反対に良い部分をピックアップして、本当に庭に植えてはいけないのかを考えてみたいと思います。

紫陽花を庭に植えるべき理由.1

紫陽花には「元気な女性」という花言葉があります。今の時代に合う元気な女性へと成長していくための良い縁起になりますね。 風水的には、肌にまとう悪い気や、ストレスなどを吸収することが知られています。風水からみると美容に効果的なので、元気で美しい女性になれることでしょう。きっと素敵なご縁ができるはずです。

紫陽花を庭に植えるべき理由.2

紫陽花の「辛抱強い愛情」「一家だんらん」という花言葉から判断すると、浮気心とは正反対で、円満な家庭を築くことができます。お庭にぴったりではないでしょうか。紫陽花の花は小さな花が集まっていて、家族の絆を象徴するかのようです。 風水では、紫陽花を玄関まわりや庭に植えると、金運が上昇するといわれています。あまりお金に苦労しなくて済む家庭になれるかもしれませんね。


紫陽花を庭に植えるべき理由.3

紫陽花の毒は葉っぱに含まれています。この毒素は体内に入らなければ害がありません。紫陽花の葉っぱを食べることはないので、心配する必要は問題ないと思います。 体質の問題で人によっては、さわるだけでヒフに悪影響を与えてしまうこともありますが、多くの人はあまり気にしなくても大丈夫とされています。 ただし、子どもがうっかり口にしてしまう恐れもありますので注意してください。

紫陽花を庭に植えるべき理由.4

数字の四は死を連想させるという見方もありますが、四葉のクローバーはどうでしょうか。幸運の象徴でもありますよね。紫陽花の四つの花びらは、幸運を呼び込むと考えることもできます。 それから梅雨の季節に亡くなる人が多かったのは昔の話です。医療の発達した現代に季節は関係ありません。なので死者の霊へ手向ける花が紫陽花というのは、時代に合わず無理があるのです。

紫陽花(アジサイ)を庭に植えてはいけない、は迷信?

上項で紫陽花の良い面に焦点を当ててみました。良い解釈は魅力的で、庭に植えてみたいと思いませんか?紫陽花を庭に植えてはいけない、という言い伝えは、もはや迷信としてとらえてOKだと思います。 実際のところ一般家庭の庭に紫陽花が植えられていますし、その一家に迷信のような不幸が起こるとは限りません。こういった不幸は紫陽花を庭に植えている、植えていないに関係してこないのです。

紫陽花の美しさを楽しむ

何を信じるかや考え方しだいで、縁起の善し悪しは変わってきます。何事も良い方に考えておけば、運気も良い方へ向かうもの。紫陽花に関しても、悪い面に負けないぐらい良い面がありますので、迷信は気にしないようにしましょう。 素直に紫陽花の花の美しさを楽しみ、梅雨というイヤな季節を風流に過ごすのが吉です。「移り気」といわれる花色も土壌のPH値によって変わるんですから、面白いものです。

紫陽花(アジサイ)と風水について

紫陽花の負の迷信についてスッキリしたところで、風水の運気や方角についても考えてみてください。 風水とは、環境や方角によって運気をアップさせる環境学になります。せっかく紫陽花を植えるなら風水と運気の関係を知っておくのもいいですね。運気をアップさせて悪い縁起を取り払ってしまいましょう。

紫陽花を植えるのに適した方角

紫陽花を植え付けるにあたって風水的に良いとされる方角は、東、東南、南、南西になります。この方角に植えれば運気はアップすると思うかもしれませんが、紫陽花の花をたくさん咲かせるためには、日当たりの良さが必要です。それをふまえて方角を決めてください。 紫陽花の花が元気に美しく咲いてこそ、運気が良くなるというものです。

庭に植えてはいけない植物

紫陽花を庭に植えてはいけない理由は、縁起にもとづくため迷信で済ますことができます。ですが、中には本当に庭へ植えてはいけない植物があります。今度は何が理由なのか?それは繁殖力!庭に植えると自然に自らを増やして、手におえなくなってしまうんです。自らをどんどん増やし続ける植物をご紹介します。


自らを増やし続ける植物:気をつけるレベル

■シソ:一年草なので、1年以内に枯れるまでのサイクルを済ませます。ですがタネによって自らを増やし続けるのため気をつけてください。 ■ノアサガオ:多年草で、関東より西の温暖な地域であれば冬を越します。とても丈夫でツルを長く伸ばし家をおおうことがあります。 ■ナガミヒナゲシ:自らを増やす繁殖力が強く、コンクリートの間でも発芽し成長します。

自らを増やし続ける植物:注意するレベル

■ミント:自らを増やす力が強力で、地植えしようものなら一気に広がって手におえなくなります。ヨーロッパでは雑草として扱われています。 ■ドクダミ:臭いが強く、そのまま生やしておくことはツラくなります。かといって抜いてもまた生えてきます。 ■オキザリス:地植えにしてしまうと、その土を変えてしまわない限りは取り除くことができなくなります。

自らを増やし続ける植物:危険なレベル

■竹:土中にあるクキによって自らを増やし続けます。繁殖力と生命力がとても強いです。 ■笹:竹と同じく駆除は困難を極めます。 ■ワルナスビ:外来種です。薬剤などは効きづらいので、取り除くのは難しいでしょう。

庭に植えてはいけない植物:おまけ

以上が、自らを増やし続ける繁殖力が強いために、庭に植えてはいけない植物です。 紫陽花と同じく縁起にもとづいた理由から、庭に植えてはいけないとされる植物をひとつオマケでご紹介します。それは夏の花「向日葵(ひまわり)」です。この名前が転じて「火が回る」となり、火事を引き起こすといわれています。また、家計に火がつき赤字になるともされます。

紫陽花(アジサイ)を庭に植えてはいけない/まとめ

紫陽花は庭に植えてはいけない、という話の真相について解説してきました。花言葉や縁起が由来となった迷信であり、見方を変えれば紫陽花は庭に植えるべきともいえます。 紫陽花は好きだけど、悪いウワサがあるから植えられなかったという人がいることでしょう。ただ植えずにいるのはもったいないです。理由を知った上で判断してくださいね。 紫陽花の花を庭で見られるなら、過ごしづらい梅雨が楽しみになりますよ。